音合わせの苦労が多いリコーダー [リコーダー]
リコーダーは息の加減でピッチが変わる楽器です。
強く吹けば高くなり、弱く吹けば低くなります。
演奏前にチューニングをしても、実際に吹いてみると他のメンバーと音が合わない・・・ということはよくありました。
他の人の音に耳を傾けて音を合わせよう、音色を合わせよう・・・という意識が大切になるのですが、演奏には性格がもろに現れる、と感じさせられます。
気が強い性格の人は高めになるし、穏やかな性格の人は低めになりますね。
そして一番困るのがfやPで表現したい時。
あまりにもfを強調するとピッチが高くなってしまうし、pの場合は低くなってしまいます。
チューニングの時は頭部管を上下させることで調整するのですが、サックスやクラリネットのようにはいかないと感じました。(微調整が難しいのです。)
寒い時の本番前は、ひたすら息を吹き込んだりして(音が鳴らないように)楽器をあたためます。
そうしている間にも水滴が溜まってしまいます。
それから私達が使っていたような樹脂性のリコーダーは当然A’=440Hzなのでしょうけれど、ピアノなどと合わせたい時・・・最近のピアノはA'=442Hzに調律している場合が多い。・・・音が合わずに気持ちが悪いと感じることが多かったですね。
プロの演奏家ならともかく、私たちごときのためにピアノの調律をしてもらうわけにはいきませんから、我慢するしかなかったのですが。
ナサニエル・ホーン(父)
(1718-1784)
『縦笛を吹く少年』(1768年制作)
Ceciliaさま
古楽器による伴奏でシャルパンティエのクリスマス・ミサを歌った時、乾燥による調律の狂いに本番で苦しんだ記憶があります。それと、もともとピアノの平均律で育った私には一音一音他の人の音を聴きながら調整する必要があり、大変でした。けれど本当にハモった時の至福の喜びも、やっている者だけのものだと思います。ご精進をお祈りいたします。閉鎖ブログへのNice! 有難うございました。
by kansya (2006-02-13 11:00)
kansyaさん、コメントありがとうございます!
シャルパンティエのその曲、吉澤実先生の編集によるリコーダーのクリスマス曲集にありましたが、演奏したことはありません。一度やってみたい、と思っていました。
kanshaさんのブログの閉鎖の経緯を知り、大変悲しく思いました。
ブログをしているといろいろなことがあるのですね。
あらためて、身が引き締まる思いがいたしました。
しかも、kanshaさんには、いつかお会いしてみたい、と思っていましたので、ホームページの閉鎖も大変残念でした。
どうか、お元気で・・・そしてご活動が守られますように心から祈っています。
by Cecilia (2006-02-13 12:45)