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共鳴を感じながらの練習 [ヴァイオリン]

きのう某所で演奏してきました。私の担当は歌・ヴァイオリン・ピアノ伴奏でほとんど出ずっぱりでした。ヴァイオリンは「浜千鳥」1曲のために持って行きました。練習する時間が少しだけあったので消音器をつけて練習。私は普段の練習に消音器を使っていないのですが、ちゃちな音だなあと思いました。
もちろん練習できないよりは良いですが、やはり消音器ばかりの練習は練習にならないと感じました。
消音器をつけて堂々と練習できたとしてもヴァイオリンの共鳴を感じる練習にはならないだろうし、消音器をつけても周りを伺いながらびくびく練習するのでは練習にならないと感じました。

昨日は二日続いた雨が上がり、ヴァイオリンの持ち運びには良かったです。帰りにふと思いついて例の音楽スタジオに寄ってみました。午前11時から午後24時まで営業しているスタジオですが、緊急事態宣言でどうなっているのか気になっていましたが、私が行った時間は営業していました。以前利用した時は電話をかけてから行っていましたが、昨日は思いつきだったためいきなり行っています。他にお客はなくすぐに入れました。すごく久しぶり(半年以上行っていません。)でしたが、オーナーさんに何か言われるということもありませんでした。
案内された部屋は以前リコーダーで使用した部屋とは違う部屋でした。ブログでこのスタジオの部屋が暗いことを何度か書いていますが、昨日のこの部屋は少し明るくいつものカラオケレベルでした。なので楽譜を見ることは可能でした。
1時間500円ですが2時間にしようかと悩み結局1時間にしました。理由はヴァイオリン練習用の楽譜を持っていなかったからです。かろうじて”名曲集”を持っていましたが(演奏メンバーにこの中の曲をコピーして渡す必要があったため)。あと、緊急事態宣言下でも営業しているならまた来ればいいや、と思ったからです。
練習用楽譜ないとやっぱり1時間でもきついです。暗譜しているカイザー1番と音階練習を行い”名曲集”の中の易しい曲を弾いてみました。今鈴木の教本で弾いている例の「(ベートーヴェンの)ト長調のメヌエット」「ボッケリーニのメヌエット」も入っています。ただ弾いてみていつもの楽譜との違いが結構あることに気が付きました。
鈴木の教本(第二巻)ではまだ第3ポジションを使っていないのですが”名曲集”では第3ポジションが出てきます。「ト長調のメヌエット」に出てくる”スラーの中のアクセント”は”名曲集”の楽譜にはありませんでした。ボウイングも違います。ですからまったく別物として練習しました。「ボッケリーニのメヌエット」も同様ですがこちらは冒頭部分の16分音符に前打音がついている(原曲はそうなっていますが鈴木の教本が簡単になっている)し、休符(ピアノ伴奏がソロになる部分)の部分が長かったりしてだいぶ違うなあと感じました。
他には「金婚式」「ゴセックのガヴォット」を中心に何曲か弾いてみましたが、1時間だけなのに妙に疲れていつも練習で得られる満足感がありませんでした。
前回最後にカラオケで練習してからちょうど一週間。その間まったく練習できていませんでしたのでそのせいもあるとは思うのですが、なんだかとても下手になったように感じました。今まで1週間練習できないことは何度もありましたが、下手になったと感じることはありませんでした。疲れた理由は今の自分に最適なレベルの楽譜でないせいもあるとは思います。でも第3ポジションやフラジオレットは一応できるし、いつもレッスンよりずっと先の曲(まだレッスンで使用していない鈴木の第3巻を最後まで弾いています。)を弾いていても特に疲れるということはありません。
疲れた最大の理由は利用した部屋が音響的にデッドな空間だからだと思いました。別な部屋でリコーダーを吹いた時はそのように感じたことはなかったのですが、ヴァイオリンの共鳴を感じることができず非常に辛い1時間でした。
帰宅してから少しだけ調べてみましたが、デッドな空間のほうが練習になるとおっしゃっている方もいらして、「え~?そうなの?」と驚きました。いつものカラオケは音響面に配慮して作られているわけではないのですが4時間の練習もあっという間に感じるほどです。それはやはり共鳴を感じて練習できるからだと思います。
緊急事態宣言下でスタジオを使用すればいいと思いましたが、あの空間で良い練習ができるとは思えませんでした。エレキギターとかドラムには良いのでしょうか。またヴァイオリンだけでなく声楽練習にも辛いかなあと思いました。
まあ他に練習できる場所をあまり知らないので時々利用すると思いますが、1時間だけにしておこうと思います。




