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割れた松脂を復活させてみた(そのほか諸々) [ヴァイオリン]

ヴァイオリンの弓に塗る松脂、大昔に購入したものを使っています。何種類か持っていますし、なかなか減らないので新しく購入する必要がないのでは?と思います。愛用しているのは黒い松脂(ケースがないのでどこのメーカーのものかわからなくなっています。)なのですが、一昨年半分に割れてしまい、片方は更に割れて粉々になってしまっていたのですが、無精者の私はすべて同じ袋に入れていました。
この松脂、割れたら電子レンジや湯煎にかけると復活するということをだいぶ前から知っていたのですが、なかなか試すことができないでいました。

昨日は本番に向けて新しい弦に張り替えをしましたが(今までの弦でも問題ないと思いましたが、1年程度経過しているし、張り替えるならこのタイミングと思いましたので。ついでに言うと2月初めに弓の毛替え・楽器の調整を工房の職人さんにしていただきました。)、そのついでに試してみました。

電子レンジはちょっと不安だったので湯煎にしました。次女が以前100均で購入したフィナンシエの型を使用。小型の細いフィナンシエ型でシリコン製です。最近フィナンシエを作っていないし、作るとしてもこの型を使用しないだろうし、同じものが3つもあるので、使いました。使っていないシリコン型はほかにもいろいろあるのですが、松脂を固めるのに最適と思われるものを選びました。
粉々になっているものだけを集めて型にいれました。つまり約半分。以前フィナンシエを作った時の油分が若干残っていたため、一度洗いました。なかなかすっきり洗えませんでしたが。
フライパンに水を入れ、沸騰したところに型を置きました。
型が浅いため中火にしても水の飛沫がかかりそうになります。様子を見ながら溶けるのを待ちました。
粉末は早く溶けましたが塊はなかなか溶けず、待っている間に水がなくなり何度か追加しました。
最終的に上のほうは溶け切っていないけれど、これくらいで充分だろうというところで終了し、冷えるのを待って型から外しました。
きれいに固まったのは良いのですが、比較的薄くて細いので、また割れる可能性があると思います。
とにかく粉々状態が固まったのは良かったし、「割れても復活できる」ことがわかっただけでも良かったです。
スマホで撮った写真を掲載しようと思いましたが、容量が大きくて編集しないとダメなのでやめました。最近写真を掲載していないのでやり方を忘れています。(苦笑)
シリコン型からきれいに外れたので、たぶんまたフィナンシエを作れるとは思います。(作らないと思いますが。)

上で書いた弦の張り替えは、去年同様にYouTubeで公開されているものを参考に行いました。
G・D・A線はDominantでE線はGoldbrokatという定番の組み合わせです。
去年は某楽器店で店員さんの意見で選んでいただきましたが、Dominantにもいろいろあり、もっとも基本的な組み合わせでした。
G~A線のうちG線はシルバー巻のみ、D線はアルミ巻とシルバー巻があり、A線はアルミ巻のみのようです。D線をシルバー巻にするとG線との繋がりが良くなるらしいです。お値段も確か300円程度の違いです。
今回、弦楽器専門のサイト(以前ケースを購入)で弦を購入しようとし、D線のシルバー巻を選択したのですが、登録したメールアドレスの関係かなかなかうまくいかず、結局Amazonで購入したのでした。AmazonでもD線のシルバー巻・アルミ巻選択できるのかもしれませんが、結局G~Aがドミナント&E線Goldbrokatの組み合わせになっているものを選択し、D線はアルミ巻で我慢しました。
次回はD線シルバー巻に挑戦したいです。(今持っている予備弦もアルミ巻ですからその次ですね。)
ヴァイオリンの弦、本当に高いです。この定番のセットで5千円程度します。去年ギターの弦を購入してみてあまりに安いので驚きました。(長年同じ弦だったため。張り替えはギターの人に頼みました。)

