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スーパーオペラレッスンを見ました! [声楽]

すとんさんのブログでNHKスーパーオペラレッスンがあることをぎりぎりのタイミングで知り、昨日は久しぶりにテレビを見ました。年末年始の特別番組も一切見ていなかった私です。
今のテレビになってから(まだ地デジにしてない!)、自分で録画をしてない私です。(今のテレビになってもう6年以上になるのに・・・。)ぎりぎりのタイミングで知ったためビデオテープの買い置きがなく適当に前のものをつぶしました。何年か前のニューイヤーオペラコンサートだったようですが。

講師はバーバラ・ボニーで、私の好きなソプラノ歌手の一人です。


スーパーオペラレッスン  バーバラ・ボニーに学ぶ歌の心 (NHKシリーズ)

スーパーオペラレッスン バーバラ・ボニーに学ぶ歌の心 (NHKシリーズ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2010/12/25
  • メディア: ムック



テキストはこれから購入しますが、内容はプッチーニの「ラ・ボエーム」です。受講生に日本人はいませんね。男性も女性もいますが、当然男性のアリアもあるのですべての曲を自分が歌ってみることはないです。歌えないことはないですが。一時期プッチーニが好きでいくつかのオペラのアリアは本番で歌ったことがあるのですが、「ラ・ボエーム」はフルスコアまで持っているくらい好きなのに本番で歌ったことがないですね~。昨晩はショナール(バリトン)のアリアでしたね。
バーバラ・ボニーが喋っているところを見るのは初めてでしたが、テンポ良い話し方がリズミカルに心地よく聴こえました。字幕で「巨匠の声を真似するのではなく自分の声で歌わなければならない。」というような内容のところでは”巨匠”に当たる部分をパヴァロッティやフレーニを例にして言っていましたね。ここであらためて自分に与えられた声を大切に育むことの大切さを感じました。スーパー○○レッスンではたいていある程度の実力の生徒さんしか出てきませんが、昨晩のバリトンの生徒さんは良い声でしたし、雰囲気が好みでした。貧乏でも楽しくやっている音楽家ショナールに合った雰囲気だったと思います。
ボニーからは不要な動きを注意され、"i"がこもり気味だと指摘されていましたね。もう一度見直さないと正確に書けませんが、いきいきとした”人間”を歌うようにというレッスンだったと思います。それに応えていた生徒さんだったと思いますが、このレッスンでボニーの人間性も見えたような気がします。見ていてとても楽しかったです。アリアもうきうきしてくるような曲なのですが歌っている生徒さんの表情も楽しそうでうれしくなってくるし、ボニーの語り方も素敵でしたし。
そうそう!「他人の評価は気にしないで楽しく歌いましょう。」と言っていました。アマチュアに対してでなくプロの世界に入り込んでいる人への言葉だというのが重要だと思います。
気がついて良かったです。すとんさん、情報をありがとうございます。
次回は1月14日(金)の夜10:25から10:50。第一回目の再放送は同じ1月14日の朝5:35から6:00です。いつまであるのでしょうか?「ラ・ボエーム」だけでなく「カルメン」もあるようですが・・・。
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センニン

日本人は歌唱力はともかく発音の面で難しいところがありますね。
日本語のオペラなら逆なのでしょうが。
by センニン (2011-01-08 09:35) 

Enrique

年末年始音楽番組色々やっていたのでしょうが,出かけていて視ませんでした。たまたま昨日チャンネルスキャンをしていた時,オペラレッスンやっておりしばらく視ましたが,途中だったこともあり変えてしまいました。次回は真面目に視てみようと思います。以前ピアノレッスンの時は結構真面目に視ていました。直接的効果は無いですが惹きこまれるものがありました。バレエレッスンもやっていましたが,あれは視なかったですね。そういえば夜中ガンバのクイケンのアンサンブルをやっていたので少し視(聞い)ていました。
by Enrique (2011-01-08 10:12) 

arata

Cecilia 様
<オペラ・レッスン>と言う番組が出来たのですね。僕は、殆どテレビを視ないので、知りませんでした。Bonney は引退したようですが、第一線で活躍していた経験の持ち主、良いレッスンを行っていた事でしょうね。
生きた人間を表現するレッスン…言うに易しく行うに難しですが、人間の生き様を表現するオペラでは必要な事だと思います。リートにも言える事だと思いますが。
プロの領域に達している生徒に、<他人の評価を気にせず、楽しく歌いましょう>と進言している事はとても重要な事だと思います。R.Scottoも同じような事を言ってましたね。
arata
by arata (2011-01-08 12:57) 

