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歌う時単語の途中で切るのはどうなのか [声楽]

ブレスが長続きしない私ですが、歌う時には歌詞が途中で切れないよう、ワンフレーズをきちんと歌うようにしなければならないとは思っています。
これが合唱だとごまかすこともできるのですが(カンニングブレスと言って本来すべきでないところで息継ぎをする。皆で同じところで切るのはまずいのでそうならないように相談します。笑)、ソロだとごまかすことができません。
外国語の曲だと一般の方にはわかりにくいのでごまかしやすい(本当はそれではいけないのです!)のですが、日本語だとばればれになってしまいますよね。
とにかくクラシックの歌い手は単語の途中で言葉が切れないように気をつけて歌うのが当然のことなのですが、これがポップスだと勝手が違って皆当然のように一つの単語を切っています。(例えば♪ハーモニー♪を♪ハー、モニー♪と言うように・・・。)
これがなぜなのかわかりません!
クラシックの声楽を学んで現在はシンガーソングライターをしている知人がいます。彼女の歌を聴く機会もあるのですが、やはり単語を途中で切っています。
ポップスではそうするように指導されているのかどうか知りませんが、一つ言えるのはそのようにするとポップスらしく聞こえるということです。
シンガーソングライターの彼女に一度聞いてみたいものです。受けた教育はクラシックですがどう思って途中で切っているのでしょうか。

ところで話は変わりますが、6月にバーバラ・ヘンドリックスのコンサートがあると思って楽しみにしていたら(チケットは入手していませんでしたが)中止になってしまいました。社会奉仕活動もたくさんしている歌手で、中止はしないかも・・・と期待はしていたのですが(愛知県豊田市で予定のコンサートでしたし)、やっぱり中止でした。
まあ彼女が来日を希望したとしてもノルウェー・アークティック・フィルハーモニーの考えもありますしね・・・。
非常に残念です。



また7月末にはフィリップ・ジャルスキーのコンサートに行く予定ですが、こちらは仙台公演が中止です。これはまあ仕方がないでしょうね。
下の演奏は今度一緒に来日するアンサンブル・アルタセルセではなく一昨年一緒に来日したラルペッジャータとの演奏です。実はこのCD、まだ入手していません・・・。(注:ジャルスキーはカウンターテナー歌手です。この動画では他の歌手も出てきますね。)


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すとん

 ポップスで平気で単語の途中でフレーズが切れる理由の一つとして“曲先(きょくせん)”だという事があげられるんじゃないかな? 例えば、曲を作る時、メロディーやアレンジを先に作って(時には先にレコーディングすらしてしまうケースもあり)、最後にメロディーに歌詞を当てはめていく手法であるため、歌詞がメロディーに対して不自然な付き方をしている事があるわけで、それを無理やりに歌うために、歌い方にも無理が生じる…って事がありますね。

 あと、J-POP界では、作詞家/詩人と言う人たちが減ってきています。今のJ-POPの歌詞は、プロの作詞家の手によるものは少なく、歌手やバンドのヴォーカル担当者が、自分の生活雑感をメロディーに載せて歌うケースが増えていて、J-POPの歌詞が、どれもこれも類型的になり、使用される言葉も限定的になってきて、どの曲も歌詞は同じような感じになってきたという話/嘆きもよく耳にします。

 どちらにせよ、現代のJ-POPでは、歌詞が軽い扱いを受けているという事だけは、事実としてありそうですね。

 その点、クラシック~現代音楽は、まだまだ“詩先”であり、言葉を大切にする傾向があるんだと思います。


by すとん (2011-05-11 09:55) 

Cecilia

すとんさん、コメントありがとうございます!
記事で書いた私の知人はクラシックの声楽の教育を受けていて、”詩先”の感覚があるはずだと思います。また彼女の場合はシンガーソングライターとしての活動をしていますが、曲が先ということもないと思います。もしかしたら”曲先”かもしれませんが。♪ハー・モニー♪は彼女の曲の中に出てきて実際聴いていますが、メロディーの流れからいえば♪ハーモニー♪と繋げて歌うことは充分可能です。息が苦しくなったとも思えませんし。直接聞くのが良いでしょうかね?(笑)
まあ”曲先”の曲が多いというのも知っています。
そういえば私が好きな米良美一さんが歌っている「ごめんね」という曲はピアニスターHIROSHIさんが先に曲を作っていますが(ピアノ曲)、後から歌詞がつけられています。今あらためて聴いてみましたが、単語の途中で切れることはありませんでした。この曲、J-POPと言ってよいと思うのですが。(作詞は山川啓介)
米良さんのように言葉を大切に歌おうと意識している歌手はJ-POPにもいるはずだと思います。これから意識して聴いてみたいと思います。

