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ピアノの弾き歌い [声楽]

これからアップする録音ははっきり言って”遊び”でしたものなので、人様にお聞かせできるようなものではありません。(レヴェルの高いものを期待する方は聴かないでくださいね。笑。誰も期待してないか・・・。)

ピアノの弾き歌いですが、普段の練習ではもっとピアノをいい加減に弾いているので声はマシです。
ですが、この時は録音を意識したのでいつもよりもピアノに集中し、その結果声が硬くなっていますが、一応ピッチなどにも相当気を遣ってはいます。
でもピアノに集中しなければならないのでやっぱり歌だけに専念できる時とは違います。

遊びとは言え、どうにかしてピアノ伴奏も歌も両方とも人に聞かせるレヴェルにしたいという気持ちはありました。
でもこの時は夏風邪をひいた後の病み上がり状態の、しかも声ののりが悪い午前中(最近は午前中も午後も同じような感じで歌えるのですが)なので、必死で頑張ってもこの程度です。
大体夏風邪をひいた直後なのに無理することもないのですが、大ホールでスタインウェイが無料で一時間弾けるという年に一度の機会なので頑張ってしまいました。
空調が効いていても暑いのですよね~!
たまたま前後に予約がなくて二時間ピアノを弾いたときもありますが(この時ではなかったと思います。)、汗だくになりました。
あのステージに2時間はきつい!
1時間でもきついですね!
しかも自由に弾いて良いとは言え、前後の人が会場にいたりするし、演奏は事務室に筒抜け!
何だか気恥ずかしくなりますが、そんなことを考えていたら何もできないので、ピアノの弾き歌いもしてしまったのですね。
これはホールだからこそ録音できたし公開できますが、普通の練習室でのものだったらなおさら公開するのは恥ずかしいと思います。
まあ二度とこのようなことはしないと思いますが、録音が残っているので恥を承知でアップします。
大体弾き歌いできるのはイタリア古典歌曲くらいですよね~。(他にも若干ありますが・・・。)

どのような順番で歌ったのかも忘れましたが、

まずはちょっと前にもアップした"Bist du bei mir"。(先日アップしたものから約16年後の演奏でしょうか?)
超悲惨です!(苦笑)
若干2-2のほうがマシです。

 

 

そしてこれもちょっと前にアップした"Ombra mai fu"です。(先日アップしたものの約7年後の演奏でしょうか?)
これはレチタティーヴォ付です。

 

そして同じHandelの"Lascia ch'io pianga"。
考えてみたら本番で歌ったことないですね~。
大好きな曲なのですが・・・。

 

そしてこれも大好きだけれど本番で歌ったことのないCacciniの"Amarilli,mia bella"。
1と2は歌詞を若干変えています。(米良さんなどが歌っている歌詞は2のほうです。)

 

 

一番上の"Bist du bei mir"以外はイタリア古典歌曲集(全音)を見て演奏しています。
パリゾッティ版で、古楽演奏で聴くものと多少違いますが、一般的な声楽の人はたいていこの伴奏で歌っています。

 

本番に伴奏者を頼むのもなかなか大変なことなのですが(練習も含めると余計大変!)、普段の練習まで伴奏を頼むわけにはいかないし、皆それぞれ弾きながら練習したり、カラオケで練習したり、無伴奏で練習したり、いろいろだと思います。
私の場合はこのように弾ける場合は弾きながら練習していますが、声に集中したい場合はピアノを弾く手を止めて歌いますし、最近歌うものはとても弾き歌いできないものが多いのでカラオケとか無伴奏ですね~。
上の演奏をあらためて聴くと、やっぱり弾き歌いはしないほうが良いのでは・・・という気になりますが、私などはピッチが安定しないことが多いのでやはりピアノがあるほうが良いし気分が出ます。

まあ自分の名誉のために言いますが、普段はこれほどひどくないです。
すごく良くもないですが、やっぱり病み上がりの声だし、弾き歌いだからこの程度なのです。
あ、あとこの時ちょっと無理していますが、その後すぐに元気になりましたので声には何も影響していません。
確か前日は39度くらいの熱があったと思います。
とにかく身動きがまったく出来ませんでしたから。

・・・とここまで書いて思い出しました!
この演奏は昨日アップしたものの一ヶ月後だと思ってアップしましたが、翌年の夏ですね。
順番にアップしようと思ったのにが~んですが、まあいいや・・・。(次の記事で前に戻ります。)

たぶんこの日だと思うのですがこんなことも書いています。
それからこれよりも以前に書いたこの記事で声楽をやっていらっしゃる皆様から普段の練習に関して貴重なコメントをいただいています。
その時のコメントでもコンコーネの話題が出ていますが、コンコーネって本当に必要なのでしょうか?
私はレッスンではまったく経験なしですし(やらなければならないという思いがあったので自分では少しやってみました。)、他の声楽教本もほとんどやっていません。
唯一コールユーブンゲンも少しはレッスンで経験していますが、無駄とまでは言えないまでも不必要だったような気がします。 

 

 

 


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すとん

 あ、本当だ。今日の私の記事と(後半部は)通じる話題ですね。こちらからもTBを送ります。今、スピーカーのない環境なので、音源を聞いてのコメントは、また後ほどします(楽しみ)。

 コンコーネはなぜやるのか? 私にも分かりませんが、たぶん教材として、すぐれていて、なおかつ、お手軽だからでしょうね。違うかな? でも、どう使うのか、私には分かりません。
by すとん (2009-06-23 13:28) 

