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咳と無縁な日々のありがたさ [声楽]

ブログを頻繁に更新していた頃書いたことがあったかもしれませんが、私は咳が出ると止まらないことがよくありました。風邪が治ってもなかなか止まらず、耳鼻咽喉科のお世話になることが多かったです。
風邪をひくと内科に行くべきか最初から耳鼻咽喉科に行くべきかで悩みました。
この一年はマスクのおかげで風邪もひいていません。更に言うとその前の一年近くも風邪をひいておらず、二年近く咳とは無縁ですが、二年前の引っ越し直前の3月~4月に肺炎になってしまい大変な思いをしました。
私はその前の12月くらいから耳鼻咽喉科に通っていたのですが(咳が治まらず)、クリニックで薬をもらって帰宅してから寒気がして熱をはかってみると39.0度(程度)の熱があり、夜間の緊急外来(近くの大きな病院)に行きたくても自分では車を運転することが不可能な状況。娘に運転してもらうのも心配な道だったし、夫は運転しない人なので、翌日の朝になるのを待ってかかりつけ内科に自分で運転して行きました(夫の付添いつき)。
この日から熱が下がるまで数日かかりました。私は体温が低い方で35.0度~36.0度が平熱なのですが(体温計によって相当変わりますが)、この時は数日間39.0度以上でした。食いしん坊の私が殆ど何も食べられず、幼児用の小さな紙パックのりんごジュースくらいしか飲めませんでした。それも一気に飲むことができないほどでした。
結局肺炎だったのですが、理由は引っ越し前でいろいろなものを処分するために毎日のように環境センターに通っていたせいでしょうか。家の中でもだいぶ埃が立っていましたし。
あの時は引っ越しの日程に片付けが間に合うか相当心配しました。

あとその前の年の話ですが、やはり咳が止まらなかったのですが、かかりつけ内科医にグァムに行くという話をしたところ、「もしかしたら治るかも?向こうには花粉が飛んでないからね。」と言われました。本当にグァムに着いてすぐにという状況で咳が治まりました。
何か月か経ってからまた咳が止まらなくなり耳鼻咽喉科医にその話をしたところ、「グァムに行くわけにはいかないですからねえ。」と笑われました。

私はアレルギーによる気管支炎のようだったのですが、花粉症の気があったのかどうかという感じです。自然豊かなところから今のところに転居しぱたっと咳が出なくなりました。
最近はマスクをずっとつけているからそのせいもありますが、コロナが収まってもマスクを着け続けたほうが良いかも、と思っています。

そう言えばコーラス用マスクというものを購入しました。
東京混声合唱団のものとカワイが出しているものです。

YouTube動画もあるのですが、ブログに埋め込む方法を忘れました。(追記:Enriqueさんに教えていただき埋め込んでみました。)
どれくらい声が通っているかいまひとつわかりません。息苦しさはないです。そもそも私は普通のマスクに慣れてしまって普段から息苦しさを感じていないのです。東混製もカワイ製も鼻のところのワイヤーがしっかりしているため歌うときに顔の筋肉を思いっきり動かしてもずれてこないのはすごいなあと思います。自分で何とか作ってみたいと思いますがこのクオリティーはなかなか再現できないと思います。



神戸市混声合唱団の方はチェックのマスクをつけておられます。(神戸タータンマスク)
私が購入したものはこの動画で東京混声合唱団の方がつけておられる大きなサイズのものです。(届いたものは白でした。)

カワイのはこちらです。↓




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楽譜入手にまつわる苦労 [音楽全般]

