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ストリートピアノ [ピアノ]

今日で5月7日。緊急事態宣言は11日までの予定でした。予定通りならそろそろヴァイオリン練習にも行けるはずでしたが、予想通り延長なので当分無理でしょう。思ったのは2~3週間は意外とあっという間に過ぎるんだなあということ。この間、弓を使わずに左手だけの練習をしようかと思いましたが、ほとんどできませんでした。例のデッドなスタジオの練習を一時間だけした以外はまったく練習していません。(同じ日に本番で「浜千鳥」を弾きましたが直前に消音器をつけて軽く練習しています。)
他に近場で練習できそうなのは楽器店のスタジオくらいですが一時間千円ですし、雨も多かったので、気乗りしなく問い合わせもしていません。おそらくレッスンも休講延長になるはずです。
カラオケが営業再開するまで待とうと思います。

デッドなスタジオを使用している軽音楽の知人に聞いたところ、「響きが不満だったらマイクを借りるといいよ。」と言われました。マイクを借りてヴァイオリン練習や声楽練習をするなんて考えられませんが、あのスタジオで練習するならそれもありかもしれません。


話は変わります。先日使用できる練習場所はないか検索中、私が住むところから歩いて行けるところに”ストリートピアノ”が期間限定で設置されているという情報を得ました。
気になって見に行きました。一応楽譜を持って。
市の施設にあるのですが案の定さわれない・・・というか休館でした。(完全に休館というわけではないのですが)緊急事態で休館なのだから設置期間も延長されるのでは?と思いますがどうでしょうか?
使えるようになったら使用してみたいです。そのピアノは(どれくらいの古さかはわかりませんが)一応調整・調律済ですし、グランドピアノなので。無料で使用できるというのが良いですよね。
私自身が弾きたいというのもありますが、それ以上にいつも一緒に活動しているピアニストさん(教育大学特音科出身)にも弾いていただきたいな、という思いから見に行ったのでした。
まあ使用できたとしてもピアノを使って合わせモノはできないので、そこで”練習”というわけにはいきませんが。
そこは私がよく買い物に行く場所に近いのですが(その日はピアノを弾けず残念でしたが買い物をして帰りました。)、ピアノを弾く人が途切れなく来るのかどうかまったく読めません。
よくYouTubeで見るような駅の広場に設置されているストリートピアノ、想像ですが途切れることなく弾く人がやってくるのかなあ?というイメージです。(生で見たことがないのでわかりません。)
上手な人がたくさんやって来るイメージなのですが、そうでない人は弾きにくいかも?
うるさいと苦情があって撤去されたところもあるのですよね?
うちの近くのストリートピアノは使用時間が9時から17時までなのですが、途切れることなく人が来るということは想像できませんし、上手な人ばかりではないだろうから弾きやすいかも?と勝手に想像しています。
途切れなく人がやって来るような駅広場のストリートピアノを弾くときは、短い時間で交代するというマナーが必要ですし、ある程度他人に聴かせることを意識する必要がありそうです。

それにしてもどうしてストリートピアノはペインティングされるのでしょうか?私はそのままのほうが良いと思っていますが・・・。たとえ素晴らしくアートな出来栄えだったとしても。


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ピアノ練習 [ピアノ]

退院後ほとんど自宅で生活する毎日ですが、自分の3度の食事(準備と食べること)に苦労しています。
病院食が恋しいです。
また食後の歯磨きがかなり大変なのと、開口訓練(3分程度ですが)、ここまで終わらせるとやれやれという感じです。

やっと暇ができたのでブログ三昧といきたいですが、家族がPCを使って作業することも多くそういうわけにもいきません。
暑いこともあって家事もゆったりペースでしかできません。

家事とか食事(食事にまつわるいろいろがリハビリですね。)の合間にしていること、それは何かというとピアノの練習です。
ピアノの部屋が暑いのでこれまたずっと連続では無理なのですが、入院前に手に入れた「アナと雪の女王」の楽譜から2~3曲取り組んでいました。この映画4月~5月に家族と2回も観てしまいましたが、結構はまりました。"Let it go(ありのままで)"をよく弾きますが、上級用の楽譜だとリズムの取り方がかなり難しく苦労しています。でも弾いていると楽しいですね。
またやはり普段ゆっくり練習できない曲もしたいなあと思って、久しぶりに練習しているのがバッハの「インベンションとシンフォニア」、それから「フランス組曲」の中の曲です。
特にじっくり練習できないためそのまま放置していたような曲で、その時の自分の気分に合ったものを中心に練習しています。
一曲が長くないので真剣に取り組んでも30分も経てば結構練習の成果が出てくるのがうれしいですね。
一日に30分くらい何度か練習しているのですが、とても充実感があります。
バッハの曲(鍵盤用の)は思いつきとか初見ではなかなか演奏できず、ある程度練習が必要になるのですが、難しいジグソーパズルを時間をかけて完成させるようなそんな感じの達成感というか喜びがありますね。
もちろん、いくら弾けていても更なる発見があると思います。

口がしっかり開くようになるまでは歌とかリコーダーもできないし、それこそ暇なときに練習したいヴァイオリンも顎の手術後に顎に挟むのは難しいと思うのでしばらくできません。(歌は今でも口が開かないなりには歌えますが)
しばらくはピアノ練習に励むことにします。

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スマホのPCM録音からの取り込み方がわかりました [ピアノ]

スマホのPCM録音の取り込み方がわからずこの前の「アメイジング・グレイス」は携帯(スマホ)からPCにメールでファイルを送り、MP3変換してアップしました。
先日別な録音を同じように送信しようとしたらファイルが大きすぎてダメでした。5分近いものを2分半程度ずつに分割して録音し同様にしてもダメ。
そもそもメールで送信して取り込むなんて誰もしませんよね。(苦笑)
取り込み方がやっとわかりました。(5分の録音のまま取り込むことができました。)
本番間近の演奏ですが、完璧とは言い難い荒っぽい演奏です。もっと洗練された弾き方にしたいけれど、所詮この程度です。ミスもたくさんあります。でも練習は楽しかったですよ。本番は・・・いつも失敗しないところで失敗しました・・・。

KV.332一楽章です。記念にアップします。ピアノはヤマハのグランドです。




PCにうまく取り込むことができたのでついつい更新予定もないのに更新してしまいました。(苦笑)




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ピアノ練習状況と今朝の音楽 [ピアノ]

例のピアノ、本番まであと一ヶ月以上ありますが暗譜が思いのほかはかどったので余裕が出てきました。
もちろん改善しなければならないところはたくさんあるのですが、ほかの曲もいろいろ弾いています。今までは暗譜するまでは・・・とほかの曲を弾くのを我慢していました。
本番の緊張感を感じたいのとアドヴァイスをいただきたいのとで娘達がお世話になった先生にワンポイントレッスンもお願いしています。
レッスンは来週なのですが、それだけでも心構えが変わってくるものですね。
ついでに別な曲も見ていただこうと思います。自分のレヴェルには分不相応だけれども時間をかけて譜読みをしてきたショパンの「黒鍵」ですが、「ゆっくりしか弾けません。」「練習方法を教えていただきたいです。」と前もって申し上げておきました。レッスンで見ていただこうと思うとやる気が出てくるものですね。
いかに難易度が高いとは言え数年もかかって譜読みか、と思われるかもしれませんが、集中的に弾く時期とまったく弾かない時期があって、なかなか(私なりの)完璧レヴェルに到達しなかったのです。
この曲ってたぶん譜読みにも弾き方にもコツがあるのだろうと思います。とにかく初見では弾けないので、楽譜をしっかり見て正しい音・指使いを確認しながらそれが定着するまでゆっくり弾いたり、片手で弾いたり、たまには速く弾いたり・・・いろいろしてきましたが、楽譜を見ながら弾いているうちは思うような手の使い方ができないと思うに至りました。暗譜さえしてしまえばこちらのものだ、とは思うのですが、モーツァルトと違って暗譜しにくいのですね。調号が多いと苦労します。それからアップライトで練習しているのでとても手が疲れます。グランドだと楽に弾けるんだろうなあ・・・。(ってあまり弾けない時にグランドで弾きましたが。)
上で集中的に弾く時、って書きましたがなぜか寒くなると弾きたくなるので困ります。毎年今ぐらいになると猛烈に弾きたくなり、いい感じで上達してもう少し・・・というところで寒さに耐えることができずに弾かなくなるというパターンです。
今年の冬は何とかして乗り越えたいですね。そのためにはピアノ部屋の暖房を変えるしかないのですが、まずそこにはエアコンがないです。ファンヒーターを置けば暖かいですが、ピアノに熱風が当たらないように、しかも手を温めることが可能な状態で置く、というのは結構技が要ります。娘達がピアノレッスンに通っていた頃は当然のように置いていたのですが、最近一番ピアノを弾くのが私になってから冷暖房設備を置かなくなりました。ピアノを弾くときに隣の部屋から持ってくれば良いのですがそれも結構面倒です。それに自分が弾きたくなるのは夕方からで隣の部屋は家族が使います。軽いものだと足元しか暖まらないのであまり意味がないのです。
やっぱり新しいファンヒーターか何かを買うべきでしょうか。

今年は矯正のせいで声楽に関することがほとんど出来ていません。歌うことはまったく可能なのですが、話しにくい装置がついているため滑舌が悪く本番に出る意欲が萎えてしまいます。それでも不思議なもので歌のときの方がきちんと発音できるのです。(滑舌が悪いと言っても周りの人はそれほどでもないと言っています。自分としてはかなり話しにくいのですが。)
そんなわけで今年は歌よりも楽器の上達にかけようと思っていたのですが前半はあまりはかどらなかったでしょうか。あ、でも1~2月はヴァイオリンを頑張りましたね!暖かくて楽器が弾きやすかった時期に何をしていたんだろう・・・という感じですが。

家族が全員外にいて昼間一人で過ごしている時は楽器弾き放題しやすいはずなのですが、ついついご近所にどう思われるか考えてしまいます。ご近所様にもオカリナ練習を一日に何度もされる方がいらっしゃるし、気にしなくても良さそうなのですが。でもさすがに本番予定の曲は消音機能だけでなく生で練習する必要から(消音だけで練習していると鍵盤をきちんと押さえられなくなってしまいます。)最近は生での練習を基本にしています。
今弾いているモーツァルトのソナタだけなら手が疲れるということはまったくないのですが、「黒鍵」は滅茶苦茶疲れます。でもだいぶすらすら弾けるようになりこの疲れに快感を覚えるようになってきました。
速く弾けるようになると短い時間に何度も弾くことが可能になります。きのうは何回弾いたでしょう。
音楽による心の高揚とスポーツをしているような感覚とで一通り弾き終わった後は大変な充実感を感じます。こうなったらはずみでエチュードOp.10-1も早く完成させたいものです。

今朝の音楽

Kreisler Plays Kreisler

Kreisler Plays Kreisler

  • アーティスト: Fritz Kreisler,Franz Rupp
  • 出版社/メーカー: Naxos Historical
  • 発売日: 2005/10/17
  • メディア: CD



