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ペルゴレージ生誕300年 [音楽鑑賞]

今年はショパンイヤー&シューマンイヤーということで特にピアノ関係の方が盛り上がり始めているようです。
シューマンなら声楽関係の方も盛り上がり始めていると思いますが、私にとってはシューマンよりもペルゴレージ生誕300年のほうに関心がありますね。
昨日nyankomeさんも"Stabat Mater"(悲しみの聖母)の記事を書いていらっしゃいました。

私のほうからは"La Serva Padrona"(奥様女中)を・・・。
順不同だと思いますし、字幕がルーマニア語のようなのでわかりにくいと思いますが、楽しい雰囲気は伝わると思います。(あらすじがこちらにありました。)



"Stizzoso,mio stizzoso"(怒りんぼうさん、私の怒りんぼうさん)というアリアでこの動画ではAnna Moffoが歌っています。
相当古い動画ですが、あの当時これだけ軽快に歌えているというのがいいですね。
古臭い感じがしません。
私としてはもう少し軽い声の人に歌って欲しい気もしますが、これもなかなか良いです。
それにしても偉そうなSerpina(セルピーナ)です。(笑)



Serpinaのもうひとつの有名なアリア"A Serpina penserete"です。






これは最後の場面ですね。


このオペラはIntermezzo(幕間劇)で短いです。(約1時間?)
以前も記事を書きましたが、中学3年の時に「バロック音楽の楽しみ」という朝のラジオ番組(FM)で知って、それ以来"Stizzoso,mio stizzoso"を聞き覚えで歌っていました。(はまります!)
もうひとつ関連動画で出てきませんでしたがSerpinaがまんまと奥様の座をしとめる相手の主人Uberto(ウベルト)のアリア"Aspettare e non venire"も気に入って、よく歌っていました。(これもはまります。)



La Serva Padrona

La Serva Padrona

  • アーティスト: Jozsef Gregor,Giovanni Pergolesi,Pál Németh,Capella Savaria,Aniko Peter Szabo,Katalin Farkas
  • 出版社/メーカー: Hungaroton
  • 発売日: 1994/09/01
  • メディア: CD



NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク
曲の順番はこちらでわかりますね。





La Pettie Bande : LIVIETTA & TRACOLLO / SERVA PADRONA

La Pettie Bande : LIVIETTA & TRACOLLO / SERVA PADRONA

  • アーティスト: Giovanni Pergolesi,Sigiswald Kuijken
  • 出版社/メーカー: Accent
  • 発売日: 1999/01/01
  • メディア: CD



こちらで全曲試聴できます。


ペルゴレージ:歌劇《奥様女中》全曲 [DVD]

ペルゴレージ:歌劇《奥様女中》全曲 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD



上の二つは同じくSigiswald Kuijken(シギスヴァルド・クイケン)指揮La petitte bandeのものですが、同じではないのでしょうか?
下のDVDのほうが新しい演奏かなと思いますが・・・。(ちょっと動画で見て欲しくなりました。)









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コメント 27

ながぐつ

こんにちは。
ペルゴレージ生誕300年でしたか。「奥様女中」は名前だけは良く聞きます。今聴いてみましたが、1958年のものとは思えない、色あせないみずみずしい演奏ですね。ペルゴレージ、見直しました。
by ながぐつ (2010-01-03 11:01) 

Cecilia

ながぐつさん、nice&コメントありがとうございます!
本当に1958年のものとは思えませんよね。
聴けば聴くほど(見れば見るほど)、Moffoの歌唱力、演技力、美貌・・・凄いなあと感じます。
"Stabat Mater"も素晴らしい作品なので是非お聴きください。(ご存知かもしれませんが。)
by Cecilia (2010-01-03 11:20) 

matcha

お邪魔します。御免なさい、ペルゴレージは知りませんでした。
ですが、アンナ・モッフォは、知っています。とても美しい当時のオペラ歌手には考えられない、綺麗な方で・・、友達にもファンが多いです。

