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オスカルとモーツァルト [音楽鑑賞]

モーツァルトの音符たち―池辺晋一郎の「新モーツァルト考」

モーツァルトの音符たち―池辺晋一郎の「新モーツァルト考」

  • 作者: 池辺 晋一郎
  • 出版社/メーカー: 音楽之友社
  • 発売日: 2002/05/01
  • メディア: 単行本

池辺晋一郎さんの本を読んでいて、宝塚の「ベルばら」で使われていた(る?)モーツァルトの曲名がわかりました。

私は以前、何度か「ベルばら」関連の記事を書いています。

書くたびに盛り上がりますね~!

以前私のベルばらの思い出舞踏会シーンで使われた曲(プレトリウスの「テレプシコーレ」)実写版「ベルばら」・・・の記事を書きました。

今日のこの曲、オスカル~モーツァルト~ヴァイオリン・・・とくればピンとくる方も多いことでしょう!

そう!

あの曲ですよ。

「今宵一夜アンドレ・グランデュエの妻に・・・」のシーンの直前、ヴァイオリンを弾いているオスカルに、アンドレは「モーツァルトはお前には役不足だ。」と言う場面がありますよね。

漫画のほうでは曲名まで出てきません。

宝塚の演出でこの曲が選ばれたのでしょう。(舞踏会シーンに「テレプシコーレ」が選ばれたのも不思議ですが・・・)

この後革命を前にしてオスカルとアンドレは遂に結ばれるのですが、「今宵一夜・・・」の台詞、小学生でよくも恥ずかしげもなく言えたなあ・・・と思います。

ヴァイオリンのシーンはオスカルの女性としての心の襞が垣間見られるシーンですね。

モーツァルトのその曲(ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲K364の2楽章のAndante)、彼のオペラ作品などとは全く違った趣があり、私にとってはイメージが違う気がしていました。

Mozart: Violin Concerto No. 4, K218; Sinfonia concertante, K364

Mozart: Violin Concerto No. 4, K218; Sinfonia concertante, K364

  • アーティスト: Wolfgang Amadeus Mozart, Stephen Gunzenhauser, Capella Istropolitana, Ladislav Kyselak, Takako Nishizaki
  • 出版社/メーカー: Naxos
  • 発売日: 1993/02/05
  • メディア: CD

全曲試聴できます。(5曲目です。)

 

池辺さんの本は非常におもしろく、なるほど~と思わせられます。

 


追記:この曲の1楽章(4曲目)は映画「アマデウス」で使われているらしいのですが、どの場面でしょう?

 


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コメント 16

papchan

池辺さん5年ほど前に合唱曲の下振りをする機会があり、一緒に飲む機会がありましたがとても面白い方で、オヤジギャグばんばんとばしながら、ときにするどい音楽観等なかなか面白い飲み会でした。
by papchan (2007-07-30 08:48) 

nyankome

「ベルばら」には疎い私です。
朝日新聞日曜の「ベルばらキッズ」を見るくらいです。
幼少のモーツァルトがベルサイユ宮殿を訪れたのでしたっけ。
その昔、ザルツブルクに行ったとき、モーツァルトの生家に行ったことを思い出しました。
by nyankome (2007-07-30 14:38) 

snorita

そのシーン、小学生だった私はドキドキしながら読んでました。今となってはソフトなg表現でしたね。ほほほ。また読みたいわ〜。そうでしたか、モーツアルトでしたか・・・すっかり忘れてました。
by snorita (2007-07-30 18:05) 

Cecilia

Krauseさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2007-07-31 00:28) 

Cecilia

papchanさん、nice&コメントありがとうございます!
何と、池辺さんと一緒に飲まれたのですか!
楽しそうですねえ!!
オヤジギャグですか~!
目に浮かぶようです。
池辺さんは私がお世話になったアナリーゼの先生とは同門の方のようです。
その先生(作曲家)もなかなか鋭いのですが、「なるほど~」と思うばかりで自分ではさっぱり分析できない自分が悲しかったです・・・。(ちなみにカスタムペインからその先生のブログを見る事ができます。)
by Cecilia (2007-07-31 00:34) 

Cecilia

xml_xslさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2007-07-31 00:34) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
疎い・・・とおっしゃらず、お暇な時に是非漫画をお読みくださいね。
私も朝日の連載は楽しみにしています。
池田理代子さん、「ぶってよマゼット」という著書の題名からして、モーツァルト(「ドン・ジョヴァンニ」の中のアリア)・・・なので、モーツァルトがお好きなのかもしれません。
あちこち旅行されていてうらやましいです。
by Cecilia (2007-07-31 00:38) 

Cecilia

snoritaさん、コメントありがとうございます!
又是非読んでくださいね!
ソフトですが・・・私は小学生の頃は漫画を持っていなかった(宝塚のほうで親しんでいました。)ので、数年前に買ったのですが(しかも問題のシーンが入っている巻は最近までありませんでした。)、いや~ドキドキしてしまって娘達の前で読みにくかったですよ~。
あの当時、すごく問題になったのでは・・・などと思ったりして・・・。
by Cecilia (2007-07-31 00:55) 

袋田の住職

池辺先生については、娘のピアノの先生にお聞きしたことがあります。
本が出ているなら買いたいですね♪
by 袋田の住職 (2007-07-31 06:47) 

Cecilia

袋田の住職さん、nice&コメントありがとうございます!
シリーズでバッハとかも出ています。
私には難しい用語もたくさん出てきますが、親しみやすい言葉で書かれているので楽しく読むことができます。
by Cecilia (2007-07-31 10:30) 

ピアノフォルテ

はい!ベルばらに呼ばれて参りました。笑
私もこの曲ずっと気になっていて、ときどき、どこかで同じメロディーを聴いては、「これこれ~」と思っていました。
曲名がはっきりして嬉しいです。
今度CDを調達しようかな~。
by ピアノフォルテ (2007-08-01 07:42) 

Cecilia

ピアノフォルテさん、nice&コメントありがとうございます!
ベルばらに反応してくださってうれしいです。(笑)
どなたかに曲名を教えていただいたか、ネットで知ったかどちらかだとおもうのですが、前にも曲名がわかっていたのですが(細かいところまでは覚えていませんでしたが。)、これでやっと頭に入りました。
私の音楽好きの原点の1つは宝塚の「ベルばら」です。
by Cecilia (2007-08-01 10:43) 

かあか

池辺さんて面白い方だ~と伺ったことがあります!
本も面白そうですね^^!夏は読書がたっくさんできるので嬉しいです。
by かあか (2007-08-04 10:59) 

Cecilia

かあかさん、nice&コメントありがとうございます!
こういう本を読むと、和声とかきちんと理解できていたらもっと楽しいのだろうなあと思わせられます。
わからない者にもわかりやすく書いてくださっているので、池辺さんはすごい方なのだなあ・・・ということがよくわかりました。
by Cecilia (2007-08-04 14:48) 

Papalin

渋い選曲ですよね。
by Papalin (2007-08-11 22:25) 

Cecilia

Papalinさん、nice&コメントありがとうございます!
渋いですか?
この曲、宝塚では短調の部分だけだったので、短調の曲だと思っていましたが、曲名は長調。
不思議に思って聴いていたら、いつの間にか長調に転調していて、モーツァルトらしくなるのです。
この変化が見事な曲だと思いました。
by Cecilia (2007-08-12 01:22) 

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