NMLで全曲試聴できます。(→こちら
以前にも聴いたことがありますが、ふと聴いてみたくなりました。
クライスラー自身が自作曲と編曲を弾いているものです。
以前聴いた時も演奏の新鮮さに驚きましたが、古き良き時代の香りがたっぷりの演奏に朝から癒されました。刺激的でもあるのですがすべての音が熟成していてまろやか。全然尖っていません。
大好きなマキシム・ヴェンゲーロフ(コンサートには行けませんでした。涙)も良いけれど、「中国の太鼓」にしても「愛の喜び」にしてもやっぱり本家本元だなあ、と思います。
こういう香りを感じさせてくれる演奏家ってなかなかないなあと思います。やはり時代の空気なのでしょうか。

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KV.332を暗譜しています [ピアノ]

12月にモーツァルトのピアノソナタKV.332の一楽章を弾く予定があり猛練習しています。
暗譜で弾かなければならないので必死です。

ついついこれよりもっと速く弾いてしまいますね。

ピアノの本番で暗譜なんて何年ぶりでしょうか。おそらく前に暗譜したのはドビュッシーの「二つのアラベスク」で15年以上前の話。あの時は楽譜を置いてもよかったのですが暗譜をして臨み、一応楽譜を置いたけれど楽譜が見えにくかった上(家ではアップライトなのに本番はグランドで譜面台の位置が違う。照明で光って見えるうえ、譜めくりの人が慣れてない人だったこともあり大変でした。)
「二つのアラベスク」と比較するとモーツァルトは覚えやすいように思いますが、似たようなパターンの繰り返しに”罠”があり、侮れないです。
7月に集中的に練習していたのですが暑いというのもありさぼっていました。そろそろ真面目に練習しないと12月にパニック状態になりそうなので慌てて練習を再開しました。
もう若くないので指先の感覚だけで暗譜などという恐ろしいことはできません。音感が良い人や音楽理論を身につけている人にはたやすいのかもしれませんが、若いころの私は本当に感覚だけで暗譜していたのですね。ちょっと指遣いや鍵盤を間違えると一気にがたがたと崩壊してしまいます。
音楽性はともかく崩壊しないことが重要な本番ですのでゆっくり丁寧に練習しないといけませんね。とにかく理屈で覚えようと思います。
でもこの動画の演奏を聴いて自分が練習しているのと違う音をいくつか発見。自分が譜読み間違いをしているのか、楽譜が違うせいかわかりませんが。ちなみにヘンレ版(20年ほど前に購入)を使っています。

41~42小節のパターン、ヴェルディの「リゴレット」のアリア「女心の歌」の出だしに聞こえます。(笑)

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米良さんの多重録音&ベーゼンドルファー体験 [ピアノ]

米良美一さんが私がよく舐めているロッテののど飴のCMで歌っています!
何と、4人の米良さんによる多重録音の「アメイジング・グレース」で、歌詞は♪Karin(花梨) is Great!How sweet's the Karin.Karin save the song of me!♪です。
時事通信の公式な動画があり、製作風景を見ることができます。→こちら(1分35秒あたりからCM部分。それに引き続き収録風景を見ることができます。)
4人の米良さんのハモリがとても美しいですし、"Karin"の"r"がとても巻いていてかっこいいです。ロッテのど飴を舐めた後の爽快感そのものですね。舐めたら歌がうまくなれそうでとても効果的なCMですね。これからも舐めなくちゃ~と思いました。(笑)
livedoor Newsによると《米良は、大地・木々・空・鳥をモチーフにした4種類の衣装を着て登場。全ての衣装が並ぶことでひとつの絵が完成するため、撮影中は動きに大きな制約が設けられた。「歌は体を使って歌うもの」と語る米良にとって、表情と首だけで演技する撮影は苦労の連続だったようだ。その一方、別の日に撮影された歌声の収録では本領を発揮。原曲の「Amazing Grace」を自身のレパートリーとして大切に歌っている米良は、その美しい歌声でスタッフたちを「素晴らしいです!」と感服させ、1人で4パートを歌ったとは思えないほどの短時間(約30分)で収録を終えた。》とのことです。



例のベーゼンドルファー二時間無料体験をしてきました。
本当は録音でもしてアップしたかったのですが、録音機の充電をしていませんでしたのでなしです。
二時間で完成できる曲を弾くというのも良いのですが、今回は何年かかってもまともに弾けないショパンのエチュードを中心に練習しました。(時々バッハの小プレリュードとかドビュッシーとか。)
ショパンの「黒鍵」、だいぶ弾けるようにはなっているのですが、暗譜できないので譜面を見ながら弾いているとどうしてもつっかかってしまうのですよね。効率の良い暗譜法を考えているのですが、やはり思いつきでたまにしか練習しないとだめです。それと家ではアップライトなのでグランドの譜面台が高く感じられ、それも弾きにくい原因です。ただ、やはりこういう曲はグランドのほうが弾きやすいなあと感じました。
ベーゼンドルファーの鍵盤は思ったより重くなかったです。すごく重いのかと想像していました。左端の鍵盤、白鍵部分も黒くなっていました!その低音部分を堪能する余裕はなかったですけれど。(笑)
「黒鍵」もただ速く弾くのではなく、部分練習を丁寧に、音色を味わいながら行いましたので、まだ完成ではないですけれど、二時間が楽しかったです。
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9thコードにはまっています [ピアノ]


ピアノソロ 久石譲 作品集 [改訂版] (ピアノ・ソロ)

ピアノソロ 久石譲 作品集 [改訂版] (ピアノ・ソロ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: シンコーミュージック
  • 発売日: 2010/03/19
  • メディア: 楽譜



急に久石譲の曲を弾きたくなって買ってしまいました。家に「もののけ姫」(テーマ曲のみ)とか「千と千尋の神隠し」などはあるのですが、他は合唱やリコーダーアンサンブルの楽譜だったりで一人で楽しむわけにはいかないのです。
いろいろ出ていますが「やさしい○○」「バイエルから弾ける○○」だとおもしろくないのでなるべく難しそうなものにしたらやっぱり難しいところが多かったです。まあ人前で発表するには相当練習しないとだめですが遊ぶ分には良いですね~。特に"Asian Dream Song"(長野パラリンピック冬季競技大会)とか"Summer"(映画「菊次郎の夏」)にはまっていますが、コードも書いてあるため勉強になりますね。

今9th(ナインス)コードにはまっていて、いろいろな曲にこのコードの伴奏を付けて遊んでいます。9thコードとペダルで簡単にウィンダムヒル風になるというのがおもしろいですね。「たなばたさま」のような簡単な童謡唱歌で試すとわかりやすいです。以前ピアニスターHIROSHIさんのアレンジテクニックを動画で見て知った方法です。コードもなかなか覚えることができませんが、こうやって少しずつ試していけば結構楽しく覚えることができそうです。やっぱり遊び心で試すということが即興の上達には欠かせないのかも?上記の久石譲の曲ではどんなところで使われているのかなあと気にして見てみたりいろいろ勉強になります。今まで持っていたいくつかの楽譜にもコードが記載されているものが多いのですが、両手用の楽譜になっていると何のコードなのか考えることがないのです。これからは意識して弾くように心がけたいです。


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BWV927を弾いてみました。 [ピアノ]

ちょっとピアノを弾いてきました。

ピアノはスタインウェイのフルコンサートで去年と同じ場所での録音ですが、ICレコーダーを置いた場所が違うせいか(今回はピアノの譜面台の右のほうに置きました。去年はどこに置いたか忘れました。)、去年ほどうぉんうぉん言っていませんね。
家のピアノも普段鍵盤が重いと感じているのですが、今回このグランドピアノは非常に重く感じました。
前には軽く感じていたのですが・・・。

曲はバッハの小プレリュードBWV927でこれは「ウィルヘルム・フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集」(つまり大バッハが長男のために作曲した小曲集)の中の曲ですね。



去年はあまり気乗りしなかった曲なのですが、最近この曲がしょっちゅう頭の中で鳴っていました。
弾いてみるととても心が踊る素敵な曲で難易度も高くないのですが(小学校低学年の子でも弾いている。)、奥が深いと思います。
私は速めのテンポで弾きたくて実際もっと速い録音もあるのですが何度か録音した中でましなものを選んだのが上の録音です。(どの録音も良いところと悪いところがあって選ぶのが大変でした!笑)
3時間以上は練習したと思いますがこんなものですね。(苦笑)
実は弾きに行ったのは今日だけではないのですが、合計3時間は弾けましたね。欲張らずこの曲中心に練習しました。最初は初見に近い状態でぼろぼろもよいところでしたが。

いろいろな録音を聴いてみるとプロの演奏でも結構ゆっくり目だったりします。
速ければ良いというわけでもないと思うのですが、べた~っとした感じには弾きたくないのですよね。
ジャズ風にアレンジしているわけではないけれどジャズっぽいノリの良さを感じることができるテンポで弾きたいかも、というところです。

ところでバッハって長男のフリーデマンを溺愛していたのですね。
ウィキペディアには《父親からこの上ない期待と惜しみない愛情をかけられたが、それだけ過保護に育てられたため克己心がなく、しかもむやみと夢想家で、才能に恵まれていたにもかかわらず、虚栄心からそれを活かせず仕舞いであった。しかも悪いことに猜疑心が強く、一時期は成功を掴みかけたこともあったものの、人望のなさが祟って、晩年に人脈を失っている。好機を逃し続けた一生であったと言える。》とありますね。
信仰深いバッハも子育てには失敗したのでしょうか。
母親のマリア・バルバラ・バッハはフリーデマンが10歳のときに亡くなっていますね。
バッハがアンナ・マグダレナと再婚したのはフリーデマンが11歳の時ですが、アンナとフリーデマンは9歳しか違わなかったのですね~。
母親と言うよりお姉さんと言う感じだったかもしれませんね。





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初心者用課題曲&有名曲の初心者用編曲 [ピアノ]

先日記事にしたヘンデルの「アリア」はfallschirmjagerさんからHWV471のアリア(エアー)と教えていただきました。
こちらで試聴できます。(Stücke der Aylesford-Sammlung Band IIの16曲目)
エイルズフォードコレクションの中の曲ということです。(そのコレクション、初めて知りました。)
初めてチェンバロ演奏で聴けました。(感激!)
・・・ということで”編曲もの”ではありませんでした。(一安心・・・)

Associated Board Piano Examinationでもグレード3の課題曲になっているようです。
NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク(17曲目です。)



初心者の小さな子供や大人向けの楽譜(ピアノなどの楽器の)ではそのレヴェルの人にとって弾き易くアレンジされたものを使うことが多いです。
原曲主義・原調主義の私からすれば、そういう楽譜の曲は自分でも演奏したくないし、教師だとしたら生徒には絶対に与えないと思います。
否定しているわけではないのですが(・・・って否定してます?)、そういうものを与えるくらいならそのレヴェルのために作曲された曲を与えたいです。
そのほうが絶対に素敵な曲が多いです。
弾き易いアレンジで満足できるのでしょうか?
たいていは音符も少ないし、弾き易い調(調号が少ないなど)に変えられています。
その結果原曲の魅力はまったく伝わらない曲になり下がっています。
そしてそのような楽譜で弾く場合、大人なら「本当は原曲が弾きたいけれど自分には無理だから簡単なアレンジで我慢する。」という自覚があるかもしれませんが、子供の場合は「どうしても弾きたい。」と先生にお願いするわけではないですよね?
たいていは発表会にも使える「”曲”の本」(エチュードでないものをそう呼ぶことが多いです。)から先生が「これ弾こうか?」と与えますよね?
こういう曲集に載っている”初心者用になり下がってしまった曲”の数々を思いつくまま書いてみます。
もとはピアノ曲とは限りません。