弦絡みでもう一つ。最近やはりAmazonでペグコンポジション(ペグソープ)を購入しました。以前購入したものもあったのですが、あまり使っていなかったし、なんか硬くてこれでいいの?という状態だったため、新しいものを購入したのです。今までペグコンポジションを使わなくても特に困りませんでした。調弦は膝の上で行い、ペグが硬かったら一回緩めて回して押し込んで、という具合に行っていました。微調整はアジャスターです。4本の弦に対応できるアジャスター付きテールピースに替えていただいています。
ですが、本番が近づいて急に焦ったのです。普通舞台上では顎に楽器を当てたまま弾きながら調弦していますよね?これができないとまずいのでは?と思ったのです。弾きながら調弦はかなり難しいです。
やったとしてもすぐ戻ってしまうのです。(いつもやっている押し込む作業が片手では難しい。)
ペグコンポジションがあれば楽にできるのでは?と思いましたが、塗り加減も難しいし(塗りすぎると緩みやすくなるし、自分が塗った量で充分なのかもわからない。)、結局いまだにできません。
先生にお聞きしたら、ペグを回す指以外の指で渦巻き部分をしっかり持つようなのですが、慣れるのに時間がかかりそうです。それと本番では調弦に時間をかけないようにとのことから舞台袖(楽屋)で調弦、直前に必要があってもアジャスターで充分とのことでした。ほっとしましたが、このままでは永久に「弾きながらの調弦」はできそうにありません。(苦笑)

私の知人に以前使っていた中国製ヴァイオリンを譲る(貸し出す?)ことになりました。80年代に購入した格安のヴァイオリンで、粗悪品の部類かもしれませんが、長いことこの楽器を使用し愛着があるため捨てることはできませんでした。時々お世話になっている工房で部品の交換をしていただき、サブの楽器として使用したいと思っていましたが、6万くらいあれば中古の楽器で今持っているものよりもう少し良い楽器にグレードアップできるのでやめることにしました。
知人がヴァイオリンやってみたいけれど、お金がかかるし・・・と言っていたので、「とりあえず」の楽器として譲る(貸し出す?)ことにしました。正直状態が良くないと初心者にはきついかも?という側面もあるのですが。まず今の私の楽器のように4本の弦にアジャスターがあるほうが良いですが、中国製はA・E線に私が以前自分でつけたアジャスターがついているのみです。(これでよいのか?という取り付け方です。)それと問題はペグです。粗悪なペグなので、回す部分の塗装が剥げて白くなっているものもあります。これは以前記事にしたことがあり、ペグコンポジションがないためチョークを塗ったこともありました。またヤフオクで新しいペグ(スワロフスキーのような光るアクセサリー付き)を購入しましたが穴がないため結局そのままになっています。このペグに穴を開けていただいて交換したほうがいいかも。
E線が指板の右端にかなり寄ってしまっているのも気になります。以前はこんなではなかったはずなので、何か問題があるのかも?
弓は1年前まで使っていた中国製弓(中国製ヴァイオリン付属の)があります。工房の職人さんには「弓の形をしているだけ」と言われ、某楽器店のマイスターには「何でできているのかわからない。」と言われた弓です。(苦笑)
とにかく使用していただくにあたって、肩当てを購入したりする必要はありますが(私が今使っているものを譲って新しいものを購入するということも検討しています。)、「とりあえず」の楽器として使っていただければと思います。
レッスンに行かれるかどうかもわかりませんし、長く続けたいと思われるかどうかもわかりません。
お渡しする日はカラオケでゆっくりお話ししながら音出しをしたいと思います。
でも私の歌の友人もヴァイオリンを始めてもう1年以上経つし、どんどん輪が広がるみたいでうれしいですね。

そうそう。弓と言えば去年の春に新しいフランス製弓を購入しましたが、使い心地が今一つなんです。理由は弓のフロッグと巻いてある皮の隙間が短いためです。ここに親指を当てているのですが、中国製弓は1センチ以上あるのに、フランス製は5ミリもない感じです。別にこの隙間でなく皮の上に親指を当てても良いのだから問題はないのかなと思うのですが、隙間に親指を当てた時の感じが違うのでかなり弾きにくいです。
皮などの位置は替えていただけるのですが、去年購入したばかりの弓ですし、もちろんお金がかかるのでもう少し我慢しようと思います。
久しぶりに粗悪品中国製弓を使ったらとても弾きやすかったです。(笑)
フランス製を購入した時はとても繊細な音が出ると思ったのですが、フロッグと皮の隙間のことまでは考えが至りませんでした。
先日毛替えの際、作業終了間近にその話を職人さんにしたら、「はじめに言ってもらったら対応できたのに。」とのことでした。皮の交換とかしなくても毛替え時の調整で何とかなるということでしょうか?次回の毛替え時(たぶん1年後)にお願いしようと思います。

