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米良美一「名曲集 Vol.1」 [音楽鑑賞]

12月から怒涛の忙しさでしたが、やっと一息つける状況になりました。
と言っても暇になったわけでもないのですが、日常が戻ってきたという感じでしょうか。
ここのところ音楽を聴く暇もなかったのですがやっとその余裕ができました。
米良美一さんの韓国の歌のCDの話題をお正月の記事で取り上げましたが、それほど間を空けずに今度は日本の歌謡曲のCDが2月29日に発売になりました。Amazonで取り寄せ3月1日には届いていたのですが、4日に重大な予定があり、それが終わるまでは聴かないと決めていました。・・・というか聴く暇もなかったのです。
すべてが終わり心置きなく聴いています。

名曲集 Vol.1

名曲集 Vol.1

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Village Again / Lamela
  • 発売日: 2012/02/29
  • メディア: CD



発売元のVillage Againの宣伝動画です。


「ヨイトマケの唄」は米良さんの「ノスタルジー」というCDにも収録されているのですが、今回はピアノ・ギター・チェロが入っています。(アレンジが違います。小野澤篤さん編曲。確か「ノスタルジー」では北原葉子さんの編曲でした。)「ノスタルジー」では最後に収録されているし、大抵コンサートのアンコールで歌われているので、いきなり1曲目にくるというのが驚きですね。何らかの意図があるのでしょうけれど、1曲目として聴くには内容的に重いかな、と思う時には2曲目の「愛して愛して愛しちゃったのよ」から聴いています。私は1曲目から続けて聴いてもどうもないのですが、いきなり「ヨイトマケの唄」だと家族がいろいろ言うのです。
「愛して愛して愛しちゃったのよ」は塩入俊哉さんのアレンジ&ピアノ伴奏です。私は名古屋ブルーノートで二回塩入さんの伴奏を聴いていますが、それ以来すっかりファンになってしまいました。この曲はとてもコミカルなイメージがありましたがしっとりとした曲想になっています。
3曲目の「つぐない」、これは最初から米良さんに合いそうな気がしていましたが塩入さんの素敵なアレンジで更に素敵になっています。チェロは古川展生さんですね。しくしくする心を優しく撫でてくれるような演奏です。
4曲目は「真っ赤な太陽」。塩入さんのアレンジ&ピアノ伴奏+コントラバスです。Jazzyなアレンジですね。
5曲目は「ありのままで」。沢田知可子さん作詞、小野澤篤さん作・編曲。ピアノ・ギター・ヴァイオリンという編成ですね。この曲ではカウンターテナーの声の割合が高いですね。(全体的にテノールの声なのですがいわゆる”テノール声”とは違う米良さんならではの地声ですね。)この曲の歌詞は米良さんそのもの、という感じがします。
6曲目は「いいじゃないの幸せならば」。いずみたくさんの作曲です。私はいずみたくさんの曲が好きなのかもしれません。♪希望と言う名の~♪という「希望」という曲のメロディーも好きですし。
7曲目「ひとり寝の子守唄」。塩入さんの編曲&ピアノ伴奏にWEIWEI WUUさんの二胡が加わっています。
8曲目「伊勢崎町ブルース」。これも塩入さんの編曲&ピアノ伴奏。
9曲目「圭子の夢は夜ひらく」。田嶌道生さんの編曲&ギター伴奏。
10曲目「君こそわが命」塩入さんの編曲&ピアノ伴奏。

正直米良さんが歌わなければそれほど興味もなかった曲たちがほとんどです。もちろん最初の歌い手が良いという方もいらっしゃると思いますが、米良さんが歌うとどの曲ももともと米良さんの曲なんじゃないかと思えるのが不思議です。カヴァー曲で満足できることって滅多にありませんので。米良さんが好きだから身びいきしているんじゃないかと思われそうですがけしてそうではありません。
まあ、やっぱりクラシック(古楽)に戻ってほしいという気持ちはあるのですけれど、こういう曲の演奏を聴くと米良さんの音楽の幅広さやどんなジャンルでも自分のものにしてしまう凄さを感じてしまいます。