「人魚の歌」(ウェーバー)、「天国と地獄」(オッフェンバック)、「歓喜の歌」(ベートーヴェン)、「トルコ行進曲」(ベートーヴェン)、「エンターテイナー」(ジョプリン)、「熊蜂の飛行」(リムスキー=コルサコフ)・・・など

同じ「トルコ行進曲」でもモーツァルトのそれは原曲のまま演奏されるのが普通なのにベートーヴェンのそれは簡単に編曲されたものばかり聴くような気がします。
YouTubeには海外の人の演奏で原曲のオーケストラ版の雰囲気をかなり残した編曲がアップされていました。(Anton Rubinstein編曲)
・・・でこのオーケストラ版ですが、今はどうか知りませんが私が小2の時の音楽鑑賞の教材でした。
でも私は休んでいた時だったので聴いていません。
皆の感想文は「ベートーヴェンは耳が聴こえないのにこんな曲を作曲してすごい。」というのが多かったように記憶しています。

今朝NHK-FMの「クラシック・カフェ」を聴いていたらトルコ絡みでモーツァルトの「ピアノソナタK.331~トルコ行進曲付き」とベートーヴェンの劇付随音楽「アテネの廃墟」を流していました。
ベートーヴェンの「トルコ行進曲」は「アテネの廃墟」の中の曲だったのですね。
オスマントルコの軍楽隊みたいなイメージでしたが(作曲された時代のイメージではそうかもしれませんが)、モーツァルトの「トルコ行進曲」はそうでもベートーヴェンのそれは古代ギリシャの話だったのですね~。
初めて知りました。


Symphony 9 & The Ruins of Athens

Symphony 9 & The Ruins of Athens

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Lyrichord Discs Inc.
  • 発売日: 2008/08/19
  • メディア: CD



NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク

ピアノ編曲版の簡単なものは次女が小1の時に演奏会で弾きましたが、長女はレッスンでも弾いたことがなく、ずっと「ベートーヴェンのトルコ行進曲が弾きたい。」と言っていました。
学校の音楽鑑賞か何かで聴いていてかっこいいと思っていたようです。
妹のことを「ずるい」とまで言っていました。
一応ピアノの先生にもお願いしていましたが、その頃は高学年で簡単ヴァージョンを弾く段階でもなかったということで敢えて与えられることはありませんでした。

この前から話題にしている前述のヘンデルの「アリア」はもともと”初心者用”ではないことがはっきりました。
(当然最初からそう思っていましたが。)
弾いたことのある人たちにとって初心者用の取るに足らない曲として忘れられないように願っています。
大曲ではないのかもしれませんが。


そうそう!!
初心者用の曲と言えば・・・
厳密には初心者ではなくある程度進んだレヴェル向けかもしれませんが、最近話題にすることが多い鈴木メソードのヴァイオリン曲の中にシューマンの「二人の擲(てき)弾兵」があります。
鈴木メソードの方には非常にポピュラーですが、最近それが歌曲だったと知りました。
確か歌曲として聴いていたはずなのですが、まったく意識していませんでした。
私の頭の中には友人やYouTubeで聴くアマチュア演奏家のピッチが合わないヴァイオリン演奏でインプットされています。
楽譜を手に入れて弾いてみたいですが(笑)、やっぱり「二人の擲弾兵」はヴァイオリン初級の曲で、ドイツ語の原曲名"Die beiden Grenadiere"は声楽上級の曲というイメージです。
この話はまたいずれ・・・。






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気になる小曲 [ピアノ]

子供の頃ピアノレッスンで弾いた曲と言う記憶があるのですが、一体どの楽譜に載っていたのか不明です。
取るに足らない小曲なのだと思いますが、気に入っていた曲で今も頭の中をぐるぐるしています。
大体こんな感じでした。(調律してないピアノですが気にしないでください。)



記憶を手がかりに弾いていますので若干ためらいがちです。
「ピアノ小曲集・1」(音楽の友)に載っていた可能性が高いです。
違っていたとしても併用曲集みたいなもので薄手の楽譜だったと思います。
大作曲家の曲ではなかったように思いますが、ロマン派の作曲家でしょうか。

可愛らしい小曲ですが明るすぎないところが好きです。
ちょっと曇り空が似合う曲(・・・と自分では思っていました。)ですね。
でも3拍子ですし(アウフタクトで始まる。)、曲名を付けるとしたら「メヌエット」になるでしょうか?(よくわかりませんが)



ピアノ小曲集(1)

ピアノ小曲集(1)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 音楽之友社
  • 発売日: 1998/12/10
  • メディア: 楽譜


    ↑
プレイエルの「メヌエット」ならありますが・・・?


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子供のためのアルバム~ワルツ(Tchaikovsky) [ピアノ]

滅多に書かないTchaikovskyの話題です。
嫌いではないし好きなのですが、ブログに登場する回数は少ないような気がします。
たぶん今後も特集することはないかもしれません。

「Tchaikovskyが好きだ。」という場合、「Tchaikovskyの音楽そのものよりもバレエが好き。」という人が多いかもしれません。
Tchaikovskyのバレエ音楽は美しいし砂糖菓子のように甘いところがありますよね。
オペラは覚えるほど聴いてないのですが、「エフゲニー・オネーギン」とか「マゼッパ」はなかなか内容が面白かったです。
でも”音楽”そのものについてどうこう言えるほど聴きこんでいるわけではありません。

さて、大曲ではなくて小曲の話題です。
ピアノ発表会などの定番シリーズというわけでもないのですが、一応関連はあるでしょうか。
我が家にあるピアノ発表会用の曲集やロマン派のピアノ曲集には必ずと言って良いほど入っているTchaikovskyの曲があるのですが"Waltz"(Op.39)です。
今気がつきましたがこれも「子供のためのアルバム」の中の曲ですね。(やっぱりこの曲集良いですね~。)
気軽に楽しめる美しい曲の宝庫という気がします。
でも私、この曲を発表会などで聴いたことがないのですが(たぶん)、グレードやコンペではもしかしたら課題曲になったこともあるかもしれません。

日本人の方の演奏です。(YouTube埋め込みは日本人より海外の人のもののほうが気軽に埋め込むことができるように思っています。)
若干ミスタッチがありますが、全体的には力が抜けていて良い感じだと思います。
子供の演奏だと全部に力が入っているのですよね~。



この方の演奏はかなり大げさですね~。(気持ちはわからなくもないですが・・・。指揮者のピアノ演奏みたいな感じ?)



YouTubeにアップされているのは子供の演奏がほとんどのようです。
何て言うことはない曲だと思うのですが、ちょっとピアノに向かって気楽に弾きたい時に重宝している曲です。
技術的に簡単だけれど、素敵な曲だと思いませんか?
難しい曲を初心者向けに簡単にしている曲よりずっと良いと思っているのですが・・・。
この曲、さすがTchaikovskyだけあってバレエで踊っている様子とか舞踏会シーンがすぐに浮かぶようだと思っています。
子供の演奏ではなく成熟した大人の演奏で聴きたいです。
”瀟洒”な感じの演奏が聴きたいです。
発表会で弾かれるのなら良いですがグレードやコンペの課題曲で終わるなんて悲しすぎます。


チャイコフスキーこどものためのアルバム  全音ピアノライブラリー

チャイコフスキーこどものためのアルバム 全音ピアノライブラリー

  • 作者: 全音楽譜出版社出版部
  • 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
  • 発売日: 2005/07/27
  • メディア: 楽譜





Tchaikovsky: Album for the Young, Op. 39

Tchaikovsky: Album for the Young, Op. 39

  • アーティスト: Yuli Turovsky,Pyotr Il'yich Tchaikovsky,Borodin Trio and Friends,Luba Edlina,Leslie Malowany,Rostislav Dubinsky,Eleonora Turovsky
  • 出版社/メーカー: Chandos
  • 発売日: 1992/09/30
  • メディア: CD



NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク

ピアノ演奏と弦楽四重奏があります。
両方のヴァージョンで聴き比べするのも楽しいです。


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グレード [ピアノ]

ピアノの先生だからといって音大を出ているとは限りません。
音大出身だとしても声楽科を出た先生や教育科を出た先生もいて、ピアノ科の先生には技術面で及ばないかもしれませんが良いレッスンをしている人も多いです。(技術面でも優れている人もいると思います。)
ピアノ科出身の先生でも技術面でどうかと言う先生も多いでしょうね。
ピアノの先生を選ぶ時は学歴で選ぶ人も多いかもしれませんが、一般の人は口コミでしょうかね。
楽器店のレッスンなら間違いないと思うものかもしれません。

楽器店のレッスンだとピアノはたいてい音大出身の先生で、電子オルガンはグレード取得者が多いのでしょうか。
自分が知っている範囲ではそうなのかなという程度のことしか書けないのですが、ヤマハとかカワイには電子オルガンの専門学校のようなところがあるのでしょうか?(カワイにはあったと思います。)
最近ではグレードで先生になるよりも音楽専門学校に行ってなる人が多いのでしょうか。
電子オルガンの先生のレヴェルもいろいろだと思います。
中にはピアノもばりばり弾けて、両方教えることができる先生もいらっしゃいますし、ピアノも一応教えているけれどタッチについては教えることができないという先生もいらっしゃいます。

グレード・・・今となっては懐かしい響きですが、うちの娘たちもある時期までグレードを取得していました。
カワイのほうですが、割と順調に取れていたほうだと思います。
同じ教室のお子さんが年に一回受けるのが普通だったのに、うちは年に三回受けていましたから。
次女は一度だけ落ちましたが二人とも受けるたびに合格していました。
長女は”教室の誉れ”みたいに思われていました。
あの調子で順調に取得したら講師になれるんじゃないかと本気で思ったものです。
実際グレードだけでピアノ講師になった先生を知りませんが。
実際にはいろいろ難しいのでしょうね。

同じグレードでもヤマハとカワイでは内容的に違いますね。
(ヤマハのほうで受けている人は、自分たちのほうがレヴェルが高いことをしているという自負があるようです。
同じ4級でも、ヤマハのほうは即興とかあるらしいですし。)
他にもいろいろグレードがあるようですね。