>あと、J-POP界では、作詞家/詩人と言う人たちが減ってきています。今のJ-POPの歌詞は、プロの作詞家の手によるものは少なく、歌手やバンドのヴォーカル担当者が、自分の生活雑感をメロディーに載せて歌うケースが増えていて、J-POPの歌詞が、どれもこれも類型的になり、使用される言葉も限定的になってきて、どの曲も歌詞は同じような感じになってきたという話/嘆きもよく耳にします。

なるほど。確かにそんな気がしますね。
by Cecilia (2011-05-12 08:28) 

Cecilia

ユーフォさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2011-05-12 08:30) 

伊閣蝶

なるほどなあ、と感心しながら拝読しました。
いわゆるJ-POP系の歌手が、歌詞の意味をあまり考えることなく、ブツブツと切って歌うことには、私も大変強い抵抗感を抱いてきましたが、彼らが歌う際のオーバーアクションなどを考えると、実際に息切れがして一つのフレーズを歌いきることができない、ということもあるのかな、と思ったりもしました。
オペラ歌手は、ときとして激しい動きの中で歌うことを強いられますが、だからといって、不用意なブレスでフレーズを切ることはありません。
これは本当に大変なことであり、事実、友人のオペラ歌手によれば、その時な本当に「死ぬかと思う」とのことです。
さすがにプロだなと感心しましたが。
もう一点、今のJ-POPは、カラオケなどで普通の人が歌うことをかなり強く念頭に置いている、ということもありそうな気がします。
音楽的な訓練を受けていない素人でも気持ちよく歌えるために、フレーズを切ることに対する罪悪感を抱かせない、などという変な気配りもあるのかもしれませんね。これはもちろん邪推ですが。
70年代くらいまでの歌手は、流行歌の歌手でもきちんとしたトレーニングを積んできていましたから、その頃の歌い手がフレーズをブツブツ切る、ということはなかったようにも思います。

by 伊閣蝶 (2011-05-12 12:46) 

Cecilia

伊閣蝶さん、nice&コメントありがとうございます!
ピアノやギターで伴奏しながら歌うと息切れしやすいかもしれませんね。座りながら歌うとどうしてもそのようにならざるを得ないところがあるかもしれません。
しかしメッセージ性のあるフォークソングなどならなおさら言葉に気を使う必要があるのではないのだろうか、なんて思ったりもします。
伊閣蝶さんがおっしゃることと同じようなことですがオペラ歌手も寝転んで歌ったり、歌にはきつい体勢も多いのですから、やはり訓練次第なのではないのだろうかとも思います。
音楽的な訓練を受けていない素人がカラオケで歌う際にはその曲を歌手が歌っているように細かいところまで真似ることが多いと思います。私もカラオケではそうです・・・。(苦笑)カラオケで敢えてオリジナル性のある歌い方をする人もいないでしょうかね。
今吉田拓郎の「結婚しようよ」を聴きながら書いていますが、やはり句読点で切っています。他にも聴いてみますが、基本的に句読点で切るのがある時期までは常識だったのではないのでしょうか。
きちんとしたトレーニングを積んだ歌手と言えば、「北海の満月」を歌う井沢八郎が浮かんできます。ポップスとは違いますが。
弾き語り歌手も気になって小坂明子の「あなた」も聴いていますが、やはり単語の途中で切ってないですし、きちんと一つのフレーズを歌いきっていますね~。
by Cecilia (2011-05-12 16:44) 

norip

VIA CRUCIS

このCDすっごく良いですよ~~~
テリー・サバラスのような風貌の彼のテノールにはまっています。カーオーディオの演奏はず~~~っとこればかり♪

by norip (2011-05-12 17:39) 

シズコ

Ceciliaさん、こんばんは。
バーバラ・ヘンドリックスさんって、名前だけは知っていましたが、歌声は初めて聴かせて頂きました。優しく子音の発音をなさる方ですね。

ウィキペディアでこの方の名前で検索したら、「1998年には、北京の紫禁城で行われた『トゥーランドット』の歴史的な公演において、リュー役を演じた。」と書いてあったので、「えっ!?じゃあ、チャン・イーモウ(私が大好きな中国の映画監督です。)が演出したって言うあれかい?」と、「トゥーランドット」→「中国における演奏」で検索したら、やっぱりそうでした!

