交響曲第5番「宗教改革」(Mendelssohn) [音楽鑑賞]
勢いづいてメンデルスゾーンの交響曲第5番「宗教改革」も聴いてしまいました。
NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク
NMLでは他の「宗教改革」がいくつか聴けるのですが、交流ある方々のコメントによく出てくるノリントン指揮を選びました。(実はよく知らなかったのです・・・。指揮者に疎いというか・・・。)
題名からして無宗教者が敬遠したくなるような内容ですね!(笑)
こうしてメンデルスゾーンをいろいろ聴いていると、とにかく宗教的な内容のものが多いことに否が応でも気づかされます。
メンデルスゾーンをよりよく知るにはコラール(讃美歌)を知ることは必須だと思いました。
この「宗教改革」に使われているコラールは"Ein feste Burg ist unser Gott"・・・讃美歌で言ったら267番「神はわがやぐら」です。
このコラールは宗教改革者マルチン・ルターが1529年に作詞・作曲したもので、プロテスタント教会にとってはとても重要なものだと思います。
内容はとても力強いというか、信仰の盾を持って悪魔(この世的な力)と対決していくぞ~みたいな感じです。
クリスチャン以外の人にはかなり抵抗がある内容かもしれませんね。(歌詞はこちらでどうぞ。)
この讃美歌を知ったのは実は教会ではなく、ピアノの楽譜でした。
まあ有名な讃美歌であることは事実なのですが、うちにあったカワイの「ピアノのステージ」(あの「ソールズベリ伯爵に捧げるパヴァーヌ」もこの楽譜で知りました!)に載っていたからです。
楽譜には元の4声体の讃美歌と共に、「カノン」で有名なヨハン・パッヘルベルのオルガン用プレリュード(前奏曲)が載っていました。(ルターのこのコラールを元に編曲しています。)
何の書き込みもないので楽譜の主である姉もレッスンでは見てもらってないようですが・・・。
とにかく手元に讃美歌などを持っていなかった中学生・高校生の頃、この楽譜でいろいろ弾いて楽しんでいた中にこのコラール・プレリュードがあったわけです。
この「宗教改革」・・・詳しいことは検索しないとわかりませんが、NMLのところにも出て来る楽語を見るだけで”宗教改革”とこのコラールの内容の激しさが伝わってくるような気がします。
Ⅰ.Andante-Allegro con fuoco
Ⅱ.Allegro vivace
Ⅲ.Andante
Ⅳ.Andante con molto-Allegro vivace-maestoso(ここに上のコラールが使われます。)
con fuoco(熱情をこめて)のfuocoは”炎”という意味。
余談ですが、以前次女に買った演奏会用ドレスの名前が”コン・フオーコ・ドレス”という名前でした!
真っ赤なドレスなんです。(笑)
Mendelssohn: Symphonies Nos. 1 & 5
- アーティスト: Felix Mendelssohn,Spoken Word,Roger Norrington,SWR Stuttgart Radio Symphony Orchestra
- 出版社/メーカー: Haenssler
- 発売日: 2005/11/08
- メディア: CD
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NMLでは他の「宗教改革」がいくつか聴けるのですが、交流ある方々のコメントによく出てくるノリントン指揮を選びました。(実はよく知らなかったのです・・・。指揮者に疎いというか・・・。)
題名からして無宗教者が敬遠したくなるような内容ですね!(笑)
こうしてメンデルスゾーンをいろいろ聴いていると、とにかく宗教的な内容のものが多いことに否が応でも気づかされます。
メンデルスゾーンをよりよく知るにはコラール(讃美歌)を知ることは必須だと思いました。
この「宗教改革」に使われているコラールは"Ein feste Burg ist unser Gott"・・・讃美歌で言ったら267番「神はわがやぐら」です。
このコラールは宗教改革者マルチン・ルターが1529年に作詞・作曲したもので、プロテスタント教会にとってはとても重要なものだと思います。
内容はとても力強いというか、信仰の盾を持って悪魔(この世的な力)と対決していくぞ~みたいな感じです。
クリスチャン以外の人にはかなり抵抗がある内容かもしれませんね。(歌詞はこちらでどうぞ。)
この讃美歌を知ったのは実は教会ではなく、ピアノの楽譜でした。
まあ有名な讃美歌であることは事実なのですが、うちにあったカワイの「ピアノのステージ」(あの「ソールズベリ伯爵に捧げるパヴァーヌ」もこの楽譜で知りました!)に載っていたからです。
楽譜には元の4声体の讃美歌と共に、「カノン」で有名なヨハン・パッヘルベルのオルガン用プレリュード(前奏曲)が載っていました。(ルターのこのコラールを元に編曲しています。)
何の書き込みもないので楽譜の主である姉もレッスンでは見てもらってないようですが・・・。
とにかく手元に讃美歌などを持っていなかった中学生・高校生の頃、この楽譜でいろいろ弾いて楽しんでいた中にこのコラール・プレリュードがあったわけです。
この「宗教改革」・・・詳しいことは検索しないとわかりませんが、NMLのところにも出て来る楽語を見るだけで”宗教改革”とこのコラールの内容の激しさが伝わってくるような気がします。
Ⅰ.Andante-Allegro con fuoco
Ⅱ.Allegro vivace
Ⅲ.Andante
Ⅳ.Andante con molto-Allegro vivace-maestoso(ここに上のコラールが使われます。)
con fuoco(熱情をこめて)のfuocoは”炎”という意味。
余談ですが、以前次女に買った演奏会用ドレスの名前が”コン・フオーコ・ドレス”という名前でした!
