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クリーガーのメヌエット [リコーダー]

突然「クリーガー(クリーゲル)のメヌエット」が気になり、いろいろと調べてしまいました。

ご存知の方も多いと思いますが、小中学校の音楽でリコーダー二重奏で演奏するあの曲です。

・・・ということは誰もが知っている曲・・・ということです。(忘れていらっしゃる方も多いかもしれませんが、一応よく知られた曲と言えますよね。)

私はこの曲が大好きでした。

そして今でも大好きな曲です。

あの哀愁を帯びたメロディーが好きなのです。

(個人的な思い込みかもしれませんが、ポップスでも70年代サウンドには哀愁を帯びたメロディーが多いと思いませんか?)

この曲との出会いは学校ではありませんでした。(私は確か授業では吹きませんでした。)

三つ年上の姉の頃は音楽の教科書は通常のものに加えて「器楽編」がありました。

その器楽編はリコーダーの曲集でした。

器楽編は私の頃の音楽の教科書にはありませんでした。(あったのかもしれませんが、採用されなかったのかもしれません。)

器楽編にはヘンデルやクリーガーの曲が載っていて、私は一人でいろいろなパートを練習して楽しんでいました。

二人の娘を出産後にリコーダーサークルを始めましたが、いくつかの楽譜の中にこの曲もありました。

更に娘達がピアノを習うようになって自分が習っていた頃には使わなかった楽譜にも出会いました。

プレインベンション J.S.バッハ・インベンション―のまえに

プレインベンション J.S.バッハ・インベンション―のまえに

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
  • 発売日: 2005/02/22
  • メディア: 楽譜

自分の娘にピアノを習わせなかったら、この手の楽譜に出会うことはなかったでしょう。

この楽譜によってそれまで「リコーダーの曲」と信じていた曲をピアノで演奏するのだなあと思いました。

しかしあくまでもリコーダーの曲をピアノで演奏する・・・という感覚でした。

ヘンデルのサラバンドなどはもともとチェンバロの曲だったということがわかりましたが(昨日確認しました。)、「クリーガーのメヌエット」はもともとチェンバロ曲だったのでしょうか?

上で書いたように誰もが知っているような有名な曲。

しかしかなり時間をかけて調べたのに聴けそうなCDは出てきませんでした。

上に載せた楽譜以外にもこの曲が入っているピアノの教材は他にもあります。

コンクールの課題曲にもなったりするので課題曲CDやピアノ練習の模範演奏CDの類には入っていたりしますが私が聴きたいのはそれではありません。

又同様に学校のリコーダーの模範CDなどもありますがそのようなものでもありません。

私が聴きたいのはこのメヌエットが入っているSechs musicalische Partienです。(さんざん検索してそれだけわかりました。second last movement of Partita No.6 in Bflat Major・・・と説明にありましたが・・・)

とにかくKriegerで検索してもあまり出てこないのです。(GoogleでもAmazonでも。)

 

 

 

 

 

 


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コメント 10

Papalin

不思議だなぁ。またですよ、ここ掘れワンワン。
http://papalin.yas.mu/W103/M003/
by Papalin (2007-03-22 10:34) 

Cecilia

Papalinさん、早速nice&コメントありがとうございます!
リンクをお願いしようかと思っていたところです。
(同様に前の記事の曲もです。)
手間が省けました。ありがとうございます。
so-netの方に載っていたらコメントを・・・と思っていたのに申し訳ありません。(どうも他のブログにはコメントを入れにくいです。勝手が違うせいもあって・・・。)
これも又素敵な演奏ですね~!
後半の装飾音が素敵です。
シンプルなままでも素敵ですが、やはりこうでないとね~!
ピアノ伴奏は楽譜にあったものなのでしょうか?
オリジナルでしょうか?
リコーダーJPのHPで聴けるチェンバロの伴奏とは又一味違ってロマンティックな感じがします。

私のほうもたまたま興味が湧いた内容ではあるのですが、コメントしてくださる方にも左右されます。(笑)