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緊急事態宣言とヴァイオリン練習 [ヴァイオリン]

緊急事態宣言のためカラオケでのヴァイオリン練習ができなくなりました。宣言直前には毎日のように練習に通っていましたが、この日々も終わりです。再開はいつになるかわかりません。レッスンもお休みなのでちょうど良いのですが、せっかく先生から「どんどん進めて。」と言われていたのに残念です。自宅では音出しができないので左手のみの練習に励むしかありません。(左手の指でしっかり弦を押さえると音が出るため音取りの練習は可能です。音が出ると言っても大した音ではありません。)私の場合はどちらかというとボウイング(右手の弓の扱い方)を頑張らないといけないのですが。
カラオケが使えないとなると、去年何度か利用した音楽スタジオ(以前の記事で書いた1時間500円の部屋が暗いスタジオ)はどうかなあと思います。公共施設の練習室は使っている人が多そうですね。何より予約を取るのが面倒そうですし、その日が雨だと困ります。楽器店の練習室も検討する必要がありますが一時間1000円程度なので使っても1~2時間でしょうか。
このところヴァイオリンの練習ブログ(主に大人から始めた方とか再開された方のブログ)をよく拝見しているのですが、カラオケで練習されている方も結構いらっしゃるように感じました。休業になると困りますよね。私が購入したゴムの消音器では大して消音できず、金属の消音器ならどうかと思いますが弾いてみないとわかりません。使ったとしても気を遣いながらの音出しでは大した練習はできないと思います。
サイレントヴァイオリン(ヤマハ)のことが頭をよぎりましたが、希望小売価格10万~18万程度。この予算があったら良い弓がほしいです。同じヤマハの音レントというレンタルシステムがあって、それを見ると1か月4,840円か25,080円でレンタルできると出てきました。大幅に値段が違いますが古さの問題でしょうか。4,840円なら借りてもいいかも、と思いました。でもこれも左手練習にしかならないでしょうか。ボウイングの上手下手が音に影響することはないのでしょうね。体験のために借りるかもしれません。
ヴァイオリン練習をしていて思いますが、”共鳴の1点”(同音やオクターブなどで片方が開放弦である場合、それを共鳴させる位置のこと)をうまくとらえて鳴らすことができたかも~という時は大変幸せな気持ちになります。”共鳴の1点”でなくても、正しい音で弾いた時はやはり鳴りが良くなるようです。こういうことはサイレントヴァイオリンでは経験できないことですね。

さて、このところ一番真剣に取り組んだのがカイザー4番です。左手の4の指を伸ばす課題が多く大変でしたが、同時にボウイングも大変で16分音符を4拍分をスラーで弾く上、ところどころアクセントを入れるというものです。スラーにアクセントを入れる課題は後述しますがベートーヴェンの「メヌエット ト長調」にも出てきます。とにかく左手の音取りが大変なのですが右手も大変ですがカッコよく弾けたらいいなあという練習曲です。
でもこれだけでなくもう一つ宿題になっている5番とそれ以降の曲(12番まで)も譜読みしましたし、小野アンナ音階教本も宿題以外に全調のスケール(普通のスケールで)に取り組んでみました。
鈴木の教本もさっさと第2巻を終わらせて第3巻に行きたいために合格目指して頑張っていたのに、レッスン休講!残念です。

鈴木の第2巻、「リュリのガヴォット」(前回の記事)、「ベートーヴェンのメヌエット(ト長調)」「ボッケリーニのメヌエット」で終了です。
「ボッケリーニのメヌエット」は昔から”名曲集”で良く弾いていましたが、鈴木の教本では最初の前打音はなしです。なのでとても簡単、なはずなのですがなかなかきれいに弾けません。