真っ赤なドレスなんです。(笑)
そんなCeciliaさんだったら
「わが祈りを聞きたまえ」もお好きなのでは?
この曲は、以前ボーイズ・エア・クワイアのアルバムで
すごく流行したものです。
曲の途中からでしたが、お店でかけると
「この曲なんですか?」と問い合わせ殺到でした。
心にまっすぐ浸みてくる曲だと思います。
by alma (2008-06-09 11:46)
almaさん、コメントありがとうございます!
もうすでに記事にしてますよ~~!!(笑)
http://santa-cecilia.blog.so-net.ne.jp/2007-03-14
詳しくはその記事をご覧ください。
ボーイズ・エア・クワイアが流行っていた時はあまり彼らを知らなかったのです。
素晴らしい曲ですよね!!
by Cecilia (2008-06-09 12:36)
好きな曲の1つです。もっとも、コラールの歌詞を調べたことはありませんが…。効いた時期が古いので、持っているCDは、クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮・ウィーンフィルと、クルト・マズア指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管の2種類です。
メンデルスゾーンとしては、親の代にユダヤからキリスト教に改宗したこともあって、キリスト教への帰依を示そうとした曲のようですが、あまり受け入れられなかったみたいですね。
by tm (2008-06-09 20:45)
追記です。
どうも仕事中だと、電話が入ったりで落ち着いて書けません(笑)。
「わが祈りを聞きたまえ」は、ものすごく歌詞が切ないんです。
メンデルスゾーンは幸せな曲ばかり書いた・・・なんてウソだなと
思ってます。私にとっては胸が痛くなるくらい悲しい曲です。
たまに、取り出してひっそり聴いたりします。
by alma (2008-06-09 22:22)
やはり《宗教改革》がきましたね。(そうなるだろうと思って昨日のコメントを書きました。)
ギター曲(のある楽章)に"Fuoco"という格好いい曲があります。
そうそう忘れていましたが、確かカラヤンが5曲とも録音していたと思います。
by nyankome (2008-06-10 00:36)
tmさん、コメントありがとうございます!
お聴きになる音楽の幅が広いのですね!
これにコメントいただけるとは・・・とちょっと意外でした。
クリストフ・フォン・ドホナー二・・・以前他のブログで話題になっていたキラキラ星の変奏曲を作曲したドホナーニの孫みたいですね。
メンデルスゾーンは恵まれた人生でしたが、やはりユダヤ人ということがいろいろと障害になっていたようですね。
by Cecilia (2008-06-10 08:35)
almaさん、nice&再コメントありがとうございます!