ペルゴレージ(1710年1月4日 - 1736年3月17日)は、26歳で亡くなられたんですか?
天才は、若くなくなりますよね。初演でも失敗が多いですが、亡くなられてからその才能が認められるという、天才の典型みたいな人ですね。

Ceciliaさんのアップして頂いたものを拝見しましたが、モーツァルトの前半の曲かと思うくらいで、こういう人たちが音楽の歴史を少しずつ底上げしてくれてるんだなあって、大変勉強になりました。

しかし、アンナ・モッフォ、いいですね。

by matcha (2010-01-03 11:54) 

Cecilia

matchaさん、nice&コメントありがとうございます!
Anna Moffoをご存知でしたか!
私は名前は知っていましたがこの動画で知ったようなものです。
モーツァルトの前半の曲・・・というのはなかなか鋭いご指摘で、私がよく拝見させていただいているこちらの古楽関係のサイトの管理人の方も書かれています。
http://2style.net/misa/kogaku/early030.html
このオペラはペルゴレージが生きている間にも人気があったようですね。

さっきいろいろ検索していたのですが、Anna Moffoってヌードになったらしいのですが・・・?


by Cecilia (2010-01-03 12:23) 

matcha

勘弁してください。

お調べ頂き有難うございます。

by matcha (2010-01-03 12:59) 

すとん

 ペルゴレージですか。私も大好きですが、それほど作品を知っているわけではないですね。やはり「スタバト・マーテル」と「奥様女中」に、他人の作曲という噂もある「ニーナ」が好きです。早くに亡くなった方なので、作品数が少ないのでしょうね。

 「奥様女中」は歌手が二人入れば、上演できるのでお手軽ですね。確かに、インテルメッツォという扱いな作品なんだろうと思います。

 確かに、アンナ・モッフォはこの役には、声が重いですね(笑)。バリトンさんは軽めでいい感じなだけに、ちょっとバランスが悪いかな。

by すとん (2010-01-03 13:08) 

Cecilia

matchaさん、再コメントありがとうございます!
コメントいただく前に検索したら出てきたというだけのことです。
単なる話題のひとつでした。(深い意味はまったくなかったのですが、それほど美貌というか容姿が優れていたんだなあということで。)
言葉が足りなくて申し訳ありませんでした。
by Cecilia (2010-01-03 13:50) 

Cecilia

すとんさん、コメントありがとうございます!
"Nina"は短いながらも良い曲だと思いますが、積極的に歌いたい曲ではありません。
これまたペルゴレージの曲と言われていた"Se tu m'ami"のほうは大好きです。

例のtwalker742さんが歌っていますね。
"Nina"
http://www.youtube.com/watch?v=KIoiK51ggYQ
"Se tu m'ami"
http://www.youtube.com/watch?v=PiIs3Y7a34I

Anna Moffo、声がちょっと重めですが、演技力と美貌で惹きつけられます。
暇な時に彼女の別な演奏を聴いて(見て)みようと思っています。


この作品”歌劇団”でできそうですが、バスなのですとんさんにはできませんものね。(残念)




by Cecilia (2010-01-03 14:01) 

glennmie

こんにちは。

ペルゴレージの「奥様女中」、確か大学1年の時に音楽史か何かで習いました。
題名が面白いのでよく覚えています。
動画で見るとこんなに楽しい歌劇なんですね。

当時youtubeが観られたらきっと、もっともっといろんな世界が広がったでしょうに。
今の学生さんたちは幸せですね。
遅ればせながら私も、インターネット経由でいろいろ学んでいます。
by glennmie (2010-01-03 15:32) 

Cecilia

glennmieさん、nice&コメントありがとうございます!
ペルゴレージの"Stabat Mater"はnyankomeさんが書いておられるようにバッハがカンタータに編曲しています。
私は「奥様女中」は「奥様になった小間使い」という題で知りました。
言いやすいしポピュラーなので前者を使いますが、後者のほうが好きです。
私にとって「バロック音楽の楽しみ」はグールドの「ゴルトベルグ変奏曲」を教えてくれた番組でもありましたが、この曲もその番組で聴いて面白そうだと思ったもののひとつです。
あの番組のおかげで今の私があると言っても過言ではありません。
大学生の頃、実家に帰省した時に偶然NHKで「奥様女中」を見ることができました。
録画もしていなかったけれど、ラジオ番組で聴いていたこともあって割とよく覚えています。
でも音として記憶に残っているのはラジオで聴いたほうです。
あの頃は不便でしたが、わずかな情報でもかなり勉強になっていたように思います。
でも今は便利で良いですね~。

by Cecilia (2010-01-03 16:13) 