人前で何か演奏したいと思った時、手持ちの楽譜で演奏するだけなら苦労はないのですが、「この曲をやりたい!」と誰かが言って演奏することになった場合、楽譜選びが大変です。もちろん編曲や移調の力量があればそういう苦労はありませんよね。
私の場合、ポピュラーな楽曲をピアノで演奏する場合はコード譜を見て簡単にアレンジしたりしています。またコード譜だと普通にピアノ曲(ピアノ伴奏)として出来上がっているものよりは自分に合わせたレベルで移調しやすいので、慣れてみるとコード譜は使い勝手が良いです。なのでいちいち楽譜を浄書したりしないのですが、問題はピアノが弾ける方に演奏をお願いする時です。私の手書き楽譜では見にくいし、以前お試しで使った楽譜浄書ソフトは使いこなせていないし。そのピアニストさんは私よりもずっと経験豊富な方なのでコード譜でもいけそうなのですが、そこまで要求できないことが多いため、ネットプリントなどで一曲単位で楽譜を購入することもあります。
これが結構大変でお金がかかるのです。
まず初級レベルから上級レベルまであるのですが(初級・中級しかなかったり)、初級はたぶん弾いててつまらない編曲だろうというのはわかるのですが(旋律弾くだけに近い)、中級か上級かで悩むことが多いのです。弾けるなら上級が良いに決まっていますが、完成させるまで時間がないことが多いので中級が無難かもしれません。でも上級とあっても何とかなる場合もあります。
書店や楽器店で楽譜を選ぶ際は自分が通して弾けそうかわかるのですが、ネットでプリントする場合、最初のページしか見れません。それもただでプリントされないようにプリント禁止のタスキみたいな線が入っています。
この数年ネットプリントの楽譜を利用してみてとてもよかったものもありますが、非常に後悔したものもあります。とても良かったのは美空ひばりが歌った「愛燦燦」(小椋佳)のアレンジ。全音のピース(ポピュラー曲のピースは最近知りました。)になっていて「川の流れのように」も一緒に入っています。「川の流れのように」を弾こうと思った時に見たのですが、難しそうで購入をやめたのですが、その楽譜にある「愛燦燦」をネットプリントで手に入れて弾いてみたらなかなか素敵なアレンジで何とか本番にも間に合わせることができました。難しかったけれどこのアレンジでの演奏を何とか実現したい、という気持ちが練習の励みになったように思います。
難易度も選ぶ際の基準ですが、やはり編曲でしょうね。
後悔したものの代表はヴァイオリンとピアノ伴奏の「ジングルベル」です。ピアノ伴奏が弾きにくくて不思議なアレンジだったうえ、よくよく見たら後半しかない!結局コード譜をもとに演奏しました。
これでも300円以上しますからね、複数のレベルの楽譜をプリントするなんてお金の無駄遣いです。

有名な曲(歌)を演奏したいと思った時、声や楽器の制約からどうしても移調しなければならないことが多いです。声楽で良く使う楽譜は”高声用””中声用””低声用”があるのですが、すべての曲にそれがあるわけではありません。リコーダーで吹きたい!と思った時に音域が合わないことも。その点ヴァイオリンは大丈夫だけれど、自分のヴァイオリンのレベルでは違う調のほうが弾きやすいというのもあります。そしてピアノだけである歌を演奏したい場合、右手がメロディー左手が伴奏というパターンだと演奏しやすいですが、そうでない場合はアレンジしないとだめです。
自分がピアノを弾く場合も他の楽器で参加する場合もこういうことで悩みます。自分が適当にアレンジしてピアノを弾く場合は良いのですが、上で書いたように人にピアノを頼まなければいけない時に困るのです。自分もそういう傾向はありますが、クラシックを学んだ人は”楽譜通り”に演奏することが大切だと思っていますので、「てきとーに」は通用しないことが多いです。
私にもっと能力があれば(演奏能力・アレンジ能力・パソコンの能力)、と切実に思います。

あとついでにもう一つ。
ある歌のうまい男性とどうにかして二重唱をしたいのですが、たくさん楽譜を持っているのに楽譜を見て練習するのに慣れていないのです。楽譜は自分が歌いたいときにピアニストに渡すために持っておられるのです。練習はYouTubeに合わせて、行ける時はカラオケで。合唱団に入っておられたから少しは読めるのでは?と思うのですが、楽譜を見ての練習は嫌いらしいです。
この方と二人で是非二重唱を!と思った時、適当な楽譜がないのです!
だいたい合唱(声楽アンサンブル)は主にソプラノが主旋律(男性合唱ではテノールが主旋律)ですし、ソプラノの私とバリトンの彼ではオペラ二重唱くらいしか選択肢がないのです。ここで自分に能力があったらそのための楽譜を作ってしまうのですが。YouTubeでメロディーを覚えてもらうことも検討しましたが、なかなか難しいようです。
なので作曲家・編曲家の方々には是非低音パートが主役みたいな楽譜も作ってもらいたいですね。

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久しぶりのハープ [ハープ・ライアー]

