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「魔笛」に関連する作曲家・・・ClementiとSor [音楽鑑賞]

Clementiといえば、ピアノレッスンでソナチネを弾いていた頃お馴染みでした。(ソナタは弾いたことがありません。)

最近のピアノレッスンでは従来の古典派重視ではなくなっているようなので、本格派レッスンの子でもハノン・チェルニー・ソナチネ・・・ばかりということはないのではないでしょうか?

私は全音のソナチネ・アルバム・・・結構長い期間やっていました。(単に進度が遅かっただけかもしれませんが。)

Kulauもたくさん載っていたけれど、断然Clementiが好きでした。

こんなCDがあります。

Clementi: Piano Music

Clementi: Piano Music

  • アーティスト: Muzio Clementi, Balazs Szokolay
  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 1994/02/15
  • メディア: CD

Clementiのソナチネ・ソナタばかり入っています。(全曲試聴できます。)

ピアノレッスンでお馴染みの曲がほとんどですが、Op.24-No.2のAllegro con brio(25曲目)はMozartの「魔笛」の序曲になっているのです。(Mozartがアレンジしたのですね。Clementiをからかった・・・という説があるようです。)

このことはNAXOS MUSIC LIBRARYで目立つところに偶然載っていたので知ったことなのですが、聴いてみて感激!

本当にあの音楽でした。

それにしても、自分がソナチネをやっていた頃、こんなCD(レコード)があったら、あんなチンタラした弾き方はしなかったのに・・・。

なぜかソナチネをソナタより簡単な曲だと長年思い込んでいましたが、本来ソナチネとは「小さなソナタ」なので簡単・・・というわけではないのですよね?(確かにソナタの方が難しい曲が多いですが。)

そういえばドビュッシーの「子供の領分」で有名なグラドゥス・アド・パルナッスムの練習曲を書いたのもClementiでしたっけ?

aranjuesさんから昨日の記事にコメントいただいて、SorのCDも聴いてみました。

Sor: Guitar Music, Opp. 17-21

Sor: Guitar Music, Opp. 17-21

  • アーティスト: Fernando Sor, Margarita Escarpa
  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 1999/03/23
  • メディア: CD

全曲試聴できます。

「魔笛からの6つのアリア」は14~19曲目。

1曲目のMarche religieuseは第二幕第一場の「僧侶の行進」のところですね。

2曲目のAllegretto:Fuggite o voi belta fallceは聴き覚えはありますがどこだったっけ?(50秒なので一瞬にして終わってしまいました!)→弁者の二重唱でした!

3曲目のAndantino:Giu fanは三人の童子たちがタミーノとパパゲーノに差し入れをしてくれるところ。

4曲目のAndante:O dolce harmoniaはパパゲーノ・モノスタトス・奴隷の三重唱「何て素晴らしい音だ」ですね。

5曲目のAndantino:Se potesse un suonoは↑の曲の後のパミーナ・パパゲーノのデュエット。「音楽が人の心を優しくしてくれる・・・」というアレですね。

6曲目のAdagio:Coeur-Gland Isi grand Osiriは題名の通りイシスとオシリスの神を讃えている場面ですね。

 

 

 

 


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nyankome

鈴木大介さんの昨年発売されたモーツァルトのアルバムが面白かったです。(試聴できます。)
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1383686
「魔笛」、「ドン・ジョヴァンニ」、「フィガロの結婚」他からの編曲集です。
by nyankome (2007-07-27 11:11) 

aranjues

20数年ぶりにソルのギター曲を聴きました。
当時よく練習した曲は17曲目、ついぞまともには弾けませんでしたが。
by aranjues (2007-07-27 22:17) 

Papalin

全然知りませんでした。(^_^;)
by Papalin (2007-07-28 08:28) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
試聴させていただきました。
アリアよりも変奏曲のほうが有名でしたね。
昨日はベートーヴェンの変奏曲も発見しました。
いろいろあるものですね。
by Cecilia (2007-07-28 09:17) 

Cecilia

aranjuesさん、nice&コメントありがとうございます!
コメントをいただいてすぐに聴きたくなったので・・・。
17曲目は「何と素晴らしい音だ」ですね。
オペラではグロッケンシュピールが美しく楽しい曲ですよね。
by Cecilia (2007-07-28 09:21) 

Cecilia

Papalinさん、nice&コメントありがとうございます!
私も全然知りませんでした。
ソルのほうはnyankomeさんのほうで聞いていた記憶があり、いつか聴いてみたいと思っていました。
クレメンティと「魔笛」はさっぱり結びついていませんでしたので驚きでした。
by Cecilia (2007-07-28 09:29) 

Cecilia

アートフル ドジャーさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2007-07-29 01:20) 

fallschirmjager

ceciliaさんの記事を読み,クレメンティの曲を聴いたところ,確かに「魔笛」の序曲と同じように聞こえました。これは勉強になりました。
Op.24-No.2の演奏はインマゼールの演奏のcdを持っており,ジャケットがクレメンティピアノの写真でしたので,舞い踊り状態で入手したのですが,残念ながら使用楽器は別のフォルテピアノでした。(リンクさせていただきました。)
http://www.cduniverse.com/search/xx/music/pid/1173102/a/Clementi:+Piano+Sonatas+%2F+Jos+van+Immerseel.htm
そう言えば,NAXOSでもフォルテピアノによるクレメンンティの作品集の録音に着手しましたね。楽しみです。
当方19世紀ギターによるソルの演奏も好きなのですが,ご紹介されるまで「魔笛」の編曲は聴いたことはありませんでした。
でも,これを機会にこのcdでしたら入手したいです。
http://www.amazon.de/Mozart-Bearbeitungen-Nicodemus/dp/B000JRYMLC/ref=dp_return_2/303-9337587-0876219?ie=UTF8&n=290380&s=music&qid=1188031316&sr=1-10
オリジナルのシュタウファーの19世紀ギターとグレンザーのトラヴェルソを使用しているというだけでもひかれてしまいました。
by fallschirmjager (2007-08-25 17:53) 

Cecilia

fallschirmjagerさん、コメントありがとうございます!
お返事が遅くなってすみません。(出かける前には拝見させていただいていました。)
クレメンティピアノ・・・というものがあるのですね。
フォルテピアノにはこだわりを持っていらっしゃるようで、お話を伺って大変勉強になります。
NAXOS MUSIC LIBRARYでいろいろ見ていてもフォルテピアノによる演奏が世の中の主流のような気がしてきます。
両方ともこれから試聴させていただきますが、特に後者はおもしろそうですね~!!
by Cecilia (2007-08-30 08:30) 

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