「ベートーヴェンのメヌエット(ト長調)」、実はこの曲はそんなに好きではありません。ベートーヴェンが好きという方はこの曲が好きでしょうか?私はベートーヴェンの曲には好き嫌いが結構あって、基本ピアノ曲が好きでオーケストラ曲・歌曲・オペラは嫌いです。
「メヌエットト長調」は宿題だからやりますが積極的には弾きたくない曲です。昔”名曲集”を見て結構弾いていましたがそれは他の曲が難しく、弾きやすいほうの曲だったからです。でも合格したい(=早く終わらせたい)ので頑張って練習しました。・・・とは言っても、前回のレッスンから4月23日(緊急事態宣言前最後の練習日。ついでに言うと4月のレッスン予定日でした。)まで限られた練習時間で真剣に「リュリのガヴォット」「ベートーヴェンのメヌエット」に取り組んだのは最後の3日間くらいだったでしょう。カイザーと音階に明け暮れていたし、第3巻のほうに夢中になっていたのもあります。
「ボッケリーニのメヌエット」は宿題というわけではなく、第2巻を終わらせたいので早く合格したい曲です。なのでこれも練習はしていましたが真剣には取り組んでいませんでした。

「ベートーヴェンのメヌエットト長調」、ブログに録音をアップロードするにあたってちょっと真剣に練習してみたところ、思った以上に難しいことがわかりました。上でも書きましたが、まず最初にスラーの中にアクセントを入れる課題が登場します。これはまだレッスンでもやったことがないもので自己流で頑張っているだけの状態です。
後半のTrioの部分に登場する減5度音程で2本の弦にまたがって半音と同じように指と指をつけて押さえるという指示の箇所があるのですが今までテキトーに弾いていた癖があるのと、その箇所が長丸で囲まれているのにちょっと見にくいというのもあって(しかも上段下段で違う指遣いが書かれている。指示通りなら下の段の指遣いを見なければなりませんが、他は上の段の指遣いなので、うっかりしてしまいます。)
あまり好きな曲ではありませんが、有名な演奏(どなたのかはわかりませんが)が耳に残っていて、”つややかな音色”で弾かなければ・・・とは思います。でもその音色にはほど遠いです。
最近自分の楽器の音がざらついて感じます。楽器や弓を変えるのは難しいので、技術を磨くしかないですね。

今回の録音は他の部屋の音がばっちり入っていますね。それまでほとんどお客がいなくて静かだったのに・・・。繰り返し記号省略して演奏しています。細かいところに不満がたくさんありますが、完璧な演奏をアップロードするために何度も録音するのは時間の無駄なので、この程度で失礼します。もっともどんなに頑張っても完璧な演奏は無理ですね。(苦笑)4の指で取った音が不安定なところが何か所かあり、音を変にふくらませているところがあったりします。スラーの中のアクセントはしてるはずなのに聴くとまったくわからないです。

あと素朴な疑問なのですが”ト長調”を”ト調”と言っていることがよくありますが、”ト調”でも”ト長調”と”ト短調”がありますよね?今調べたらやはりそのようですが、最近の楽典にも載っているのでしょうか?本が出てきませんのでちょっと確認ができません。よく「ハ調で弾ける~」とある大人向け(シニア向け?)ピアノ楽譜がありますが、そのイメージのせいか”ト調”とか”ハ調”には素人くさいものを感じてしまいます。だって”変ホ調”とか”嬰へ調”というのは聞いたことがありませんから。
”ピアノの黒鍵を(ほとんど)使わなくて済む調”の時に使う言い方のように思います。ヴァイオリンの場合は黒鍵があるわけではないので、調号が多いから難しいということもないように思うのですがどうなのでしょうか。音階練習に限定して言えば、調号の数が変わったり長調であるか短調であるかによって全音半音の位置が変わったり、変ホ長調のように基本の位置(ハ長調の)から半音下げた位置に指を置いて弾きはじめるだけなので、そんなに難しくはないのですが(語弊があるといけませんね。課題があるからこその音階練習なので。調号が多い=大変難しいというわけでもない、という意味です。)







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リュリのガヴォット [ヴァイオリン]

今日の話題は「リュリのガヴォット」。
この曲に関して過去記事があります。
本当の作曲者についてREIKOさんから教えていただき、当時交流あった方が演奏をアップしてくださるなど大変盛り上がった記事だったんだなあ、とあらためて思い出しました。
ヴァイオリンを習い始めてこの曲をやることになったため再び取り上げることにしました。

