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子供のためのアルバム~ワルツ(Tchaikovsky) [ピアノ]

滅多に書かないTchaikovskyの話題です。
嫌いではないし好きなのですが、ブログに登場する回数は少ないような気がします。
たぶん今後も特集することはないかもしれません。

「Tchaikovskyが好きだ。」という場合、「Tchaikovskyの音楽そのものよりもバレエが好き。」という人が多いかもしれません。
Tchaikovskyのバレエ音楽は美しいし砂糖菓子のように甘いところがありますよね。
オペラは覚えるほど聴いてないのですが、「エフゲニー・オネーギン」とか「マゼッパ」はなかなか内容が面白かったです。
でも”音楽”そのものについてどうこう言えるほど聴きこんでいるわけではありません。

さて、大曲ではなくて小曲の話題です。
ピアノ発表会などの定番シリーズというわけでもないのですが、一応関連はあるでしょうか。
我が家にあるピアノ発表会用の曲集やロマン派のピアノ曲集には必ずと言って良いほど入っているTchaikovskyの曲があるのですが"Waltz"(Op.39)です。
今気がつきましたがこれも「子供のためのアルバム」の中の曲ですね。(やっぱりこの曲集良いですね~。)
気軽に楽しめる美しい曲の宝庫という気がします。
でも私、この曲を発表会などで聴いたことがないのですが(たぶん)、グレードやコンペではもしかしたら課題曲になったこともあるかもしれません。

日本人の方の演奏です。(YouTube埋め込みは日本人より海外の人のもののほうが気軽に埋め込むことができるように思っています。)
若干ミスタッチがありますが、全体的には力が抜けていて良い感じだと思います。
子供の演奏だと全部に力が入っているのですよね~。



この方の演奏はかなり大げさですね~。(気持ちはわからなくもないですが・・・。指揮者のピアノ演奏みたいな感じ?)



YouTubeにアップされているのは子供の演奏がほとんどのようです。
何て言うことはない曲だと思うのですが、ちょっとピアノに向かって気楽に弾きたい時に重宝している曲です。
技術的に簡単だけれど、素敵な曲だと思いませんか?
難しい曲を初心者向けに簡単にしている曲よりずっと良いと思っているのですが・・・。
この曲、さすがTchaikovskyだけあってバレエで踊っている様子とか舞踏会シーンがすぐに浮かぶようだと思っています。
子供の演奏ではなく成熟した大人の演奏で聴きたいです。
”瀟洒”な感じの演奏が聴きたいです。
発表会で弾かれるのなら良いですがグレードやコンペの課題曲で終わるなんて悲しすぎます。


チャイコフスキーこどものためのアルバム  全音ピアノライブラリー

チャイコフスキーこどものためのアルバム 全音ピアノライブラリー

  • 作者: 全音楽譜出版社出版部
  • 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
  • 発売日: 2005/07/27
  • メディア: 楽譜





Tchaikovsky: Album for the Young, Op. 39

Tchaikovsky: Album for the Young, Op. 39

  • アーティスト: Yuli Turovsky,Pyotr Il'yich Tchaikovsky,Borodin Trio and Friends,Luba Edlina,Leslie Malowany,Rostislav Dubinsky,Eleonora Turovsky
  • 出版社/メーカー: Chandos
  • 発売日: 1992/09/30
  • メディア: CD



NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク

ピアノ演奏と弦楽四重奏があります。
両方のヴァージョンで聴き比べするのも楽しいです。


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センニン

チャイコフスキーらしい曲ですね。
"子供のための" で連想するのはギロックですね。
最近よく楽譜を見かけます。
by センニン (2010-05-31 20:49) 

yablinsky

私にとってのチャイコフスキーは交響曲第4番第5番第6番です。
これらを聞いていると燃えます!!!!芸術は激しさだ!って感じです。
チャイコフスキーはいろんな面を持っていて面白いですね。

by yablinsky (2010-05-31 22:03) 