10年前鈴木ヴァイオリンに続き青山ハープの小型ハープを同じくヤフオクで手に入れました。ケース・コルグのチューナー付きで5万円でした。
サウルハープという商品名で25弦のものと29弦のものがありますが、私が手に入れたのは前者です。
アイリッシュハープと同じレバーハープに分類されます。



ケースは付属品だと思っていましたが、意外と高いです。”意外と”ではなく高いですね。(以下のリンクは29弦用)




持ち運ぶことは滅多にないけれど、やはり背負えるタイプが良いですね。ほしいですが高いです。





青山ハープから弦を取り寄せないといけないと思っていましたが楽天で購入できることが今わかりました。弦の太さは同じなので(ドは赤、ファは青)、長い弦をまるまる購入して切って使うのかと思っていましたが、それぞれ売られているようです。





この10年ほとんど触らずしまいこんでいました。というのもその辺に出しておいたら家族が倒しそうだったからです。アイリッシュハープやグランドハープのように台がついていたら出しっぱなしでも大丈夫でしょうけれど、自分専用の音楽室があるわけでなく不安でした。転居後音楽室ではないですが、何とか置けそうになったので楽器を出した際に試しに出しっぱなし(ケースに入れず)にしてみました。家事の合間に練習できるため触る時間が増えて(これはいい!)と思ったのですが、やはり夫が倒してしまい目立つところに傷が二か所できてしまいました。もともと傷があり、使用感はあったのですが、目立つところに傷ができたのはショックでした。音には影響ありませんでしたが。
その後ケースに入れて出しっぱなしにしていますが、今度は私が倒してしまいました。傷はたぶんついてないですが。
こういうことが続き、ハープはケースに入れて壁際の安定感あるところに立てかけて置いています。あまり通らないような位置の壁です。近くの棚の位置を調整して隙間に置くとなお良いかもしれません。

さて久しぶりに出してみて・・・
以前使った時にレバーが甘いところがあったため、修理(オーバーホール)が必要かと思いました。
ハープは時々オーバーホールが必要らしいのですが、オークションで購入した場合対応できないこともあるらしく(問い合わせたことはないです。)、部品を手に入れて自分で何とかする自信もなく、それも触らずにいた理由の一つでした。
青山ハープのサイトを見てみたら、チューニングは開放弦(レバーをすべて下げる)で変ホ長調にするとあって、以前間違ってチューニングしていたことに気が付きました。しまう前にはまた開放弦にしておくとのことです。
何年も触らずにいましたが、音の狂いは少なかったです。レバーが甘いところは今のところ問題ないと思います。今弦が切れたら替えがない状態なので早めに手に入れたいですが、長い弦が一本あればいいわけではなさそうなので25本分用意するのは大変そう・・・。(一本500~800円程度)

ハープと言えばグランドハープのような高級感のある高嶺の花のイメージですが、小型のものはもっと手軽なものです。ちょっといじって遊ぶ程度では調弦さえできていれば変な音が出る心配もなく(ヴァイオリンだと良い音が出せるようになるまでが大変)、簡単な童謡唱歌をすぐに演奏できます。
ハープの正式な構え方など身に付けていませんが、ドは赤でファは青なのでそれを手掛かりに演奏しています。いちいち楽譜を見ずに弾くことが多いのですが、右手でメロディー左手で伴奏をしています。
この時あらかじめその曲に合わせたキーにセット(レバーを上げる)していますが、コードを頭に入れておけばよりスムーズに演奏できます。私レベルでは難しい伴奏は無理なので、細かくない分散和音でゆっくりコードの構成音を鳴らしています。それでもなかなか良い感じに演奏できて楽しいです。
鳴らすときの手の形などはハープのユーチューバーさんなどの動画を参考にしています。

今のところ演奏そのものより、ケースの出し入れに手こずっています。上のリンクの写真のようにハープにぴったり合った形のケースなのでさっと出し入れするのが難しいです。この前は弦を留めているピンの部分に思いきりおでこをぶつけてしまいました。出しっぱなしにできるならこんなことないのに・・・。

調弦の話がまだありました。25本分の調弦はヴァイオリンより面倒くさいですが、最近は要領よくドならドをまとめて調弦しています。最初のドをチューナーを使って調弦し、次のドは一緒に鳴らして比較して・・・という具合です。全部チューナーを使うべきでしょうけれど。