Cecilia

センニンさん、nice&コメントありがとうございます!
日本語で歌うことのほうが難しいと感じます。
歌唱力に関してですが、海外の歌い手には個性を感じるのに、日本人の歌い手はなぜか誰が歌っても同じに聴こえる傾向があるような気がします。
どうしてそうなのか気になっています。
もちろん良い意味で個性的な歌い手もいますが。
by Cecilia (2011-01-08 20:11) 

Cecilia

Enriqueさん、nice&コメントありがとうございます!
是非ご覧になってください。
スーパーレッスンシリーズでとてもまじめに見ていたのはミシェル・ベロフとミシェル・ダルベルトのピアノレッスンですね。スーパーレッスンシリーズではなかったですが以前趣味悠々でフィッシャー=ディースカウの講座があり、それは録画して何度か見ています。
自分とはレヴェルが違いすぎますが、とても勉強になりますね。めちゃくちゃ難しい講座か本当に初心者向けのどちらかのような気もしないではないですが、どんどん放送してほしいですね。
バレエレッスンは少しだけ見ました。
by Cecilia (2011-01-08 20:24) 

Cecilia

arataさん、nice&コメントありがとうございます!
ボニーは現役なのだと思っていましたが、モーツァルテウムで教えているようですね。教えることに生きがいを感じているようで、今までで一番幸せということがテキストに書かれてありました。
彼女は五十代半ばで、まだまだ現役でいけそうなのに引退してしまったのですね?
生徒の皆さんはすでにプロのようですので、普通の学生とはわけが違いますが、音楽や生の喜びを感じさせるレッスンは素晴らしいです。
by Cecilia (2011-01-08 20:30) 

門前トラビス

クラシック音楽の歌唱(独唱でも、合唱でも)自体が、ある意味、ひじょうに特殊であり、普通に人間が歌う肉声と、かけはなれている、というのがポイントなのでしょうね~。
演歌のこぶし、ヨーデル、ハードロックのスクリーム、ヘヴィメタルのデス・ヴォイスなど、分野(?)ならではの特殊性&良いとされる規範があるので、誰から習ったのか?誰の影響を受けたのか?が芸風を大きく左右してしまうと思います。
POLICEのスティングのように、「素の声」でクラシックを歌うというアプローチは、彼ほどのビックネームでないと出来ない芸当ですので、ここに、”自分なりの歌唱とはいうものの、何かを手本にしなくてはならない”というジレンマが生じますよね~。その範囲内で”自分”を表現するというのが、ちょっとピンとこない面もあります。
いずれにしてもクラシック音楽の歌唱は、もっとラジカルなアプローチがあっても良いと思っております。
クラシックCDの売り上げは激減し、コンサートに行っても客の平均年齢は限りなく高い・・・声楽に限ったことではないですが、音楽が多様化する中で、クラシック音楽の在り方そのものを考えるときが来ているようにも思います。

話は変わりますが、バーバラ・ボニーさんは大好きです。明晰でさっぱりしたご性格が雑誌のインタビュー記事などでもよくあらわれていますし、実にキュートでありますね~~。CDでは聴いていますが、一度はステージ(実演)を拝見したいものです。
by 門前トラビス (2011-01-09 01:29) 

matcha

こういう番組を実現させることが、素晴らしいですね。
視聴率の問題などで、なかなか実現が難しそうですが・・。
最近、素人がオペラのアリアを歌って、喝采を受け
プロになってしまうニュースが、ぽつぽつ出ているのが
起爆剤となっているのでしょうか。
面白い企画だと思います。
by matcha (2011-01-09 06:30) 

Wちゃん

本題とは外れますが,,,,,

うち(というか隣の家)にも地デジ対応していない5年ぐらい前に買った29型ぐらいのテレビがあります。殆ど使われていないため捨てるのも惜しいので、東芝の外付けチューナーを買って取り付けようかと閑雅ています。アマゾンで価格を見ると、チューナーが17千円ちょっと、外付けハードディスクが2テラで1万円程度です。ディスク等への保存はできないでしょうが、残しておきたいほど素晴らしい番組はそうそう多くないでしょうから、2テラバイトあれば十分ではないかと。ハードディスクの増設もできますし。
7月に向けて、類似商品がもっと出てきて値段が下がると嬉しいです。
http://kakaku.com/item/K0000098151/feature/#tab
by Wちゃん (2011-01-09 08:27) 

