シューマンの「献呈」・・・歌曲とリスト編曲 [音楽鑑賞]
またまたシューベルトから脱線です。
ピアノフォルテさんからお問い合わせがありましたが、私は『ミルテの花』のなかの「くるみの木」なら歌ったことがあります。
実はシューマンは嫌いだったこともあって楽譜が一冊しかないのです。
「くるみの木」は友人の結婚披露宴で歌うことになり、伴奏者がいないことから伴奏CD付き楽譜を購入したところその中に載っていたので選曲した・・・といういきさつがあります。
シューマン嫌いの私でも「いいなあ!」と思えた曲でした。
シューマンが何故嫌いだったか・・・、それは「女の愛と生涯」が嫌いだったからです。(このことは以前も書いたので省略。こことここをご覧下さいね。)
昔私の声楽仲間の男性はシューマンが大好きでした。
私は彼が好きだったので、シューマンを好きになろうと努めたこともあるのですが、当時は無理でした。(もちろん、「私はシューマンが嫌いです。」などと言ったことはありません!
ところで彼が特に好きだったシューマンの曲は『ミルテの花』の中の「献呈」でした。
NAXOS MUSIC LIBRARYで『ミルテの花』を探してみました。
『詩人の恋』『リーダークライス』『女の愛と生涯』はたくさんあるのに、歌曲集として『ミルテの花』が全然出てきません!
単品ではいろいろなところに出ているのですが。(Donna Brownの「くるみの木」は素敵でした!)
うちにあるこの曲が入った唯一のCD・・・それは『仮面の中のアリア』(『王は踊る』『カストラート』と同じ監督の作品です。)のサントラ盤です!
このCDは実はNAXOS MUSIC LIBRARYで聴けるので、以前記事を書きました。
NMLではANALEKTAレーベルになっています。
歌っているのはJose Van Damです。
それから上に過去記事のリンクを載せましたが、エリー・アメリンクが歌っているものをエアチェックしたテープがあります。
試聴できるもので良さそうなものを選んでみます。
- アーティスト: Hans Deinzer, Franz Schubert, Robert Schumann, Jörg Demus, Elly Ameling
- 出版社/メーカー: Deutsche Harmonia Mun
- 発売日: 1991/11/05
- メディア: CD
今書いたエリー・アメリンク(ソプラノ)とイェルク・デームス(ピアノ)。「献呈」は10曲目です。
Robert Schumann: Lieder, Volume III
- アーティスト: Robert Schumann, Norman Shetler, Peter Schreier
- 出版社/メーカー: Berlin Classics
- 発売日: 1994/03/22
- メディア: CD
ペーター・シュライヤー(テノール)、ノーマン・シェルター(ピアノ)です。「献呈」は1曲目です。
ピアノフォルテさん、みどりのこびとちゃんの話題に出てくるリスト編曲の「献呈」・・・昨日初めて聴きました。
残念ながら試聴できませんが、この前ショパンのCDでご紹介したLouis Lortieの演奏です。(NMLで聴けます。)
リスト編曲版は華やかですね!
私もつい今週の話ですが、「ミルテ・・・」のCDを探しました。仰る通り、殆ど見ませんね。クラシック専科のCD屋さんでやっとみつけたのが、フィッシャーディスカウの抜粋版です。悲しい~~!
でも買っちゃいました。
1960年、若い頃のフィッシャーディスカウは、素晴しいです。
by Papalin (2007-06-02 07:23)
ペーター・シュラーアーの歌声、若いですね。
Berlin Classicsは旧東ドイツの演奏家の録音が多く、私が持っているシュラーアーのギター伴奏による『美しき水車屋の娘』のCDもこのレーベルでした。
by nyankome (2007-06-02 10:15)
僕もシューマン多数、作品も持ってますが、あまり聴かないですね。何故?だろう・・・。
by アートフル ドジャー (2007-06-02 20:40)
Papalinさん、nice&コメントありがとうございます!