Cecilia

sungenさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-01-03 16:17) 

Cecilia

ぼんぼちぼちぼちさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-01-03 18:44) 

シズコ

>今年はショパンイヤー&シューマンイヤーということで特にピアノ関係の方が盛り上がり始めているようです。
シューマンなら声楽関係の方も盛り上がり始めていると思いますが、私にとってはシューマンよりもペルゴレージ生誕300年のほうに関心がありますね。

Ceciliaさん、教えてくださってありがとうございました。
私、ショパンもシューマンも知らなかったけど、嬉しかったのは

「ペルゴレージ生誕300年だったのか~!」

と、教えていただいたことです。
「スターバト・マーテル」を、映画「アマデウス」で聴いてから、この中から二曲選んで、中学校の教員時代、コンクールに出たんですよ~。なんと無謀にも私が指揮者!

部員も、ピアニスト入れて11人しか居なかったので「NHKは人数が足りなくて出られないし、ラテン語の方が、日本語よりあらが出ないべな~。私は本職が英語教員だから、審査員から何言われても、へーきだし~」と言う、
ちょー安易な考えで、当日部員一人は盲腸で入院!結局9人の女声合唱・・・と言うより、アンサンブルで出て、良い記念になりました。
(当然賞など、論外ですが、銅賞(=参加賞)の賞状を頂いて、みんなでニコニコ顔で撮った写真が今でも大事にとってあります。前の顧問の先生が、コンクールお嫌いだったらしく、生徒から「どーしても出たい!出たい!」と言われて、私も気持ち良くわかったので、「よし!出よう!」と参加させてもらいました。良い思い出でした。

つたない演奏だけど、審査員の先生方に「シズコ先生の解釈は間違ってないと思います」「ピアニストが上手でした」(←この子はピアノを専攻しました)と褒められ、みんなニコニコで帰ってきたのを懐かしく思い出しました。

ペルゴレージさん、300歳なのね・・・。
教えていただいて、ありがとうございます。
私がもう一つ好きな「スターバト・マーテル」は、プーランクです。
高校2年生のとき、男子高校とのジョイントコンサートで歌って、大好きになりました。

あのプーランクの、ビミョーな、不協和音が大好きです!

ではまた!(^ー^)/
by シズコ (2010-01-03 18:47) 

nyankome

記事のご紹介ありがとうございます。
さっそく「奥様女中」の記事を書いて頂いてありがとうございます。
楽しいですよね。
さて、Anna Moffoは知りませんでしたが、美しい声ですね。
by nyankome (2010-01-03 20:10) 

aranjues

年始のご挨拶だけ、、、。
明けましておめでとうございます。
昨年同様、今年も宜しくお願いします。
by aranjues (2010-01-03 22:23) 

Cecilia

シズコさん、コメントありがとうございます!
そういえば"Stabat Mater"は思い出の曲でしたね!
私も「アマデウス」でこの曲が出てきた場面は印象的です。
私は大学の聖歌隊で歌った思い出が強いでしょうか。
ただしこの曲をコンサートで歌ったのは私が4年の時だったので、結局練習だけしか参加できなかったのだと思います。
この曲は大人数には向かないように思います。
プーランクは歌曲が好きですが、合唱曲ももっと聴いてみたいと思っています。



by Cecilia (2010-01-04 01:05) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
私もAnna Moffoはこれで初めて聴きました。
ペルゴレージで有名なのは「奥様女中」と"Stabat Mater"くらいですが、この2曲だけでも素晴らしいですね。
by Cecilia (2010-01-04 01:08) 