初めて「トゥーランドット」という名前を知ったのは、実は津雲むつみさんという漫画家のオペラ漫画でした・・・今調べたんですが・・・・タイトルがよくわからない!!我が家にあるのは「ばらの騎士」と言う文庫本です。
「なんで中国のお姫さまの名前が『トゥーランドット』かい!?」と、自称?中国好きのワタクシは(なんちゃって!)疑問に思ってたんですが、「紫禁城でやった!」と聞いたときは、私も「わー聴いてみたい!」と思いました。
実は一番初めに行った外国が、高校のOG合唱団で、大学1年生の夏に行った中国での演奏旅行だったんです。その時、紫禁城=故宮博物館も見学させてもらいました。あいにくの雨でしたが、とても素晴らしい経験でした。

話を元に戻しますね。(^-^)
ウィキペディアの「トゥーランドット」中国口演を読んでいたら、ちなみに中国語で「トゥーランドット」=「杜蘭朶」、そしてウケタのは、「誰も寝てはならぬ」=「今夜無人入眠」!・・・・なんか、すごーく判り易いですなあ~!(爆)
中国語学習の意欲が湧きます♪(^0^)v

カンニングブレス、とっても懐かしい単語ありがとうございました。私も高校時代、相談してやりました。息継ぎは本当に難しいです。(涙)私はどちらかと言うと、そんなに長く発声はできません。だから教会で賛美歌を歌うときも、洗礼を受けたばかりの時は「カンブレ」してました。けれど最近は「これじゃーいかんな~」と、切れたときは正直にそこで辞めることにしています。気をつけるのはやはり発声が地声にならないようにでしょうか?6年前の大学の合唱のOBステージで「シズコ!地声!」と何回指揮者の先輩に注意されたかわかりません。それにどうしても地声で歌っていると最後は声枯れちゃいますもんね。。。。そこだけは注意して歌ってます。

フィリップ・ジャルスキーさんは初めて知りました。You Tubeの最初4分だけ聴かせて頂きましたが、とても綺麗なカウンターテナーですね。思わずパソコンのボリューム、目一杯上げちゃいました。私、この方の声好きです。
ラルペッジャータという団体も初めて知りました。検索したら「バロック・アンサンブル」と書いてありましたが、この方たちが使っている楽器は古楽器?とか言うのでしょうか?わからないので、どうぞ教えて下さい。
とってもこの演奏も素敵でした。こちらも私、好きです。
素敵な歌手の方を二人も、そしてラルペッジャータさん(と言って良いのかな~?)も教えて頂きありがとうございました。ここに来ると、音楽の知識が増えて、少し頭が良くなったような気がします。(錯覚?^0^;)

ヘンドリックスさんは残念でしたけど、素敵なコンサートに行かれるんですね。羨ましいです。私は二年続けて山形に来る「フジコ・へミング」のコンサート、今年こそは!と楽しみにしていたのですが、チケットが私が思っていたより、ちょっと高くて手が出なかったのと(フジコ・へミングさんにしては、格安だと思うのですが、私には無理だったんです。)丁度その時期(7月上旬です)サクランボの収穫があったりするので、残念ですが諦めました。

今日は一日病院受診で帰ってきて、帰宅後BSの桑名正博さんの「セクシャル・ヴァイオレット・No.1」と、,小比類巻かほるさんの「HOLD ON ME」聴いてました。あー懐かしかった♪実は、この「HOLD ON ME」私のカラオケの持ち歌だったんです。一緒に歌ってみたのですが、高声が随分出なくなってしまっていて、「あー20代とは違うなあ」とちょっと淋しくなっちゃいました。でも小比類巻さんの声も、私の記憶より若干低めで太くなっていた感じがして、「あー年齢なりの声になっていくんだなあ」と実感しました。「HOLD ON ME」は、最後がフェイドアウトして終わるので、結構カラオケで歌うの、難しかったんです。
山本潤子さんって、誰だろう?と思ってテレビを見ていたら、・・・・「FEELINGS?・・・・・!?ハイファイセットかあ~?」と思い出しました。なんだか懐かしかったなあ。私の青春時代でした。
カラオケ・・・・久しぶりに行きたくなりましたよ。
あーあーハモりたいよ~♪Ceciliaさんとお会いできたら、絶対お願いして、ハモらせて頂くのになあ・・・・。