シズコ

おばんですぅ~♪(=おばさんじゃないよっ!・・・このネタ何回も使わせて頂きましたね^0^;)山形弁で、「おばんです」=「こんばんは」です。
2曲演奏聴かせて頂きました。
最初実はTchaikovsky=チャイコフスキーだよね?っと不安だったんですが、なんか読ませていただいてるうちに「多分そーだろう」と思い、曲も聴かせて頂きました。(実は最初訪問した時は、コメントどなたのも無かったんです)明日はお葬式だし、早く寝なくちゃって思ったんですが、なんだか気持ちが落ち着かなくて、お風呂入って、また来ちゃった。
最初は私も一番目の茶色い木目のピアノの演奏が良いな~って思ったんです。でも2番目の演奏聴いて
「わ!?ホントに指揮者じゃ!」と思い、次は
「明るいオッサン!(爆、言葉悪くてすみません)イタリアンみたい~♪」と思って見て聞いてたら、演奏の解釈はともかく(この曲知らないし、弾いたことないので)このオッサン(すいません、今中年反抗期中です♪)の笑顔と演奏に慰められました。明日たぶんお葬式控えてて、さびしいからだと思います。
チャイコフスキーって難しいタンゴなんですね、ロシア語でしょうか?
なんか犬でそういうのいましたよね?シベリアンハスキー?違うか?(苦笑)
あんまり「~スキー」さんとは縁が無いんですが、こーゆー馬鹿ハナシは「大スキー」です。
・・・あ!座布団一枚取られちゃった!

すみません。テンション高いし、全然関係ないことばかり書いて。
ピアノ昨日、久しぶりにクラシック聴きました。教会にとても巧く弾く子が来て聴いてみたらやっぱり音楽の道を進みたいとの事、バッハなんかべらべら?弾いて、羨ましい限りです。
私のバッハの「インヴェンションとシンフォニア」は、1曲目で挫折した記憶が・・・。

でも、死ぬまで弾けるようになりたいのはベートーベンの「悲愴」の第二楽章と、ショパンの幻想即興曲です。

ゆっくり、じっくり生きますね。

by シズコ (2010-05-31 22:40) 

Enrique

チャイコフスキーはバレエ音楽という印象が付きまといます。普通に弾いても自然に情景が浮かんでくるような気がします。その為2つ目のおじさんの様にやらなくても十分と思います。「四季」などはちょっと弾いてみたことがありますが,この曲集は弾いてみたことなかったですが,きれいで弾きやすそうです。弦楽四重奏にも見事になります。そういう音の扱いなんですね。ショパンのピアノ曲だとあまり弦楽四重奏にはならなさそうな気がします。
by Enrique (2010-05-31 23:43) 

marie_therese77 / bonnjour

ケン・ラッセルが監督した「The Music Lovers(邦題:恋人たちの曲 悲愴)」という、1970年作のチャイコフスキーの伝記映画が傑作です。

マザコンでホモセクシュアルだったチャイコフスキーが、恋人である伯爵との仲を姉に裂かれ、女性と結婚するが彼を激しく求める新妻に恐れをなし(このあたりの表現が過激で秀逸)結婚生活は破綻(妻はのちに発狂)。パトロンの貴族夫人とはプラトニックな愛を育み創作に励むが、それを嫉妬する元恋人(伯爵)がゲイ関係を夫人にばらし、支援はストップ。晩年のチャイコフスキーは半ば自殺のようにしてコレラで死ぬ、というハチャメチャなストーリーで、バレエ音楽をたくさん書いた偉い作曲家、という一般のイメージを覆しました。DVD化は行われていないようなので、今見るのは難しいかな?
by marie_therese77 / bonnjour (2010-06-01 00:26) 

nyankome

チャイコフスキーらしい曲想の曲集ですね。
私にとってのチャイコフスキーのイメージは2つに分かれます。
ひとつはyablinskyさんがおっしゃているシンフォニックなもの。これにはピアノやヴァイオリン協奏曲が含まれます。
そしてもう一つはバレエ音楽です。この曲集は後者のイメージに近いですね。
by nyankome (2010-06-01 06:06) 

伊閣蝶

Ceciliaさん、おはようございます。
私も、チャイコフスキーのピアノ独奏曲は、発表会などで取り上げられた際に聴くくらいでした。
やはりあの華麗なオーケストレーションにのった優美な旋律に魅力を感じてしまいますね。
こうして改めてピアノ独奏曲を聴いてみると、そうしたチャイコフスキーらしさが随所に鏤められていて、実に魅力的です。

昨年、フェドセーエフが来日した際、サントリーホールでオペラ「スペードの女王」を聴いたのですが、これはなかなか素晴らしい作品でした。

by 伊閣蝶 (2010-06-01 07:36) 

