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ポリニャック夫人 [声楽]

皆様は、ポリニャック夫人というとどのようなイメージでしょうか?

私はもう何と言っても、「ベルばら」のポリニャック夫人です。

宝塚の舞台でも、数々の名言がありますよね。

「文句があるのならいつでもヴェルサイユにいらっしゃい!」とか。(「オスカル、あなたもお稚児さんねえ!」というのもありますよね。)

この名前、意外なところで目にしています。

それはフォーレの歌曲などです。

例えば、私がこの前歌っていた「マンドリン」(フォーレ)ですが、

A Madame la Princess de POLIGNAC

というように、献呈している相手の名前が記されています。

結構たくさん見かけるので気になっていましたが、このポリニャック夫人、ベルばらのポリニャック夫人とやはり関係があったようです。

こちらに詳しく書かれています。

しかもよくよく見ると、シンガーミシンとも関係が深いようで!!

ベルばらのポリニャック夫人は革命が始まるといち早く逃亡したらしいですが、その後ポリニャック家は大富豪としてメセナ活動をしていたらしいですから、その間の歴史は非常に気になるところですね。(考えてみたらせいぜい100年間の出来事ですもの!)

フォーレやドビュッシーなどを庇護していたポリニャック夫人について、これらの作曲家に詳しい
青柳いづみこさんも書かれています。

それにしても、ポリニャック夫人はベルばらでははじめ「天使のような声の持ち主」として登場しますよね。

本当に歌がうまかったのでしょうか?

「声楽という点で非常に気になる存在です。

池田理代子さんの作品なので、信用して良い情報でしょうか?

ヴェルサイユの音楽

ヴェルサイユの音楽

  • アーティスト: レオンハルト(グスタフ), クイケン(シギスヴァルト), クイケン(ビーラント), マレー, ダングルベール, フォルクレ
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2004/06/23
  • メディア: CD
シャルパンティエ/ヴェルサイユの歓び

シャルパンティエ/ヴェルサイユの歓び

  • アーティスト: オムニバス(クラシック), デュガルダン(スティーブ), デイヌマン(ソフィー), カロリ(カタラン), ガルテイユ(ジャン=フランソワ), ピオリノ(フランソワ), レザール・フロリサン, シャルパンティエ, クリスティ(ウィリアム), アグニュー(ポール), プティボン(パトリシア)
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1997/03/25
  • メディア: CD
ヴェルサイユの調べ~マリー・アントワネットが書いた12の歌

ヴェルサイユの調べ~マリー・アントワネットが書いた12の歌

  • アーティスト: 池田理代子, 蒲谷昌子, アントワネット
  • 出版社/メーカー: キングインターナショナル
  • 発売日: 2005/11/02
  • メディア: CD
そして又、「マンドリン」の詩を書いた、ヴェルレーヌが描いた雅宴画の世界(=ヴァトーの絵画の世界)はルイ王朝を回顧した世界でもあります。
これについては以前書きました。
フォーレの時代の前後の時代の音楽や芸術とロココ時代の音楽や芸術との関係性は非常に気になります。
 
 
 

 


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コメント 10

nyankome

どうもお酒の方に目が行ってしまいますね。
シャンパンのポメリー社は関係があるのですよね。
http://www.rakuten.co.jp/k-wine/465711/502038/
by nyankome (2006-08-08 07:09) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
本当にお酒がお好きなのですね。(きっと上品に飲まれるのだと思いますが。)
私も見てびっくりでした。おいしそうですね。飲みたいです・・・!
昨日の記事に載せた絵とこの絵の作者のヴァトーの絵画(私のカスタムペインもそうですね。)にはバロック・ギターがたくさん登場します。ほとんどに出てくると言っても差し支えないと思います。ちなみに探しましたがマンドリンが出てくる絵はありませんでした。まだ新しい楽器だったということでしょうか?
by Cecilia (2006-08-08 07:29) 

nyankome

マンドリンは小型のリュート(マンドーラ)から派生したものだと言われています。この頃(バロック期)は6コースの楽器ですね。その後、19世紀にヴィナッチャが改良を加え、今の4コースのナポリ型マンドリンが完成したということです。
CraneさんのHPにマンドリーノの製作記事がありますので参考までに。
http://www.crane.gr.jp/Making LuteZero/
歴史については、このページが詳しいです。
http://www.crane.gr.jp/Making LuteZero/CRANE_002_05type_Cons ider.html
マンドリンを含む版画はこのページ。
http://www.crane.gr.jp/toy/En graving/index.html
ヴァトーは17世紀後半~18世紀前半のひとですから、モダン・マンドリンはまだ生まれていませんね。でも、マンドーラ、マンドリーノは存在し、ヴィヴァルディなんかもコンチェルトを書いていますから、絵があっても不思議ではないのですが…。
by nyankome (2006-08-08 11:04) 

Cecilia

nyankomeさん、情報をありがとうございます!
なんだかすごく盛りだくさんなホームページですね!
ウードのことも気になっていたので、これからじっくり拝見させていただきます。
そうですよね。ヴィヴァルディのコンチェルトがありましたよね。結構好きな曲です。やはりマンドリンにはイタリアが似合いますね。
by Cecilia (2006-08-08 13:31) 

nyankome

コメントを見直してみると、URLに勝手にスペースが入っているところがありますね。もう一度入れ直してみます。
http://www.crane.gr.jp/MakingLuteZero/index.html
http://www.crane.gr.jp/MakingLuteZero/CRANE_002_05type_Consider.html
http://www.crane.gr.jp/toy/Engraving/index.html
by nyankome (2006-08-08 17:43) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
一応見ることは出来ていました。わざわざありがとうございます。
勝手にスペースが入ってしまうことがあるのでしょうか?
by Cecilia (2006-08-08 18:17) 

nyankome

ソネブロでときどきあります。あとのコメントが無ければ書き直すのですが…。
by nyankome (2006-08-08 20:54) 

サンラブ

こんばんは
私もベルばらのポリニャック夫人のイメージが強いです。
アントワネットと破滅に導いたイメージなんですよね。まぁ池田先生は、きちんと史実を元に描かれているので極端に掛け離れていることは、ないと思います。それでも色々調べると面白い事実が出ますね。
勉強になりました。
by サンラブ (2006-08-08 20:57) 

Cecilia

nyankomeさん、そういえばほかの方のURLを入れようとしてスペースが空いているように見えたためそのようにしたらダメだったことがあります。(その方はヤプログでしたが。)
by Cecilia (2006-08-09 08:13) 

Cecilia

サンラブさん、nice&コメントありがとうございます!
上でちょっと混乱することを書いてしまいました。
ベルばらのポリニャック夫人(マルティーヌ・ガブリエル)とメセナ活動をしていたポリニャック夫人は別人ですね。しかし、同じポリニャック家ということで・・・。どうも悪いイメージしかないのですが、昨日調べたら、ポリニャック夫人の素晴らしく可愛らしい絵画が出てきました。こんなに可愛らしければ「天使のよう」と言われてもおかしくないですね。
19世紀のポリニャック夫人についてもきっと池田先生は声楽面からの研究をされていると思います。
それにしても池田先生が出しているアントワネットの歌のCD、欲しい・・・!!
池田先生がやっている声楽教室があるらしいです。(渋谷で、指導者は別な人ですが。)
by Cecilia (2006-08-09 08:21) 

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