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宗教と踊り・・・宗教と音楽 [読書]

前の記事で書いた件で、母親同士で話し合うことも多いですし、町内会と宗教ということをあらためて考えさせられています。

それぞれが祭礼に前向きになれない事情を抱えているので、一旦引き受けたものの、やはり何とかしなければ・・・という感じです。

更に踊りと信仰・・・ということも考えています。

私自身踊ることは滅多にないですが、神道なら神楽ですし、旧約聖書でも踊りのことは出てきます。(私の大好きな映画「フット・ルース」で引用されます!この前中古品を300円で購入しました。近いうちに記事を書きたいです。)

「王は踊る」の中のキリスト教の記事を先日書きましたが、インターネットでいろいろと調べているうちに、踊りはキリスト教の霊肉二元論という考えから良くないとされていた時代のことを知りました。

この辺のことはまた機会があったら書きたいですね。

 

 

久しぶりに川端純四郎さんの「キリスト教音楽の歴史」を読みました。

この本については以前も記事を書きました。

CD案内 キリスト教音楽の歴史

CD案内 キリスト教音楽の歴史

  • 作者: 川端 純四郎
  • 出版社/メーカー: 日本基督教団出版局
  • 発売日: 1999/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

今までフランスの部分は飛ばしていたのですが、興味深いことが書かれてありました。

引用します。

ヴェルサイユ宮廷の文化はすべて太陽王と言われた絶対君主ルイ14世の意のままでした。すべてのことが王の好みにあわせて作られていました。王は長いミサが嫌いだったので「ミサ曲」はほとんど作曲されませんでした。典礼文は「となえ」られるだけで、歌は聖体拝領前に「グラン・モテ」、聖体拝領時に「プティ・モテ」、そして聖体拝領後に「主よ、王を救いたまえ」というモテットの三曲が歌われるだけでした。・・・(中略)・・・この《ミセレレ》を聴いたある貴婦人が「天国にこれ以外の音楽があるとは信じられない」と言ったと伝えられています。・・・(中略)・・・たしかに見事な曲ですが、賛美されているのが神なのか王なのか定かでないところが気になります。何しろこの時にフランス教会と王の関係が問題となっていて、議会がフランスのすべての司教は王に従うべきであると決定したところだったのです。その翌年の1664年に演奏されたこの曲は、まさに教会の王への服従宣言として、教会音楽もまた王の栄光と力の賛美であるべきだということを誇示する音楽になっています。

 

 


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nyankome

宗教が政治に利用されるとろくなことがない、ということは歴史が証明していますよね。町内会と宗教の問題はコメントを避けたいと思いますが、少しでもよい方向に進展するとよいですね。
by nyankome (2007-02-21 22:01) 

Cecilia

nyankomeさん、コメントありがとうございます!
町内会と宗教の結びつきをなくすことは無理でも、秘かに避けたい・・・この一点に尽きます。
今回、巫女の件で関わる4人の子のうち3人は理由は違っても「出したくない」で一致しているのですが、地域の古い人たちは「名誉なことだ。」としか思っていないようで・・・話にならないと感じます。
嫌ですが、声をあげないとわかってはもらえないのでしょうね。
しかもすぐにはわかってもらえない気が・・・。
by Cecilia (2007-02-22 09:40) 

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