BSプレミアムの「J-POP青春の’80」結構懐かしい曲が流れて好きです。
先日は初めて「宮川彬良のショータイム」を見ました。ゲストに「ムッシュかまやつ」さんが出てて、とてもそこが懐かしかったです。
まだ「どれみふぁワンダーランド」が終わって、慣れてないせいかなあ・・・ちょっと他の部分は、私には賑やかすぎて「もう少ししっとり音楽が聴けたらなあ~♪」と思いました。

わー一杯書いちゃった!読んでくださってありがとうございました。
オヤスミナサイ。

by シズコ (2011-05-12 22:25) 

Cecilia

noripさん、コメントありがとうございます!
タイトルだけ見たら滅茶苦茶お堅い宗教曲のCDかと思うのですが、クラシックが好きでない方でも楽しめる内容なのではないのだろうかと思います。
あのテノール(たぶん同じ人ですよね?)素敵ですよね!
しびれてしまいそう~。
by Cecilia (2011-05-14 18:09) 

Cecilia

シズコさん、コメントありがとうございます!
ヘンドリックスのCDで、シズコさんに是非聴いていただきたいのは黒人霊歌ですね。
http://www.amazon.co.jp/%E6%B7%B1%E3%81%84%E5%B7%9D-%E9%BB%92%E4%BA%BA%E9%9C%8A%E6%AD%8C%E9%9B%86-%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%A9/dp/B00005GIZL
試聴だけでも味わってください。

歴史的な「トゥーランドット」のことは聞いたことがありますがヘンドリックスが歌っていたことを知りませんでした。彼女のリューはさぞかし素晴らしかったのではと思います。
こちらで聴けますね。
http://www.youtube.com/watch?v=Dp1K-kzCCrw&feature=related

地声の話ですが、最近演歌の発声について知りたくてある演歌教室のサイトを見ました。裏声で歌うことは”逃げ”のように捉えられていて、合唱の人が陥りがちな”悪しき習慣”みたいに書かれていて笑えました。
地声をきちんと出せることも必要だと感じています。
ジャルスキー、素敵でしょう?(笑)
初めて聴いた時から惚れてしまいましたもの。(顔は後で知りました。)
ラルペッジャータが使っているのは古楽器ですね。(リュートやバロックヴァイオリンなど・・・)
ジャルスキーが今度来日する時共演するのはアンサンブル・アルタセルセでこんな感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=K7PTeoDDZNA&feature=related

年齢が上がるに伴って声が変わっていくというのは悲しいところでもあるのですが、悪いことばかりでもないようにも思います。とにかく少しずつでも歌い続けることでよい感じに熟成させていきたいと思います。
本当にいつかハモりましょうね!今は友人と二人でのハモりを楽しんでいますが、シズコさんとハモれるのを楽しみにしています。


by Cecilia (2011-05-14 18:31) 

Cecilia

cfpさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2011-05-14 18:45) 

Cecilia

Halumiさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2011-05-30 08:39) 

REIKO

遅コメすみません・・・(^ ^;)
(ADSL⇒光への変更トラブルで一週間ネット難民だった時の記事でした)
これは私も気になってたんですよ。
紅白歌合戦の時くらいしかJ-POP聴きませんが(笑)、字幕を見ていないと歌詞が聞き取れず、何を言ってるか分からないのが非常に多いです。
他の方のコメントにもあるように、まず曲自体が音の高低やリズムと歌詞の日本語イントネーション&切り方との間に齟齬がありますよね。
それから、Ceciliaさんのおっしゃる歌い方の問題(ヘンなクセ?を付けて歌う)、発声や滑舌の悪さ(←歌の基本がなってない)・・・。
吉本のお笑い芸人が、どんなに早口でまくしたてても、ちゃんと言葉が聞き取れるのは、彼らが相当訓練を積んでるからです。
いくらテンポが速く、リズムが複雑な曲でも、言葉を届ける術はあるはずなんです。
きっと、歌詞に素直な旋律やリズムで曲を書き、またそれを素直に歌うこと・・・が古臭くてつまらないと考えられるようになり、その反対が「カッコいい」になってるんじゃないでしょうか。
でも歌モノって、「言葉を届ける」ことが最大目的のはず・・・それを忘れないで欲しいですよね。
by REIKO (2011-06-01 20:56) 

