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久しぶりのハープ [ハープ・ライアー]

10年前鈴木ヴァイオリンに続き青山ハープの小型ハープを同じくヤフオクで手に入れました。ケース・コルグのチューナー付きで5万円でした。
サウルハープという商品名で25弦のものと29弦のものがありますが、私が手に入れたのは前者です。
アイリッシュハープと同じレバーハープに分類されます。



ケースは付属品だと思っていましたが、意外と高いです。”意外と”ではなく高いですね。(以下のリンクは29弦用)




持ち運ぶことは滅多にないけれど、やはり背負えるタイプが良いですね。ほしいですが高いです。





青山ハープから弦を取り寄せないといけないと思っていましたが楽天で購入できることが今わかりました。弦の太さは同じなので(ドは赤、ファは青)、長い弦をまるまる購入して切って使うのかと思っていましたが、それぞれ売られているようです。





この10年ほとんど触らずしまいこんでいました。というのもその辺に出しておいたら家族が倒しそうだったからです。アイリッシュハープやグランドハープのように台がついていたら出しっぱなしでも大丈夫でしょうけれど、自分専用の音楽室があるわけでなく不安でした。転居後音楽室ではないですが、何とか置けそうになったので楽器を出した際に試しに出しっぱなし(ケースに入れず)にしてみました。家事の合間に練習できるため触る時間が増えて(これはいい!)と思ったのですが、やはり夫が倒してしまい目立つところに傷が二か所できてしまいました。もともと傷があり、使用感はあったのですが、目立つところに傷ができたのはショックでした。音には影響ありませんでしたが。
その後ケースに入れて出しっぱなしにしていますが、今度は私が倒してしまいました。傷はたぶんついてないですが。
こういうことが続き、ハープはケースに入れて壁際の安定感あるところに立てかけて置いています。あまり通らないような位置の壁です。近くの棚の位置を調整して隙間に置くとなお良いかもしれません。

さて久しぶりに出してみて・・・
以前使った時にレバーが甘いところがあったため、修理(オーバーホール)が必要かと思いました。
ハープは時々オーバーホールが必要らしいのですが、オークションで購入した場合対応できないこともあるらしく(問い合わせたことはないです。)、部品を手に入れて自分で何とかする自信もなく、それも触らずにいた理由の一つでした。
青山ハープのサイトを見てみたら、チューニングは開放弦(レバーをすべて下げる)で変ホ長調にするとあって、以前間違ってチューニングしていたことに気が付きました。しまう前にはまた開放弦にしておくとのことです。
何年も触らずにいましたが、音の狂いは少なかったです。レバーが甘いところは今のところ問題ないと思います。今弦が切れたら替えがない状態なので早めに手に入れたいですが、長い弦が一本あればいいわけではなさそうなので25本分用意するのは大変そう・・・。(一本500~800円程度)

ハープと言えばグランドハープのような高級感のある高嶺の花のイメージですが、小型のものはもっと手軽なものです。ちょっといじって遊ぶ程度では調弦さえできていれば変な音が出る心配もなく(ヴァイオリンだと良い音が出せるようになるまでが大変)、簡単な童謡唱歌をすぐに演奏できます。
ハープの正式な構え方など身に付けていませんが、ドは赤でファは青なのでそれを手掛かりに演奏しています。いちいち楽譜を見ずに弾くことが多いのですが、右手でメロディー左手で伴奏をしています。
この時あらかじめその曲に合わせたキーにセット(レバーを上げる)していますが、コードを頭に入れておけばよりスムーズに演奏できます。私レベルでは難しい伴奏は無理なので、細かくない分散和音でゆっくりコードの構成音を鳴らしています。それでもなかなか良い感じに演奏できて楽しいです。
鳴らすときの手の形などはハープのユーチューバーさんなどの動画を参考にしています。

今のところ演奏そのものより、ケースの出し入れに手こずっています。上のリンクの写真のようにハープにぴったり合った形のケースなのでさっと出し入れするのが難しいです。この前は弦を留めているピンの部分に思いきりおでこをぶつけてしまいました。出しっぱなしにできるならこんなことないのに・・・。

調弦の話がまだありました。25本分の調弦はヴァイオリンより面倒くさいですが、最近は要領よくドならドをまとめて調弦しています。最初のドをチューナーを使って調弦し、次のドは一緒に鳴らして比較して・・・という具合です。全部チューナーを使うべきでしょうけれど。

弦の交換の仕方などネットや説明書を見たらわかりますが、やはりレッスンなどで教えていただく方が効率良さそうです。いずれ行ってみたいなと思っています。

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Enrique

たしか以前ライアーの演奏を録音されていた記憶があります。
それとはまた別の楽器ですね。
半音のキーが付いているのはアイリッシュハープと同様の様ですが,少し違うのですね。
弦も本数あるので結構コストかかりますね。
ナイロンだと思いますので,太さが合う釣り糸でもいけそうな気がします。ギターやリュートの高音弦はよく釣り糸を使います。

by Enrique (2021-01-16 16:54) 