「リュリのガヴォット」、本当の作曲者はマラン・マレで曲名はヴィオラ・ダ・ガンバ集第一巻「組曲第2ニ短調」の24曲目のロンドです。(Marin Marais Suite No.1 en Re Mineur No.24 Rondeau)興味のある方は検索してくださいね。ヴィオラ・ダ・ガンバの演奏で聴くと「ああやっぱりマレだなあ!」と感じる曲です。ヴァイオリンよりチェロのほうが近い感じで演奏できそうですね。”ロンド形式のガヴォット”です。

この曲を弾くにあたって。
課題はトリルの弾き方。そして1の指(人差し指)から数えて5度の関係にある音を3の指を押さえたまま4の指(小指)で弾くこと。4度なら自然ですがさらに2度分(1つ上の音のこと)上がるので指を伸ばさないといけません。この曲に宿題として取り組む前はこの部分になると弾きにくかったのですが、今カイザー4番で指を伸ばす課題(2の指と4の指で5度音程とか!)に取り組んでいるためこの曲での5度音程は楽勝になってきました。5度音程のちょっと後に増2度での下降があり、音程の取り方の勉強になる曲ですね。
原曲はd-mollですが、鈴木の教本ではa-mollになっています。まだ第1ポジションのみの使用です(3巻から第3ポジション登場)のでそれで弾けるようにという配慮でしょうか?この曲の前にa-mollの音階と分散和音を弾く練習が載っていますので、この音階の勉強も兼ねているとは思います。

トリルの扱い方が私の考えとは違いますが(私の考えというわけではなくバロック曲は上の音からトリルを弾くというきまり)、とりあえず教本通りトリル記号のある音から2度上にという弾き方で弾いています(シドシドシドシドシ~ラという具合。このように弾くよう丁寧に解説あり。また素早く無数?に入れるのではなく数が決まっています。16分音符で弾きます。)。先生がトリルの扱いをどう思われているかわかりませんが、教本の通り弾くよう言われました。
ここで「バロックではこうなのでは?」とお聞きしたいところではあるのですが、ヴァイオリンの弾き方(良い音で弾けるよう)についてレッスンを受けているところなので、そこはぐっとこらえています。「この曲は本当はマレの曲で~」などという薀蓄も言わないことにしています。鈴木の3巻では「バッハのメヌエット」(実はペッツォルト作曲)も出てきますが。(笑)

先生に言われていないことで気をつけているポイントとしてはアウフタクトですね。でも自分の演奏を録音で聴いてみるとイマイチですね。音程もあやしいところが多いです。

私のヴァイオリン演奏です。


本当はレッスン直前か直後に録音をアップロードしたかったのですが、4月のレッスンはお休みになってしまいました。音楽大学の教室なのでコロナ対策に関連しての休講措置です。再開したら4月分の振り替えありますが(または返金。←先に振り込んでいるため。)。なのでまだ見ていただいていない状態です。






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練習曲と練習について [音楽全般]

このところEnriqueさんが練習曲に関しての記事を書いておられます。そこで私も今までの練習曲についてあらためて思い出してみましたが、練習曲をこなしていないことに愕然としています。

まずはピアノ。小1の時から中2でやめるまで取り組んだ練習曲はバイエル~チェルニー~ハノンでした。(バイエルは教則本とあるので練習曲とは言えないのでしょうか?)バイエルは最後までやりましたが、チェルニーとハノンはまったく進まなかったです。チェルニーの記憶が曖昧ですが、100番はやった記憶があります。でも最後まではいかなかったと思います。実家に30番と40番の楽譜がありましたが40番は姉のもので30番を私がやったかどうかわかりません。たぶんやっていないです。ハノンも先生に叱られた記憶しかありませんがそんなに進んでいなかったと思います。バイエル後はソナチネとブルグミュラー(追記:ブルグミュラーは練習曲でした!)中心のレッスンだったのかなあと思います。
中2の最後の発表会ではヨハン・シュトラウス2世の「南国のばら」を弾きましたが、練習に何か月かかったのか記憶がありません。