Cecilia

aranjuesさん、nice&コメントありがとうございます!
そちらで年始のご挨拶を・・・と思いましたが、コメント投稿が締め切られていましたのでniceだけになってしまいました。
なのでこちらで・・・。
あけましておめでとうございます!
今年もaranjuesさんのグルメ記事を楽しみにしています。
by Cecilia (2010-01-04 01:11) 

arata

Cecilia 様
僕は、<Serva Padrona>を、opera seria の幕間に挟まれる滑稽な Intermezzo として、気軽に楽しめない作品です。この作品には、余りにも、沢山の要素が含まれていて、簡潔に書かれながらも、どの箇所も非常に革新的で深い内容を持ち、それを理解するのに丹念に聴かなければならないからです。
イタリアオペラの比較的短いブッファの類は、やはり、生粋のイタリア人、若しくはその血筋を引く人に、演じて貰いたいですね。reicitativo が生きていなければ、ariaをどれだけ上手く歌ったとしても、全体の出来栄えが、萎びてしまうしまうように思えるからです。
Anna Moffo は、その点、巧みに演じているように思えます。因みに、僕は、彼女のファンです。
arata
by arata (2010-01-04 01:14) 

Cecilia

arataさん、nice&コメントありがとうございます!
私は単純に楽しんでいるだけかもしれません。
革新的というのは音楽的な部分ででしょうか。
Anna Moffo、聴けば聴くほど(見れば見るほど)演技が素晴らしいと思います。
この映画は吹き替えではないのでしょうか。
オペラの映画で吹き替えになっているものも多いですが。
以前演奏する時の余分な動きの話をしました。
オペラで声のことを考えるあまり内容とはかけ離れた表情になる歌手の話をしたのですが、その点Moffoは不要な動きがありません。
まさに歌う役者という感じです。
声も非常にリリックですね。
この役には少し重い気もしますが。
ファンでいらっしゃるのですね!



by Cecilia (2010-01-04 01:26) 

ユーフォ

遅くなりましたが・・・
明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します^^
by ユーフォ (2010-01-04 02:23) 

Cecilia

ユーフォさん、nice&コメントありがとうございます!
こちらこそよろしくお願いいたします。
編曲がんばってください。
by Cecilia (2010-01-04 09:16) 

euridice

Ceciliaさん
こんにちは。
モッフォの映像、なかなか素敵ですね。
「奥様女中」は題だけは知っていますが、視聴したことがありませんでした。
Ceciliaさんと違って、バロックはなかなかなじめません。
モッフォは、「椿姫」しか見たことがないかもしれませんけど、
見ながら聴いたほうが、声だけよりずっと魅力的だと思います。

by euridice (2010-01-11 17:47) 

Cecilia

euridiceさん、コメントありがとうございます!
この手のバロックのオペラはあまり古いものは見たくないのですが、この映像は非常に良いと思いました。
Moffoは魅力的な歌手であり、演技達者だと思います。
「椿姫」、見たくなりました!
オペラはやはり映像がないとだめですね。
Moffoの良さはCDでは半減してしまうのでしょう。
by Cecilia (2010-01-12 01:14) 

みど

今年は何の年なんだろーと気になっていたところでした。
シューマン。。最近ずっとシューマン歌曲を譜読み中です。。
もういやだ。。。リート。。。。

serva padrona私もすきで全部勉強しました。楽しいですよね!
Anna Moffoは美しいし上手いし。。
by みど (2010-01-16 18:50) 

Cecilia

みどさん、nice&コメントありがとうございます!
イタリアでリートっていうお話をブログで拝見し気になっていました。
リートは好きだけれど、やっぱりいつまで経ってもシューマンは好きになれないかも・・・。
素晴らしい作曲家だと思うのですけれどね~。
そうそう・・・みどさん"Serva Padrona"全部お勉強なさったのですよね。
聴きたいです~♪
是非YouTubeでアップしてほしいです。
by Cecilia (2010-01-17 01:04) 

Cecilia

yukaさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2013-02-08 08:49) 

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