PTNAのコンペティションでも競わずにグレードだけで参加することもできます。
PTNAのグレードがどれほど権威があるのかわかりませんが、一見他の参加者と同じように舞台に立っているのですが、賞はもらえないというやつですね。
コンペに参加するより心理的な負担が少ないですね。
今まで何人か見たことがあります。
楽器店のグレードと違うのは大きなステージ(小ホールクラス)での緊張感のある中で演奏することですね。
楽器店の場合はある程度の広さだけれど大き目のレッスン室が会場で審査員と本人だけですからね。
PTNAのコンペに参加する人は自動的にグレードにも参加することになっていて、賞はもらえなくてもある程度規定どおりに弾けたらグレードが取得できます。
カワイやヤマハが合格通知を出すのに日数が要るのに対し、PTNAはコンペの結果と共にわかります。

まあグレードで講師になると言う人はまあまあのほうかもしれません。
(どのグレードがもっとも権威があるのでしょうか。英国の王立音楽院のグレードの広告を見たことがありますが、受けるのは大変そう・・・。)

私の知っている人で音大を出てなくてピアノを教えたと言う人が何人かいますが、これで教えていいのだろうか~という感じでした。
一人はとても年配の方で、私の友人は子供の頃に習ったそうです。
友人はその後音大出身の先生のレッスンを受けていますが、大昔はピアノをやっている人が少なくて経験があれば充分ピアノ教師が務まったのかもしれません。
ちなみにその先生は80代半ばです。
先生としてはとてもよい方でおそらく若い頃はもっと弾けたと思いますが、今いろいろな先生がいらっしゃる中で敢えてその先生を選ぶ人はいないかも、と思います。
でもこれも需要と供給の問題で、そういう先生のほうが良いという人も中にはいます。
ピアノが特別うまくならなくても良いと割り切っている人たちですね。
もう一人は私と同世代ですが、人間的には非常に素晴らしい人です。
でもピアノに関しては子供の頃習っていました~というレヴェルです。
彼女は”音楽療法”もしているそうです。(資格があるわけではありません。)
二人ともとても良い人たちなのですが、ピアノを教えることに関して当然のことのように思っているところが共通しているかもしれません。
う~ん、うらやましいかも。
でも受ける側がそれでよければ何の問題もないのでしょうね。

ピアノだと音大出身者が多いですが、楽器によっては趣味が高じて・・・という先生も多いですよね。


私も一応音楽専門学校には行きましたが、卒業したからといって教える自信はありません。
かなりふてぶてしくならないと無理でしょう。
ピアノもそうですが、声楽を教えるなんて恐ろしくてできません。
一度長女の同級生のお母様に娘が音痴だから歌を教えてやってほしいと言われました。
大人ならまだしも子供はどうなのだろう・・・と不安になってお断りしました。
あの時引き受けていたらどうだったかなあとたまに思います。





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子供はシールが好き [ピアノ]

娘たちがピアノを習っていた頃・・・と言っても最初の先生の時ですが、”レッスンノート”というものがありました。
私は付き添って見学が多かったので、連絡事項を書き込んでいただくことはなかったのですが、先生と親の連絡のためのものですね。
また課題の曲とか宿題を自分で書いたりしましたが、出欠ノートになっていて、レッスン終了後にシールを貼ることになっていました。
子供にはこれが一番うれしいところですよね。
この出欠のシール貼りは2歳児3歳児のグループレッスンの頃からありましたが、レッスン用出席シールが多かったかもしれません。(楽器店に売られている)
ピアノの先生が使っていらっしゃったシールは出席シールもありましたが、ファンシーショップで売られているような素敵なものが多く、娘たちも毎回楽しみにしていました。
これは子供の意欲を引き出すためにかなり有効だと思いますが、レッスン自体が嫌になってしまえばシールでどうこうはできませんよね。

それにしても文具店やファンシーショップにはたくさんのおびただしいシールが売られています。
田舎の町でもかなり手に入りますが、都会のお店に行くとどれを買ったらよいか悩むほどたくさんありますよね。
男性はあまり縁がないと思いますが、バレエショップにも素敵なシールが多いです。

このシールと同じようなものでは、教会で教会学校に来る子供たちに配る聖句カードとかラジオ体操のハンコなどがあります。(最近はラジオ体操もシールになっているところが多いですよね。)
そうそう・・・幼稚園のおたより帖のハンコもありました!
あれ、月によってかたつむりだったりスイカだったりおもしろいですよね。
やっぱり子供は集めるのが好きなのでしょうか。

教会学校の聖句カードを張るためのノートもあり、娘たちは毎回貼っていましたが、粘着面のない普通のカードだったので先生が「糊で貼りましょう。」とおっしゃっていました。
家では手が汚れないような水糊とかスティック糊なので、昔ながらのチューブ入りの指を使う糊は面倒だなあと思いながら見ていました。
指を使うためには良いのでしょうね。
最近の聖句カードはシールになっているのでしょうか?(見たことがあるのですが・・・)
でも聖句カードはお世辞にも可愛くないですし(中には可愛いデザインもあるのですが)、イエス様や弟子の渋い絵で、しかも子供が喜ぶ場面は少ない内容が多いと思うのですが、大昔に子供だった教会の方々は「聖句カードを集めるのが楽しみだった。」とおっしゃっています。
最近は聖句カードが楽しみで教会に行く子はいないと思うのですが、そういう子も中にはいるのかもしれません。(ゲームなどで釣っている教会もあるようですが・・・。)

シールと言えば、わざわざいただかなくてもよく買いましたね~。
娘たちは今でもいろいろ買っていますが、使い切れないほどです。
掃除をするとあちこちから未使用のシールが出てきます。
ピアノの先生たちに寄付したいほどですね。

そういえば彼女たちが幼稚園の頃、よくフジパンのポケモンパンのシールを集めましたね~。
シール帖もありました。
シール帖にははがさないで台紙がついたままコレクションするのですが、このシールはきれいにはがせて何度も使えたので、水筒に貼るのがはやっていました。
でも園でシール交換をしてトラブルになったこともありましたが。

ポケモンシールに限らず、シール交換をするためのシール帖というのもありました。
私からすれば何かに貼るわけではないのにためるだけというのは邪道のように思えるのですが、それもいつの間にかしなくなりました。

シールネタ・・・他にもありそうなのですが・・・。
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ピアノ発表会の花 [ピアノ]

ピアノ発表会の記念品の記事へいただいたコメントで、お客様からいただくプレゼントの話題が出ていました。

自分がいただいた時はお花が多かったですし、娘たちはお花よりもお菓子や文具や雑貨が多かったです。
リサイタルなどの時と同様、発表会でもプレゼントを預かってもらうのが普通だと思いますが、ささやかな(小さな)プレゼントの場合はすべての演目が終わった後に直接手渡ししていただくことが多かったように思います。

お菓子の場合は可愛いかごや箱に入ってラッピングされたものが多く、ぬいぐるみ付きというのもありました。
お互いの発表会に行き来するのは親子共に交流がある場合がほとんどで、こういったお付き合いにもお金をかけないというのが鉄則だったと思います。
・・・というか本当にそれほどお金をかけませんでした。
お花の場合、ある程度見栄えするようにするとかなりお金がかかってしまいますが(少なくても2~3000円かかってしまいます。)、お菓子の場合は1000円も出せばかなりゴージャスになります。
まあ聴きに来ていただけるだけでうれしいものなのですが、何かいただけるとやっぱりうれしくなってしまうものですね。
・・・というわけでお友達にはやはり何かプレゼントしていました。

ピアノ発表会の時にもたくさんの花が受付にありましたが、娘たちあての”花束”はないことが多かったです。
上で書いたように何かしらプレゼントはありましたが、花束を持ってきてくれるような存在の人が来なかったというのに尽きます。
普通は祖父母とかお友達の親(複数でプレゼントする人もいますね。)が”花束”をプレゼントしてくれるのだと思いますが、双方の祖母(双方とも祖父はその頃には他界していました。)は遠すぎて来れませんでしたし、たぶん来ることができても違う形でお祝いしてくれたと思います。
あれだけたくさんお花があっても自分の分は一個もないというのは悲しいですよね。
だから花束のプレゼントなどを禁止する教室もあるのだとか?

”サクラ”で一回くらいは”花束”をプレゼントしたことがあったかもしれませんが、詳しいことは忘れました。
とにかく私たちからのプレゼントは特になしです。
というのもそれまでに衣装作りや小物作りでお金と労力をかけていますし、発表会の時もコンクールの時もでき不出来に関わらず”ご苦労様会”で外食するのが常でしたので、それ以上お金をかけられなかったのですね。
娘たちはまったくプレゼントがないということはなかったと思いますが、”花束”がないことには特になにも言わなかったと思います。

それから記念品の記事のコメント欄に書きましたが、発表会では記念品以外に会場のお花を分けてもらえることが多いです。
写真撮影終了後に大きなアレンジメントの花をわけていただくことが多いですが、最初から配ることを想定してラッピングされた植木鉢の花が飾られていることが多いのですね。
ミニバラとかガーベラとか・・・。
こういうお花をわけてもらえると”花束”がない寂しさがまぎれるものですよね。(そんなことないですか?)

そうそう・・・この会場の花ですが、自分のアルバムを見ていると、花の流行の変遷がわかっておもしろいです。

20040405_1103_001.jpg

発表会のドレスの記事に写っている花です。(次女の写真の2枚目に写っています。)
生徒の中に園芸店のお子さんがいてちょっとお得だったようですね。
二人参加したので二鉢いただいています。


20040403_2206_000.jpg

その時にいただいた花をついでに・・・。(私がいただきました。)
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レッスンバッグ [ピアノ]

ピアノに限らず音楽レッスンの必需品であるレッスンバッグの話題です。

大人は”レッスンバッグ”を使わないのでしょうか。
学校や幼稚園に持っていくのも”レッスンバッグ”ですが、どちらにしても中身が濡れない工夫が必要だと感じています。
”レッスンバッグ”として売られているものはたいてい蓋もなければファースナーもついていません。
大手音楽教室のレッスンバッグだと撥水加工してあったりファースナーがついているものが多く、可愛くなくても実用性では勝っていたりします。
手作りだとたいていはキルティングのバッグとかパッチワークキルトのバッグになるのでしょうね。
娘たちの学校用に手作りしたレッスンバッグは作り方にあったように底の部分にはビニールコーティングの布をつけました。(これは非常に良かったです。)

私が子供の頃は学校帰りのピアノレッスンで、雨に濡れたこともあったと思います。
初期のレッスンバッグは覚えていませんが小学校高学年から中学にかけて使っていたものは鮮明に覚えています。
キティちゃんとかキキララのレッスンバッグでしたが、撥水加工はまあまあだったでしょうか。
でも蓋はありませんでした。

娘たちのピアノレッスンはほとんど私が車で送ったので濡れることもなかったのですが、そうでない場合は濡れることを想定したほうが良いですよね。

私のイタリア古典歌曲集1巻は濡れたことが何度かあるしさんざん持ち歩いたのでぼろぼろです。
ぼろぼろになってから慌ててコーティングしましたが手遅れでした。
これはもう一冊ほしいくらいなのですが、まだ日本の楽譜だから良いです。
高い輸入楽譜がこんなことになったら悲しいですよね。
レッスンにはコピーを持ち歩くという方もいらっしゃるかもしれませんね。