それから約8年後、社会人になった私は電子ピアノを購入しました。その2年ほど前から声楽レッスンを受けるようになり、当時のいろいろな事情からピアノを再開することになったのです。この時のピアノレッスンは当時の声楽の先生でした。声楽の後にピアノを見ていただいたと思います。再開時の教材はチェルニー40番!(いきなり40番に飛びました。!)とバッハインヴェンション。(バッハインヴェンションは小4の時に名前がカッコいいので購入しましたが独学で1番を弾いていただけでレッスンでは弾いていませんでした。)チェルニー40番は弾いていると楽しくなる練習曲で頑張りましたが、その後別な先生のレッスンを受けるようになってもそんなに進んだわけではなくせいぜい15番くらいまででした。当時ある音楽セミナー(宿泊つき)で小4のピアニスト志望の子が華麗にチェルニー40番の練習曲を弾いているのを耳にしてかっこいいなあと思いました。うちの娘はピアニスト志望だったわけではないですが、やはり小4くらいでチェルニー40番を弾いていました。最後までいきませんでしたが。(コンクールの練習とかが大変だったので進めなかったのだと思います。)

次に声楽レッスンの練習曲の話題。最初は楽器店のレッスンで確か30分程度だったので最初から練習曲はやりませんでした。教材はイタリア歌曲でそれを歌う前は先生に言われたように声出しで、練習曲などを使っていません。コンコーネとかサルバトーレ・マルケージ、マチルダ・マルケージとか楽譜を持っていますが、自分でやってみようかと思って購入しただけです。後に知り合った声楽の知人はヴァッカイとかパノフカの話をしていました。声楽の教則本(練習曲)は先生によって扱いがかなり異なるようですね。
コールユーブンゲン、これは声楽を始めて何年かしてから結構やりました。簡単だと思ってバカにしていたら難しい音程の取り方が出てきて苦労しましたね。飛ばし飛ばしやったけれど全部きっちりやったとは言えないですね。

こんなわけでピアノも声楽も練習曲にはあまり取り組んでいなかったと言えるでしょう。

今取り組んでいるヴァイオリンの練習曲(小野アンナ音階教本とカイザー)、”曲”よりも時間をかけて取り組んでいます。カイザーは36の練習曲ですが今持っているのは1巻で12曲。12曲はたぶんきちんと終わらせることができると思います。音階の方は最初のScale-Studiesを飛ばしています。この部分は各音階を普通に弾くだけ(音階の最初の音から順番に上がって下がる)です。すべての調が同じ拍子でないのが不思議ですが・・・。(4/4だったり3/8だったり3/4だったり・・・)
で、今やっているのはScales within the First Position。ファーストポジションでのスケール。
楽譜では16分音符で弾いた後三連符の分散和音で終わるようになっていますが、先生から指示されているのは16分音符の部分をまず一音一音全弓で→2音スラー→4音スラー→8音スラー→16音スラー(楽譜通り)のあと、三連符の分散和音のところをまず一音一音全弓で→三連符の3音スラー→三連符の6音スラーという流れでこなします。
毎回宿題として二つのスケール(C-durとa-moll、F-durとd-mollというように同じ調号の長調と短調の組み合わせで)の練習をしています。全弓でゆっくり弾いていると弓が揺れて変な音が出るし、2音スラーや3音スラー・・・などでは弓をきっちり2等分3等分・・・するのが難しくこれも課題です。移弦をきれいにするという課題も出てきます。16音スラーも大変!
この一通りの流れを続けて行うのですが、集中力が続きません!一通りやるだけでぜいぜい言っています!(苦笑)まず、全弓のところで一休みしないとだめですね。
先生に言われた流れが基本ではありますが、練習では”全弓のみ”、”2音スラーのみ”・・・と分けて行ったり、楽譜通りで弾いたりしています。
でもこのスケールを丹念に行うことで、今まで難しいと思ったカイザー(特に今やっている4番とか)が楽に思えてきました。
この課題のスケール、普通に上がって下がってじゃないのです。最初の音はスケールの主音なのですがその後一回下がるのです!調によって何度下がるか変わってくるのですが、C-durはドシドレ~、a-mollはラソ♯ラシ~、F-durはファラシ♭ド~、d-mollはレラシ(ナチュラル)ド♯~という具合。
カイザーの方も楽譜通りに弾く以外にデタッシェと言って各音を際立たせて弾く方法、弓の先2/3を使う方法、スラーとスタッカートを組み合わせる方法などいろいろなヴァリエーションでの練習方法があり、毎回それを全部こなしているわけではありませんが、宿題になったらそれもやっています。