弦の交換の仕方などネットや説明書を見たらわかりますが、やはりレッスンなどで教えていただく方が効率良さそうです。いずれ行ってみたいなと思っています。

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久しぶりに書いてみました(近況報告と主にヴァイオリンについて) [ヴァイオリン]

あまりにも久しぶりでログインがちょっとだけ大変でした。IDは覚えていたのですが、So-netブログでなくてSSブログになっているなんて知りませんでしたし、プロバイダも今はSo-netでないのでもうログインできないのかも、と思いました。新しいものを立ち上げても良いのかも知れませんが、とりあえずここで続けようと思います。
前回からの間が数年以上開いてしまったのは忙しかったというのが大きな理由ですが、以前は家族でパソコンを共有していたので自分が使える時間が少なかったのですね。ブログを始めたばかりの頃は使いやすかったのですが、年々家族が使用する時間が長くなってきました。また、家族と家族以外の身内(姉)がブログの存在を知ったため、いろいろと面倒になってしまったというのもあります。夫にはブログを書いていることをはじめから言っていましたが、ブログ名までは言っていなかったのにある時知られてしまい、姉の時と同様特に問題はないものの、身内が見ていると思うと気恥ずかしさもあってなかなか更新する気になれませんでした。あと、娘(長女)はだいぶ前に存在を知っていたみたいです。まあパソコンを共有していたらそうなりますよね。(苦笑)

前回から引っ越しをしてだいぶ環境が変わりました。今はパソコンを共有していないのでブログを書きやすいのですが、忙しいのは相変わらずなので毎日のように更新することは難しいでしょう。私がブログから離れている間に私同様ブログから離れた方も多いようで寂しいですが、また交流できるとうれしいです。

最近の私の音楽生活ですが、いろいろありましてこのところ充実しています。実はヴァイオリンレッスンを受け始めたりして。レッスンは月に一回90分で、今のところ期間限定の予定です。というのは私がレッスンを受けたいものはヴァイオリンだけではないし、すべての楽器のレッスンを受けるのは不可能だからです。でもそれらの中でもっとも独学が難しいのがヴァイオリンだと思い、レッスンを受けることにしました。とりあえず難しい曲を弾けるようにならなくてもよいので、親しみやすい曲(ポピュラーな抒情歌や童謡唱歌など)を”美しい音”で弾けるようにするというのが自分の目標です。もちろん難しい曲(憧れの曲)を”美しい音”で弾けるようになりたいのですが。独学で適当に弾いていた「G線上のアリア(「管弦楽組曲」ヴァージョンで弾いているためG線ではないのですが)、「四季」、「愛の悲しみ」あたりですね。
私のヴァイオリンは10年くらい前にヤフオクで購入した鈴木ヴァイオリン(300番)で、使用している弓は中国製のものです。このあたりのことは以前ブログで書いたと思います。弓は学生時代に購入していた中国製ヴァイオリンに付属していたものですが、スズキヴァイオリンに付属していた弓(鈴木ヴァイオリン製ではないと思います。)が細すぎてイマイチだったため、使用しています。中国製ヴァイオリン、長い間使っていたため愛着があり、製品としては粗悪品の部類なのかもしれませんがまだ持っています。で、付属していた中国製弓なんですが昨年10月に久しぶりに出してみたら毛がボロボロになっていたため、徒歩で行けるヴァイオリン工房で”毛替え”をしていただいたのです。その際、細すぎる方と二本持って行ったのですが、職人さんも細いほうをご覧になって「細すぎますねえ。」と。「まだこちら(中国製)のほうがいいです。」と毛替えをしてくださいました。実はこの中国製弓、10年くらい前にも毛替えしてもらっています。しばらく触っていないとボロボロになるのだと思っていましたが、これは”虫食い”なのだそうでしばらく使わない時は防虫剤を入れたほうが良いと言われました。前の家は古い家で虫もたくさんいただろうから、と納得しましたが、新しい家でも虫は出るとのこと。まあ今は頻繁に練習しているのでとりあえず防虫剤は入れていません。
毛替えをしてくださった職人さんは調べてみると結構有名な方なのですが、粗悪品かもしれない弓の毛替えを丁寧にしてくださいました。この時、いろいろと教えていただき、テールピース(弦のボールを引っかける黒いところ)をアジャスター付きのものに替えていただきました。前に使っていた中国製ヴァイオリンは調弦の際、ペグが回りにくくE線A線にはアジャスターを自分で取り付けましたが、しょっちゅう切れていました。アジャスターの取り付け方にも自信がなかったのでお聞きしてみたところ、Wittner社のアジャスター付きテールピースの存在を教えてくださり、交換していただきました。



