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季節はずれのクリスマス [音楽鑑賞]

完全に時期外れの話題ですが、「ミス・ポター」(前の記事)のクリスマスパーティーの場面を観たら、イギリスのクリスマス音楽が聴きたくなってしまいました。

時期外れ・・・と言っても、わたしのこれまでの記事の流れ(イギリス・スコットランド・アイルランド民謡~癒される音楽)からいくと不自然ではないし、あちこちでクリスマスに向けて練習が始まっている頃ですしね。

毎年必ず一枚はクリスマスのCDを買うことにしています。

去年からNAXOS MUSIC LIBRARYが聴けるようになり、クリスマスのCDもたくさん聴けるのでとてもうれしいです。

去年は"In Dulci Jubilo"一曲を追求するために随分いろいろ見てきましたが、今年は一枚一枚をじっくり聴いて記事を書きたいなあ・・・と思っています。

でも今からクリスマスばかりでは飽きそうですし、気が向いたら・・・という路線でいこうと思います。

ああ・・・それにしても年末に向かってのカウントダウンがもうすぐ始まるのですね!

・・・ということで昨日聴いたのは次の二枚です。

A Traditional Christmas Carol Collection

A Traditional Christmas Carol Collection

  • アーティスト: Christopher Hodges, Francis Steele, Jeremy White, Timothy Jones, Henry John Gauntlett, Franz Xaver Gruber, Felix Mendelssohn, Christmas Traditional, Harry Christophers, Robin Jeffrey
  • 出版社/メーカー: Coro
  • 発売日: 2006/11/14
  • メディア: CD

全曲試聴できます。(こちらのほうが長く、そして連続して試聴できます。)

Harry Christophers指揮のThe Sixteenのコーラスです。

曲目は伝統的なクリスマスキャロルがほとんどです。

"O Come All Ye Faithful"だけ6分・・・という長さが気になりましたが、豪華にアレンジされているのですね。

大好きな"In the Bleak Midwinter"(13曲目)はおそらくリュートの伴奏かと思われますが、静かな雰囲気で美しいです。

この曲、クリスティナ・ロセッティの詩なのですが、曲はあのホルストだったのですね!(日本語の歌詞はこちらの記事で書きました。)

ホルストはジュピターだけが突出して有名ですが、本来は讃美歌のような曲を作曲している人だったのですね。

近いうちに書きたいと思っていますが、ジュピターも宗教曲だったのです。(最近知りました。)

Christmas Carols from St John's

Christmas Carols from St John's

  • アーティスト: Paul Lindsell, Franz Xaver Gruber, Patrick Hadley, Gustav Holst, William James Kirkpatrick, Felix Mendelssohn, Elizabeth Poston, John Rutter, Christmas Traditional, Ralph Vaughan Williams
  • 出版社/メーカー: Chandos
  • 発売日: 2003/11/17
  • メディア: CD

全曲試聴できます。(こちらで連続して試聴できます。)

こちらは少年合唱も加わった合唱。(George Guest指揮、St.John's College Choir,Cambridgeの合唱)

上のCDとほぼ同じ曲が収録されています。

"In the Bleak Midwinter"(5曲目)はこちらではオルガン伴奏になっています。

 

いつも思うのですが、イギリスのオルガンは響きが違うように感じます。

鳴らし方が違うのでしょうか?