ヴァイオリンレッスンでは鈴木の教本で”曲”も見ていただいていますが、正直練習曲をこなしていれば”曲”のほうは自然と弾けるようになると思っています。私にとって”曲”は気分転換です。今やっている”曲”が易し目だからではありますが、今まで受けてきた音楽教育と鑑賞を含む音楽経験から譜読みとか曲作りは楽なので、レッスンは練習曲だけでも良いと思っています。(実際先生にもそのように申し上げ、練習曲をどんどん進めることになりました。)でもやっぱり”曲”も見ていただきますが。

学生時代に今使っているカイザーとクロイツェルの楽譜を購入していたので、何とかクロイツェルまでは頑張りたいですね。クロイツェルはカイザーの後になるとのことですが、カイザーにも難しい曲があるため難易度が重なる練習曲もあるようです。(私にとってカイザーも充分難しいですが。)逆にクロイツェルにも易し目の曲があるため、それなら弾けると思います。(ちょっとだけ弾いています。)

ヴァイオリン練習は非常に疲れるものですが、4時間くらいやっても全然平気です。もちろんスマホを見たり練習以外のこともしていますが。よく行くカラオケも使いたいときに使えるわけではないので(緊急事態宣言や学生の休みなどの関係)、使える時はなるべくしっかり練習します。疲れるのは主にヴァイオリンを支えている左手。そして真剣になるほどつい噛みしめてしまいます。学生時代と違い歯ももろくなっていますからそれもどうにかしたいですね。(苦笑)

声楽で4時間練習なんてまったく考えられません。他の方はどうしているのでしょうか?1時間練習すら無理です。まじめにやっていたら30分でもきついかも?私の声の出し方が悪いからでしょうか?
とにかく休み休みでないと無理です。間違った方向にいかないよう声の出し方を見てもらう必要がある、と昔声楽関連本で読んだことがあります。そのため昔から一人で長時間練習はしていませんでした。(練習場所の問題もあり実際無理でしたが)昔はたくさんレッスンに通っていたので、練習をそんなにしていなくても声が維持できていましたが(間違った練習を積み重ねなくて良かった)、レッスンに通っていない今、練習方法を考える必要がありますね。とりあえずカラオケでヴァイオリン練習の合間に歌うことはありますが(一人練習とは言え一応マスクを使用して)。どうもカラオケで真剣に声楽練習はしにくいのですよね~。私の場合はピアノがないと本気になれないのです。部屋の空間の問題もあります。でも贅沢は言っていられないので何とかしたいです。
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懐かしい曲・・・「リュートのための古風な舞曲とアリア」第2組曲 [音楽鑑賞]

以前書いたことがあるのですが、私は高校の部活でヴァイオリンを始め、約3か月後の定期演奏会でレスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア」を演奏しました。今思うとまったくの初心者でこの曲が演奏できたことに驚きます。私のヴァイオリンのレヴェルは最近の記事でおわかりいただけるかと思いますが、高校の頃は今よりも更に下手糞でした。弦楽器は各パート10~15人だったでしょうか?習っていた人は学年にせいぜい一人でしたし、私の学年にはいませんでした。初心者集団でよく演奏できたと思います。管楽器の子たちは中学ですでに経験していてMy楽器を持っているレヴェルの高い人ばかりでしたが。ちなみに私は第1ヴァイオリンでした。

第2組曲Laura Soave




ほとんどピチカートだったため楽でした。この動画ではハープが入っていますが、もちろん高校のオケにはありませんでした。

第2組曲Bergamasca



この動画の演奏(46秒くらいから始まります。)は弦楽器のみの編成でアレンジされている部分があるので私が演奏したものと違いますが雰囲気は味わっていただけると思います。下の動画のほうが私が演奏したものと近いですね。(近い、というのはおそらく私たちのほうも指導者の編曲があったはずなので。)Bergamasca、速いテンポの曲ですがよく弾けたなあと思います。第1ポジションと第3ポジションを行ったり来たり・・・今思うとすごいことをしていました。