このテールピースのおかげで調弦がとても楽になり、この4か月弦が切れたことはありません。
中国製ヴァイオリンのペグが回りにくくチョークを塗ったこともブログに書いたような気がしますが、その頃ペグソープというものを購入していました。鈴木ヴァイオリンに塗ったことがあったか記憶がありませんが、ほとんど使用していません。よくヴァイオリニストがするように顎に楽器をはさんだまま片手で調弦したいのですが、切れるのが怖くてなかなかできません。というかやはりペグが回りにくい(中国製ほどではないです)のでペグソープを塗るべきなのかもしれませんが、弦を替える時しかチャンスがないのですね。今の弦を一度外せばよいだけなのですが、一度巻いてしまった弦を外してもう一度取り付けようとすると先端が曲がっているので穴に差し込みにくいじゃないですか。だから切れた時に塗ってみようと思います。
ついでに弦の話。中国製使っていた頃はPirastroの弦を使っていました。

PIRASTRO CHROMCOR クロムコア 4/4バイオリン弦セット 319020

PIRASTRO CHROMCOR クロムコア 4/4バイオリン弦セット 319020

  • 出版社/メーカー: ピラストロ
  • メディア: エレクトロニクス


選んでいたわけではなく、楽器店にそれしかなかったからです。これもまあまあの弦だと思いますが、今回毛替えをしてくださった職人さんからはDominantを勧められました。


Dominant ドミナント 4/4バイオリン弦セット

Dominant ドミナント 4/4バイオリン弦セット

  • 出版社/メーカー: THOMASTIK
  • メディア: エレクトロニクス



以前So-netブログで交流させていただいていたヴァイオリンブログの方もDominant使っておられたなあ、と思い出したりして。鈴木ヴァイオリンをヤフオクで購入した時、やはりヤフオクで安い弦を購入しました。Olympiaと書いてありますが、調べても情報がありません。Dominantを勧めてくださったのは定評があるからだと思いますが、鈴木ヴァイオリンに張ってあった弦がDominantだからというのもあります。「どうしてわかるのですか?」とお聞きしたら、弦についている色でわかるとのことでした。(私は無知だったので驚きましたがこんなのヴァイオリンの世界では常識なのでしょう。以前の記事を見ましたが、ヴァイオリンに関わっている人なら大抵わかるようです。)

この毛替えの時はテールピース交換・駒調整をしていただき、部品代を含めて11,000円程度でした。その後、弾いてみたら(毛替え直後で松脂がなじみにくかったにもかかわらず)大変弾きやすくなっていて同じヴァイオリンとは思えませんでした。
職人さんとの会話の中で肩当ての話も出ました。高校の部活でも中国製を使っていた時も鈴木ヴァイオリンから出ていたコーデュロイ素材+ゴムひもの肩当てを使っていたのですが、今見かけないし、KUNの折りたためるものを勧める人が多いようなので次の日に楽器店で購入しました。

KUN(クン) 4/4VIOLIN用 肩当て SOLO Collapsible #2000

KUN(クン) 4/4VIOLIN用 肩当て SOLO Collapsible #2000

  • 出版社/メーカー: KUN
  • メディア: エレクトロニクス



これと全く同じではないのですが、折りたためるタイプです。高さ調節できるのですが、正直よくわかっていないため使いこなせていません。鈴木ヴァイオリンを購入してから、今までのコーデュロイ+ゴムひもの肩当てが劣化して使えなくなったのを機に肩当てなしで弾いていたのですが、それよりはいいかなというレヴェルです。KUN肩当て購入時に楽器店で「箱要りますか?」と聞かれ「要らないです。」と捨ててもらったのですが、説明書の存在が気になりお聞きしたところ「ないです。」とのことで、説明書なんて見なくてもわかるのだろうと思っていましたが、いまだによくわかりません。

