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森の教会 [声楽]

突然ピッツ作曲の「森の教会」のことを思い出しました。(←いきなりMIDI音が流れます。)
(こういうことが時々あります。)

この曲、小5の時に学校の合唱で歌ったのですが、確か選抜で全員ではありませんでした。
二部合唱のソプラノのほうでした。(小学生なので男子もソプラノにいますね。)
練習の時一人で歌わされた記憶がありますが、一人で歌う快感を味わった最初かもしれません。
(途中のソロの部分を誰にするか決めるテストだったように思いますが、その後どうなったのか覚えていません。私の歌で皆が「おおっ!」という反応をした記憶はあるのですが。でも私は2~3回あった本番の確か1回は伴奏に回っています。もしかしてソロはなしにして斉唱で済ませたのかも。)

またこの曲、私の母がよく家で歌っていました。
♪オーカムカムカムカム・・・♪がやけに耳にこびりついています。(笑)
内容的に讃美歌というか実際に讃美歌になっていますが、母はクリスチャンではなく”愛唱歌”として歌っていました。
公立小学校で歌ったのもおそらく先生の趣味で、先生が好きな愛唱歌だったからだと思います。
先生は私の母より上の世代でしたが、戦前に生まれ、戦後に青春時代を過ごしている人々にとって懐かしい歌なのかなと思います。
おそらくは女学校とか女子高で歌われていて、男性よりも女性に人気が高いのでは・・・と思います。

讃美歌のほうもある年齢以上の女性に人気がありますね~。
こちらは「サッちゃん」の阪田寛夫が作詞していて「丘の上の教会へ」(讃美歌第二編189番)というタイトルですがこのような感じです。(いきなりMIDI音が流れます。)
ちなみに作詞・編曲共に1967年になります。
私が生まれた年ですね。

たぶんこの讃美歌よりも「森の教会」のほう先に流行していたのかなと思って調べてみたら、訳者の津川主一はフォスター歌曲や有名なアイルランド・ロシア民謡などを訳している人で牧師の息子だということがわかりました。(こちらをご覧ください。)
「森の教会」のほうも讃美歌みたいなものですね。
私はこの曲と共にいつも聖書の”放蕩息子”のたとえを思い出します。

幼い頃母君(ははぎみ)と共に森の中の教会へ通っていた。
素直だった自分も大人になってすっかり世俗の垢にまみれて汚れてしまった。
でももう一度教会へ行ってみよう。(父なる神の元に帰ろう。)

・・・とこんなイメージです。
ですが阪田詞のほうは春夏秋冬の美しさが強調されて津川訳で感じたこのイメージはないですねえ。

原曲は(原曲は讃美歌として歌われているのかどうかわかりませんが)"Little Brown Church in the Vale"(Church in the Wildwood)で、このような歌詞です。(いきなりMIDI音が流れます。)
やはり原曲に近いのは津川訳のほうですね。

 

ところで森の教会と言うと、やはり高原の白い(茶色ではない。)小さな教会を思い浮かべます。
「てんとう虫のサンバ」は♪森の小さな教会で結婚式をあげました~♪でしたね。
吉田拓郎の「結婚しようよ」は森の教会じゃなくて町の教会でした。(白いけれど。これ、歌詞が気になるのでそのうち記事にするかもしれません。)

でも絵に描いたような高原の白い教会ってあまりないし、ある程度の大きさがないと”夢の結婚式”にならないし(せめてブライダル専用の一戸建てチャペルくらいないと・・・)、ただの田舎の教会だとイメージとは違ったりしますよね~。
私の理想は高原の由緒ある歴史的教会でしょうか?(今更理想を抱いてどうする?でも昔は憧れました。高原の白い教会・・・。笑)

津川訳だと”新たなあの教会”・・・って出てきますね。
歌った頃は深く考えたことがなかったのですが、古い教会ではなく新しい教会なのですね。
そこらへんすごく気になります。

 


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コメント 6

Cecilia

かあかさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2009-07-15 13:31) 

nyankome

聴きました。なるほど賛美歌らしいメロディですね。
教会ってあまりイメージが湧きませんが、映画「卒業」に出てくるものが私のイメージに近いです。(森の中ではありませんが。)
by nyankome (2009-07-15 22:34) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
讃美歌らしいメロディー・・・アメリカの讃美歌という感じがします。
讃美歌には公の祈りの性格を持つものと個人的な祈り(感傷的だったりします。)を歌ったものがあり、後者は礼拝にはふさわしくないと考えられています。
この歌も礼拝にはふさわしくない歌のひとつですね。
でも女性にはこういう曲が人気です。

教会のイメージ・・・私にとっては説教を聴きにいく場所という感覚があります。
祈りをささげる場所でもありますが、一人でぷらっと・・・が案外しにくいです。
カトリックの方などは一人でぷらっと祈りに行く方が多いように思います。
そして欧米では(最近は教会に行く人が減ったという話も聞きますが)もっと生活に密着していて、近所のコミュニティーみたいな性格もあるのでしょうね。
私の場合で言ったら、実家近くの公民館によく母と行きましたがそんな感じかも?(そこで歌った懐かしい歌もあるし・・・。笑)
by Cecilia (2009-07-16 08:18) 

Cecilia

エルティアさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2009-07-18 09:19) 

アヨアン・イゴカー

この曲好きでした。
by アヨアン・イゴカー (2009-07-18 22:09) 

Cecilia

アヨアン・イゴカーさん、nice&コメントありがとうございます!
お好きでしたか!
とにかく流行った理由とか知りたい気がします。
by Cecilia (2009-07-19 04:40) 

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