メンデルスゾーンのヴァイオリンの小品集の楽譜、届きました。4000円以上したのでもっと厚みのある楽譜かと思ったら、思ったより薄かったです。
ピアノ譜があっての厚みなので(ヴァイオリンの楽譜はたいていピアノ伴奏付きとヴァイオリンだけの楽譜に分かれています。ヴァイオリンの譜面には上げ弓下げ弓などの指示があります。)ヴァイオリンの譜面はもっと薄く、9曲でした。「無言歌」のVolkslied(民謡)も載っていました。表紙にメンデルスゾーンの絵とヴァイオリンを持った女児の写真が載っていて、いかにも子供用という感じです。
曲は今の私でも初見で弾けそうなものが多いという印象です。もちろん美しく弾くのは難しいと思います。でもレッスンで見ていただく曲以外に、ちょっとした場で弾けそうな曲の候補として良さそうな曲が掲載されている楽譜だと思います。ちょっとした場で弾く場合、今は年配のピアニストさんと組むことが多いのですが、モダンな和声がでてくるとダメですが(フォーレやドビュッシーなんかも難しいです!)、ロマン派向きの方なのでメンデルスゾーンあたりだと大丈夫。適度な短さの曲なので譜めくりも楽で一石二鳥です。(目が悪い方なので長い曲の伴奏だと譜めくりが難しい)
発表会のような場で使える曲がどれくらいあるかわかりませんが、弾いてみるのが楽しみです。
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これからやってみたい曲など(ヴァイオリン) [ヴァイオリン]

お久しぶりです。
なかなかブログに時間を割くことができませんが、元気で頑張っております。
特にヴァイオリンの練習時間を確保するために頑張っております。大きな本番が迫っているので練習も佳境に入っていますが、かなり実力がついた自信はあるものの、音楽的表現や細かいところ(トリルなど)がなかなか思うようにいかず苦労しています。二曲演奏するうちの一曲はほぼ一年かけて準備してきたため暗譜はできているのですが(もう一曲は約2か月ちょっとですが暗譜はできています。)、何があるかわからないので”お守り”で楽譜を見て(?)演奏します。でも視力も悪いし(それなのに最近コンタクトも眼鏡もしていませんが)、楽譜見ながらだと演奏に影響するので、見ている余裕はないです。
楽譜を見ながら弾くと、弓が斜めになってしまったり、ポジション移動の際うまくいかなかったりします。もちろん楽譜見ながらでもできないことはないのですが、楽器を見ながら行うほうが楽器の操作に集中できるのでそのほうが良いですね。
速い曲で急いでポジション移動や重音を押さえる必要があると楽譜を見てなんかいられません。


本番のことで頭がいっぱいですが、これからやってみたい曲などいろいろ考えています。
まず本番が終わったら通常モードに戻って、音階・セブシック・カイザー(2年かけてやっと12番が終わりました。苦笑)・鈴木教本4巻の練習になります。鈴木の4巻は魅力的な曲が多く、今取り組んでいるザイツの協奏曲も結構おもしろいですし。(ザイツの曲が3曲あります。)ザイツという作曲家、ヴァイオリンをやっている人にはポピュラーですが、私は全く知りませんでした。
また昔から憧れていたヴィヴァルディの協奏曲が2曲(a-mollの1楽章と3楽章)。バッハのドッペル協奏曲もあります。今回の本番の1曲はこの教本に掲載されているカール・ボームの「無窮動」ですが、楽しい曲です。(本番で楽しく弾けるかわかりませんが。笑)
本番の練習をしながら息抜きに4巻の曲の譜読みをしてきました。早く5巻・6巻を入手しどんな曲があるかなあというのが見たいのですが、鈴木の教本はCD・伴奏譜がついているため一巻が結構高いです。4巻ではバッハのドッペルの2ndパートとソロパートなので1stも見たいのです。(1stは5巻でしょうか?)気になっているのは6巻あたりに入っているヘンデルのヴァイオリンソナタです。個人的にヘンデルは声楽曲の作曲家と思っているのですが、ヴァイオリンソナタもなかなか良いです。(ヘンデルの合奏協奏曲も大好きです。)
来年大曲に取り組むとしたらヘンデルでしょうか?引き続きクライスラーも良いのですが弾ける曲があるか疑問です。昔入手した憧れの「愛の悲しみ」、来年はもっと楽に弾けると思いますが。「前奏曲とアレグロ」もかっこいい曲です。