大人の場合(子供でも?)ちょっとお洒落なトートバッグをレッスンバッグとして使う方も多いのでしょうね。
男性はビジネス用のかばんでしょうか?
トートバッグもレッスンバッグ同様濡れる心配がありますよね。
やっぱり蓋付きが良いです。
それと楽譜が曲がったり折れたりしないようなかばんが良いですよね。
大き目の楽譜がきちんとおさまるサイズが良いです。

それと今気がつきましたが、ヴァイオリンケースで楽譜ポケット付きというのもあるのですね。
考えてみたら楽器も楽譜も・・・となると大変ですものね。

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ピアノ発表会の記念品 [ピアノ]

娘たちのピアノ発表会用に手作りした記事を書いていたので頭の中がピアノ発表会モードになっています。
自分が子供の時に着ていたものをついでに載せようと思ったのですが写真の写真がなかなかうまく撮れないので別な話題で・・・。

発表会と言えば記念品があります。
これっていつからの習慣なのでしょうか。
記念品なしの発表会ってあるのでしょうか。

思い出すままに書いてみます。

長女がお世話になった楽器店の発表会の記念品としては・・・

バスタオル(お店のキャラクターの絵の)
旅行セット(鏡・シャンプーなどを小分けする瓶・ハンドタオル入りのポーチ。)
水筒(水筒自体はよかったのですがコップになる蓋がプラスチックだったのですぐに使えなくなりました。)
(最後に参加した年のは思い出せません。)

他にピアノの先生が個人で開いていらっしゃった時のはピアノ柄の文房具とかだったように記憶しています。
写真立てとか。

他にコンクール(PTNA)の記念品と言うのもあるのですが、うちの娘たちのは次のとおりです。
トートバッグ
クリアケース入りハンドタオル
クリアファイル
缶ペンケース
楽譜挟み

これらはすべてPTNAのロゴ入りです。
毎年要項のデザインが微妙に違いますが、それらが記念品に使われていることが多いですね。
賞はもらえなくてもこれが楽しみですね。
昔からのものをコレクションしている人もいたりして・・・。(そんな人いるのでしょうか?)
それに役に立たないものはなかったですね~。
さすがPTNA!

自分が昔参加した発表会の記念品で覚えているのはお弁当箱くらいです。
このお弁当箱、可愛かったのですがいろいろな意味で問題がありました。
当時はパッキンのついたお弁当箱はなくて、蓋は下の部分より一回り大きいだけ。
つまり・・・汁がこぼれるのが当たり前だったのです。
しかもプラスチックなので色移りしました。
でもそれまでアルミのお弁当箱だった私にはとてもハイカラなものに思えました。

声楽の発表会では小さい子に合わせてやはりピアノ柄音符柄の文房具だったと思います。

個人で開かれる先生は記念品選びも大変なのでしょうね。




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子供の発表会用に手作りしたドレス⑤ [ピアノ]

”子供の発表会用に手作りしたドレス”シリーズ、最終回です。(笑)

作り方を見ないと作れない私なのでサイズ150cm以降は無理でした。
・・・というか小学校高学年から中学生にかけては微妙な時期でいろいろと難しいですよね。
今ならネットで手ごろなドレスを見つけることもできるのですが、子供の発表会用ドレスの作り方は大きくてもせいぜい150cmまで。
うちのように太目だったり大柄な子のものを作ろうと思うと補正の仕方がわからないと難しいですよね。
補正の仕方は高校の家庭科などで習った記憶がありますが、あまり覚えていません。

このドレスは150cmの型紙を勘で補正して160cmにして作りました。
最初は長女のためだったので150cmのまま丈だけ長くするのでも良かったのですが、次女がすぐに使うことを想定して160cmにする必要があったのです。



長女が小5の夏の発表会でモーツァルトのソナタK.545を全楽章弾いています。
その前にコンクールがあり、その時に初めて着ていますね。
また次の年のコンクールでも着ています。

上の写真の数ヵ月後、次女が着ています。
小3ですが袖がきついです。



更に2週間後です。(曲は二回とも湯山昭の「お菓子の世界」の「お菓子のベルトコンベヤー」でした。)


次女はこの次の年の発表会やコンクールで着ていますので二人合わせて7回くらいは着ています。

これを長女がはじめて着たコンクールの時、次女は長女との連弾で初出場していましたがその時は前の記事のグリーンのドレスを着ています。
実はこの時、二人におそろいで髪飾りを作っていて、それは一番上の写真にも写っているのですが、これもかなり手間がかかっています。(写真がすぐに出てこないのでこの話題はまた今度。)

さて、このドレス、一見前のドレスと似ていますが、胸元にピンタックをつけました。(本に載っていたので。)
型紙そのものは前の記事のドレスとまったく同じです。
ピンタックをつけるためには型紙をそのように作る必要があり、ちょっと手間がかかりました。
それと、このドレスもシャンタンなのですがせっかく神戸のユザワヤまでわざわざ買いに行ったのに(ついでにそごうで銀座ヨシノヤの靴も買いましたが。)、これもうっかり光沢のあるほうを表にして使ってしまいました。
本当はざらざらのほうが表で落ち着いた風合いになるはずだったのですね。
てかてかした衣装はまるで秋刀魚のような色だと親子で語り合いました。

私の苦労話はこれくらいにして・・・

このドレスには最初からレースの襟をつけています。
この襟は私の手作りではなく、教会でお世話になった方(当時70代後半の女性)の手作りです。
タティング(タッチング)レースというものですがビーズまでついた手の込んだものです。

画像 111.jpg

画像 112.jpg

画像 113.jpg

画像 114.jpg

普通に編んだレースの襟より繊細です。
この女性(Kさん)にはほかにもいろいろ作っていただいていて、レースの襟で使ってないものもあるのですが、それはまた今度ご紹介します。

この襟、はずしてほかの服につけることもできますね。


なお、次女はこの当時もその後も(去年まで)かなりの太目というか肥満体型でしたが、本人が自覚して必死にダイエットした結果、現在は身長160cmくらい(もっと低かったでしょうか?私よりは大きいです。)で体重は58㎏くらいになっています。
彼女は2歳になる前から太っていて、その後はどんなに親が頑張っても痩せることはなかったのですが、本人の自覚はすごいですね。
一応中学に入るまではバレエをやっていましたが、それでも痩せることはありませんでした。
スマートになった彼女は今チアリーダー部に入りました。
踊るのが大好きらしいです。
バレエをやっていたせいか振り付けを覚えるのが早いです。





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子供の発表会用に手作りしたドレス④ [ピアノ]

毎度ぼやけた写真ですみません。
写真からの写真なので・・・。
スキャナが使えるようになったのでそれを使えばよいのですが、まだやりかたがわからず・・・。
まあ人物像もぼやけていてちょうど良いですが。



長女が小4の夏です。
このドレスはこの前の青いドレスとまったく同じパターン(型紙)で作っていますが素材はモワレというのでしょうか(?)、木目模様の張りのある素材です。
これは地元手芸店ではなくわざわざ神戸のユザワヤで購入した素材です。
この時は確か帰省のついでだったと思いますが、次の記事のものはわざわざ買いに行きました。
この色は長女が選びました。
ぎりぎり必要な分しか買わなかったのであまり残っていませんがこんな素材です。
画像 118.jpg

ぎりぎりだったため、よく見ると裾の裏側に文字まで入っています。
裾が翻るとまずいですが、まあそういう心配はなかったので良しとしました。
それに買い足すために神戸に出かける暇もなかったし・・・。
端切れが残りすぎても困りますが、ぎりぎりだと心配になりますよね。

この服はこの年のピアノコンクールの予選と本選、それとこの発表会、そして翌年は次女が着ていて4回は使っています。
上の写真は発表会のときで、青ドレスの時に作ったビーズのチョーカーをしています。
髪飾りは私がさんざん使ったものを。(しかもエメのお買い物券でただ同然で購入したもの。)
靴・・・これはわざわざ大阪の銀座ヨシノヤで購入したもので高かったです!(もちろん遊びに行ったついでに購入。)
足のサイズが21~22を超えるとワンストラップシューズが店頭になかったりします。
大人の靴をはかせる人も多かったですね~。
今ならネットで買えるのでしょうね。(しかもリーズナブルなもの)
非常にしっかりしていて重い靴でした。

この写真の時もプールで日焼けしていますね。
コーラス部の練習も忙しくて大変でした。
湯山昭の「お菓子の世界」の「プリン」と「チューイングガム」を弾いています。

ところで長女が着たときにはそういう悩みはなかったのですが、翌年次女がこれを着たときは小3だったにも関わらず、パフスリーブの袖がきつくて大変でした。
次女は太目ちゃん(太目どころではなかった・・・)だったので、この服以外にも弾いている間にパフスリーブのスナップがぶちっと取れてしまうことが多かったのです。
とにかくステージに上がるときにちゃんとして見えればいいやということにしておきましたが、終わった後はたいてい外れていました。
次女が着るときはできる限りスナップをはじのほうに付け直したのですが。
パフスリーブは上品で可愛いですが、細い子はともかく太目の子にはゴム入りパフスリーブがいいですね。
(自分でアレンジできる能力がなかったのでそうしませんでしたが。)
あとこの頃思ったのは演奏用にはチューリップタイプの袖(何と呼んだらよいのかわかりませんが)が良いということです。
テレビでヴァイオリンを弾く少女を見て思ったことなのですが、デパートのドレス売り場でも見かけたことがあります。
肩紐タイプとかノースリーブタイプのドレスは腕が自由になるので良いのですが、袖ありタイプは演奏する時に窮屈なことも多いですよね。
チューリップタイプの袖の作り方を知りたかったのですが・・・。

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子供の発表会用に手作りしたドレス③ [ピアノ]

娘たちのピアノ発表会のために作った服はほとんど同じパターン(型紙)を用いたものです。
同じデザイナーによるものが多く、基本的にパフスリーブのワンピースタイプですが、素材を変えたり細かい部分に飾りがあったりすると印象が変わります。
また、発表会にはたいてい光沢のある素材を使いましたが、地元の手芸店に置いてあるサテンやシャンタンなどは仮装には良い素材が多かったのですが、安っぽく見える色が多かったので、あえてそのような素材を使わなかった時もあります。(前の記事のシャンタンは必死に探してやっと見つけました。)

次女の初舞台(前の記事に載せた写真は初舞台ではなくて2回目です)の時は光沢ある素材ではなくプリント地を使いました。
ほとんど私の趣味ですが次女は気に入ってくれました。
色が渋いですが10月でしたので・・・。
残念ながらこの時に次女が着ている適当な写真がありません。
ビデオは撮っているのですが、集合写真しかないのです。

画像 120.jpg
前から見たところです。
前の記事のドレス同様、襟がありますが共布でフリルをつけました。(間近で見ないとわかりませんが。)

今までの服もそうですがポケットが右左についています。(さっきポケットにフリルと書いたのは別な服の間違いでした。)
ポケットって重要ですよね。
本番前に手のひらに汗をかくこともあるし、ハンカチを入れる場所がないと困るのです。
舞台袖までレッスンバッグを持っていくことも多いですが、それを持たない時にはポケットが必要です。
昨日の記事のドレスを久しぶりに見てみたらポケットから当時のハンカチと長女が次女のためにお守りとして作ったマスコットが出てきました!(まるでタイムカプセルみたいだと思いました。)

