トリスタン様にまつわる話 [音楽鑑賞]
スーパーピアノレッスンを毎回楽しみにしていますが、「ゴリーウォーグのケークウォーク」の回で、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」からの引用について触れられていました。(トリスタン和音・・・という言葉も出ていたように思います。)
- トリスタン和音・・・ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」の前奏曲に見られる特異な和音をいう。・・・・不協和音の解決は、転過音そのほかによってひきのばされ、たえず新しい調へと移動して、調性がきわめて不安定となっている。
言葉だけだとなんだかよくわからないのですが、官能的な響きの和音ですよね。
「トリスタンとイゾルデ」、ワーグナーの楽劇の中では一番好きなものです。
以前DVDで見ましたが、媚薬を飲んで呆けたような表情になるトリスタンとイゾルデがなんともいえません。そこまでの二人と比較すると、媚薬がいかに強い力を持っていたかがわかり、びっくり!
とにかくひたすら官能的な愛の世界を音で表現した楽劇ですが、私が見たのはたぶんこちら。
ルネ・コロが出ています。
それにしても「トリスタン」にはこういう官能的なイメージはありませんでした。
なぜかというと・・・それは昔アニメの「円卓の騎士物語」を見ていたので、そのイメージが残っているからです。
アニメのトリスタン様(ファンでした。)はいつも竪琴でバッハの平均律のプレリュード(あのグノーの「アヴェ・マリア」の伴奏になっているやつですね。)を奏でていて、爽やかな雰囲気でした。
機会があればもう一度見たいのですけれど・・・。
夫が持っているCDでこんなものもあるのですが、リック・ウェイクマン(もとイエスのメンバー)のこの曲はなかなかクラシカルで聴きやすいです。英国風のサウンドが素敵です。
「トリスタンとイゾルデ」は、レコードのあった解説を読んだとき興味をもてなかったんですよ。
まだ高校生だったからかな。
ちょっと流して聞きましたが、興味をもてなかっただけに印象が残っていません。
後から円卓の騎士とかかわりがあって、その話を詳しく知ったのがつい最近でした、今なら聴きたいと思っています。
が、昔は近くの図書館にそういったものがそろっていたので、好きなだけ聞けたのですが、今の住んでいるところにはそういったものを豊富にそろえている図書館がないので聞けません。
聞いて見たい。
by imari♪ (2006-06-26 16:39)
岩波のやつはよみました。ヴァーグナーはやっぱりすごい人だって思いますね。
by (2006-06-27 00:15)
伊万里さん、nice&コメントありがとうございます!
以前住んでいたところの図書館が新しくなった時・・・こども達に一番人気があったのはDVDコーナーでした。
オープン初日にまだだれも使っていなかったDVDコーナーに関し「CDが聴けるのなら、DVDも見れるんですか?」と職員に質問したのは当時3年生の長女!
とにかくハリポタ&トムジェリが大人気でした。
図書館に行く目的が本を借りるためでないことに複雑な気持ちでしたが・・・。
私はもっぱらオペラ鑑賞に使わせてもらいましたよ!
家にはそんなにないし、響きも良く、本当に楽しめました。(椅子があまりリラックスできませんでしたが。)
やはり画面がないと楽しさは極端に減りますよね。
by Cecilia (2006-06-27 01:17)
gonさん、nice&コメントありがとうございます!
ワーグナー、どちらかといえば好きではないのですが、やはりすごいと感じました。gonさんはたくさん見ていらっしゃるようでうらやましいです。
by Cecilia (2006-06-27 01:25)