コンサートで弾くヴァイオリンの曲は一般的になぜか教本から選ばれることが選ぶことが多いような気がします。
ピアノや声楽では普通教本からではなく曲集から選びます。ヴァイオリンの曲集ももちろんあるのですが、現在のレヴェルでは弾けない”名曲”が多いです。日本のものではポピュラー系の曲も入っている楽譜が多いですが(「情熱大陸」とか)、それも現在のレヴェルでは難しい曲が多いです。
ピアノならレヴェルに応じた楽譜がたくさん出ているのに。声楽の場合はイタリア系・ドイツ系・・・とかに分かれますね。
レヴェルに応じた曲となるとやはり教本掲載曲になるのでしょう。
私は鈴木を使用していますが、「新しいヴァイオリン教本」(音友)に鈴木にはない魅力的な曲が多そうです。ですが、一部同じ曲が入っているので購入をためらっています。

大曲で有名な大作曲家でも易しめの曲は必ずあるはず、と思っています。基本私はヴァイオリンのために作曲された曲を原曲の通りに弾きたいと思っています。教本では簡単に弾ける調になっている場合が多いので。
とても気になっている作曲家の一人がメンデルスゾーン。美しい曲が多いですよね。メンデルスゾーン+ヴァイオリンとくると、どうしても有名な「ヴァイオリン協奏曲(メンコン)」が出てきますが、もちろん身の丈に合わないし、私の中ではそれほど好きな曲ではありません。
「無言歌」の中の曲をヴァイオリンとピアノで演奏していることが多く、それも気になっています。
もともとピアノの曲ですが、旋律をヴァイオリンが演奏するのだからピアノはソロで弾くより楽なはずでしょうか?ただもともとヴァイオリンのための曲ではないというのがひっかかるところですが。(笑)
「無言歌」のヴァイオリン・ピアノ伴奏の楽譜集が欲しいのですが、なかなか見つかりません。
一部の曲が「名曲集」などにはいっていますが、私が特に欲しいのは「慰め(コンソレーション)」です。IMSLP(著作権切れの楽譜をダウンロードできる)を見てみたらあったのですが、印刷がうまくいかず見にくい状態です。(私は家にプリンターを置かずいつもコンビニのネットプリントで印刷しています。)

気になるメンデルスゾーン、絶対何かあるはず、と思い輸入楽譜中心に検索していたら、"Easy Pieces(やさしい小品集)”という楽譜が出てきました。Universal Editionから出ています。ササヤ書店のサイトで見つけました。今日の夜届く予定でドキドキしています。”やさしい”と言ってもそれなりに難しいと思いますし(今のレベルで物足りないくらい簡単な曲ではないと思います。)、どんな曲が掲載されているのかまったくわかりませんので。お値段、代引きで4,759円です!ササヤ書店はすぐ行ける場所にあるのですが(電車には乗りますが)梅田の地下街をうろうろすることになり、書店のあるビルもうろうろし、店舗の中で楽譜を探すのも結構体力が要るので、行こうと思ったら気合が要ります。
そんなわけで、まったく中身がわからない楽譜を購入することになりました。
検索にも時間がかかったし、同じものをまた出そうと思って出てこなかったら困るので、購入することにしました。

他の作曲家ですが、弾けるかどうかは別としてクライスラーの小品集は全巻でなくても購入したいなあと思っています。好きな曲は「中国の太鼓」とかですが絶対弾けるようにはならないと思います。クライスラーは「ロンドンデリーの歌」とか編曲していてそういう曲も掲載されていますし、まずは時間をかけたら弾けそうな曲が入っている巻を購入したいです。ちなみに今弾いている「テンポ・ディ・メヌエット」は小品集になくてピースを1,826円で購入しました!(購入したのはササヤ書店でした!)
輸入楽譜、高いですね!
あと今弾いているカール・ボーム、声楽曲で知っているのも一曲だけですがとても良い曲なので、私の中で評価の高い作曲家の一人です。「無窮動」は「小組曲」の中の曲なのでほかの曲も気になっていて全曲の楽譜を入手したいです。

クラシックではないですが、アイリッシュにも興味があります。アイリッシュではヴァイオリンではなくフィドルと言いますが、やってみたいです。できそうな楽譜もほしいですが。
アイリッシュもどきで遊ぶこともたまにあります。開放弦を多用した重音で適当にアレンジした「アメイジング・グレイス」とか。自画自賛ですがそれっぽくなりました。

アイリッシュは遊びで取り組む程度ですが、やってみたいソロ曲はやっぱりロマン派中心でしょうか?
バロックが好きですが協奏曲などは本来弦楽合奏である部分をピアノでやるため、本来の姿ではないと思うので。

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