Cecilia

Enriqueさん、ライアーの音はアップしていないと思っていましたがしていました。よく覚えていてくださいましたね。
サウルハープの演奏もアップしています。(ハープ・ライアーカテゴリー)
弦の太さ、同じだと思っていたのですが微妙に違うらしく・・・。リュートで釣り糸を使う話は聞いていますがギターにも使えるのですね。ギターのナイロン弦とハープの弦は似ているような気がしますが、使えませんよね~。
さすがに全部揃えておくのは厳しいので使いそうなものだけ購入しようと思います。
by Cecilia (2021-01-17 18:42) 

Enrique

弦の件ですが,ギターでもリュートでも太ささえ合えば釣り糸でも使えます。というか「釣り糸を弦の代用に使う」のでは無くて,「釣り糸の一部を選別して弦に使っている」のが実態ですので,釣り糸で楽器弦に合わないものは無いはずです。
材質(ナイロンかフロロカーボンか)と太さのみです。ハープでは材質をどちらを使うのかということと正確な太さですね。もっと言えば昔はガット弦だったわけですから,現在のナイロンなどはいわば模造品です。現在本物のガットを使うと超高価ですので,ソーセージ用の羊の腸から手作りされる方もいますね。
by Enrique (2021-01-17 23:26) 

Cecilia

Enriqueさん、ちょっと調べてみたのですが、代用品を使うにしても正しいゲージ(太さ)のものを使う必要があるようですね。グランドハープほど弦の本数があるわけではないのでおとなしく正規の弦を買っておいた方がよさそうです。または同じタイプのハープ用の弦を。青山ハープより安いハープがいくつかありますが、弦もいろいろあるかもしれません。
by Cecilia (2021-01-18 20:43) 

Enrique

弦に関しては,当然材質(比重)と太さ(直径)を合わせる必要があります。材質が変われば太さもそれに合わせて変えないといけません(専門的には「線密度」を合わせる必要があります)ので,おすすめは出来ません。
私が言いたかったのは,いわゆる「代用品」では無く,ナイロンとフロロカーボンに関しては,元は全く同じもの(素材も製造工程も)だという事です(弦メーカーはもちろん,製造の繊維メーカーも決して公言しません)が,弦として売られているものには安心料も入っているわけです。ゲージの合う釣り糸を使うのは自己責任で実験的にやる方のみです。間違って楽器を壊したりしたら大変です。
私はマンドリンに太さの合うエレキギターの弦を張っています。もちろん自己責任です。

おっしゃる通り,
>おとなしく正規の弦を買っておいた方がよさそう
それが一番です。
by Enrique (2021-01-19 10:08) 

Cecilia

Enriqueさん、ナイロンとフロロカーボンはまったく同じものなのですね。(フロロカーボン、知りませんでした。)
ハープのガット弦、もちろんお高いです。青山ハープからバイオナイロン弦というのも出ています。学校の吹奏楽部などでコストを抑えたいときに使用するようです。ナイロン弦よりガット弦に近い張力らしいですね。
http://www.aoyama-harp.co.jp/lineup/string.html

安心料、なるほどです。
だから私もハープを選ぶ際、青山ハープを、ヴァイオリンは鈴木ヴァイオリンを選びました。(両方とも中古でオークションでの購入だったので冒険でしたが。)
by Cecilia (2021-01-19 17:55) 

Enrique

ごめんなさい。
またまた誤解を招いてしまいました。

ナイロンとフロロカーボンは全く別物です。

ナイロンよりも,より天然ガットに近い素材という事で,フロロカーボンが使われるようになりました。フロロカーボン製の弦のことを単にカーボン弦と呼ぶことが多いのですが,これはまずいネーミングです。当方のブログ初期に,こんな記事を書いていました。https://classical-guitar.blog.ss-blog.jp/2009-04-10

ナイロン製の釣り糸と弦,フロロカーボン製の釣り糸と弦は,それぞれ素材と太さ同じであれば全く同じだという事を言いたかったのです。
by Enrique (2021-01-20 09:08) 

Enrique

初代のナイロンに似た素材というのは,何十種類も開発されていて,青山ハープさんが使う「バイオナイロン」というのは,近年バイオマスから開発された素材のようです。まだ正確な物性値が出ていませんが,青山ハープさんの記述からすれば,元祖のナイロンよりもやや重い様です。
フロロカーボンはギターやリュートにはよく使われますが,やや硬いので好き嫌いが分かれます。よりガットに似た性質だと思うのですが,青山ハープさんは弦素材には使わないようですね。
by Enrique (2021-01-20 10:16) 

Cecilia

Enriqueさん、初期のブログ拝見しました。
私は”カーボン”に反応していました。Enriqueさんは御存知だと思いますが、ヴァイオリンの”カーボン弓”とか”カーボンケース”とか、”カーボン”がよく出てきますので。
フロロカーボンは釣りをする方やギター(リュート)の方にはおなじみのものなのですね。
詳しく説明していただき感謝です。
by Cecilia (2021-01-20 18:38) 

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