最初の響きを聴いただけで、「ああ、英国国教会!」と感じるのです。

 

それにしてもこれらのキャロルを通して聴くと、魂のふるさとに来たような気がします。

私にとってはキリスト教の音楽だから・・・というのはもちろんあるのですが、日本の純農村地帯で、親が聴く演歌の中で育った私がこれらのキャロルに郷愁を感じるというのも深く考えたら不思議ですよね。

1曲1曲が堅苦しくなく、リラックスして聴けるのが又いいですねえ。


10月3日追記

2枚目のCDはNAXOS MUSIC LIBRARYで見たらジャケットがこうなっていました。

CHAN6670: ST JOHN’S COLLEGE CHOIR, CAMBRIDGE: Christmas Carols from St John’s

このジャケットのシリーズで10月3日以降の記事を書くことにしました。 

 

 

 

 

 

 

 


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コメント 12

Cecilia

Krauseさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2007-09-24 08:47) 

Papalin

え~もうクリスマスですか?
毎年一枚、いいですね。
CDを見たら、その年のことをあれこれ思い出すのでしょうね。
by Papalin (2007-09-24 09:02) 

Cecilia

Papalinさん、nice&コメントありがとうございます!
はい、もうクリスマスです!
まあ、一年中クリスマスでもいいくらいですね!
清里にも一年中クリスマス・・・のお店もありますよね。
一枚じゃなかった年もあるし、一枚も買えなかった(買いそびれた)年もありますが、やはり買った時のことを思い出します。
今までは情報がなく偶然良いものに出会うか、今思えばイマイチのものもあるのですが、いろいろと情報がある今いろいろ選べて楽しいです。
by Cecilia (2007-09-24 09:11) 

aranjues

ほんとに冗談じゃなくすぐクリスマスですねぇ(苦笑)。
すでに忘年会の予定が入り始めました。時の早さに恐れ入る
ばかりです。
私も毎年、何かクリスマスにちなんだCDを買って職場でBGM
用に流しています。
by aranjues (2007-09-24 15:46) 

Cecilia

aranjuesさん、nice&コメントありがとうございます!
もう忘年会・・・これもすごいですね~!
aranjuesさんのような美食家の方々は人気の高いところで忘年会を開かれるのでしょうね。
職場ではどんな曲が流れているのかちょっと気になります。
病院はバロック音楽が多いですよね。
by Cecilia (2007-09-24 15:52) 

2ndLT

もう、クリスマスが近いのですね。
ご紹介いただいたアルバムはぜひ聞いてみたいと思います。
それにしても何もしないで終わりそうな一年です。
by 2ndLT (2007-09-24 17:46) 

Cecilia

2ndLTさん、nice&コメントありがとうございます!
是非聴いてみてください。
どちらも素晴らしいです。
私も何もしないで終わりそうな一年です。
交流させていただいている方々のご活躍をいつもうらやましく拝見させていただいています。
by Cecilia (2007-09-24 19:04) 

Cecilia

xml_xslさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2007-09-24 19:21) 

nyankome

"In the Bleak Midwinter"は確かにリュート伴奏ですね。
The SixteenのCDはショップの古楽のコーナーにもたくさんあります。
村治佳織さんのCD、「ライア&ソネット」でも共演していました。
http://listen.jp/store/album_00028947581987.htm
(試聴できます。)
by nyankome (2007-09-24 20:36) 

トスカ

私にとってのクリスマスの音楽は、ショパンのマズルカ作品番号なしの2曲です。マズルカの通し番号では50番と51番です。クリスマスの雑誌のために委託されて作曲したという曲で、しみじみと味わい深い曲です。
by トスカ (2007-09-24 20:39) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
試聴させていただきました。
いいですね~!
ギター一本に合唱・・・合うのですね~!
上のCDではやはりリュートは一本なのでしょうか?
NMLでCoroというレーベルでThe Sixteenの演奏が聴けるので、これからもいろいろ聴いてみたいです。
過去記事ではクリスマスオラトリオとか取り上げたことがあります。
by Cecilia (2007-09-25 03:34) 

Cecilia

トスカさん、nice&コメントありがとうございます!
マズルカはずっとルビンシュタインのCDでしか聴いていなかったのですが、もう少ししたらNAXOS MUSIC LIBRARYでもいろいろ聴いてみようと思っていたところです。
今はワルツばかり聴いているところです。
50番と51番、ちょっと聴いてみようと思います。
by Cecilia (2007-09-25 03:37) 

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