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クマのプーさん [読書]

クマのプーさん

クマのプーさん

  • 作者: A.A.ミルン, 石井 桃子, A.A. Milne
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2000/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
ほかの方の記事でプーさんのことが出ていましたので、以前から書こうと思っていたことを・・・。
 
私はディズニーのプーさんではなく、原作のシェパードの挿絵のプーさんが好きです。
 
ここを見て下さっている方の中にも、ディズニー(ランド?)ファンがいらっしゃるので、あまりけなしたくはないのですが、ディズニーのプーさん・・・好きではありません。(ディズニーはミッキーが好きです。しかもオールドミッキー。)
 
プーさんはもっとぬいぐるみっぽいし、クリストファー・ロビンは女の子のような可愛らしい感じですね。
 
ただし、石井桃子さんの訳ではティガーがトラー、ピグレットがコブタ・・・というようになっていて、何となく時代を感じます。
 
(これはミッフィーでも言えます。最近は講談社から「魔女の宅急便」の作者である角野栄子さんの訳で出ていて”ミッフィーちゃん”になっていたと思いますが、石井桃子さんや松岡享子さん訳の福音館書店版では”うさこちゃん”になっています。”うさこちゃん”じゃないと・・・とおっしゃる方々もいます。私の世代は子育て中に”ミッフィーちゃん”という言い方に慣れてしまいましたね。そういう人の多くも子供のころは”うさこちゃん”に馴染んでいたはずですが・・・)
 
クマのプーさん プー横丁にたった家

クマのプーさん プー横丁にたった家

  • 作者: A・A・ミルン, 石井 桃子, A.A. Milne
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1962/11
  • メディア: 単行本
 
この本は相当昔に出版されていますが、更に前に終戦直後に出されていて、皇后美智子さんも確か親しんでいらっしゃったと思いますが(講演でそのようなことをおっしゃっていたはず)、以前行ったことのある講演会で「ぐりとぐら」の中川梨枝子さんがこの本の思い出を熱く語っていらっしゃいました。
 
詳しくは当時のメモを見ないと書けませんが、確か戦争讃美するような本しか読めなかった時代と比べ、このような本を読めるようになった喜びを感じた・・・ということだったと思います。
 
中川梨枝子さんは石井桃子さんの「弟子」みたいな感じで関係が深いようです。
 
 
下の本の作者、アン・スウェイトさんは私が大学の時に英語の授業でお世話になった先生です。(ご主人は詩人のアンソニー・スウェイトさん。)
 
偶然書店で見つけて驚きました。
 
 
クマのプーさん スクラップ・ブック

クマのプーさん スクラップ・ブック

  • 作者: アン スウェイト
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2000/01
  • メディア: 単行本
 
モデルになったミルンの息子のクリストファーの幼いときの写真など資料が豊富です。
 
クリストファーはモデルになったことで注目されすぎ、学校でもからかわれ、そのことでずっと苦しんだようですね。
 

アン・スウェイト先生のこんな本も出ていました。
 
砂に消えた文字

砂に消えた文字

  • 作者: Ann Thwaite, アン・スウェイト
  • 出版社/メーカー: 大日本図書
  • 発売日: 1972/01
  • メディア: -

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コメント 7

Cecilia

アートフル ドジャーさん、こちらにもniceありがとうございます!
by Cecilia (2006-11-22 11:45) 

スザンナ

クラシックブーさん、私も持っています。(ディズニーも持っていますが 笑)
シェパードさんの挿絵の魅力が大きいですよね。
ディズニーのビデオも喜んで見ていました。(大人になってから^^;)
木枯らし一番が吹いて、冬が来たときの歌が好きでした。
結局、食べ物の歌なんですけど・・・うふふ
姪たちに毎年、このクラシックプーさんのカレンダーを年末にプレゼントしてきました。今では恒例行事。いくつになっても楽しみにしていてくれるようです。
by スザンナ (2006-11-22 13:43) 

phin

Ceciliaさん、はじめまして。phinと申します。
私もプーさん大好きです。もちろん原作の方。
私が読んだのは、「クマのプーさん全集-おはなしと詩-」という本です。
「クマのプーさん」と「プー横丁にたった家」の他に、ミルンの詩集「クリストファー・ロビンのうた」、「クマのプーさんとぼく」が入った一冊です。しかも、シェパードの挿絵はオールカラー。書店で一目ぼれして買いました。
読んでいるときは、それはもう幸せなひと時を味わいました。今も棚にあるってだけで幸せです。
by phin (2006-11-22 22:16) 

わたしもミッキーはオールド・ミッキー派です。昔、クリスマス時期になると、NHK教育などでアニメしてましたが(年代がバレる…)、あのミッキーはよかったなぁ。
ミッフィーにしても、ディズニーものにしても、講談社がからむと、ゲテゲテものになるのはどうしてなんでしょうね?わたしはいまだ「うさこちゃん」派です。
アン・スウェイトさんの本、図書館で探してみま~す!
by (2006-11-22 23:11) 

Cecilia

スザンナさん、nice&コメントありがとうございます!
私のケータイはドコモなのですが、もともと入っていた待ち受け画面などがプーさんで、音楽も入っていました。
しばらく目覚ましとしてプーさんを使っていましたが、あまりにも長いことそれにしていたので飽きました。(プーさんの声まで入っているのです!)
今はショパンのエチュードの曲です♪
姪御さんたちきっと楽しみにしているのでしょうね。
私はピーターラビットが多いです。
うちで買わなくてもプーさんのぬいぐるみ・・・景品などでたくさんあります。
弟がディズニーランドによく行くのでミッキーグッズも多いし・・・。
by Cecilia (2006-11-23 09:04) 

Cecilia

phinさん、はじめまして。
nice&コメントありがとうございます!
実は昨日、まーしゃさんのところからそちらの記事を拝見させていただいていました。
ご紹介されていた本、私も是非読んでみたいです。
私の記事の中のスウェイト先生の本も是非読んでください。
幸せになる・・・というより資料の絵、写真を見ていると楽しいです。
実は私も文章は興味のあるところをあちこち読んでいるだけなのですが、昔のファッションとか見ていると楽しいです。
実際のクリストファー・ロビンはほのぼの路線でない人生で考えさせられますが・・・。
by Cecilia (2006-11-23 09:20) 

Cecilia

まーしゃさん、nice&コメントありがとうございます!
うちにもアメリカのミッキーのビデオがありますが、台詞がなくても本当に楽しめますよね!
最近のディズニーは昔のとは別物・・・と感じます。ディズニーさんではないので当然ですが・・・。
又次の記事のためにババールも調べましたが、評論社で出しているものと、講談社のは全然違いますね。(講談社はアニメの絵ですね。)
by Cecilia (2006-11-23 09:29) 

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