Cecilia

センニンさん、nice&コメントありがとうございます!
ギロックはなかなか人気がありますね。
私も好きな曲が多いです。
ただ、現代の作曲家なのでこういう曲ですよ~とご紹介しにくいのが残念です。


by Cecilia (2010-06-01 08:17) 

Cecilia

yablinskyさん、nice&コメントありがとうございます!
バレエ音楽以外で好きな曲は弦楽セレナーデ第1楽章ですね。
あと序曲1812年でしょうか。
交響曲第4番第5番第6番、そのうち意識して聴いてみようと思います。
やっぱり特集しようかな?(笑)
by Cecilia (2010-06-01 08:24) 

ながぐつ

なかなかチャーミングな曲ですね。

チャイコは、交響曲4~6番およびイタリア奇想曲を演奏したことがありますが、聴いているのはドラマチックですが、演奏する側としては譜面にffffとかppppとか絶対吹けない音が書いてあり、しかもすごく疲れます。

ピアノ曲はあんまり聴いたことはないですが。「眠れる森の美女」のワルツを、長女が小学生の時ピアノの発表会で弾きました。
by ながぐつ (2010-06-01 08:34) 

Cecilia

シズコさん、コメントありがとうございます!
”明るいオッサン”の演奏・・・普段はピアノのクネクネした演奏はいやだなあと思っているのですが、この方のはそういうのとはまた違いますね。
情感を込めているぞ~ってアピールしているわけでもなく(コンサート会場ではないし)、あくまでも自己満足!
大げさすぎますが、曲想のつけ方は共感できる部分が多いです。
この曲、気をつけないと単調になってしまうし。
ウィンナワルツ風の崩し方も(大げさですが)なるほどね、と思います。
チャイコフスキーはロシア語ですね。

シズコさんの恩師が亡くなられた記事を拝見させていただいています。
さびしいですね。
お気持ちをお察しします。

先日「インヴェンションとシンフォニア」絡みの講座に行きました。
いろいろと事情があり直接的に記事にすることはないですが、1番が非常に重要だということですので、それだけでも時々弾かれたらどうでしょうか。
厳しい先生のレッスンで苦手意識が残ったままですが、大好きなバッハなので3声・4声の曲ももっと上手になりたいです。

>ベートーベンの「悲愴」の第二楽章と、ショパンの幻想即興曲です。

最近この2曲を弾いていませんね~。
私ももっとばっちり弾けるようになりたいです。

by Cecilia (2010-06-01 08:38) 

Cecilia

Enriqueさん、コメントありがとうございます!
2つ目のおじさんの演奏は大げさですが、やりたいことはわかるような気がします。
ピアノで弾いているけれどオーケストラの楽器をイメージしたほうがよさそうですし、ある程度変化をつけたほうがよさそうですし。
”楽譜どおり”だと単調になり勝ちかもしれません。
この曲集、大人でも十分楽しめます。
シューマンの「ユーゲント・アルバム」にしてもそうですが、大作曲家が子供のために書いた曲集は本当に優れた作品が多いです。
大人のピアノ曲集で”ハ調で弾ける○○”みたいなものをやるよりずっと勉強になると思っています。
by Cecilia (2010-06-01 08:46) 

Cecilia

marie_therese77/bonnjourさん、コメントありがとうございます!
ケン・ラッセル監督と言えば私は1987年頃に観た「アリア」が印象的です。
声楽を始めたばかりの頃に観たもので10人の監督がいろいろな作曲家のアリアを使ったオムニバス形式の映画です。
ラッセル監督はトゥーランドットで作っていますね。
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD11817/comment.html
当時の私には前衛的すぎてついていけない映画だったのですが(単にアリアという言葉に惹かれて観てみたらとんでもなかった!)、もう一度観たい作品です。
ご紹介の映画、興味深いです。
確かにチャイコフスキーのイメージが崩れそうです。







by Cecilia (2010-06-01 09:00) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
チャイコフスキー作曲の好きな曲、yablinskyさんへのレスに書きましたが、忘れていました。
ピアノ協奏曲第1番も好きです。
この「子供のためのアルバム」には”お国めぐり”のようにいろいろな国の曲が登場するのも面白いです。
楽譜を手に入れて弾きたくなりました。
by Cecilia (2010-06-01 09:07) 

