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最近のいろいろ [音楽鑑賞]

いろいろなことで忙しくしています。
年末に軽い風邪をひいてすぐに治った後、1月の半ばにまた風邪をひいてその名残で咳が続いています。
12月と1月には合計で3回内科に行っていますが、今回は不思議なことに咳が続いても声は良く出るという状況です。いつもは喉痛→朝起きたときの黄色い痰→胸がむずかゆくなる→ひどい咳(=声枯れ)というパターンなのですが、咳がなかなか治らないものの結構歌えて高音も出せるし、喉も疲れないという今までにない風邪です。
いつも参加させていただいている演奏会は諸事情から参加をせず聴く側になりましたが、人の演奏をゆっくり聴かせていただくのもまた楽しいものです。一瞬参加すれば良かったとも思いましたが、いろいろと忙しい中で無理をするのも良くないだろうと思いましたので今回はこれで良かったと思います。
でもひとつ残念なことが。
知人から”結婚式の聖歌隊”の話があったのですね。お嬢様がヴァイオリン奏者なのですがそちら方面からの話でした。・・・ということは一応ある程度プロ並みの仕事を要求される場での話と解釈しました。知人の話ではレヴェルは問わないと言う話だったけれどCeciliaさんなら・・・という話でした。(知人のお嬢様は某音大ヴァイオリン科を主席で卒業されています。)依頼のあった日は例の矯正が本格化している頃なので、歌に影響があるかもしれず、そのような状況で受けるわけにはいかないと思ったのです。これが一般の教会の礼拝の中の聖歌隊だったら問題ないのですけれどね。こういう話が今後あるとも思えないのでとても残念。でも仕方ないです。
ヴァイオリンと言えば、ある場所でヴァイオリンでアンサンブルに参加することになり、今練習中です。・・・と言っても猛特訓する暇もないです。でも暇を見てちょっとまじめに練習しています。アンサンブルで組む相手は音大の副科でヴァイオリンを学び(はじめたのは高校からということでした。)オケの経験が豊富な方です。
でもたまに真面目にヴァイオリンをやると顎が痛くなりますね~。

最近聴いたCD。
ドビュッシー自身の自作自演演奏なのですが、まるで彼が現代に生きているように身近に感じられました。1913年の演奏とのことで約100年前の演奏ですね。
ピアノロールに遺したもののステレオ録音とのことです。(声楽曲のほうは当然ピアノロールでなく普通の録音ですよね。「ペレアスとメリザンド」初演の時のメリザンド役のメアリー・ガーデンというソプラノ歌手の声が聴けます。)

Composer As Pianist

Composer As Pianist

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Pierian
  • 発売日: 2004/03/16
  • メディア: CD



NAXOS MUSIC LIBRARYで全曲試聴できます。→こちら

大好きな「子供の領分」も入っています。
ドビュッシーのピアノ曲は高い技術を持ったピアニストが弾く難しい曲というイメージがあるのですが(確かに技術がないと難しい)、ドビュッシーの演奏はごく自然で楽な気持ちで聴けますね。自分自身の曲なのだから当然なのかもしれないですが、彼が作曲家である前にピアニストとして優れた技術があったからなのでしょうか。それにすべての作曲家が自分のピアノ曲をばっちり弾けるわけでもないですよね??
ピアノ自体の音色も柔らかく感じられ、とても癒されるCDだなあと感じます。

癒される・・・で思い出しました。先日週刊新潮で青島広志さんの文章を読みましたが、音楽で人を癒そう、癒し系音楽を作曲しようというのは”本当の作曲家”ならあり得ないというような内容のことを書かれていました。本物の作曲家・音楽家は癒し(治療)に関しては医者には適わないことを知っているし、作曲の際には”自我”が出てくるものであり、”癒し系音楽”を作曲してもドビュッシーや久石譲の亜流になるだけだというような内容でした。
一昨日読んだ記憶で書いていて、手元に文章がないので私自身の解釈が少なからず入り込んでいますが、私が今まで感じてきたこととほぼ重なり、うなずきながら読んだのでした。

忙しすぎてスマートフォンの機能も使いこなせていません。
電話とメールにはかなり慣れましたが、かけるつもりもないのにうっかり電話をかける羽目になったりすることが多いです。(着信履歴を見ていていじっているとそういうことになります。)
早くNMLを聴けるようにしたいです。

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コメント 8

すとん

 ヴァイオリンでもご活躍のご予定なんですね。今年も攻めてますねえ。

 それだけリアルが忙しければ、ブログにまで手が回らなくても仕方ないですね。

 しかし、風邪をひいても声が出るというのは、ノド風邪ではないって事なんでしょうね。もしかしたら、風邪そのものではなく、過労とかがメインで風邪っぽい症状が出ているだけだったりしませんか? どちらにせよ、お大事に。

 スマートフォンは…全部の機能が使えなくてもいいじゃないですか? 私も、電話とショートメールと地図といくつかのアプリぐらいしか使ってません。それでいいんじゃないかな?


by すとん (2012-02-15 11:24) 