Wちゃん

あ、変な変換ミスがありました。申し訳ありません。
(誤)閑雅て→(正)考えて
by Wちゃん (2011-01-09 08:30) 

Cecilia

門前トラビスさん、nice&コメントありがとうございます!
演歌のこぶしやヨーデルもマスターしてみたいです。ヨーデルは近いことならできます。

>誰から習ったのか?誰の影響を受けたのか?が芸風を大きく左右してしまうと思います。

日本では純正の”イタリアンベルカント”で学んでいるか、ドイツ式か、両者が混ざったものか・・・とかいろいろありますね。それぞれの良さを知りたいのですがなかなかうまくいきません。スティングはあのスティングでしょうか。(リュートもやっている)自分なりの歌唱というのは、主に発声面のことを指しますが、人それぞれに声のタイプが違い、夜の女王をやるようなタイプ、女中役タイプ、王女様タイプ、またイゾルデなんかをやるタイプというようにいろいろあります。女中役タイプなのにイゾルデみたいなヘビーな歌を歌ったら自分の声を壊します。ボニーが巨匠の声を真似するのではなく自分の声で・・・と言ったのはそういうことです。正しい発声によって自分の持てるもっとも良い声を引き出すということですね。もっとも私は声楽レッスン初期の頃にさんざんパヴァロッティやフレーニのCDにお世話になり、よく真似していました。(苦笑)声楽をやっている知人からも注意されました。

>クラシック音楽の歌唱は、もっとラジカルなアプローチがあっても良いと思っております。

声を壊さない範囲で。(笑)ラジカルと言えるかどうかはわかりませんがいろいろなアプローチを試みている人はいると思います。例えば昔はクラシックの発声と言えば”裏声”で歌うものと思われていましたが、敢えて表声(地声)を使う人もいます。米良さんもその一人。(笑)
バーバラ・ボニー、明晰でさっぱりしていますね。歌も良いですがますます好きになってしまいました。このレッスンの番組、今後が楽しみです。

by Cecilia (2011-01-09 08:52) 

Cecilia

matchaさん、nice&コメントありがとうございます!
大人の趣味の音楽レッスン向けの番組ですね。仲道郁代さんのショパンのレッスンは簡単なアレンジで初心者も楽しめる内容のようですが、スーパーレッスンシリーズは本格的に学びたい人向きです。初心者が見ても楽しめると思いますが。
ポール・ポッツとかスーザン・ボイルのようなオーディション番組とは違い、今回の企画はある音楽祭でのレッスンのようです。今まではNHKがヨーロッパの古城のサロンなどを借りての撮影だったと思いますが。

by Cecilia (2011-01-09 09:07) 

Cecilia

Wちゃんさん、コメントありがとうございます!
うちもとりあえずチューナーになると思うのですが、貼り付けていただいたものなどを参考に選びたいです。
10年ほど前にフィッシャー=ディースカウの声楽講座をやっていた時に録画しておいてよかったです。あの頃はいろいろ録りまくっていて整理できていなかったのでいまだに見ないとよくわからないビデオがたくさんあります。増えすぎたビデオテープの一部は引越しの時に処分しましたが、考えて録画しないとあとでまた苦労しそうです。チューナーはもう購入しても良いのですが、もっと値段が下がらないかなあと思っています。

閑雅・・・優雅な感じですね。(笑)
by Cecilia (2011-01-09 09:16) 

ユキタロウ

録画したものをやっと見ました。ベルビエ音楽祭のマスタークラスの映像ですね。風光明媚なアルプスの麓?ひなびた観光地の雰囲気ですが、講師によるレッスン風景は全て無料で公開されているようで、避暑を兼ねての音楽三昧は楽しそう・・・。

ボニー先生も本音全開で、とても楽しい一時が過ごせました。

今回はバリトン?でしたが、次はソプラノらしいので見物ですね!


by ユキタロウ (2011-01-09 11:19) 