Cecilia

すとんさん、コメント&TBありがとうございます!
楽しみにしないでほしいです。(苦笑)
ド下手だと思って聴いてください。
そう思って聴いていただければ、思ったよりマシに聴こえるかも??(笑)
後半はすとんさんの記事を意識していましたが、記事を書き始めた時点ではまったく関係なしに計画していました。
演奏した順番どおりにアップしようとしてうっかり間違えましたがちょうどよかったかも?(今日か明日になるだけの違いですが。)
まあこんな下手な演奏でも・・・いやうまくない時のほうがいろいろ考える材料にはなるのでいいか・・・という感じですね。
コンコーネなどの教材は全く歌ったことのない人には良いのかもしれません。
歌詞のことを考えないで歌えますので。
でもこれにドレミ・・・と階名をつけて歌うのは非常に歌いにくいですよね。
音感をつけるには良いのかもしれませんが・・・。

by Cecilia (2009-06-23 14:21) 

すとん

 音、聞きました(笑)。

 結局、分かったこと。良い歌手とは「作曲家が意図するどおりにきちんと歌える」歌手のことではなく、「良い声の持ち主」が良い歌手なんだということ。そして「良い声」とは聞き手が好む声のことなんだな。

 今回のCeciliaさんの演奏は、確かにご本人がおっしゃっているように、きちんと歌えているわけでない(ごめんね)のですが、私はどうやらCeciliaさんの声が好きみたいなので、これはこれでOKです。だって、私にとっては、Ceciliaさんの歌声は良い声なんですもの。私はこの歌声を美しい声だと認めます。

 …って、いかんなあ、これじゃあ、まるで“馬鹿なファン”の感想みたいじゃん。ああ、何となく、悔しい。
by すとん (2009-06-23 21:07) 

nyankome

弾き語りはなかなか難しそうですね。
ボリュームが小さいので聞き取りにくいのですが、今まで聴いてきた歌とはちょっと違うなぁという感じです。
でも、私の好きな歌ばかりです。(^_^)
カッチーニは弾き語りを勧めています。
テオルボを弾きながら歌うのでしょうけど、想像するだけで大変そうです。
by nyankome (2009-06-23 22:13) 

Cecilia

すとんさん、再コメントありがとうございます!
私の声を気に入っていただけて非常にうれしいです。

>“馬鹿なファン”の感想みたいじゃん

このような演奏にこう書き込んでいただき、思わずくすっとなってしまいました。
でも私は「作曲家が意図するどおりにきちんと歌える」歌手になりたいです。
昔から「もともと良い声」と言われてきました。
自分ではまったくそうは思わないのですが、それだとまるでテクニックがなってない人みたいな気がするので、テクニックをしっかり身に付けたいです。
今は独学の世界なので自分がやっていることに不安が多いですが、それほど無理な曲も歌ってないし、このまま向上することなしに年を取るのかと思うとちょっとさびしいです。
こうして下手な歌を公開するのもちょっと現状を打破したいかな・・・という気持ちの表れかもしれません。
by Cecilia (2009-06-24 04:45) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!

>弾き語りはなかなか難しそうですね。

いつも立って歌っているのに座って歌うので、体の使い方が難しいです。
まあ家では弾きながら歌っているのですが・・・。
演奏会モードの姿勢は家であまりしてないですね~。(反省)
家では寛ぎすぎです。

>ボリュームが小さいので聞き取りにくいのですが、今まで聴いてきた歌とはちょっと違うなぁという感じです。

今回はダビングではなく、ICレコーダーの録音です。


>でも、私の好きな歌ばかりです。(^_^)

弾き歌いでなければもっとマシなのですが・・・。(苦笑)

>カッチーニは弾き語りを勧めています。
テオルボを弾きながら歌うのでしょうけど、想像するだけで大変そうです。

ああ、そうでしたね!
でもギターやリュートの弾き語りのほうがピアノよりも歌いやすいのでは・・・という気がします。
だって立って歌えるし!




by Cecilia (2009-06-24 04:50) 

ことなりままっち

声楽におけるコールユーブンゲンって、ピアノにおけるハノンみたいなトレーニングと近いのかな?と思います。
1曲1曲は短いですので、ウォーミングアップにはなりますし。めちゃくちゃ息を続かせないと歌えないフレーズもないし。

まぁハノンをやらなくてもピアノは弾けなくもないというのと同じで、コールユーブンゲンもどうしてもっていう課題でもないのかもしれないけど、と、思います。すっごく個人的かつぶっちゃけな意見(笑)です。

すとんさんの記事へのコメントにも書いたんですが、コンコーネは弾き歌いやってました。辛かったです。でも私、一応教職取ってたので、コンコーネをやってたおかげで「赤とんぼ」や「早春賦」の伴奏をそれほど怖がりはしなかったのかなと思います。ピアノだけやってる人ってこういう弾き歌いがまるっきり苦手というか、避けて通ってる人も多いので(それで、みんな教職やヤマハの講師試験なんかで苦労する)
by ことなりままっち (2009-06-24 12:38) 

Cecilia

ことなりままっちさん、コメントありがとうございます!
コールユーブンゲン・・・ピアノにおけるハノンみたいなものとも言えるし、そうではないような気もします。
基本的にそんなに大変ではないのですが、普通の歌では出てこないような8度を超える音程なんか出てくるととても初見では歌えません。
これも”慣れ”でコツさえつかめば大丈夫ですが・・・。
でもきっときちんとやっておけば、初見で歌う時の音程の取り方に役立つのでしょう。
コンコーネは50番を最初のほうを独学でやった程度です。
最初なら弾き歌いはそんなに大変ではありませんよね。
私は今「赤とんぼ」や「早春賦」をその場で移調して弾き歌いできないといけない状態です。(笑)
とにかく声楽の人も私を含めてピアノがうまくありませんので、弾き歌いのためのメソードはきちんと開発されるべきのように思います。
by Cecilia (2009-06-24 13:52) 

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