Cecilia

REIKOさん、コメントありがとうございます!
こちらこそ、拝見はさせていただいているのですが音律の話にはなかなか突っ込めないのと忙しいのとでコメントできていません。
余裕がある時にまたコメントさせてください。

私、ポップスの方々というのは敢えてそうしているのではないのかなあ(つまり単語を本来切ってはいけないところで切る)、なんて思っています。でもポップスの歌い手でもきっとそういう部分を大切に丁寧に歌っている人はいるのではないのだろうかとも思います。

>発声や滑舌の悪さ(←歌の基本がなってない)・・・。

私も偉そうなことは言えないのですが・・・(苦笑)。

>吉本のお笑い芸人が、どんなに早口でまくしたてても、ちゃんと言葉が聞き取れるのは、彼らが相当訓練を積んでるからです。

本当にそうですよね~。それに比べると声楽家というのは発声面に偏りすぎているし訓練が足りないのではないのだろうか、と思います。あと宝塚や劇団四季などのミュージカル畑の人のほうがそこらへんの訓練が行き届いていると思います。

>きっと、歌詞に素直な旋律やリズムで曲を書き、またそれを素直に歌うこと・・・が古臭くてつまらないと考えられるようになり、その反対が「カッコいい」になってるんじゃないでしょうか。
でも歌モノって、「言葉を届ける」ことが最大目的のはず・・・それを忘れないで欲しいですよね。

そうですよね。歌詞に素直な旋律やリズム・・・こういう歌は歌いやすいし(当たり前ですね。)気持ちが良いです。でもそういう歌は確かにダサいと思われている面があると思います。
by Cecilia (2011-06-02 08:34) 

March Hare

作詞家永六輔が、故中村八代と故いずみたくを評して、中村は、詩の世界を全く理解せずに作曲したが、反対にいずみは、詩の意味を汲み取って作曲したと言ってました。
前者の「上を向いて歩こう」と後者の「見上げてごらん夜の星を」を比較すれば明白です。
上を向いて歩こう
涙がこぼれないように
なぜこの文が倒置されているのかを考えればあのようなフレージングのメロディーは有り得ないんですね。坂本九は作詞家と作曲家のどちらの立場も理解して、その狭間に悩んだそうです。
そういう意味では、そもそも詩の意味を考えて作曲されているとは限らないと思います。特にJPOPに置いては。
歌手が勝手な解釈で歌うというのは私は反対だけど、そもそもそこまで考えて作曲されているとは限らないのじゃないかと。
by March Hare (2011-07-27 16:31) 

March Hare

中村八大でした。すみません。
by March Hare (2011-07-27 16:45) 

Cecilia

March Hareさん、コメントありがとうございます!
私はたぶんいずみたくのほうが好きです。
♪希望と言う名の~♪とか好きです。そして「上を向いて歩こう」より「見上げてごらん夜の星を」のほうが好きです。

>坂本九は作詞家と作曲家のどちらの立場も理解して、その狭間に悩んだそうです。

知りませんでした。ちょっと勉強になりました。ありがとうございます。
米良さんが歌っている「ごめんね」も最初はピアノ曲として作曲されていましたね。(ピアニスターHIROSHIさんが作曲)
by Cecilia (2011-07-29 22:16) 

March Hare

まあ、「上を向いて歩こう」が、アメリカで"Sukiyaki"としてヒットしたということは、作詞家の立場としてみれば屈辱以外の何物でもないわけですが、逆に考えると、中村八大はそれ程のメロディーライターであったということでもあります。
私は、やはり「見上げてごらん夜の星を」や「女ひとり」の方が好きではあるのですが。
by March Hare (2011-07-29 23:39) 

Cecilia

March Hareさん、再コメントありがとうございます!
なぜ"Sukiyaki"なのだろうと思いますが・・・。(笑)
私は中村八大の曲では「遠くへ行きたい」が好きかもしれません。
by Cecilia (2011-07-30 04:17) 

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