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近況・・・長女とコンサートに行くようになった話 [音楽鑑賞]

お久しぶりです。前の記事からだいぶ経ってしまいました。
3月に書いた下書きもあるのですが、今更な感じになってしまいました。

近況ですが、最近いろいろなコンサートに出かけています。
4月に知人の声楽家のコンサートに行ったのをきっかけに、そのホールで開催のコンサートに行きました。
それからいろいろ聴きに行きたい欲が高まったのですが、長女とピアノコンサートに行くことが多くなりました。昔は家族4人でいろいろなコンサートを聴きに行きましたが、娘二人がピアノをやめてしまってからはそういうこともなくなりました。年齢的にも家族一緒が難しくなってきたというのもあります。
最近長女がうちに来るとYouTubeに挙げられた動画を見せて熱弁をふるうことが多く、かなり驚きました。例えば若い作曲家がベートーヴェン風・モーツァルト風の曲などを挙げていたりしますが、「ここのこんなところが好き!」と言ってきます。またベートーヴェンの有名なソナタの動画を一緒に視聴して「やっぱりベートーヴェン好き!!」と言ってきます。
ピアノをやめたのは不登校の時期、ピアノの先生とも合わなくなって、何もかも嫌になっていたからと思っていましたが、実際には手の小ささに悩んでいたようです。ベートーヴェンを弾くには手が小さすぎるとかなり悩んでいたようです。私は私の思いでピアノに力を入れすぎていたのではないかと思っていましたがそうでもなく、むしろ長女は「お母さんがいろいろ教えてくれたから自分はここまで弾けるようになったのにごめんね。」と感謝してくれていました。それはとても意外なことで、今までも長女や次女が音楽そのものを嫌いになっていないことに関しては安心していましたが、長女が楽曲に関して力説する様子に驚嘆したのでした。頑張っていた頃に弾いていた曲を挙げて「これが弾けていたんだからすごいよね。」とあらためて自分に自信を持っているのも親としてはうれしいことでした。一人暮らしで自宅に電子ピアノもない状態なので、ピアノ再開はないと思いますが、音楽を愛する人として生きて行ってくれればと思います。
そんな長女と5月と7月に仲道郁代さんのリサイタルに続けて行きました。5月は兵庫県立芸術文化センターでベートーヴェンとシューマンの、7月はベートーヴェンです。5月はもともと二人でどこかに出かける予定だったため、7月は彼女が好きな「悲愴」がプログラムにあったためです。5月の時はコンサート前に兵庫県立芸術文化センター内のレストランでランチを、7月の時は京都観光を兼ねてホテルで一泊しグルメ三昧とルーブル展も楽しみました。
仲道郁代さんのリサイタルは初めてでしたが、大御所(?)になっても変わらない(って初めて聴いたのですが)謙虚な演奏、丁寧な解説、素敵だと思いました。追っかけではないけれど短期間に二回行ってしまいましたが、実は来年も行く予定(笑)。というのも、来年秋(たぶん。日程や場所は未定)、シューベルトの即興曲のリサイタルがある予定ですが、長女がピアノ絶頂期に弾いていたシューベルトの即興曲(op.90-2)がプログラムにあるからです。この曲が入っているコンサートを検索してもなかなか出てこないのですが、まさかまた仲道さんとは!!(笑)会場がちょっと遠くても旅行がてら絶対行こうと言っています。
またもう一つ予定があります。それもベートーヴェンですが、10月1日に私の大好きなフレディ・ケンプのリサイタルです。これはベートーヴェンの有名なソナタばかりという長女にぴったりのプログラムです。もちろん「悲愴」も入っていますが、繊細な仲道さんと違い、力強いタッチを堪能できるのでは?と思います。
私の人生でこんなにベートーヴェンを聴きに行くのは初めてです。

長女とはほかにもいろいろと音楽の話をしていて、ケルトミュージックが好きというのは共通点でした。またいつも感心するのは主旋律でない部分が好きということです。合唱でもアルトなどのハモリパートを好みます。次女と3人で合唱やりたいとよく言っています。


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Enrique

大家になっても謙虚な方というのは尊敬できます。

お嬢様方の件,うちの娘にも共通なところがあり興味深いです。
2人どちらもピアノですが,上は色んなものに手を出していますが特にケルト音楽大好き。下のは歌はやはり主旋律ではないアルトパートあたりが好きですね。
by Enrique (2023-07-19 09:29) 

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