さて、ヴァイオリンの話はまだまだ続きます。ある時全国チェーンの大手楽器店に行ったのですが、弦楽器フェアで「弓の選定会」というチラシが目につきました。ネットで弦楽器フェアでの試奏を勧めてている人が多いので気になっていましたが、私レヴェルで高級ヴァイオリンの試奏なんて気が引けるのでためらっていましたが、今後弓を選ぶ際のヒントがほしいと思ったので参加申し込みをしました。まあ弓を勧められるかもしれないけれど、その時は「いまついている先生にご相談して・・・」と言おうと思っていました。だってある程度のお値段はするでしょうし、他の人もそう簡単に購入しないだろうと思いましたので。実際申し込みの際に「どれくらいのお値段のものをご希望ですか?」と聞かれたため「今持っている鈴木ヴァイオリンに合うものを。1~2万くらい?」と言ったら「4万以上のものしか用意していません。」と言われました。(苦笑)
この鈴木ヴァイオリン(300番)、ヤフオクでケース弓付きで1万円で落札したものですが、実際購入したらトータルで10万以上はするのです。でも弓は1~2万程度のものでつり合いがとれるかなあ、と思いました。
鈴木 アウトフィット バイオリン No.300 4/4

鈴木 アウトフィット バイオリン No.300 4/4

  • 出版社/メーカー: 鈴木
  • メディア: エレクトロニクス


私がヤフオクで購入した弓がこのアウトフィットヴァイオリンのセットに含まれていたのかどうかわかりませんが、上で書いたようにとにかく細すぎて弾きにくいものでした。おそらくこのセットの弓なら楽器とつり合いが取れるのでしょう。

弓の選定会にて。楽器持参で行き、マエストロと呼ばれている職人さんに弓を見ていただきました。
職人さん、「曲がっていますねえ。」とのこと。自分では見たことのない角度から弓を改めて見てみると確かに曲がっていました。この弓ではきれいに弾こうと思った時にいろいろな意味で難しい、とのことでした。(まあ中国製のたぶん”粗悪品”ですから。)また素材が何なのかわからない、と。良い弓というのは原則フェルナンブーコという木で作ったものなのですが、「これは何なのかわからないです。」とのことでした。毛替えして1か月ちょっとの時に参加した選定会でしたが、毛替えにケチをつけておられたので、それは私的にはちょっとむかつきました。毛替えの職人さんがとても信頼できる方だと思っていたからです。選定会の職人さんも有名な方みたいですし、話は面白かったのですが・・・。ここで出してもらった弓はArcheとAry Franceのものでした。(もう一つあったと思いますが忘れました。)両方とも5万円程度でそのブランドとしてはもっともお手頃価格のものです。




Ary Franceの弓が出てきませんが、試奏ではこちらのほうが自分(の楽器)に合っていると思いました。上のリンクではArcheの弓が定価より安くなっています。ヤフオクで時々チェックしていますが、Ary Franceの弓は人気があるようで出品されるとすぐに落札されてしまいます。どうせ買うなら保証書があるほうが良いので、いずれ定価で購入するかもしれません。
職人さんは「趣味だからこそ、良い弓を。」とおっしゃっていましたが、無理に購入を勧められることもなく選定会は無事終了しました。

ヴァイオリン本体に関しては毛替えの職人さんも選定会の職人さんも「鈴木の良いヴァイオリン」と言ってくださっています。(鈴木のアウトフィットヴァイオリンセットでは200番台が入門レヴェルで300番がその上のレヴェルになります。300番のアウトフィットは定価だと15万くらいですが弓はフェルナンブーコみたいですね。)

最近はじめたレッスンでは毛替えしたばかりの中国製弓を使っていますが、先生(若手ですが、某音大の音楽教室のレッスンです。)は「このままでいいです。」とおっしゃっています。曲がっていることには触れておられません。

KUN肩当てを購入した時(毛替えの翌日ですね。)、鈴木メソッドの教本第二巻を購入しました。

スズキメソード 鈴木鎮一 ヴァイオリン指導曲集(2) 新版[CD付]

スズキメソード 鈴木鎮一 ヴァイオリン指導曲集(2) 新版[CD付]

  • 作者: 社団法人 才能教育研究会
  • 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
  • 発売日: 2009/06/12
  • メディア: 楽譜