この服は後ろはウエストまでスナップで共布のくるみボタンをつけています。

画像 121.jpg

それからこの服のリボンは細い紐状ですね。

次女はこれで何を弾いたかと言うと「となりのトトロ」です。
小1の8月からレッスンに行き始め、10月に発表会でした。
それまで私が教えていたのでバイエル60番くらいからはじめました。
親子で(三枝成章アレンジの)バイエルの連弾をしました。

同じようなデザインでも光沢があればドレス、光沢がないとワンピースという感じですね。

そういえばこれを作っている時に9.11事件がありました。
これを作りながらニュースを見ていたことを思い出します。
次女のために何かを作っていた時には大事件が多く、3歳の誕生日に”こん”を作っていた時には神戸の少年Aのあの事件がありました。(”こん”の首と胴がつながってない時に偶然首にまつわるニュースが・・・)





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子供の発表会用に手作りしたドレス② [ピアノ]

昨日に引き続き私が娘たちのピアノ演奏のために手作りしたドレス(ワンピース)の話題です。
でも今日のこの服はもともとピアノ演奏会用ではなく弟の結婚式にフラワーガールをするために作ったものです。
この服を作った時は大変でした!
・・・というのは二人分だったからです。
しかも次女の分のパニエ(例のスカートをふくらませるためのチュールのついた下着)を作る必要もありましたし、同時進行で次女の小学校入学グッズも作らなければなりませんでした。



小3の夏です。(長女)
ドレスを作ったのは数ヶ月前の春でした。
この日は前日にコンクール本選があり疲れきっていた上、順番が遅くて寝ぼけていました。
コンクールではまあまあ良く弾けていた曲(子供たちの舞踏会の始まり)と「ちいさな黒人」を弾きました。
春には肌の色が白かったのでおかしくなかったのですが、この写真の頃はプールに行きまくって真っ黒です。
ドレスが白い(実際にはシャンパンゴールドみたいな生成りっぽい色)ので黒さが際立っています。
基本的には昨日の記事と同じような形なのですが、このドレスは襟がついていて、うしろはファースナーではなく裾までスナップで止めるようになっていて、しかも共布でくるみボタンを作って付けています。
うしろのリボンも昨日のと同じように見えると思いますが、こちらは取り外せるリボンで前のほうはピンタックになっていてチャンピオンベルトのようでちょっとゴージャスです。




小4になる前の春です。(同じく長女)
ドレスを作った1年後ですね。
夏からもだいぶ雰囲気が変わっている(色も白くなっているし・・・)のがよくわかります。
曲はショパンのマズルカ(Op.7-1)、「小犬のワルツ」でした。

同じ時に演奏している次女です。(小2になる前)





曲は「トルコ行進曲」(ベートーヴェン)、「天国と地獄」(オッフェンバック)です。(もちろん簡単ヴァージョンです。)


布はこんな感じです。(昨日の記事にも布地の写真を追記しています。)
画像 119.jpg
シャンタンなので張りがあります。
光沢のあるほうが裏でしたよね?
間違えて光沢のあるほうを表にしていますが・・・。(苦笑)

画像 123.jpg
”チャンピオンベルト”!(笑)

画像 122.jpg
うしろはこんな感じ。
前の記事の青いドレスだとリボンに裏面ができてしまいます。
こちらは二枚重ねているので裏面ができないのですが、厚くなる分結びにくいです。









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子供の発表会用に手作りしたドレス① [ピアノ]

長女が小1の時にピアノ演奏会のために作ったドレスです。





この青い布地は一時所属していた合唱団のドレスを作るために購入して裁断までしていたのですが、結局やめたためにそのまま無駄になっていたものですが、子供用なら何とか作れるだろうと思って使ってみたところ大丈夫だったのですね。
もう一着作れそうでしたが、次女が着る予定がなかったのでそのままになっていました。
髪飾りのリボンのバレッタ(見えにくいと思いますがサイドを編みこみにしています。)、中にはいているパニエ(スカートをふくらませるためのペチコートのようなもの。ただしソフトタイプのチュールを使ったので苦労した割に膨らまなかったという代物です。)も手作りです。
首飾りのチョーカーには金色のくまさんがついていますが、進研ゼミの提出物を出してためたポイントでもらった
ものです。
靴はメゾピアノのですね。
そうそう、この時は「エンターテイナー」を弾いています。
補助ペダルはいりませんでしたが足台を使っていますね。
残念なことに写真しか残っていません。



終わった後の開放感でロビーを走り回る長女です。



この服はその後三回演奏会で着せています。

こちらは小2の時で、「エリーゼのために」を弾いた時のです。(補助ペダルを使っていますね。←まったく効かなかった補助ペダル。演奏はこちら
共布のリボンのバレッタ、パールビーズを使ったチョーカーを手作りしました。
同じ服でもまったく同じにならないように気をつけました。

3回目に着せたのは小3の夏。
地元ではなかったので特別何かを作っていませんね。
この演奏の時です。

4回目に着せたのは小3の秋でしたが(そのちょっと前に別なドレスを着せていましたがそれが続いたのでもう一度これを着せたのです。)、その時は首周りにパールビーズを縫いつけお花の形の飾り(やはりパールビーズ)を中央につけました。
手ごろな写真がないのでこちらは省略します。
その時は湯山昭「お菓子の世界」から「バウムクーヘン」「ホットケーキ」でしたね。
先生と「軍隊行進曲」(シューベルト)の連弾もしました。


4月23日追記

写真のそのまた写真で素材などがわかりにくいですが、こんな布です。
画像 115.jpg

光沢のあるほうが表で、とてもてろっとした柔らかい素材です。
(布の名称はわかりません。)

4回目に着せた時につけたビーズです。
画像 124.jpg










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”遊び”で伴奏してもらうのは難しい? [ピアノ]

伴奏の話題の続きです。

娘たちのピアノの先生には一度だけ伴奏をしていただいたことがあるのですが、別な人の伴奏の話題で「声楽の人は(ピアノの人が)すぐに伴奏できるものと思っていることが多くて困る。」というような話を聞いたことがあります。

声楽の人が一つの曲の仕上げにかかる時間は、その曲の難易度にもよりますし、どんなに易しい曲でも、いくら時間をかけてもまだまだだめということはよくあるのですが、とりあえず合わせて歌えるレヴェルにするのはそう難しいことではありません。
・・・というか出来上がってない段階では伴奏の助けがないとわかりにくいことも多いですよね。
伴奏と歌(あるいはほかの楽器のメロディー)が完全に重なっている場合は伴奏がなくても練習できますが、そうでない場合は伴奏がないと困ります。
自分で弾きながら練習する場合、頭の中で伴奏を鳴らしながら練習する場合、プロのCDをカラオケ代わりに練習する場合がありますが、自分が伴奏をお願いした人にはできるだけ早くできるようになってほしいと思うものです。(そして早くから合わせたい!)
伴奏者がものすごく実力のある人なら初見でもかなりのレヴェルで弾いてもらえるのですが(曲にもよりますが、私がかつてお願いした伴奏専門の人たちは難しい曲でも最初からバリバリ弾いていました。)、普通はちょっと難しい曲には時間がかかるものですよね?
それにピアノの人の場合、初見で曲想がつかめてある程度弾けたとしても、指遣いを考えたりしなければならないし、合わせるレヴェルにするのに時間がかかるのだと思います。(それが早いかどうかは実力次第ですが。)

すとんさんとのやり取りの中で、アンサンブルをして”遊ぶ”仲間がほしいという話になりました。
たとえば私はオペラアリアや歌曲などを本番の有無に関わらずいろいろやってみたいという欲があるのですが、伴奏をしてくれる人が難しい伴奏を何曲もバリバリと弾ける場合は別として、普通にピアノが弾けるレヴェルだと(それもさまざまですが)そんなに何曲も提案されたらパニックになってしまうでしょう。
本番がなければエンジンがかからないと言う人も多く、”遊び”でちょっとやるために何曲も練習するのは大変だと言う人のほうが多いですよね。
・・・というわけでなかなかこういう”遊び”は実現しないのですが(一応少しは実現しているのですが・・・。)
お願いする立場なので無理は言えません。
たとえ本番がない”遊び”だとしても負担に感じないで共に楽しんでくれる仲間がいると良いのですが。

娘たちの先生に伴奏を依頼したのは”遊び”ではなく本番のためでしたが、最初に提案した曲(「ドン・ジョヴァンニ」の"Batti,batti")は練習する時間がなくて難しいので・・・ということで曲を変更し、"Vedrai Carino"になったといういきさつがありました。
私からすればその先生なら充分弾けるだろうという感覚だったのですが(その先生は本番ではショパンのScherzo No.2を弾かれるくらいですからね。)、ご自分のレッスンの曲なども抱えていて大変だったのでしょう。

それからその先生には最初から「お仕事としてお願いします。」と申し上げていました。
内心お金はかからないほうが良かったのですが(本音)、お仕事を抱えている中で自分のために時間を割いていただくわけですし、(ただで弾けって言うの?)と思われないために最初からそう申し上げておきました。
ところが先生は、「私は充分なことができないかもしれないし・・・。」ということで一応その話は取り消しになって、あくまでも生徒の親のためご好意で弾いてくださるという形になりました。(結局後でお礼をさせていただきました。商品券で。)

今まで関わった音楽関係のサークルでは家で充分練習できないという人が多かったです。
どこでもそうなのでしょうか。
自分自身もそういう傾向がありますが、子育て中の主婦は子育てや家事を言い訳にすることが多いのです。
まあ何度も集まることができるサークルなら、その場で練習すれば良いのですが。
そういうことを考えると、自分は家でそんなに必死に練習しているわけでもないのに”遊び”のために伴奏の人に必死に練習させると言うのは酷な話ということになります。
それでも好きで好きで練習が苦にならない・・・と言う方が身近にいたらいいなあ、と思いますがそううまくはいきませんよね。(苦笑)
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Nun komm der Heiden Heiland (J.S.Bach)~ブゾーニ版 [ピアノ]

glennmieさんのブログを拝見させていただいているとバッハが弾きたくなる私です。
暖かくなってきたしピアノももう少し練習しなければと思っています。

子供の頃に良く弾いた懐かしい曲シリーズをちょっと中断していましたが、バッハにも思い出があります。
・・・と言っても小1から中2までレッスンでバッハを見ていただいたことはほとんどなくて、せいぜい有名な「メヌエット」(実はペッツォールトの)とか「ミュゼット」くらいで、大人になるまで独学だった私。
バッハに関しては高校のオケで管弦楽組曲を少しだけ演奏したところから世界が広がったのだと思います。
大学ではバッハの曲をたくさん歌いましたが、それ以前にすでに「バッハが好き」という自覚はあったと思います。
バッハが好きなのかどうかもわからない小4の時になぜかカッコよさそうに思って買ってもらったインヴェンション(これは姉のレッスン用になってしまいましたが、一応独学で弾いてはいました。)に始まり、姉が買った「主よ人の望みの喜びよ」、あと曲名に惹かれて高校のときに購入した「来たれ異教徒の救い主よ」・・・まともに弾けないけれど、一人で悦に入っていたと思います。
あ、そう言えば中2の音楽鑑賞で「小フーガト単調」は聴きましたが、これは特に好きというわけではありませんでした。
バッハが好きになったのはやはりラジオの「バロック音楽の楽しみ」などからだったのでしょうか。

