ヴィオロン・チェロ・ダ・スパッラによる無伴奏チェロ組曲 [音楽鑑賞]
シギスヴァルト・クイケンの無伴奏チェロ組曲(J.S.バッハ)の演奏を聴いてみました。
バッハは協奏曲やカンタータなどの宗教曲中心に聴いているのですが、普段はあまり聴かない無伴奏チェロ組曲を今回は何度も聴いていました。
NAXOS MUSIC LIBRARYで全曲試聴できます。→こちら
NMLの試聴もできますが、公式な動画でクイケンの演奏(無伴奏チェロ組曲)を聴くことができます。
上のCDは動画に出てくるヴィオロン・チェロ・ダ・スパッラという肩掛けチェロ(チェロの古楽器)を用いて演奏されています。
BWV1007prelude(40秒過ぎたあたりから演奏が始まります。)
BWV1007courante
無伴奏チェロ組曲の名盤をたくさんお聴きの方はこの演奏に関して思われることも多いと思うのですが、私はあまりたくさんは聴いていませんので素直に楽しめます。(・・・というか比較しようと思ってカザルスも聴いているのですがイマイチよくわからないのです。)でもこの楽器、弾きにくそうですね。クイケンは体格が良さそうなので大丈夫でしょうけれど・・・。
左のサイドバーにヴァイオリンを演奏する奏楽天使の画像を載せていますが、顎にはさまずに演奏していますよね。顎にはさまないとどうなのでしょう?顎にはさむのも痛いですけれど、はさまないと弾きにくいのでは・・・などと思ったりします。
またクイケンの動画で使っている弓、これはバロックボウというものですが、使ったことがないので弾き心地がわかりません。バロックヴァイオリンでなくて普通のヴァイオリンに使ってみたらどうなのでしょうか?
ヴィオロン・チェロ・ダ・スパッラについてこちらのサイトで寺神戸亮さんの演奏や解説を聴く事ができます。少しだけ聴いてみましたが、寺神戸さんのほうがクイケンより滑らかに弾いているように思えました。(楽器は同じ製作者らしいです。)
バッハは協奏曲やカンタータなどの宗教曲中心に聴いているのですが、普段はあまり聴かない無伴奏チェロ組曲を今回は何度も聴いていました。
NAXOS MUSIC LIBRARYで全曲試聴できます。→こちら
NMLの試聴もできますが、公式な動画でクイケンの演奏(無伴奏チェロ組曲)を聴くことができます。
上のCDは動画に出てくるヴィオロン・チェロ・ダ・スパッラという肩掛けチェロ(チェロの古楽器)を用いて演奏されています。
BWV1007prelude(40秒過ぎたあたりから演奏が始まります。)
BWV1007courante
無伴奏チェロ組曲の名盤をたくさんお聴きの方はこの演奏に関して思われることも多いと思うのですが、私はあまりたくさんは聴いていませんので素直に楽しめます。(・・・というか比較しようと思ってカザルスも聴いているのですがイマイチよくわからないのです。)でもこの楽器、弾きにくそうですね。クイケンは体格が良さそうなので大丈夫でしょうけれど・・・。
左のサイドバーにヴァイオリンを演奏する奏楽天使の画像を載せていますが、顎にはさまずに演奏していますよね。顎にはさまないとどうなのでしょう?顎にはさむのも痛いですけれど、はさまないと弾きにくいのでは・・・などと思ったりします。
またクイケンの動画で使っている弓、これはバロックボウというものですが、使ったことがないので弾き心地がわかりません。バロックヴァイオリンでなくて普通のヴァイオリンに使ってみたらどうなのでしょうか?
ヴィオロン・チェロ・ダ・スパッラについてこちらのサイトで寺神戸亮さんの演奏や解説を聴く事ができます。少しだけ聴いてみましたが、寺神戸さんのほうがクイケンより滑らかに弾いているように思えました。(楽器は同じ製作者らしいです。)
ヴィオロン・チェロ・ダ・スパッラによるバッハの無伴奏チェロ組曲。
なるほど、この楽器であれば、もともとはバイオリニストであるシギスヴァルト・クイケンが取り組むのもわかるなと感心しました。
バロックボウもこの形の方が如何なく特徴を発揮できそうですし。
バッハの無伴奏バイオリンソナタを湾曲弓で弾く、という試みをシュバイツアーが提唱・研究し、バイオリニストのロルフ・シュレーダーに弾かせたという話があって、3~4声にわたる多重和音を一気に引く試みに取り組みました。
ゲーラーはそれをさらに発展させて、その意味では見事な演奏をCDに残していますが、今回のこのヴィオロン・チェロ・ダ・スパッラによる取り組みを聴きながら、バッハの求めた音は、もしかすれはこうした響きだったのかもしれないな、と思っています。
これも是非とも全曲を聴いてみたいと思いました。
ご多分にもれず、私もバッハの無伴奏チェロ組曲はいくつかのCDを所有していますが、やはり、カザルスの演奏が一番胸に響きますね。
クイケンの演奏はどうなのか、やはり興味は尽きません。
by 伊閣蝶 (2011-11-08 11:43)
伊閣蝶さん、nice&コメントありがとうございます!
