Aria Antiche Itariane [声楽]
イタリア古典歌曲が大好きです。
最近交流させていただいているshakeさん、unaさんのブログで、古典歌曲の話題が出ていました。声楽を始めたばかりの姉が、今古典歌曲をやっているので、懐かしさもあり、最近歌ったり、CDを聴いたりしています。
私も声楽を始めたばかりの時、古典歌曲から入りました。(ちなみにコンコーネはやっていません。)
はじめて歌った曲は”Caro laccio(愛しい絆よ)"でした。
声楽になじみのない方もいらっしゃるかもしれませんが、高校の音楽で"Caro mio ben(愛しい女よ)"を歌われた方は多いと思います。(私は選択科目が美術だったので、歌っていません。)
久しぶりに歌うと、自分の声が修正されていくような気持ちになります。
全音版には、Giulio Caccini(カッチーニ1545-1614)あたりからMozart(1756-1791)あたりまでの曲が収められています。(カッチーニといえば、最近「アベ・マリア」で有名ですね。)
イタリア古典歌曲を歌う場合、この楽譜に使われているような伴奏で演奏されることが多いです。
しかし、この伴奏は19世紀後半から20世紀初頭に活躍したパリゾッティという人によってつけられたもので、ロマン派的要素が強いのです。
本来はチェンバロによる通奏低音によって演奏されるべきものです。
このCDは我が家にあるものなのですが、古典歌曲の時代の様式を踏まえながらも、生き生きとした演奏で素敵です。
河合秀朋さんの解説から・・・16世紀は音の響きを楽しむ多声部による重唱曲、すなわちポリフォニーの時代であったが、17世紀はその反動から言葉を重視し、歌詞の内容をはっきりと聴かせる通奏低音を伴奏とした独唱歌曲、すなわちモノディーの様式が生まれ、初期の語るように歌う朗唱的な歌曲から旋律を豊かに歌うアリアが派生し、やがて、音の美しさ、むらのない柔らかな響きやなめらかな節回しを基本としたベル・カント唱法が成立し、華やかな隆盛を迎える。
みどさん、niceありがとうございます!
このCDは昔何となく買ったのですが、なかなかいいです!
by Cecilia (2006-02-16 20:41)
Ceciliaさん、TBありがとうございます。
バーヨのミミは、とっても独特な感じがしました。
前にロッシーニのセビリアの理髪師を聞いたこともありますけど、
ほんのちょっぴりですけどしつこいような印象がありました
モーツァルトのコンサートアリアを聞いてみましたが、
普通でした・・
by euridice (2008-02-02 15:02)
euridiceさん、コメントありがとうございます!
バーヨはこれしか聴いた事がありません。
歌い方の参考にしたい演奏があまりなかった頃に買ったもので、当時かなり参考にさせてもらいました。
彼女の師匠であるベルガンサが当時好きでしたが彼女もちょっとしつこい感じかもしれません。
バーヨのコンサートアリアも聴いてみたいですね。
by Cecilia (2008-02-02 16:00)