この2曲を聴くと当時の夏の気分が蘇ってきます。楽譜は先生の手書きで各パート、コピーを切り貼りしていましたね~。

過去記事では「リュートのための古代舞曲とアリア」、今回の記事では「リュートのための古風な舞曲とアリア」と書きました。”古代”は当時の楽譜にそう書いてあったからで、”古風な”は最近そのような訳で見かけるためです。やはり”古風な”のほうが適切かと思いますね。”古代”だとなんだか紀元前のような印象になりますので。
この2曲を演奏した時の定期演奏会ではほかにヴィヴァルディの「四季」から”春”の1楽章と3楽章を演奏しました。これも初心者には難しかったですが、ソロヴァイオリンの難しいところはフルートが担当していましたので1stヴァイオリンもそれほど難しくはありませんでした。

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ア・カペラ二重唱 [声楽]

女声二部(同声二部)のア・カペラ(無伴奏)合唱の楽譜を探しています。合唱と言っても二人で歌うため二重唱ですね。
伴奏がついている楽譜でも良いのですが伴奏がなくても形になる楽譜がほしいです。
ア・カペラの楽譜を先日大きな書店で探してみましたが意外と少なかったです。大手楽器店でも確かあまりありませんでした。しかも私が求める楽譜はまったくありません。
私が求める女性(同声)二部ア・カペラ合唱の楽譜とは、なじみ深い抒情歌(日本の曲と外国の曲)で新しい雰囲気の”オサレ”なアレンジではなく、昔ながら?のアレンジのものです。
とりあえず今は手元にあるこの楽譜を使用しています。


愛唱名歌 増訂版

愛唱名歌 増訂版

  • 出版社/メーカー: のばら社
  • 発売日: 2006/01/30
  • メディア: 楽譜



この楽譜は伴奏のために購入したものだったのですが(コード譜です。)、二重唱用の楽譜を探していた時にたまたま見ていたらこの楽譜の何曲かが二重唱になっていることを発見。これはいい!としばらくこれで楽しむ予定です。

この楽譜で同声二部(混声四部のものはカッコ書きで記載)になっている曲を挙げてみます。(同声二部用の楽譜ではないので同声とは言えないと思いますが)
※野ばら(三木露風作詞・山田耕筰作曲)
※赤とんぼ
※花(武島羽衣作詞・瀧廉太郎作曲)
※荒城の月
※浜辺の歌
※花嫁人形
※出船
※叱られて
※浜千鳥
※花の街
※春の小川
※茶摘
※夏は来ぬ
※故郷
※海(作詞・作曲者不詳。♪まつばらとおく~♪)
※うみ(林柳波作詞・井上武士作曲)
※紅葉
※どじょっこふなっこ(混声四部)
※人形
※十五夜お月さん
※きよしこの夜
※アルプス一万尺
※ピクニック
※森へ行きましょう
※山のロザリア
※庭の千草
※故郷の空
※野なかの薔薇(ウェルナーの「野ばら」)
※故郷を離るる歌
※ローレライ
※フニクリフニクラ(最後だけ二部)
※おおスザンナ(後半が混声四部)
※オールドブラックジョー(後半が二部)
※大きな古時計
※故郷の廃家
※星の界
※ドナウ川の漣

結構たくさんありますね。「ドナウ川の漣」とか「フニクリフニクラ」などのように伴奏がほしい曲も多いですが・・・。またこれ以外の曲も二重唱で歌いたいものは多いです。やりたければ自分でアレンジするしかないですね。
最近一緒に二重唱をする方はピアノを弾く方なのですが、二重唱をすると無伴奏にするしかないのです。私より声が低い方(本来ソプラノかメゾだと思いますが、昔合唱団ではアルトだったそうです。)ですが、伴奏弾きながら下のパートは難しいです。(簡単な伴奏なら遊びで歌えています。)
逆に私が簡単な伴奏を弾きながら上のパートを歌うのもありですが、とにかくしばらくア・カペラ二重唱をすることになりました。そんなに練習もできないので月一回一曲のペースですが。


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「ロングロングアゴー」ベイリー [ヴァイオリン]

