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リュートのための古代舞曲とアリア(レスピーギ) [音楽鑑賞]

高校の時、私はオーケストラをやっていました。

私の住んでいた市は吹奏楽が盛んで、中学では吹奏楽をやっていたのですが、進学先の女子高には当時吹奏楽部がありませんでした。

ヴァイオリンが弾けるというのも魅力で私は「器楽部」に入部しました。

入部した当初は弦楽器主体でしたが、私の同級生で自分で管楽器を持っている子たちがたくさん入部したこともあり、徐々に管弦楽団になっていきました。

夏の定期演奏会は合唱部と合同でした。

今考えてもすごいことだと思うのですが、入部して(=ヴァイオリンを始めて)たった3~4ヶ月で定期演奏会で演奏したのです。

その時の曲目はヴィヴァルディのお馴染み『四季』の「春」、そして、レスピーギの『リュートのための古代舞曲とアリア』から「優雅なラウラ」と「ベルガマスク」でした。

Ottorino Respighi: Ancient Dances & Airs

Ottorino Respighi: Ancient Dances & Airs

  • アーティスト: Ottorino Respighi, Antal Dorati, Harold Lawrence, Philharmonia Hungarica
  • 出版社/メーカー: Mercury
  • 発売日: 1992/05/12
  • メディア: CD

こちらは試聴できます。

私が演奏したものは次の曲です。
SuiteNo.2for Orchestra

  1:Laura soave:balletto con gagliarda ,saltarello e canario 
       
4:Bergamasca                  

  

Respighi: Airs and Dances, Suites Nos. 1-3

Respighi: Airs and Dances, Suites Nos. 1-3

  • アーティスト: Ottorino Respighi, Rico Saccani, National Symphony Orchestra, National Symphony Orchestra of Ireland
  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 1997/02/04
  • メディア: CD

  

Respighi: The Complete Ancient Airs & Dances; Berceuse; Aria

Respighi: The Complete Ancient Airs & Dances; Berceuse; Aria

  • アーティスト: Ottorino Respighi, Richard Hickox, Sinfonia 21
  • 出版社/メーカー: Chandos
  • 発売日: 1995/11/14
  • メディア: CD

 

Ottorino Respighi: Antiche danza ed arie

Ottorino Respighi: Antiche danza ed arie

  • アーティスト: Ottorino Respighi, Seiji Ozawa, Boston Symphony Orchestra
  • 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

Respighi: Ancient Aires & Dances

Respighi: Ancient Aires & Dances

  • アーティスト: Ottorino Respighi, Neville Marriner, Los Angeles Chamber Orchestra
  • 出版社/メーカー: EMI
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

  

試聴できるものだけを載せてみました。(曲によって聴けないものも・・・)

ジャケットを見ているだけでも楽しいですね。

「優雅なラウラ」ではヴァイオリンのピチカートでリュートのつま弾きを表現していましたね。

「ベルガマスク」というと、ドビュッシーの曲にも登場しますが、私はこのレスピーギの曲のイメージが強いです。

この中の「イタリアーナ」「シチリアーナ」は非常に有名ですね。

 

 

                                   

 


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コメント 8

nyankome

シチリアーナを最初に聴いたのは、もちろんレスピーギの第3組曲でした。リュートの原曲を見事に管弦楽曲に蘇らせた名曲ですね。
by nyankome (2006-08-21 13:55) 

violin-123

器楽部がある高校って珍しいですよね。バイオリンを始めて3~4ヶ月で演奏会というのも凄いです!私は3~4ヶ月の頃って何を弾いていたかなあ…。すっかり忘れてしまいましたがギコギコだったのは確かです!
by violin-123 (2006-08-21 19:49) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
全曲演奏したわけではなかったし、レコードを持っていなかったのですが、シチリアーナ、イタリアーナはいつの間にか覚えていました。
大学に入ってから安物のヴァイオリンを買い、シチリアーナを練習しましたね。
by Cecilia (2006-08-21 20:07) 

Cecilia

バヨリにすとさん、nice&コメントありがとうございます!
私の母校は母や叔母、そして姉の母校でもあるのですが、昔は音楽の時間にヴァイオリンもやっていたそうなのです。それで学校にはヴァイオリンがたくさんありました。
先生にも恵まれていて、後に市民オーケストラを立ち上げようという野望を抱いた先生が指導してくださっていました。(器楽部のメンバーで市民オケに残った人は少数でしたが・・・。皆進学で大変でしたし。)
やはり練習できる場所と時間に恵まれていたのでしょうね。今ならできません。
by Cecilia (2006-08-21 20:18) 

c-tail

始めて3、4ヶ月で演奏会というのは、練習できる場所と時間があったとはいえ、ほんとに凄いです。
練習できる場所と時間、社会人になってからはほんとに難しいですね。せめて2~3年でも、毎日、一日中練習してみたいですね~。
ちなみに、私は「シチリアーナ」ときくとパラディスのシチリアーノが一番先に思い浮かびます。
by c-tail (2006-08-21 22:12) 

Cecilia

c-tailさん、nice&コメントありがとうございます!
本当にあの頃は信じられないような上達ぶりでしたね。
この後コンサートマスター(ミストレス)の地位にまで登りつめたのですが・・・!あのままヴァイオリンを続けていればどんなにかうまくなったことでしょう!器用貧乏の私です。
本当に一日中練習したいですよね!私は本番よりも練習に快感を見出すタイプでした。
バラディスのシチリアーノってわからないですね~!
気にかけておきます。
by Cecilia (2006-08-22 00:56) 

さんとす

この原曲はやはりイタリアの音楽学者 Oscar Chilesotti がドイツの図書館で発見した16世紀イタリアのリュートの為のタブラチュアです。
これらの曲を入れたCDは:
http://72.14.235.104/search?q=cache:jNtKMCW9plkJ:www.bestprices.com/cgi-bin/vlink/034571151465BT.html+Paul+Chilesotti&hl=ja
(コネクトできなかったのでキャシュです)

タブラチュアは以下で手に入ります。しかし、原本は失われてしまい、しかもキレゾッティは五線譜でしか残さなかったので↓のタブラチュアは五線譜から起こしたものです。
http://www.cs.dartmouth.edu/~wbc/lyre/Chilesott1.html
by さんとす (2006-08-24 19:25) 

Cecilia

さんとすさん、こちらにもコメントをありがとうございます!
情報をありがとうございます。
(キャッシュというのも初めて聞く言葉です。)
紹介してくださったCDを聴いてみたいです。
同じレスピーギでも歌曲は又全然雰囲気が違いますよね。
by Cecilia (2006-08-24 21:34) 

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