Cecilia

ユキタロウさん、nice&コメントありがとうございます!
ご覧になったのですね。
ベルビエ音楽祭、恥ずかしながら知りませんでした。今までのスーパーレッスンシリーズとは違って音楽祭のレッスン風景だというのが面白いと思いました。NHKが一から企画するよりは安いということでしょうか??(詳しいことはよくわかりませんが。)今までのピアノレッスンなどでも音楽祭のレッスンだった時があるでしょうか。
去年の秋だったかボニーは日本でも公開レッスンを行っていたようです。教育に力を入れていますね。
バリトンも楽しかったですがやはりソプラノのレッスンは見ものですね。ミミもムゼッタもレッスンでは見ていただいたことがあるので興味深いです。それからテキストを購入して「ラ・ボエーム」だけでないしリートもあるということがわかりました。そちらも楽しみです。見逃さないようにしなければ!

by Cecilia (2011-01-09 17:40) 

すとん

 ちょっとコメントが遅くなってしまいました、失礼。

 私はこのレッスンを見て、驚いたのは、ボニー先生が発声の注意(目のところで歌えとか)をした後の、生徒さんの声が、すばらしく輝いた事。バリトンなのに、テノールのような輝かしい声になっていたじゃないですか! あれは、すごいです。

 実に効果的なアドヴァイスをする先生と、それを即座に自分の中に入れる生徒。いやあ、さすがにマスタークラスだなあと思いました。その他にも、なんか色々とうなづきながら見てしまいました。いやあ、この番組、いい勉強になりますよ。

 来週はソプラノですね。予告では、ボニー先生、歌ってましたね。同じ声種の生徒さんを教えるわけですから、きっと、レッスンも濃いでしょうね。今から楽しみです。


by すとん (2011-01-09 19:51) 

Cecilia

すとんさん、コメントありがとうございます!
テキストを買ってしまいました。ただし、ちょっというかかなり不満なのはすべての曲の楽譜がないことです。ミミやムゼッタの楽譜はあるのでいいのですが、ショナールの楽譜がないじゃないですか!
まあ「ラ・ボエーム」はスコアがあるので良いですけれど。
「ラ・ボエーム」だけでなかったのですね。ブラームスの「死は冷たい夜」もあるので楽しみです。(実はレッスンで見ていただいた時に結構手ごたえがあった曲でした。)
発声の注意で目とか頬(骨)を上げる話をしていましたね。レッスンを見てやっぱり重要なんだと思いました。先生によっては否定するじゃないですか。
次回以降も楽しみですね!

by Cecilia (2011-01-10 07:52) 

ユキタロウ

参考までに・・・Verbier Festival(ヴェルビエ音楽祭)のHPはこちらです。

http://www.verbierfestival.com/home/

>ベルビエ音楽祭、恥ずかしながら知りませんでした。

実は私も、2007年に庄司紗矢香が出演していたのを、彼女のスケジュール表から発見して知ったのが最初です。(笑)

この音楽祭はプロムス並みに公演の模様を配信していまして、今でも昨年のビデオが見られます。写真もありますが・・・ボニー先生のお姿は・・・ちょっと見あたりません。

ビデオはこちら。

http://www.verbierfestival.com/multimedia/videos/
by ユキタロウ (2011-01-10 13:38) 

伊閣蝶

スーパーレッスンにオペラ版もあるのですね。
早速NHKの番組表を確認したら、今週末の14日にも教育テレビで放映されるとのこと。
これは是非とも私もみたいと思います。
第1回の再放送も同じ日の早朝にあるようですね。
嬉しい情報をありがとうございました。
by 伊閣蝶 (2011-01-10 15:45) 

Cecilia

ユキタロウさん、再コメントありがとうございます!
そしていろいろと情報をありがとうございます!
今出先から書いていますのでまた家でじっくり見たいと思います。
庄司紗矢香さん、興味あるヴァイオリニストです。
デビューした頃からとても感じが良い方だなあと思っていました。
実はあまり聴いてはいないのですが、じっくり聴きたいと思っています。
by Cecilia (2011-01-10 18:27) 

Cecilia

伊閣蝶さん、nice&コメントありがとうございます!
お役にたててうれしいです。
テレビを見ることもめっきり減ってしまって(家族が見ているせいと自分は暇があればPCに向かっているせい)情報に疎かったのですが、ブログ仲間から情報をいただくことで間に合いました。
是非ご覧になってください。
by Cecilia (2011-01-10 18:29) 

Cecilia

ユーフォさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2011-01-18 08:16) 

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