なぜ二巻かというと久しぶりに弾くし、初歩から丁寧におさらいしたいけれど、さすがに一巻は子供向き(鈴木メソッドこだわりの「きらきら星」とか)だからです。二巻なら簡単だけど「二人の擲弾兵」(シューマン)とか「ブーレ」(ヘンデル)のような奥の深い曲も多いからですね。(「きらきら星」も奥が深いと思いますが。)
また、篠崎教本もあって迷ったのですが、選ぶにあたってピアノ伴奏がある教本というのも基準のひとつになっていました。・・・というのはピアノを弾く人と一緒に活動する予定があるからなんです。
昔購入した楽譜に”名曲集”もあるのですが、実力では難しい曲が殆どなので、今の実力でちょっと頑張ったら人前で弾けそうな曲が網羅されている楽譜がほしかったのです。+

バイオリン名曲31選

バイオリン名曲31選

  • 出版社/メーカー: ドレミ楽譜出版社
  • 発売日: 1986/10/20
  • メディア: 楽譜



この楽譜、学生時代(中国製ヴァイオリンを購入した頃)に購入しています。「ツィゴイネルワイゼン
」「チャルダーシュ」「タイスの瞑想」・・・など弾けない曲ばかり。(苦笑)30年経っても弾けていません。「金婚式」「ボッケリーニのメヌエット」などは何とか弾けますが、美しく弾こうと思うと難しいですし。

鈴木メソッドの教本は自分の現在のレベルに合わせやすいですが、CD付しかないのが不満です。CDなしも出してほしい。でもCD付はおそらく鈴木メソッドのこだわりなので仕方ないです。”聴いて覚える”のが鈴木メソッドなので。何度も聴くことによって良い音に関する感性を身に付けることも重視していますしね。

私は他にカイザー、ホーマン、クロイツェルなどの教本も持っています。(すべて学生時代に購入。)
カイザーとホーマンは高校の部室にあったから。(カイザーは1番だけ毎日練習で弾いていた。)
クロイツェルは名前がかっこいいので購入してみたのでした。カイザーは初歩っぽいけれど、1番ですら通して弾くと結構疲れますし、2番以降が難しいです。1番だって指定されているいろいろな弾き方で弾こうと思ったら難しいです。そんなわけで持っているけれどほとんど使ったことがない教本たちでした。

カイザー ヴァイオリン練習曲(1) (ISEシリーズ)

カイザー ヴァイオリン練習曲(1) (ISEシリーズ)

  • 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
  • 発売日: 2011/04/05
  • メディア: 楽譜




ISE(ヴァイオリン) クロイツェル教本 42 Etudes (ISEシリーズ)

ISE(ヴァイオリン) クロイツェル教本 42 Etudes (ISEシリーズ)

  • 作者: 篠崎 弘嗣
  • 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
  • 発売日: 2005/08/09
  • メディア: 楽譜


2冊とも表紙が違う上にホーマンは出てきません。カイザーは子供向きに簡単になっているものもありますね。大人でも初心者にとってカイザーは疲れるので、短縮して練習することも多いようです。私のような音楽経験者なら読譜の困難はありませんが、なにもかも初めての人は大変でしょうね。子どもはやっぱり耳で覚えるのでしょうか?

レッスンでは、最初のお試しレッスン(45分)で「二人の擲弾兵」(鈴木教本第2巻)と「庭の千草」「星の界」(←「いつくしみふかき」のメロディー)を見ていただきました。「庭の千草」「星の界」
は声楽用楽譜でしたが、ヴァイオリン初心者にとって弾きやすいキーというわけではなく、前者はより弾きやすいキーを選んで練習していました。

前回が二回目のレッスン(正式には初めてのレッスン)だったのですが、「せっかく購入したから」と鈴木教本第二巻の他の曲(「二人の擲弾兵」の前のヘンデルの「ブーレ」)とカイザー1番を見ていただき、次回は教本の最初のヘンデルの「ユダ・マカベウス」とバッハの「ミュゼット」を見ていただきます。カイザーは引き続き1番で練習し、複数の弾き方で練習するのと、弓の根元が使えていないので真ん中から根元で弾く練習をするのが課題です。
あと今後は音階練習をする、とのことで小野アンナ音階教本を指定され購入しました。