購入したばかりの楽譜(鈴木慎一ヴァイオリン指導曲集第3巻)を早く弾いてみたくてうずうずしていたので弾いてみました。課題はいろいろあるのですが、初見で全曲弾けました。ピアノでおなじみの曲(「バッハのメヌエット」として知られているペッツォルトの「メヌエット」など)もありますし、高校のオケでも弾いていたバッハの管弦楽組曲第3番のガヴォット(「まっかな秋」に似た曲ですね。)もあります。この楽譜で一番難しいはずのバッハの「ブーレ」も弾けてしまいました。
なのでさくっといけそうです。もう第4巻を購入しておいたほうが良いかもしれません。第2巻を購入した時はヴァイオリンを再開したばかりで課題が多すぎて簡単な曲を弾くのも大変でしたが、それでもレッスンではほぼ一発で合格していました。まあさくっと進んでいたと思います。
カイザーのほうは曲にもよりますが今練習している4番は先日も書いたように大変難しいです。簡単な曲から難しい曲へ、という順番になっているとは思えません。練習は音階練習とカイザー中心に時間をかけて行い、”曲”のほうは気分転換に行っているような状況です。宿題の”曲”は鈴木第2巻の「ガヴォット(リュリ)」「メヌエット(ベートーヴェン)」「メヌエット(ボッケリーニ)」ですが、先生にも「どんどん譜読みしてください。」と言われていることもあり、ほかにも練習しています。
練習できる日や時間が限られるので宿題中心にせざるをえませんが、可能ならいくらでも練習できそうです。練習できる日でも2~3時間ですが、たまに4時間練習してもまったく苦になりません。もちろん音階練習やカイザーは疲れますが・・・。

自分にもっと音感があると良いとは思いますが、少しは初見視唱で鍛えたことが役に立っていると思います。カイザーはYouTubeで聴いていますが、何度も聴いているわけではありませんし、練習場所にはピアノがないので(ピアノでの)音の確認はできません。
そういえばカイザーももしかしたらNAXOS MUSIC LIBRARYで聴けるかも?と調べてみたら聴けました。今やっている4番は練習曲ではなく普通の曲のような感じで演奏されていますね。かっこよく弾けたら素敵な曲だと思います。毎日練習できないのは残念ですが、カイザー4番は左手で指板を音がするくらい押さえる(叩く?)ように言われていますので、自宅で左手だけの練習をすれば良いと思います。(まだやっていませんが。苦笑)

限られた時間で効率の良い練習をするように心がけていますが、子供時代は時間を気にせず練習できていました(ピアノ練習ですね)。練習のポイントを押さえていなかったので効率が悪かったかもしれませんが、”宿題”以外の曲をたくさん弾いていたのはレッスンには直接役に立たなかったかもしれませんがこれはこれで良かったと思っています。譜読みは正確ではありませんでしたし、いい加減に弾いていたことがあとあとまで影響していたのも事実ですが。自分で勝手に弾いていた曲の数々、レコードなどで聴いていたわけではなく、自力で譜読みして曲想を考えていたわけです。そのうちの何曲かは姉が弾いていたのでそれを聴いたうえで譜読みしていましたが、曲名に惹かれて練習していたものも多かったです。またピアノピースなどの楽譜をお小遣いで購入していました。バッハインヴェンションも子供時代のレッスンでは弾いたことがなかったのですが確か小4の時に購入しています。理由は”インヴェンション”という言葉がかっこよかったから!(笑)
母からは練習内容について「あんたの弾き方はまったくいいとは思わない。」と言われただけで細かいことを指摘されるわけではなく、とにかく心の赴くまま自由に弾いていましたね。娘たちには練習内容にたくさん口出ししてしまいました。その結果効率的に上達したかもしれませんが、自分から楽譜を購入するようにはなりませんでした。

話は鈴木の教本に戻ります。噂によると4巻あたりからだいぶ難しくなるようなのですが、割と好きな感じの曲が多いようなので(特にバロックの)楽しみです。”名曲集”とは違って今の自分にとって弾きやすい曲が続くので楽ですね。”名曲集”は弾ける曲もあるけれどとても無理な曲のほうが多いですから。

こちらは第2巻の「ロングロングアゴー」です。以前この曲のことを記事にしたことがありました
鈴木の教本第1巻にも載っているらしいのですが(私は第1巻を持っていません。)、第2巻の「ロングロングアゴー」は変奏付です。





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