Cecilia

伊閣蝶さん、nice&コメントありがとうございます!
たいていの人はチャイコフスキーにはオーケストラ曲(バレエ音楽含む)で親しんでいますよね。
ピアノ独奏曲はピアノレッスンを受けていれば出会うことも多いのですが、そうでなければ聴くこともないかもしれません。
ピアノレッスンでチャイコフスキーの曲に出会う子供にはオーケストラの重厚な響きも知ってほしいですが、なかなか”チャイコフスキーの音色”までは理解できないのではないでしょうか。
何度も書いていることですが、うちの娘が小4のときのピアノコンクールの講評で”チャイコフスキーの音色”について指摘されたことがあるので、それ以来ひっかかっているのです。

「スペードの女王」、観てみたい作品です。
サントリーホールということは演奏会形式ですね。
by Cecilia (2010-06-01 09:15) 

Cecilia

ながぐつさん、nice&コメントありがとうございます!
「子供のためのアルバム」にはチャーミングな曲が多いです。
交響曲4~6番、yablinskyさんにとってのチャイコフスキーですね。(笑)
イタリア奇想曲・・・聴いてみます。(メンデルスゾーンの「イタリア」とごっちゃになってしまいます。)

>ffffとかppppとか絶対吹けない音が書いてあり、しかもすごく疲れます。

うわ~!疲れそう!(笑)

>「眠れる森の美女」のワルツ

私はバレエよりも前にディズニーで知りました。
うちにレコードがあり、歌になっていました。
子供の頃の愛唱歌でした。
by Cecilia (2010-06-01 09:20) 

REIKO

チャイコの「子供のための~」は、私も大好きで何曲かはよく弾きましたが、この曲はそんなにはちゃんと弾かなかったかも・・・ですね。
下の、すっかり入り込んじゃってる(笑)おじさんの動画、面白いですね~!
こういうのが見れるって、YouTubeの真骨頂ではないでしょうか?
(普通のプロの演奏よりも、ある意味貴重?)

こういう子供向けの(技術的には)簡単な曲って、大人はバカにしてあまり弾かないじゃないですか。
でもこのおじさん(失礼!)は、大真面目にやってますよ・・・ほんとにこの曲が好きなんですね。
そういう態度にとても好感を持ちました。
後ろに、背後霊(爆)みたいな影がユラユラと動いている演出?も抜群です!!
by REIKO (2010-06-01 19:45) 

Cecilia

REIKOさん、コメントありがとうございます!
REIKOさんなら「子供のためのアルバム」のよさをわかっていただけるだろうと思っていました。
この曲集楽しいですね。
全曲載った楽譜がほしくなりました。
このおじさんが何者かわかりませんが、大真面目に取り組んでいるところが素敵ですよね。
ちょっと笑えますが。
”背後霊”も良いですね~。(笑)
大げさなのはともかく、やりたいことは非常に理解できます。










by Cecilia (2010-06-02 06:00) 

Cecilia

matchaさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-06-02 06:05) 

Cecilia

artfuldodgerさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-06-07 08:19) 

ことなりままっち

この曲は弾いたことがないのですが、「子どものためのアルバム」のレコード(笑。時代が感じられますね)を買ってもらったので、よく聴いていました。

今楽譜が手元にないため、記事が書けないのですが、「子どものためのアルバム」についてはいろいろ私も思いいれがある曲があり、いずれ記事にしようと思っています。
学習効果もあり、弾いていて楽しい曲が多いと思うのですが、そういえば最近発表会で取り上げる先生が少ないですね。曲集のタイトルさえ気にしなければ、大人が弾いてもよい曲も多いと思います。(このワルツもそうですね)
by ことなりままっち (2010-06-10 13:50) 

Cecilia

ことなりままっちさん、コメントありがとうございます!
チャイコフスキーにしてもシューマンにしても・・・”子供のための”作品に短くても素敵な作品が多く、難易度は高くないけれど大人が弾いても良い曲が多いですよね。
大人だからこそいろいろ気をつけて弾けるのでは・・・と思います。
レコードをお持ちだったのですね。
記事を楽しみにしています。
by Cecilia (2010-06-10 23:07) 

Cecilia

子供ダンスシューズさん、はじめまして。
niceありがとうございます!
by Cecilia (2012-02-18 08:24) 

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