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ヴァイオリンの付属品(松脂・弦・肩当) [ヴァイオリン]

この前私の手持ちのヴァイオリン2挺の弾き比べをしました。(こちらです。)

☆約20年前に購入した中国製ヴァイオリン(弦はすべてPirastoro)+付属の中国製弓
☆11月に購入した鈴木ヴァイオリン(E線のみPirastoroでほかは不明)+付属の弓(たぶん日本製ですが鈴木のものではないと思われる)
☆(上記の)鈴木ヴァイオリン+中国製ヴァイオリン付属の弓

での比較だったわけですが、重大なことを書き忘れていました。
弓の違いは決定的だということがわかりました。私の手持ちのものの比較では中国製の弓のほうが良かったですが、その弓の毛はおととし替えたものでした。あまり弾いてなくても毛が取れてくる(抜けるのではなく切れる)のですが、それでも最近手に入れた日本製より毛が多いです。あと、中国製のほうが太くて重いです。(楽器も若干大きなつくりになっていると思っています。)
たぶん私には軽すぎる弓よりも若干重い弓のほうが良いのだと思います。高校生の頃は重いのが嫌でした。毛がたっぷりの弓よりもかなりたくさん取れて軽くなった弓のほうが調子が出ると思っていました。それと松脂はたっぷり付けない派でした。

前回書き忘れた重大なこと、それは弓の重さや毛の量もなのですが、松脂のことです。
私はそれぞれ違う松脂を使っているのです!
中国製のほうには以前から持っていた黒い松脂を、日本製のほうには茶色の松脂を使っています。
中国製のほうが良かったことの原因の一つには松脂も影響しているのかもしれません。

松脂は全部で4個持っていますが手に入れた順に書きます。
☆木の枠に入った松脂(黒)・・・中国製ヴァイオリンを購入した時に付属品で入っていました。弓の幅に合わせて作られています。磨り減ったら枠の中でシコシコできますが、そこまで使っていません。かなり初期に使いにくいと思って新しく買ってしまったのでした。端のほうが5ミリほど欠けています。ちなみに木の枠から外れないようになっています。

☆丸くて黒い松脂・・・中国製ヴァイオリンと共に長いこと使っていました。ケースが紛失しているため、どこの製品かわかりませんがPirastoroだったかもしれません。

☆丸くて茶色の松脂・・・鈴木ヴァイオリンに付属していました。鈴木ヴァイオリンの付属と言うより、前の持ち主が購入したものなのだろうと思います。ビールの色に近い茶色でしょうか。

☆Pirastoroの松脂・・・未使用品です。飴色と言ったほうが良い茶色ですね。美味しそうです。(笑)四角くて小さな石鹸みたいです。Pirastoroってイタリアっぽい名前ですが、これはドイツ製です。(ドイツのメーカーなのでしょうか。)

上で黒い松脂と書きましたが、二つとも一見黒ですが黒褐色ですね。ロッテ花梨入りのど飴みたいな色でしょうか。

同じ松脂でもこのようにいろいろあるわけです。まだまだいろいろあるのですよね。
よくわからないで買っていましたが、色によって音色が変わるのでしょうか。
4つもあればもう死ぬまで買わなくていいかもしれません。(あくまでも私の話。プロのヴァイオリニスとはどれくらい消費しているのでしょうね。)

松脂はこの4つで良いとして、弦による違いは確認したいですよね。とにかく弦が切れるまで替えない私ですが、それぞれの弦が違うメーカーだといけないでしょうか。リュートを演奏される方の記事を読むと切れなくても頻繁に弦の交換をされているようですし。うちのギターの弦なんてたぶん20年間替えていません。(苦笑)
ヴァイオリンの弦は近くの楽器店においてあったのでPirastoroにしていましたが、Dominantというのがとても気になっています。先日は切れた時に備えて格安の弦を購入してしまいましたが。(中国製のOlympiaというもの)

あ、あと同じ松脂でもヴァイオリンとヴィオラ、チェロ、コントラバス、二胡などでどういう違いがあるのでしょうね。

あと、最近肩当を使っていません。中国製ヴァイオリンを購入した時、やはり肩当がないと弾きにくいだろうと思って、鈴木の肩当を購入したのですが、引っ掛けるゴム(極太の輪ゴム!)が切れてしまったのと、一箇所引っ掛ける部分が壊れたのがきっかけです。ゴムを替えれば使えないことはないと思うのですが。やっぱりあるほうが弾きやすいと思います。長いことなしで弾いていたので感覚を忘れていますが。




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コメント 17

伊閣蝶

記事を拝見していて、なるほどなあ、となんども頷かされました。
私はバイオリンを弾いたことがないので、知らないことばかりです。
でも、バイオリン奏者の方たちは、そうした全てのことに気を配って演奏をなさっているのだなと、当たり前のことながら、感心してしまいました。

by 伊閣蝶 (2011-01-26 10:49) 

Cecilia

伊閣蝶さん、nice&コメントありがとうございます!
ほかにも気を配ることが多いでしょうね。ペグとか、アジャスター、駒の問題もあるのですが、また今度にします。ペグソープと言って、ペグの滑りをよくするものを購入しましたがまだ使っていません。ペグもスワロフスキー付きの綺麗なものを購入していますが、工房で調整してもらう必要があり、そのままになっています。(中国製には不釣合いな代物でした。)
by Cecilia (2011-01-26 11:22) 

