Sumer is icumen in [音楽鑑賞]
春が来たばかりで夏はまだまだですが・・・
今私の頭の中で鳴っているのは「夏は来たりぬ」(Sumer is icumen in)です。
The Dufay Collective:Miri It Is
- アーティスト: William Lyons, Anonymous, English Anonymous, Jehannot de l'Escurel, Research Composer, Christmas Traditional, Peter Skuce, Raphael Mizraki, Dufay Collective
- 出版社/メーカー: Chandos
- 発売日: 1995/10/17
- メディア: CD
こちらで全曲試聴できます。(この曲は一番最後です。)
NAXOS MUSIC LIBRARYで聴けます。
ジャケットから見てもクラシック臭くないですが、13世紀の古いカノンで古楽器を使っているのに、現代のポップスを聴いているような気分になります。
演奏しているThe Dufay Collectiveのサイトはこちらです。
Sumer is icumen in: Medieval English Songs
- アーティスト: English Anonymous, St. Godrich, Christmas Traditional
- 出版社/メーカー: Harmonia Mundi
- 発売日: 2002/05/14
- メディア: CD
こちらも試聴できませんね。
聴いてみたいです。
この曲は聖歌隊でお遊び程度にしか歌っていませんが、私たちが使っていたクワイヤブックに載っていました。(今手元にないのですが・・・)
皆川達夫さんの「バロック音楽」にもこの曲のことが書かれています。
大英博物館にはこの曲の原譜があるそうですね。(”イギリス音楽の財宝”と呼ばれているらしいですね。)
こちらで楽譜や解説など詳しいことがわかります。
こちらに日本語の詳しい解説があります。
http://maucamedus.net/sumer.html
by nyankome (2007-03-29 12:29)
nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
よりわかりやすくて助かりました。
この曲はメロディーも歌詞も楽しいですよね。
by Cecilia (2007-03-29 19:30)
イリスさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2007-03-29 19:30)
不思議なことに,ご紹介のCD2点とも持っております。
デュファイ・コレクティブの演奏は,どちらかというとトラッド風で民衆の歌の雰囲気を,かなりすごい中世楽器の演奏で引き出しておりますね。
ヒリアード・アンサンブルの演奏は,流石屈指の高性能古楽声楽アンサンブルだけあって,息もぴったりで中世イギリスのカノンを見事に歌いきっております。(リンクさせていただきました。HMVですと試聴できます。)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/637281
中世の音楽でも,イギリスの音楽は親しみやすいものが多いですね。
by fallschirmjager (2007-04-01 18:24)
fallschirmjagerさん、コメントありがとうございます!
Sumer is icumen inだけ試聴してみました。
言葉にメリハリがあって、生き生きとした演奏ですね。
デュファイ・コレクティブより正統派・・・という感じなのに、けして古びた感じではないのが流石ですね~!
「高性能古楽声楽アンサンブル」という表現、いいですね。
残りの曲はこれから試聴させていただきます。
それにしても偶然二枚もお持ちとは!
流石fallschirmjagerさんです。
by Cecilia (2007-04-02 08:27)
Ceciliaさん、こんばんは。こちらではお久しぶりです。
「夏は来たりぬ」
皆川達夫さんは中世音楽合唱団というコーラスグループを主宰しておられます。毎年、御茶ノ水のカザルスホールで定期演奏会を開催してもいますが、この演奏会のプログラム最後は常に聴衆とともに歌うカノン「夏は来たりぬ」です。この曲の調べと曲名が一致したのは正にこの演奏会でした。
今年は第58回ですね↓
http://www.yk.rim.or.jp/~guessac/chirashi58.html
by さんとす (2007-04-03 22:27)
さんとすさん、コメントありがとうございます!
そのHPを以前拝見させていただいていました。
カザルスホールの演奏会、皆川さんのファンは行くのでしょうね~!
私も近かったら行きたいですね~。(「夏は来たりぬ」を歌いたいです。)
以前から記事で書いているのですが、大学一年の時は専門課程ではなく教養課程で担任のゼミ形式の授業を受けていて、テキストが皆川達夫さんの「バロック音楽」。
レコードを聴きながらの授業は楽しかったです。
自分ではCDを持っていなかったので、その後何年も聴いてなかった曲の方が多いのですが、その先生による指導で聖歌隊をやっていたこともあり、私の大学生活の中心にバロック音楽がありました。
中世の曲はあまり歌いませんでしたが、この曲はお遊びで歌ったのですね。
皆川さんには一度もお会いしたことはないのですが、ラジオで長年お声を聴いていたし、このテキストは今でもよく読むので、私にとっては恩師のようなものです。
by Cecilia (2007-04-04 08:44)