「来たれ異教徒の救い主よ」などはキリスト教への憧れとか”異教徒”という響きがかっこよかったので惹かれたところがあります。
前半の暗いところばかり弾いていて、最後まで弾くことは滅多になかったのですが、大人になって実家に帰省したときには最後まで弾きました。
また挑戦してみたいと思います。




私が全音ピースで弾いていたのもブゾーニ版だったのでしょうか。




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かわいいこねこ(エステン) [ピアノ]

先日近所のショッピングセンターの本屋さんの楽譜コーナーで時間つぶしをしました。
懐かしくなって手に取ったのは子供のときに使っていたバイエルでした。
バイエルもいろいろ出ていますが、私が使っていたものは全音の「子供のバイエル」で、上下巻になっています。

子供のバイエル(上)

子供のバイエル(上)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
  • 発売日: 1998/12/10
  • メディア: 楽譜



子供のバイエル 下―初級

子供のバイエル 下―初級

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
  • 発売日: 1998/12/10
  • メディア: 楽譜



昔のままのデザインに驚きましたが(他社の「子供のバイエル」も昔のままのように見受けられます。)、下巻をぱらぱらめくってみたら、懐かしい曲が出てきました。
オースティン(エステン)の「かわいいこねこ」!
大好きでした。
立ち読みするまでこの曲の存在すら忘れていました。
またあらためて取り上げる人もいないのではないのだろうかとも思います。

誰もアップしてないだろうと思いましたがPTNAの動画にありました。


30秒程度の小品で、何と言うこともない曲なのですが、可愛らしい中にもちょっぴり切ない感じがする・・・と私は思って弾いていました。
何度も弾いていた記憶が蘇ってきます。(レッスンではバイエルの練習曲だけだったのか記憶がないです。)

子供用バイエルってこのようにいろいろな作曲家の曲が載っていますよね。
大人用のバイエルと言えばうちには叔母が使っていた超レトロなバイエルがあるのです。
叔母の娘時代に実家にピアノやオルガンがあったわけではないし、教職を取っていたわけでもないのです。
高校の授業で使っていたようですが、なぜか裏に書いた名前のところに○○中学校と書いてあります。中学でピアノをやったのでしょうか?
1960年のもので120円になっています。
大人用バイエルを見ていると子供用とは違って短く感じられます。(子供用は大きな譜面なので。)

そうそう・・・上の私が使っていたバイエルですが、結構しっかりしたカバーが付いていますがそれも変わってなくて懐かしいです。







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花の歌(ランゲ) [ピアノ]

発表会でよく弾かれる作曲家にGustav Lange(グスタフ・ランゲ)がいますが、ランゲと言えば"Blumenlied(花の歌)"ですよね!

先日デュランのワルツの記事でご紹介したPhillip Searというピアニストの方がランゲのピアノ曲をたくさんアップしていらっしゃいます。
この方は、マイナー作曲家やマイナー作品を毎日のようにアップしていらっしゃるようです。
マイナーではないかもしれませんが「となりのトトロ」の「猫バス」もアップしていらっしゃいました。
教会のオルガ二ストやブライダル奏者でもいらっしゃるようです。

「花の歌」を2回アップしていらっしゃいます。
2007年


2009年


2009年のほうがゆっくりで、30秒ほど違います。
私は速めのほうが好きですが、ゆっくりのほうもしっとりした感じで良いですね。

この曲、子供の頃から大好きでよく弾いていました。
案外楽に弾けてきれいな曲なので。
どんな花をイメージして作曲しているのでしょうか。
私はついついピンクの花が咲き乱れている風景を思い浮かべてしまいますが。
(「くるみ割り人形」の「花のワルツ」も!)
でもblumeというドイツ語からはなぜか白い花を想像します。(笑)




ランゲが編曲した「きよしこの夜」、とても素敵で楽譜がほしくなりました。










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”人形もの”の小品 [ピアノ]

明日は桃の節句・・・雛祭りですね。
雛祭りにちなんで”人形もの”の話題にします。(たった今思いつきました。笑)

人形と言えばまず誰もが(?)「人形の夢と目覚め」を選ぶでしょう。


エステン(=オースチン)の曲ですね。
説明するまでもない曲ですが、案外他のジャンルの人はご存じないかもしれないですね。
発表会で弾いた(聴いた)とか子供さんが弾いたとかでなければ聴かないかもしれませんし・・・。
子供の頃結構憧れの曲でした。
レッスンで見ていただくことがなかったので独学で弾いていました。
模範演奏のレコードがあるわけでなく、発表会で耳にした小さい子のたどたどしい演奏の記憶を手がかりに練習していました。
聴いたことがない曲も独学で弾いていましたが、この曲に関してはたどたどしい演奏の記憶というのはかなり鮮烈でした。
自分で弾く時もまるでそうしなければいけないかのようにたどたどしく弾いていました。(苦笑)
けして難しい曲ではないのに・・・。
大人になってからはたどたどしく弾きません。(笑)
大人になってからも大真面目でこの曲を弾く人っているのでしょうか?
もしかしたら私くらいかもしれません。
たまに無性に弾きたくなるのですが、大真面目に弾いていることを知られたくないかも?
でも大真面目に弾くのも楽しいのですよね。
子供の頃と違っていろいろなことに気をつけて弾けますし。
お人形が夢を見て、目覚めて、そして踊るところを想像しながら弾いてしまいます。


全音ピアノ名曲選集 (下巻)  全音ピアノライブラリー

全音ピアノ名曲選集 (下巻) 全音ピアノライブラリー

  • 作者: 全音楽譜出版社出版部
  • 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
  • 発売日: 2005/03/31
  • メディア: 楽譜



そうそう、全音ピアノ名曲選集では下巻だったのです!
下巻が一番難しいと思い込んでいたので、小さい子がこの曲を弾いているのを聴いて「天才だ!」と思っていたのです。
私が発表会で聴いたのは大抵幼稚園の子とか小学校低学年の子で大きい子が弾いているのはあまり聴いたことがないです。
大きい子でも弾くと思いますが、ちょっと幼稚っぽい曲だと思われる傾向があるのかもしれません。
小さい子で弾ける子向き・・・みたいな扱いでしょうか。
まあつまらない弾き方なら確かに幼稚っぽいですが、上手な大人が弾けば素敵な曲なのだと思います。
でも通俗的な作品に分類されますよね。(笑)

さて、この曲の話はこれくらいにして・・・

チャイコフスキーの「子供のアルバム~24の易しい小品」には人形がらみが3曲もあります。

「新しいお人形」「お人形の病気」「お人形の葬式」・・・。
この順番に連続しているのですが全部同じお人形なのでしょうか?
まったく無関係かもしれませんが・・・。(苦笑)
このうち最初の二曲を次女がグレードテストで弾いています。

「新しいお人形」


「お人形の病気」


「お人形のお葬式」


「お人形のお葬式」はショパンの「葬送行進曲」を思わせますね。
かなり似ています。

いくら簡単とは言え、さすがチャイコフスキーという感じがしますね~。
(エステンをけなしているわけではありません。)


チャイコフスキーこどものためのアルバム  全音ピアノライブラリー

チャイコフスキーこどものためのアルバム 全音ピアノライブラリー

  • 作者: 全音楽譜出版社出版部
  • 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
  • 発売日: 2005/07/27
  • メディア: 楽譜



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オーギュスト・デュランの2曲のワルツ [ピアノ]

クラシック通、クラオタの皆様、楽器演奏が趣味という皆様が敢えて取り上げなさそうな過去の有名クラシック曲、特定のジャンルでは有名だけれど他のジャンルの人にはほとんど知られてない作曲家や曲の話題は楽しいと思う私です。

Auguste Durand(オーギュスト・デュラン)ってご存知でしょうか。
ピアノを弾いている皆様はご存知かなと思います。
今検索してみたらデュラン社の創立者だったのですね。
”デュランのワルツ”と言えばこの曲しかない・・・というか日本ではこの曲で有名ですよね。(他の国でもそうかもしれませんが)


ピアノピースー099 ワルツ/デュラン

ピアノピースー099 ワルツ/デュラン

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
  • 発売日: 1998/12/10
  • メディア: 楽譜




YouTubeにピアノ演奏がいくつかアップされていますが、一番気に入ったのはアコーディオン演奏です。




この曲、私はほとんど弾いたことがなくて、姉が弾いていました。
確か発表会で弾いたのだと思います。
姉は当時の私よりはるかにうまかったですが、つっかかりつっかかり弾いていたので、そのとおりに記憶しています。
舞台栄えする曲だとは思っていましたが、特に好きな曲ではありませんでした。
アコーディオン演奏はなかなか洒落た弾き方で好みです。
このValse in E flat Major Op.83は"First Waltz"と呼ばれているようなのですが、"Second Waltz"(Valse in A flat Major Op.86)も素敵です。







"First Waltz"のほうもこの方の演奏で聴きたかったのですが見当たりませんでした。
たくさんアップされている方ですが、この方もアコーディオンの方と同様非常に洒落た演奏です。(ウィンナ・ワルツっぽい!)
2曲とも結構繰り返しが多いワルツですね。

とにかく"First Waltz"のほうは時々頭に浮かんで消えないことが多いです。
普段は忘れているのですが。
たまに発表会で聴くと懐かしくなる曲です。




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南国のばら(ヨハン・シュトラウス) [ピアノ]

前の記事はちょっと陰のあるワルツの記事でした。
コメントでヨハン・シュトラウスの「美しき青きドナウ」の話題も出ていましたが、今日は同じ作曲家による別なワルツの話題です。

私は中2でピアノをやめました。
(正確にはピアノレッスンをやめたということでピアノはその後も弾き続けていました。)
発表会は中1まで参加していました。
この前初めての発表会や次の年の発表会で弾いた曲の話題をしましたが、小2から中1まで毎年参加して合計6回出たということになります。
大人になって再開するまでピアノの本番はしばらくありませんでした。
・・・で中1で何を弾いたかというとヨハン・シュトラウスの「南国のばら」だったのです。
小3の時の発表会の後小4から小6を敢えて飛ばして中1の時の記事を書いているのは理由があります。
小4から小6はピアノのための曲を弾いていたからです。(小4はベートーヴェンのソナチネ、小5はモーツァルトの「トルコ行進曲」、小6はショパンの「華麗なる大円舞曲」)
そして小2・小3の時もそうでした。
このうち発表会までにきちんと楽譜どおり弾けたのは小4の時までだったと思います。
「トルコ行進曲」は小5の私にはオクターブがきつくて非常に”しんどい”曲でしたし、「華麗なる大円舞曲」も非常に難しかったのです。
難しいというか両方とも非常に弾きにくく、今だに弾きにくいです。
モーツァルトもショパンも大好きですがこれら2曲はイマイチな曲だと思っています。