ヴィオロン・チェロ・ダ・スパッラは以前BCJのブランデンブルグ協奏曲の新録音のほうで聴いたのが最初だっただったと思います。ただ、いろいろな楽器の音が混ざっているため独奏より聴きにくく、チェロとどう違うのかわかりにくかったです。
検索してみたら、今ブログを休止中のブログ友がこのCDについて書かれていたことを思い出しました。他にラ・プティット・バンドの生演奏でヴィオロン・チェロ・ダ・スパッラを聴かれているブログ友も何人かいらっしゃっいますが皆様評価されていますね。
カザルスの演奏はたまにしか聴きませんが、尊敬する作曲家の先生も高く評価されていて、きちんと聴いてみたいと思っています。ただ、私の耳が悪いだけかもしれませんが、”高い精神性”を感じるのはカザルスだけではないように思います。正しく評価するためにはたくさんの演奏に触れないといけませんが、なかなか難しいですね。BWV1007のプレリュードだけでもいろいろ聴き比べてみたいと思っています。
湾曲弓の演奏は最近YouTubeで聴いてみました。分散和音(?)での演奏に慣れている耳には違和感がありますが、おもしろいですね。
by Cecilia (2011-11-08 13:59)
面白いです!チェロでの演奏を「見慣れて」いる目からみると、異様な印象をもちますが、なんのなんの、これはこれでアリ!という気になってくるから不思議です。
Cecilia様のおっしゃるように、体のでっかいクイケン御大ゆえに可能な演奏ですよね。バッハの無伴奏、数多くの録音が出ており百花繚乱の様相を呈していますが、曲の性質も手伝ってか、それほど「踏み外している」演奏はありませんよね~。
(友人いわく、演奏者の違いどころか、どの曲もすべて同じに聴こえる・・・とのこと。まさにカンタータ状態です)
クラシック音楽を良い意味で面白くするためにも、こうゆう試みはどんどんやってほしいです。
クイケン先生、頑張れ・・・って、ツボはそこですかね?
by 門前トラビス (2011-11-12 08:15)
門前トラビスさん、nice&コメントありがとうございます!
今外出先のPCから書いています。あらためて動画の演奏を聴いてみると家とは違って聴こえるのですがモダンチェロの艶やかな音色に慣れた方にはがさがさに聴こえなくもないですね。でもそこが魅力なのですが。
そうそう、誰が演奏してもそれほど踏み外してないように思える曲なのですよね。バッハが偉大なのでしょうか。
クイケン先生にも、一味の(?)寺神戸さんにも今後もどんどん面白い試みをしてほしいと思います。
by Cecilia (2011-11-12 15:35)
私には全く普通に聞こえます。ガット弦の普通のチェロとあまり変わらない感じだと思いますが,そう聞き比べたことはありませんが。
確かにスチール弦のモダン楽器による洗練された演奏も良いものですが,音自体は滑らかでもたとえば和音をアルペッジオで弾く息苦しさはあり,むしろこちらの方が力みが無く自然に聞こえました。
ギターの構えにも通じるものを感じました。ストラップ使っているので,見た目程苦しくも無いのかもしれません。絵にあるようにヴァイオリンでも腕に乗っけるだけで弾いていたらしいですし,大きめのチェロだって股に挟んでですよね。モダン楽器はあごにはさむ方と,エンドピンを立てる方に分化したのですね。
by Enrique (2011-11-12 18:08)
Enriqueさん、nice&コメントありがとうございます!
今外出先のPCからなのですが、門前トラビスさんへのレスに書いたとおり、家で聴くのとは違って聴こえます。
是非リンクしましたサイトから寺神戸さんの演奏でもお聴きください。
ストラップのせいで思うよりは楽なのだと思いますが、厚みがありますし奏楽天使のヴァイオリンよりははるかに重いと思います。
それにしても古楽器を再現するのは大変だと思いますが楽しいでしょうね。
最近あるチェンバロ奏者の演奏会で自作のチェンバロの音色を聴かせていただいたところですが、素朴でありながら想像以上に豊かな音色で驚きました。
by Cecilia (2011-11-12 18:17)
ユーフォさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2011-11-18 08:19)
たーちゃんさん、はじめまして。
niceありがとうございます!
by Cecilia (2011-12-17 11:32)
Cecilliaさん私のBlogへのコメントありがとうございます。
by たーちゃん (2011-12-17 23:03)
たーちゃんさん、再訪&コメントありがとうございます。
by Cecilia (2011-12-18 12:13)