カストルとポルクス [音楽鑑賞]
「カストルとポルクス」といえば「ベルばら」ファンの方はピンと来ることでしょう!
オスカルとアンドレ・・・ずっと兄弟のように育った彼らが昔語りをしている時にふたご座の「カストルとポルクス」を例えとして用いていましたよね。
さて、昨日の記事で映画「マリー・アントワネット」のことを書きました。
この映画の監督・音楽担当が「ベルばら」をどこまで知っていたのかわかりませんが、ナント「カストルとポルクス」が使われているのです!
「カストルとポルクス」はラモーのオペラでアントワネットがオペラを鑑賞するシーンで使われています。
昨日記事の中でご紹介したサントラ盤でも聴けるようですが、調べてみたところこのCDの音源のようです。
- アーティスト: Jerome Correas, Jean-Claude Sarragosse, Rene Schirrer, Jean-Philippe Rameau, William Christie, Mark Padmore, Les Arts Florissants Orchestra & Chorus, Orchestre "Les Arts Florissants", Agnes Mellon, Claire Brua
- 出版社/メーカー: Harmonia Mundi
- 発売日: 1993/04/22
- メディア: CD
こちらで全曲試聴できます。(映画に出てくる曲は1枚目の10曲目です。
"Tristes Apprets , Pales Flambeaux"という曲です。
Agnes Mellonは初めて知ったソプラノですが、以前からフランス歌曲で気になっていたVeronique Gens(ヴェロニク・ジャンス)も出ています。
NAXOSでも聴けます。(全曲試聴できます。)
Rameau: Castor et Pollux (Opera in 5 Acts, 7154 version)
- アーティスト: Jean-Philippe Rameau, Kevin Mallon, Ensemble Arcadia, Meredith Hall, Monica Whicher
- 出版社/メーカー: Naxos
- 発売日: 2004/03/01
- メディア: CD
双子座(ジェミニ)はよく使われますね。古くはキカイダーの良心回路がジェミニでした。善と悪に揺れるジローの心をよく表していました。
聖闘士セイヤの敵の教皇サガも双子でしたし、北方アスガルド編でも双子の敵(ゴッドウォリアー)が出ていましたね。
by 降龍十八章 (2007-01-22 11:44)
降龍十八掌さん、nice&コメントありがとうございます!
キカイダー、もう一度見たいです。(小さかったのでジェミニとか覚えていないのです。)
聖闘志セイヤは全く見ていないですね~!
by Cecilia (2007-01-22 18:44)
すみません、セーラームーンをご覧になっていたので、てっきり。
ジェミニはテレビでは使われませんでした。原作の漫画では、ふりがなで良心回路(ジエミニ)と書かれていました。キカイダー、ジローが人間になろうとするピノキオに仮せられていたからなんですね。
by 降龍十八章 (2007-01-22 22:48)
「ベルばら」の舞台は随分前に観ましたが、カストルとポルクスの話は知りませんでした。(漫画は読んでいないので。)
映画「マリー・アントワネット」は、古楽ファンには楽しめそうですね。ますます観たくなりました。
朝日新聞連載の「ベルばらKids」、愛読?しています。
因みに、「人造人間キカイダー」は私が10歳くらいのときの放映ですね。ギターをいつもかついでいて、邪魔にならないのかと不思議でした。
by nyankome (2007-01-22 23:06)
早速視聴して購入しましょ~う、多分試聴せずとも購入してしまうのですが・・・。
by アートフル ドジャー (2007-01-23 08:17)
降龍十八掌さん、再コメントありがとうございます!
そういえば石ノ森章太郎さんの原作でしたね。
今使っているパソコンのマウスパッド・・・キカイダーなのです。
夫が購入した原画集(CD-ROM)に付いていたもので、目の前にあるのに忘れていました。(風景に溶け込みすぎて・・・・)
原作の漫画もあると思います。(この手の漫画はいろいろあるのです。)
でもたぶんすぐには取り出せない状況でしょうね。
by Cecilia (2007-01-23 08:38)
nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
ベルばらKids、私も愛読しています。
池田理代子さん、「ベルばら」だけで生きていける・・・という感じですよね。
キャラクターグッズ、今は更にいろいろ出ていますし。
「マリー・アントワネット」、賛否両論のようですが、革命を描くのではなく習慣の違う王室(国)にいきなり入った少女の心の動き・・・という視点で描かれたことを頭に入れて見ればなかなかおもしろいと思います。
キカイダーはギターを持っていたのでしたっけ?
知りませんでした。
さすがnyankomeさん!
by Cecilia (2007-01-23 08:52)
アートフル ドジャーさん、nice&コメントありがとうございます!
NAXOSでも聴けますよ~!
私はあれもこれも買えないので、試聴だけでもかなり満足しています。
歌曲の場合は一分程度の曲も多いので、試聴だけでほとんど聴けてしまう場合が・・・。
特に外国のAmazonは日本Amazonよりも長く、しかも全曲聴ける場合が多いです。
by Cecilia (2007-01-23 09:03)
カストールとポルックスはラモーの数あるオペラの中でも,イポリットとアリシ,ダルダニュスと並んで傑作と言われていますね。
跳躍音程から始まる堂々とした序曲は,このオペラの予兆を示すという,ラモーの特徴が出ており,これからの展開に期待を持たせます。
続く曲は,ラモーの唱えた和声に支えられて品良く,優美です。
当方,間違いなくラモーは,ルソーが何と言おうと,同時期のバッハ,ヘンデルに勝るとも劣らない大作曲家,いやフランスを代表する偉大な作曲家だと思っています。
このカストール,当方初めて聞いたのが,アーノンクール盤でしたが,優美さや色彩感に乏しく,いまいちでしたが,その点,ご紹介のクリスティー盤は,ラモーの音楽を見事に表現していると思います。
ご紹介ナクソス盤は確か1754年の小規模編成版でしょうか。
ドビュッシーじゃないですが,ラモー万歳!
by fallschirmjager (2007-01-23 21:54)
fallschirmjagerさん、コメントありがとうございます!
今までラモーは優雅な曲という意識くらいしかありませんでした。
今回の映画では他にもラモーの曲が使われていますので、これを機にもっと聴いてみたいと思っています。
和声法を確立した重要な人物だったのですね。
リュリ・クープラン・ラモーをもっと聴いてみたい気持ちが高まっています。(フランス近代音楽との絡みもあって。)
by Cecilia (2007-01-24 14:51)