さて、「南国のばら」ですが、これも非常に弾きにくい曲でこれも今だに弾きにくいです。
全音の難易度によるとCでそれほど難しくなさそうですが、もともとオーケストラの曲でピアノ用にアレンジしていますし弾きやすさは考慮されてないアレンジだと思います。
それから最近では誰のアレンジか明確にするのが普通だと思いますが、いったい誰のアレンジなのでしょうか?
YouTubeでもピアノ演奏を見かけましたが、まったく違うアレンジでした。
これオーケストラのそれぞれのパートの人にとっては特に難しくはない曲だと思います。

中2でピアノをやめる直前にピアノ発表会のことを打診されましたが、確か「また『南国のばら』をやります。去年よりちゃんと弾きたいし・・・。」みたいに答えた記憶があります。
でも結局参加してないのですが、自分でもちゃんと弾けないことに苛立ちを感じていたのでしょう。
前の年の「華麗なる大円舞曲」は難易度がDですが、この曲も含めて当時ちゃんと弾けていたらたいしたものだったと思います。
親はやめなさいとは一言も言っていなかったのですが、とにかくうまく弾けなかったことが苦痛でした。
練習時間はそれなりにあったのですが、姉に「うるさい」と言われることが多かったのですね。
そういう姉は結構好き放題練習して、私よりもずっと弾けていました。

ピアノの先生はとにかく厳しかったことしか覚えていません。
大学生になって歌に目覚めてから一度お会いしましたが、レッスンは叱られるばかりであまりほめられたことはないです。
一緒に習っていた子が小柄で華奢な可愛い子で、そちらのほうが贔屓されていると思っていました。
どうしたらよくなるかという指導はあまりなかったように思いますが、自宅練習でも和音が多いと弾きやすいように音を抜いたりいい加減な譜読みだったとは思います。

この頃、「この曲はオーケストラの曲なんだよ~。こういう雰囲気だよ~。」と聞かせてもらえていたらまた弾き方も変わったと思うのですが、オーケストラの曲だなんてまったく知らなかったし、弾きにくいアレンジのせいでまったく優雅さのかけらもない演奏をしていました。
(ついでに言うと、優雅な曲は小柄で華奢な子ばかりで自分には元気な曲が与えられると思っていました。)

まず三田マンドリンクラブの演奏をお聴きください。


「南国のばら」「女王のレースのハンカチーフ」(やはりヨハン・シュトラウスの曲でオペレッタ)の中の曲を使っていたのですね。
少年合唱やソプラノソロでも聴いてみました。
"Rosen aus dem Süden"というドイツ語の曲名で検索するといろいろ出てきます。

”南国”というとどうしても沖縄とかアジアのイメージで考えてしまうのですが、当然オーストリアから見ての”南国”です。
子供の頃は”南国のばら”はよく見かけるばらとは品種が違うものだと思っていましたし、オレンジ色のばらを想像していました。
この記事を書くにあたって聴き始めた当初は一瞬ブルガリアンローズ(アロマや香水に使う香り高いばら)かとも思ったのですが、「女王のレースのハンカチーフ」の舞台はスペインらしいですし、美しい女性や気高い女性をばらにたとえることもあるので、女王のことかもしれないなと思いました。


こんなのもありました!


浅田真央もこの曲で演技をしていたようですね。(去年らしいです。)



全音ピアノ名曲選集 中巻

全音ピアノ名曲選集 中巻

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
  • 発売日: 2005/01/12
  • メディア: 楽譜



ピアノピースー085 南国のバラ/シュトラウス

ピアノピースー085 南国のバラ/シュトラウス

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
  • 発売日: 1998/12/10
  • メディア: 楽譜



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ダニューブ河の漣(イバノビッチ) [ピアノ]

”アルプスもの”で続けようと思いましたが、適当な動画や音源が見当たらないので、別な曲の話題にします。

「ダニューブ河の漣(さざなみ)」はピアノ曲ではありません。
でも全音ピアノ名曲選集(中巻)に載っていたので、ずっとピアノ曲だと思っていました。
これに限らずヨハン・シュトラウスのワルツなどピアノ曲でないものがたくさん載っていました。

全音ピアノ名曲選集 中巻

全音ピアノ名曲選集 中巻

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
  • 発売日: 2005/01/12
  • メディア: 楽譜




ピアノピースー164 ダニューブ河の漣/イバノビッチ

ピアノピースー164 ダニューブ河の漣/イバノビッチ

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
  • 発売日: 1998/12/10
  • メディア: 楽譜



最近では「ドナウ川のさざなみ」と書かれていることも多いですが、やはり”ダニューブ河”でないと!
同じ川だと言われてもやはり違う川のようなイメージです。
ところで”ダニューブ”とは何語になるのでしょうか。
”ダニューブ”といい”イバノビッチ”といい、東欧色が濃いですよね。
ワルツになる前の部分は楽しげではない上、何だかちょっと怖いイメージがありました。
楽譜にあったのでよく弾いていましたが、この曲は母が好きだったと思います。
後にニューイヤーコンサートなどでよく耳にするようになってからは軽快なイメージも持つようになりましたが、基本的にこの曲には何か影を感じます。

まずアコーディオン演奏をお聴きください。
寒風の中での演奏という感じですがなかなか良いです。



アコーディオンでよく演奏されるのかいくつかアップされていますね。


さて、この曲には他にも思い出があります。

中学時代、テストで1番になると映画に連れて行ってもらえました。
2番や3番ではなく1番です。(この前も書いたように田舎の中学なので1番になれました。)
1番になっても特に見たいものがない時は行かなかったと思いますが、記憶にあるもので「ああ野麦峠」「父よ母よ」「奇跡の人&サウンド・オブ・ミュージック」「さっちゃんの四角い空&(何だか忘れました)」「ガラスのうさぎ」・・・。
これらは娯楽映画というよりも考えさせられるものが多く、「ああ野麦峠」は「女工哀史」の話ですし、「父よ母よ」は校内暴力が盛んだった当時の非行に走る少年少女の映画だったし、「さっちゃんの四角い空」は闘病生活を送る少女の話(実話)、「ガラスのうさぎ」は戦争の悲惨さを伝える内容でした。(読書感想文の課題図書になった話です。)
他にもあったような気がしますがこんなものでしょうか。
1番にならなくても映画に連れて行ってあげている今の私ですが、1番にならないと連れて行ってもらえなくて、しかも内容が滅茶苦茶まじめなものばかりというのは!
娯楽っぽいのは「奇跡の人&サウンド・オブ・ミュージック」くらいでしょうか?
いや、これも相当まじめな映画ですよね。
「奇跡の人」はヘレン・ケラーの話で「大草原の小さな家」のメリッサ・ギルバートが主演したものです。
母はヘレン・ケラーが好きで伝記も買ってくれていました。

さて、これらの映画の中で「ああ野麦峠」ですが、この映画の冒頭のシーンは飛騨の少女たちが雪の野麦峠を越えて信州の岡谷の製糸工場に働きに行くところから始まっています。(こちらにこの映画の内容が書かれてあります。)
雪の野麦峠を越える少女たちの桃割れの髪、絣の着物の下からのぞく襦袢の裾の赤が印象的でした。
満足な防寒着もなく、吹雪いている中での峠越えは本当にきつそうでした。
この場面で貧しい少女たちの様子と対比するように舞踏会シーンが映し出されていました。
これはヨーロッパに生糸を輸出していたということを表す場面だったのだと思います。
舞踏会の女性たちの美しい絹のドレス!
このドレスの絹を紡ぎ出す少女たちの貧しさ!
それを見事に対比させている場面だったと思いますが、この場面で流れていたのが「ダニューブ河の漣」でした。
そのため、やはりこの曲にはどこか暗いイメージがつきまとうのでした。
明るいイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが。

「ああ野麦峠」、DVDになってないのだそうです。(ビデオもなかった?)
1度くらいはテレビで放映されたものを見たと思いますが映画館で見たのと合わせても2回程度しか見ていません。
時々無性に見たくなります。
この映画1979年公開なので見たのは中1の時ですね。
母としては考えさせたくて連れて行ってくれたのだと思いますが、製糸工場の坊ちゃんが工女を犯す場面があって焦った記憶があります。



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アルプスの夕映え(エステン) [ピアノ]

私の頭の中はブルグミュラーとか全音のピアノ名曲選集&ピアノピースに収められた曲のことで一杯です。
基本的にロマン派の”サロン音楽”に分類される小曲が多いですが、検索中に私の興味にぴったりのサイトを発見。
PTNAのサイトで連載中の「みんなのブルグミュラー」です。
この中でブルグミュラーの「25の練習曲」の各曲について、またピースに収められた曲やピースの歴史などについて興味深い記事や対談が繰り広げられています。
読んでいてとても楽しいです。

実はその連載の中でも出てきたことですが、全音のピアノ名曲選集&ピアノピースにはアルプス絡みの曲が多いのですね。
思いつくだけ挙げると「アルプスの夕映え」「アルプスの鐘」「アルプスの山小屋にて」「アルプスの乙女の夢」・・・。
それと私が中学生くらいになって曲名に惹かれて購入したけれどレベルAだったので姉からさんざん馬鹿にされた「スイスの田園詩」(!)・・・これは「アルプスの薔薇」という曲名らしいです。

偶然とは思えないほどアルプスが多いと思いませんか?
19世紀にはアルプスが流行っていたのでしょうか?
これらの曲名から連想されるもの・・・それはアルプスの少女「ハイジ」です。
きっと皆様も想像されることでしょう。
”アルプスもの”に興味を持ったのは絶対にアニメの影響だと思っている私です。

今日は Theodor Oesten の"Alpenabendrote(アルプスの夕映え)"の話題です。

冒頭を楽譜つきでお聴きください。


この冒頭で雄大なアルプスの夕暮れが浮かんできます。

”アルムおんじ”の「山の空気がおいしくさせるのじゃ。」という言葉が聞こえてきます。(笑)

全曲版です。


演奏している方は小学生だと思いますが上手ですね。
付点が甘い感じがするのが惜しいですが・・・。(オクターブで弾くのできついのかも?)

Theodor Oesten(テオドール・エステン)は「人形の夢と目覚め」で有名な作曲家です。
私は”オースチン”で記憶しています。
(そういえば”サロン音楽”には”人形もの”も多いです!)

この曲もレッスンとは無関係に弾いていた曲です。
”アルプスもの”の中では特によく弾いていました。

この曲も下巻に載っていました。

全音ピアノ名曲選集 (下巻)  全音ピアノライブラリー

全音ピアノ名曲選集 (下巻) 全音ピアノライブラリー

  • 作者: 全音楽譜出版社出版部
  • 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
  • 発売日: 2005/03/31
  • メディア: 楽譜




ピアノピースー029 アルプスの夕映え/オーステイン

ピアノピースー029 アルプスの夕映え/オーステイン

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
  • 発売日: 1998/12/10
  • メディア: 楽譜



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