Cecilia

すとんさん、コメントありがとうございます!
忙しいと言ってもブログを書く時間がまったくないわけではないのです。
ただ、家族の前で書けないだけで・・・。(笑)心置きなく書くためにはそれなりの環境が必要ですが、上の娘がもう休みに入っていますのでなかなか難しいのです。
本当に咳が出ると困るんですよね。今どこに行ってもインフルエンザなどに敏感ですから、自分的にはまったくたいしたことない症状でも、たとえば音楽ボランティアなどで高齢者施設に行ったりしなければならない時に気を遣います。入るのがOKだったとしても警戒の視線で見られているような気がします。
まあちょっとアレルギー性の症状も入っているかなとは思います。過労するほど動き回ってはいませんのでご安心ください。
忙しいことの多くは矯正に関するものですが、医師を信頼していても自分なりに納得して治療を進めていくためにいろいろと勉強しているのですね。他にも去年とは別の資格取得のため忙しいというのもあります。
歌の活動を少しセーブしていますが、今年は去年よりも濃い一年になりそうです。いろいろな意味で今まで自分がしてきたことが繋がりを見せてきたと実感できる毎日です。
実は自分のさまざまな活動にスマホを活用したいと思っていますが、目先の忙しさでなかなかいろいろ試す暇がないのです。変にいじったら設定がおかしくなりそうですし。

あ、そうそう・・・!ヴァイオリンの本番では歌も歌うしリコーダーも吹きます。
ヴァイオリンのほうが大変なので歌の練習してないですね~。(苦笑)
by Cecilia (2012-02-16 08:25) 

伊閣蝶

Ceciliaさんの新しい記事、心待ちにいたしておりました。
歯の矯正のこともあるし、きっと本番演奏などにも取り組まれておられ、ご多忙なのだろうなと拝察しておりましたが、何と二度も風邪を引かれてしまったとのこと。
今年は寒さが一段と厳しいので、風邪やインフルエンザに罹患される方が大変多く、現に私の周囲もかなりの数の方がかかっています。
記事を拝見する限り、咳はひどいものの、咽喉そのものの炎症はほとんど見られず、歌を歌うのにも支障がなかったとのこと。
何よりでした。
お熱なども大丈夫でしたか?
いつもご出演されている演奏会を、今年は自粛されたとのことで、大変残念なこととは存じますが、仰る通り、ゆっくりと他の方の演奏をお聴きになるのもいいものではないかと思います。
観客の目からの純粋な発見も、また数多くありましょうから。
「結婚式の聖歌隊」のお話、これは残念ですね。仰る通りこうした依頼はなかなか貴重なものでありましょうから、ご無念のことと拝察します。
でも、ヴァイオリンでのアンサンブル参加のお話も進行中とのことで、これは楽しみですね。ご盛会をお祈り申し上げます。

ところで、ドビュッシー自身のピアノ演奏による自作自演のCD、これは大変興味深い!
彼の演奏のピアノロールを使って現代に復元し、それに「ペレアスとメリザンド」初演の時のメリザンド役のソプラノ歌手の声をミキシングするとは、何とも良い時代になったものです。
是非とも聴いてみたいと思っております。

それから青島広志さんの文章、それは全くその通りだろうと私も思います。
創造者は、自分の内部から突き上げてくる想いをそれぞれの表現の形に宿して産み出そうとするものなのですから、当然その作品の中には己の想いの丈が込められているはずです。
それを受け止める側が、その作品によって癒されるかどうかのカギを握っているわけで、だからこそ、同じ音楽でも琴線に響く人と全く無関心な人に分かれるのでしょう。
白居易は、自分の詩を書いた折、それを、目に一丁字もない人たちに読んで聞かせ、彼らが解しないとする表現をその場で書き直したそうですが、そんなことをした詩人は恐らく白居易くらいなので伝説として残っているのでしょう。
詩人は、そうした人たちには決してわからないであろう詩境や心象風景を、己の内なる叫びとして書きしるさねばならないときが必ずあるのではないかと、私は考えますから。
by 伊閣蝶 (2012-02-16 12:59) 

Cecilia

たーちゃんさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2012-02-18 08:00) 

Cecilia

伊閣蝶さん、nice&コメントありがとうございます!
記事を心待ちにしてくださってありがとうございます。たまに更新しても内容のあることを書く余裕がなくて申し訳ないです。
できることなら毎日でも更新したいのですが。でも細く長く継続したいという思いでいます。
風邪自体はたいしたことないのに咳がなかなか完全におさまらないのが厄介です。周りから心配されてしまいますし。
人前に立つことが多い人にとって咳は本当に悩ましいですよね。
昨日は忙しくてやはり参加できなかった演奏団体の総会に出てきました。(記事に書いたのとは違う団体。)つくづく参加できなかったことが残念でしたが、今後矯正との兼ね合いでどれくらい歌えるのかわかりません。矯正器具がついていても歌がある程度歌えるなら内輪の会には参加したいと思っています。
ヴァイオリンのほうは演奏予定曲を練習していますがアレンジが変わったりして少し苦労しています。
次回の最終練習日にはアンサンブルレッスンが予定されていて楽しみですが、しっかり練習しなければとの思いをあらたにしています。
今後はできる限り歌の本番にも参加しつつ、口を使わなくて済む楽器の練習に力を入れたいなとも思っています。

ドビュッシーのCDですが、声楽曲は普通の録音でミキシングではないですよね?

白居易のそのエピソードを知りませんでしたが、誰にもわかる表現を使うということも素晴らしいことであると思うとともに、誰にも理解されないような詩境や心象風景を表現していくということが詩人としての本来のあり方なのだろうと思っています。また、そういう作品だからこそ心惹かれるのだと思います。
by Cecilia (2012-02-18 08:21) 

Cecilia

きゅーさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2012-02-18 08:22) 

Cecilia

uminokajinさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2012-02-18 08:22) 

Cecilia

九子さん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2012-02-18 08:24) 

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