CDのデザインは米良さんが最近着ている市松模様のスーツに合わせたものでディスクもそのようになっていておしゃれです。表紙の米良さんは私にはちょっとイマイチ。細く見えすぎるところがちょっとね~。裏表紙のほうが好きです。メイクと撮影技術のおかげでもあるとは思いますがとても色白できめ細かい肌の人のように写っています。実際の米良さんも確かにそうなのですが。(笑)過去のCDや本の撮影でも気に入らない写真は多いのですが、私は実物が一番好きです♪

それにしても「名曲集 Vol.1」というタイトルなのですからVol.2以下もあるということですね。
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norip

あ~~~聴きたい~~涙

米良さんからじかに買いたくて
まだ申し込んでいないのです!!
愛知でのコンサート秋ごろにありそうですが
それまで待てそうもないですね~~~♪
by norip (2012-03-08 15:38) 

伊閣蝶

これはまたなんとも興味深い選曲ばかりですね。
「君こそわが命」は水原弘さんの低音の魅力が印象的な曲ですが、これを米良さんがどのように歌われているのか、とっても気になりました。
それにしても、冒頭から「ヨイトマケの唄」という配置もナイスですね。
私も米良さんのヨイトマケの唄に心を奪われた一人ですから、なるほどと頷いています。
「いいじゃないの幸せならば」や「圭子の夢は夜ひらく」「一人寝の子守唄」など、どれもどんなふうに歌われているのか興味は尽きません。
by 伊閣蝶 (2012-03-09 00:15) 

Cecilia

noripさん、コメントありがとうございます!
米良さんからじかに買われるおつもりなのですね!
今まで米良さんのCDと言えばキングレコードかBISでしたが、今回このレーベルになったいきさつも知りたいような気がします。
愛知でのコンサート、秋ごろですか。心積もりしておこうっと。
by Cecilia (2012-03-09 07:09) 

Cecilia

伊閣蝶さん、nice&コメントありがとうございます!
水原弘さんの歌をそんなに聞き込んでいないので比較できないのですが、米良さんの低音で歌っています。繊細な歌い方だと思います。ピアノ伴奏がまたとても洒落た感じで素敵です。
曲によって発声を微妙に変えている感じがしますね。カウンターテナー声を微妙に混ぜたり。
どの曲も他人の歌という感じがしません。
米良さんの「ヨイトマケの唄」を気に入ってくださって本当にありがとうございます。
by Cecilia (2012-03-09 07:18) 

REIKO

これはちょっと興味ありますね・・・!
「名曲」という言葉は、クラシックでよく使われますが、最近はポピュラー音楽のカバーも本格化?してきて、良い曲は色々な歌手&アレンジで取り上げられられるようになって来ました。
ポピュラーの「名曲」も増えて欲しいですね。

実はお正月に、オリジナルの歌手と別の歌手(歌手が本業じゃない人も含まれる)で同じ歌を歌い、カラオケの採点機能で勝ち負けの「決着」をつけるというテレビ番組があったのです。
何と!米良さんが渥美二郎さんの「夢追い酒」に挑戦。(爆)
父(クラシックと演歌のファン)も「一体どうなるんだ?」と心配そうでしたが、米良さんがあまりに上手いので感心していました。
(地声で、クラシック調ではなく、演歌の歌い方でした)
やっぱり力のある人は、何を歌っても上手いってことなのでしょうかね~?
ヨイトマケ~も最後まで聞いてしまいました。(笑)
by REIKO (2012-03-10 19:49) 

Cecilia

REIKOさん、コメントありがとうございます!
米良さんはクラシックの声楽・古楽をやる前は歌謡曲・民謡・詩吟で育っていますので、今の姿は当然とも言えます。私としては残念な思いも多いのですが、とにかく何を歌っても曲の命に迫ることができる天才ですね。REIKOさんとお父様が感心していただけたようで、うれしいです。

>オリジナルの歌手と別の歌手(歌手が本業じゃない人も含まれる)で同じ歌を歌い、カラオケの採点機能で勝ち負けの「決着」をつけるというテレビ番組

米良さんは何度かこの類の番組に出演されているようですね。(残念ながら全部見てない!)そのたびに素晴らしいとの評価があがっているようです。
by Cecilia (2012-03-11 21:25) 

Cecilia

マチャさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2012-03-16 08:17) 

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