バベットの晩餐会 [映画]
約15年ぶりに見ました。
確か大学卒業前に一人で見た記憶があります。
一言で言えば「心をこめてつくった素晴らしい料理が、年老いて頑なになってしまった人々の心を溶かし、豊かな気持ちにしてくれる」という筋なのですが、私にとって興味深い点がいくつかあります。
一つは北欧の禁欲的なプロテスタント信者の暮らし(簡素な食事と音楽)とフランス料理やオペラに代表されるカトリック圏の文化の対立、という点。
もう一つは、牧師の娘とオペラ歌手のほのかな恋愛が、Mozartの「ドン・ジョヴァン二」のなかの”誘惑の二重唱”をレッスンしている場面で効果的に描かれている点です。
お料理は本当に素晴らしく、「食べてみたい!」の一言ですが、せっかく当たった宝くじを(文無しの)バベットが、たった一晩の晩餐のために・・・しかも質素な食事しか食べたことのない人々のために使ってしまうのです!!
北欧の小さな村の信仰深い朴訥とした老人たちが、私の知っている日本の田舎のお年寄りに似ていますし、台所の片隅でおすそ分けをもらって感激しているおじさんの笑顔が無邪気でかわいいです。
不必要にBGMがなく、静かな感じがするのも気に入っています。
こんにちは。
この映画、いつだったかビデオで見ました。
ノルウェーでしたっけ?の寒村、ほんとうに寒そうでした。
お料理も美味しそうでしたけど、食器がまた、素敵でした。
同じデミタスカップをひとつ、買ってしまいました^^;
by euridice (2005-08-27 05:18)
euridiceさん、コメントありがとうございます!!
私はやっぱりアシール・パパン(オペラ歌手)が好きです!
食器・・・お料理に目を奪われ、しっかり見ていなかった・・・ので又見てみよう!
by Cecilia (2005-08-28 08:08)