お忙しいのにすみません・・・。(笑)
悲しいとか切ないとか思ったことはなかったのですが、もう一度歌詞をかみしめてみたいです。
それと確かに宗教音楽なので教会でも演奏するのですが(私は田舎の教会に所属していた時はこの曲をオルガンで弾きました。)、感情的な側面があるせいか、そういう音楽を礼拝で用いない教会もあります。
by Cecilia (2008-06-10 08:44)
nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
私が交響曲のことを書くなんて珍しいと思いませんか?(みどりのこびとちゃんの話題の時は特別でした。)
予想していただけたようでありがとうございます。(笑)
次の曲は何でしょう・・・なんちゃって・・・!(笑)
fuocoというのはイタリア語の歌曲やアリアにはしょっちゅう出てきます。
by Cecilia (2008-06-10 08:48)
アートフル ドジャーさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2008-06-10 08:56)
詩篇第42番「鹿が谷川の流れを慕いあえぐように」の第1曲を是非お聴きになってみてください。
by メンちゃん大好き (2008-06-10 21:39)
メンちゃん大好きさん、はじめまして。
コメントありがとうございます!
早速聴いてみましたよ。
明日の記事に書く予定です。
by Cecilia (2008-06-11 00:58)
>お聴きになる音楽の幅が広いのですね!
クラシックは、中学の時に友人に影響を受けて2~3年凝ったのが効いてます。(オーケストラ曲ばかりで、歌曲はあまり聴きませんでしたが。)だから、知識もその当時のままで、その頃から知っている曲や演奏者のCDを今でもぽつぽつと買っている感じです。曲目はともかく、演奏者に関しては、新しい世代の人を覚えなきゃ損だよなあとは思ってるんですけどね。
by tm (2008-06-11 02:31)
tmさん、再コメントありがとうございます!
私も最近まではあまり聴いてなかったので、クラシックに関わっている割に知らないほうだったと思います。
私の場合自分がやっているものに偏っていたし、更に言えばお金がなかったのである程度定評のある演奏のものしか買わない・・・という傾向もありました。
こうも貪欲になったのはNAXOS MUSIC LIBRARYのおかげです。
往年の名演奏家ももちろん素晴らしいのですが、日々技術が進歩していて演奏法の研究も進んでいるし、世の中にはすごい演奏家がたくさんいるのだなあ・・・と思っています。
by Cecilia (2008-06-11 06:05)
かつてシェークスピアのDVDで書き込みしたものです。ご無沙汰しています。
実は私も『宗教改革』が大好きで(愛聴版はインマゼール指揮Anima Eternaの演奏ですが、最近Sebastian Lang-Lessingという方が指揮をしたTasmanian Symphony Orchestraによる交響曲1~5の録音の中のものがこれが案外よくって)・・・えっと今回書き込みましたのは、もうひとつメンデルスゾーンの器楽曲でコラール旋律をモチーフに使っているものがありまして、これがまた大好きなので、もしご存じでなかったらと思いまして、ピアノ三重奏曲のOp.66の第四楽章です。コラールGelobet seist Du, Jesu Christですが、もっとも暗示的であり、そのままを使っているわけではありません。メンデルスゾーンのピアノ・トリオは最近、不思議なぐらいどんどん新録音が出ています。ブームなのかも。
by プローテュース (2010-05-23 02:12)
ブローテュースさん、コメントありがとうございます!
お久しぶりです。
あの後、ブローテュースさんたちのコメントを参考に購入された方が何人かいらっしゃいます。
いまだに買えていない私ですが、一部見ることができたものもあります。
ご紹介のピアノ三重奏曲のOp.66はたぶん知りません。
暗示的なのですね。
ちょっと気をつけて聴いてみます。
聴いてみて書けそうならそのうち記事を書いてみます。
(でもいつになるかお約束はできませんが。)
お久しぶりのコメント、とてもうれしかったです。
by Cecilia (2010-05-23 10:17)
そうでした。「神はわがやぐら」、宗教改革に使われていましたね。
改めて聴き直しました。
ながぐつが唯一演奏経験のあるメンデルスゾーンの曲なのに、どうも吹奏楽の教本に載っているのと、この曲は結びつきませんでした。
メンデルスゾーンの交響曲は、第3番「スコットランド」や第4番「イタリア」が良く演奏されますが、僕はこの「宗教改革」や第2交響曲「賛歌」が好きです。
by ながぐつ (2010-05-24 23:15)
ながぐつさん、nice&コメントありがとうございます!
「讃歌」のことも書きましたよ~とこの記事の前の記事のリンクを貼ろうと思って見てみたらすでにながぐつさんからコメントいただいていました。(笑)
メンデルスゾーンのオラトリオ「エリヤ」が好きですが、久しぶりに聴きたくなってきました。
by Cecilia (2010-05-25 07:43)