ヴァイオリン音階教本 <小野アンナ>

ヴァイオリン音階教本 <小野アンナ>

  • 作者: 小野 アンナ
  • 出版社/メーカー: 音楽之友社
  • 発売日: 1998/12/10
  • メディア: 楽譜


ちょっとやってみての感想ですが、同じスケールでもなぜか3拍子があったり(それも3/4だったり、3/8だったり・・・・)4拍子があったり。不思議!(笑)
私はエチュード系好きなので、正直レッスンではそれだけでもいいかもしれません。曲作りは他のレッスンでもやってきたし、目的はヴァイオリンで”美しい音”を出せるようになることなので。

ヴァイオリンレッスン、期間限定のつもりがそうならなくなる予感が・・・。先生良い方ですし、すぐには身につかないだろうし・・・。(苦笑)
まあ今は月1回90分ですが、単発レッスンとか30分とか60分レッスンへの切り替えもできるから、またしばらくしてから悩みましょう。

私の場合(私じゃなくても?)右手(弓使い)が課題です。左手は指板を押さえるのですが、久しぶりに弾いてもそんなに問題ありませんでした。弓の使い方はまあまあかと思っていたら、問題がいろいろあって。(独学ですから)やはりレッスンで見ていただくと自分では気が付かないことを指摘していただけますね。
ブログを頻繁に更新していて頃はなかったものとして、最近はいろいろなユーチューバーの方による投稿動画が多いのですが、特にヴァイオリンのユーチューバーの方の動画、とても勉強になっています。
ヴァイオリンの練習では実際に弾いて練習することも大切ですが、弓の扱い方を音を出さずに練習する方法もあります。弓ではなく鉛筆を使って練習し、できるようになったら弓でもやってみるという方法です。これが思ったより大変です。今まで小指が使えていなかったことにも気が付きました。

とにかく今までしまいこんでいたヴァイオリン、コロナ禍がきっかけで今は大活躍しています。練習場所が問題ではありますが。同じくヤフオクで購入し、まったく使わずにしまいこんでいたハープについてはまた次にご報告したいと思います。


追記

ヴァイオリンケースと弱音器(ミュート)、松脂の話を書くのを忘れたため追記します。

まずヴァイオリンケース。ヤフオクで手に入れた鈴木ヴァイオリン付属のものと思われる茶色い布張りの肩掛けストラップ付きケースを使っていました。手に入れた当初は中国製ヴァイオリン付属のもの(黒くて肩掛けできない)より使い勝手が良かったです。移動手段は車が多かったので特に問題もなく。そもそもヴァイオリンの練習や演奏をあまりしていなかったから不便も感じていませんでした。最近は前より都会に引っ越したため徒歩で移動することが多く、他に荷物があったり雨天の時に不便を感じるようになりました。そこでリュックのように背負えるタイプのものがほしくなりました。徒歩で運ぶため重さも重要。このところヴァイオリンにお金をかけているため、高価なものは避けたいと思いました。いろいろ考えた末に購入したのがやはり鈴木ヴァイオリン製のケースでした。外国製の安価なものも検討したのですが、鈴木ヴァイオリンに合わないという情報もあり、鈴木ヴァイオリン製なら絶対大丈夫と思い購入したのがこれ。





大変軽量ですし、リュックタイプになったため持ち運びやすく快適です。ただ厚みがあるため混雑しているところや狭いところでは困るような気がします。楽器を収納するところ以外にもファスナーがついていて弦など薄いものを収納できます。四角いケースなら楽譜を収納できるのでしょうけれどこの形では難しいです。ヴァイオリンのネックのあたりに上で書いた折りたたみ式肩当てを収納し、小物スペースには松脂を入れています。




このミュートは自宅での練習用にどうかと思ったのですが、音は小さくなっても自宅練習には無理なレヴェルでした。ほとんど使っていません。

松脂について。
松脂は3種類持っています。
おそらくPirastroの黒くて丸いものをよく使っています。ほかのものはべっこうあめみたいな色できれいですがほとんど使っていません。黒い方が良さげな感じです。(比較したわけではありません。)
練習再開時、松脂は古くなると硬くなるという情報を得て新しく購入しようか迷いましたが、とりあえず使えるのでなくなるまで使おうと思っています。この3種あったら死ぬまで使えそう。(笑)
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