すとん

 松脂も奥が深そうですね。音色というか、音の鳴りとか、立ち上がりとかが、違うかもしれませんね。こだわる人は、松脂にもこだわっているから、かなり違うのでしょうね。

 松脂は、色が黒っぽいものは柔らかく、透明な感じのものは純正松脂に近くて硬いと聞きました。ちなみに硬い松脂だと雑音が出にくく、柔らかい松脂は取り扱いが容易なんだそうです。ちなみに、私はピラストロのシュバルツという、黒くて柔らかくい万能松脂を使ってます。万能松脂を使っているという点で、松脂にこだわっていないという事がバレバレです(汗)。


by すとん (2011-01-26 14:08) 

Cecilia

すとんさん、コメントありがとうございます!
自分のものもシュバルツなんじゃないかと思えてきました。たぶんそうでしょう。
記事を書いてからいろいろ検索してみたのですが、あまりにも年数が経った松脂はだめっぽいです。(汗)私の黒松脂、20年以上経過しています!
最近購入した未使用品を使うべきだと思えてきました。綺麗なのでもったいないのですが、使うしかなさそうです。傷をつけて使いやすくなるまでが大変ですが。そして”賞味期限内”にたくさん使うことができるよう練習に励むほうがよさそうです。
すとんさんがおっしゃることをそのまま受け取れば、鈴木についていたものが一番純正に近いということですね。
万能松脂ですが、ニ胡用として売られているものは粗悪品が多いのでヴァイオリン用を使うほうが良い、というのも検索で知りました。
by Cecilia (2011-01-26 14:31) 

matcha

「毛が取れてくる」や「毛が抜ける」という言葉に、ドキッとします。(笑・・・)
家にもヴァイオリンが有りました。親父が好きで買ったものです。
が、子供のときいたずら好きで、弓の毛を抜いて遊んでいたら
怒られたことを憶えています。そう云えば、親父は禿でした。(笑・・)
話は変わりますが、松脂って禁煙飴の主成分なんですよね。
by matcha (2011-01-26 15:55) 

Cecilia

matchaさん、nice&コメントありがとうございます!
禁煙飴というものがあるのですね。パイポしか知りませんでした。
しかもその中に松脂が入っているなんて!
弓の毛を抜いて遊んだら、それは叱られますよ~!(笑)
お父様はヴァイオリンをされたのですね。
by Cecilia (2011-01-26 16:38) 

Cecilia

蒼伊のあさん、はじめまして。
niceありがとうございます!
by Cecilia (2011-01-26 22:05) 

木曽のあばら屋

こんにちは。
私はドミナントの弦を張っています。チェロですけど。
他の弦を張ったことはまだありません。
いろいろ試してみたいものです。

松脂は「ミランの黒」を使ってます。

弓ももう一本ほしいなあ・・・(溜息)。
by 木曽のあばら屋 (2011-01-26 22:21) 

Cecilia

木曽のあばら屋さん、コメントありがとうございます!
チェロでドミナントの弦って高そうですね~。
使い心地はいかがでしょうか。私の中国製ヴァイオリンがまあまあだったのも弦がまあまあだったせいかなあと思うのですが、安いヴァイオリンでも松脂・弦でよくなるものなのかなあという気もしています。
「ミランの黒」、検索で知りました。気になります。
次に弓を購入する時は”フェルナンブーコ”かなあと思っています。
by Cecilia (2011-01-27 08:14) 

Enrique

フェルナンブーコって弓の材質のことですね。ブラジルの木で,弾力と粘りが最高らしいですね。以前楽器の木材を調べた時出てました。
松脂は良く知りません。
駒の高さ・カーヴも弾きやすさにすごくききますね。
チューニングには弦のアジャスター,ペグのすべり調整,etc.
使いやすい愛器にするには,なかなか項目が多いものですね。
私は殆ど弾けませんが。

by Enrique (2011-01-27 20:19) 

Cecilia

Enriqueさん、コメントありがとうございます!
ヤフオクなんかでよく見かけます。カーボン弓も気になります。楽器に吸い付くような弓、欲しいですね。
松脂、私の場合は付けすぎではなく、足りないほうかもしれません。
いつかワンポイントレッスンを受けて教えていただきたいです。中国製ヴァイオリン、ペグのすべり調整をしたかったですが、ペグがあまりにも粗悪品(摩擦する部分の塗料が剥げて白木がむき出しになっている)なので、おととし変えようと思ってスワロフスキーつきのペグを買いました。しかし、自分で簡単に交換できないと知ってそのままになっています。
by Cecilia (2011-01-28 08:23) 

Cecilia

galapagosさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2011-01-28 08:24) 

Cecilia

cfpさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2011-01-28 08:25) 

ながぐつ

お久しぶりです!
松脂だけでもとても奥が深いのですね。

by ながぐつ (2011-02-02 22:40) 

Cecilia

ながぐつさん、nice&コメントありがとうございます!
その奥の深さをまだよくは理解していませんが、少しわかったような気がします。
by Cecilia (2011-02-03 09:17) 

Cecilia

krauseさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2011-02-04 06:13) 

Cecilia

ユーフォさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2011-02-08 08:54) 

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