フィッシャー・ディースカウ・・・10年ほど前にNHKの講座でシューベルト歌曲のレッスンを見ることができました。
ビデオをきちんと整理しなければ・・・と思っています。
うちにある「フィガロの結婚」のビデオは彼がアルマヴィーヴァ伯爵です。
by Cecilia (2007-06-02 22:15)
nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
最近NAXOSで割と最近のライブ演奏のCDが聴けるようになりました。(Wigmore Hall Live)
Berlin Classicsは初めて知りました。
by Cecilia (2007-06-02 22:41)
xml_xslさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2007-06-02 22:42)
krauseさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2007-06-02 22:42)
アートフル ドジャーさん、nice&コメントありがとうございます!
たくさんお持ちなので、どこにあるかわからなくなるのでは?
うちの夫もそうです。
私は多くないのでどこにあるかすぐわかります。
by Cecilia (2007-06-02 22:44)
ピアノ曲の話ですが、シューマンという作曲家は好き嫌いがはっきりとわかれますね。なんか色つきの夢に出てきそうな雰囲気の曲が多いです。一方でピアノ五重奏曲などわりと健康的なリリシズムに溢れた名曲もありますね。私はシューマンのピアノ曲は好きな方です。声楽曲はあまり聴いたことがないです。(爆)
by トスカ (2007-06-03 12:34)
トスカさん、nice&コメントありがとうございます!
私もピアノ曲はそれほど嫌いではありません。(好き・・・というほどではないのですが。)
どうしてもシューマンには健康的でないイメージが・・・。
by Cecilia (2007-06-04 00:47)
シューマンと聞いて何も楽曲が思い浮かばないわたしです。
by U3 (2007-06-06 19:10)
U3さん、nice&コメントありがとうございます!
横田めぐみさんが小学生の時歌った「流浪の民」・・・よくワイドショーで流れていますが、あの作曲者ですよ。
by Cecilia (2007-06-06 19:34)
こんにちは!
わたしのリクエストでこんなにお調べいただいて、ありがとうございました!
しばらく風邪で元気が出なくて、お邪魔するのが遅くなってすみません。
そうか、Ceciliaさん、シューマンあまりお好きでないんですね。
ピアノの仲間は結構ピアノ曲でシューマンを弾きたい!という人多いんですよ。
「子供の情景」や「謝肉祭」「アラベスク」、「幻想曲」、のだめの弾いたあの「ソナタ」なんかが人気です。
わたしはショパンで頭がいっぱいなのと、シューマンはショパンほどのおもしろさを感じない(まだなにもきちんと弾いたことがないんですが)ので、まだ手付かずです。
調べていただいたCD聴きに行ってきますね。
お忙しいのにありがとうございました。
ピアノ曲のリストの編曲はとっても華やかでしょう!
わたしはユンディの演奏で惚れてしまいました。♪
by ピアノフォルテ (2007-06-08 14:59)
ピアノフォルテさん、nice&コメントありがとうございます!
そちらの記事も拝見させていただきました。
シューマンは嫌いでしたが、最近認識を改めているところです。
それから今特に興味があるのはリストです。
派手なピアノ曲・・・というイメージしかなかったのですが、意外としっとりした歌曲や宗教曲も多く、声楽曲を多数アレンジしているので。
声楽曲のアレンジも単に華やかなだけではないのがいいと思います。
バロックばかり聴いていましたが、最近ロマン派にはまっていました。
by Cecilia (2007-06-09 11:12)
>バロックばかり聴いていましたが、最近ロマン派にはまっていました。
ショパンはバッハを尊敬していたそうですから、きっとバロックに精通した
Ceciliaさんにとってはロマン派はいっそう理解しやすいものになっているかもしれないですね。
一方でわたしはまだまだバッハ先生と正面から向き合う勇気がありません。笑
by ピアノフォルテ (2007-06-09 21:05)
ピアノフォルテさん、再コメントありがとうございます!
カスタムペインから「音楽の大福帳」というブログをご覧下さい。
非常に勉強になります。(書いているのは作曲家の方です。)
私もバッハは好きですが、ピアノで弾くのは苦手です。
by Cecilia (2007-06-09 22:29)