アイコンのお写真のPapalinさんの頭上のカラフルなものがインディアンの羽飾りに見えるのですが・・・。
by Cecilia (2007-03-22 10:56) 

nyankome

懐かしいですね、この曲。
吹いたのは、多分中学生の時だと思います。
小学校でソプラノ、中学校でソプラノ+アルトでした。中学校の時は熱心な先生で、リコーダーの練習曲集(バイエルみたいなもの)を持たされました。
私も海外のショップも調べたのですが、聴けそうなCDはありませんでした。
by nyankome (2007-03-22 20:39) 

fallschirmjager

ヨハン・クリーガー(Johann Krieger:1651-1735)はかなりレアな作曲家で,彼の兄フィリップ(Johann philipp Krieger:1649-1725)の方がどちらかというと有名な作曲家です。
ただし,ヘンデルとマッテゾンには評価されていたようで,ヘンデルはヨハンの楽譜を所持していたようです。
メヌエットに限らず,ヨハンの曲のcdは,当方知る限り,ほとんど出ていないのではないでしょうか。
兄フィリップの曲でさえ,アルバムで3枚(も,と言うべきでしょうか。)あるだけです。
メヌエット,結構良く知られて,編曲されている曲なのですが。
by fallschirmjager (2007-03-22 21:21) 

Papalin

ピアノ伴奏は楽譜にありました。あの小品集、伴奏は鍵盤です。

アイコンの帽子は、ヴェネツィアで見つけた帽子です。
リゴレットの道化師の帽子なんですよ。
そしてあの写真は、1998年の長野オリンピックの開会式での写真です。
さすがに目立ったようで、メディアのインタビューを3つほど受けました。
あの格好で、小澤征爾指揮で第九を歌いました。(笑)
by Papalin (2007-03-22 23:38) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
中学ではそんなにアルトリコーダーを吹かなかった記憶があります。
家でも吹きやすいソプラノリコーダーばかり吹いていました。
今はアルトリコーダーのほうが吹きやすいのですが。

これだけ調べても出てこないのは、「日本でしか有名でない曲」ということなのでしょうか?
by Cecilia (2007-03-24 09:20) 

Cecilia

fallschirmjagerさん、コメントありがとうございます!
フィリップはお兄さんのほうだったのですか!
ごっちゃになっていました。
レアな作曲家だったのですね。
このメヌエットは「クリーガーのメヌエット」と呼ばれているので、名前を覚えている人は多いのに・・・。
なぜリコーダー教育で使われるようになったのか、ちょっと気になります。
by Cecilia (2007-03-24 09:24) 

Cecilia

Papalinさん、nice&コメントありがとうございます!
その小品集はどなたの編集でしょうか?
ピアノ伴奏は何となく、イタリア歌曲のパリゾッティ版のように近代的な感じがしますが、誰が付けたものでしょうか?
このコメントをいただいた直後にプロフィール欄の写真を拝見させていただき、細かい部分がわかりました。
リゴレットの帽子なのですか!
あれをかぶって「悪魔め、鬼め!」(でしたっけ?)を歌われたらどうでしょう?
いくらオリンピックの時でも目立つでしょうね~!
第九は皆さん個性的な格好で出演されたのでしょうか?
by Cecilia (2007-03-24 09:45) 

Yuzuru - Chuckerbutty Ocarina Quartet

http://imslp.org/wiki/6_Musikalische_Partien_(Krieger,_Johann)

Complete Scoreの最後のページ(P70)にあります!!
by Yuzuru - Chuckerbutty Ocarina Quartet (2012-12-23 22:28) 

Cecilia

Yuzuru-Chuckerbutty Ocarina Quartetさん、はじめまして。
貴重な情報をありがとうございます。
3/4拍子ですが6/4拍子のような感じですね。落ち着いたらプリントして演奏してみたいです。メヌエット以外も続けて演奏してみたいです。

by Cecilia (2012-12-24 08:25) 

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