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エディット・ピアフ [映画]

「エディット・ピアフ」を観てきました。

凄まじい一生だったのですね!

強烈なことの連続に圧倒されました。

 

エディット・ピアフ自身の歌が何曲もバック(この場合バックという程度ではないですね。)に、そして歌のシーンに使われたこの映画、歌や台詞で使われた下町風の下品な(?)フランス語が耳に残ります。

娼館や、旅回りの芸人たちの姿、第一次大戦後の荒れた街・・・いろいろな場面から、私は昔の白黒映画を観ているような気がしてきました。

今時の映画では感じられない雰囲気が漂っている映画だと思います。(付け加えるならこの映画と同時代を扱った映画でもこういう雰囲気はなかなか味わえないです。)

詳しいストーリーは書きませんが、惨めな想いを抱えた者たちがうようよしている当時のパリの空気を濃厚に漂わせた映画です。(この場合、”当時”・・・というのはエディットが子供の時からデビューした頃までのことです。)

 

私は長いことシャンソンが嫌いでした。

何だか鼻がむずかゆくなるような歌だと思い込んでいました。

ちょっと気取った歌だと思っていましたし、どちらかというとイタリアのカンツォーネのほうが肌に合うと思っていました。

 

エディットの歌はそんな気取ったものではなかったのですね。

”雰囲気”で歌うようなものではなく、まさに命を削って歌うようなものだったのだと感じさせられました。

そこにおいては”言葉”は”血”であり、”武器”だったと感じます。

 

納得もできない歌詞を”雰囲気”だけで歌うようなことはきっとなかったでしょうね。

 

それにしてもパンフを見るとピアフ役の女優さん、とても美しい方なのに、映画では病気のためすっかり老け込んだピアフ、リューマチ(?)っぽい感じがリアルですごくうまいと思いました。

それに話している声が吹き替えで使われたピアフの歌と全く違和感がなく、本人が歌っているように思えましたし。

又子役がうまい!

一番小さい時の子も、病気持ちの雰囲気がよく出ていましたし、ちょっと大きくなって初めて歌う場面(ラ・マルセイエーズ)の歌がすごく言葉に力があってうまいのですね!(本物のピアフの子供時代みたい!)

 

”孤独感”から周りを振り回すような行動の多いピアフ・・・うちの娘たちは「あんなわがままな人とは暮らせない。」という感想でしたが・・・次から次へと起こる災難に私は「テレーズ様、彼女を幸せにしてあげて!」と心の中で思ってしまいました。(注;”テレーズ様”とは作品の中で彼女にとって重要な”聖女”です。)

最初から娼館のすごい場面がどんどん出てくるのですが、こういうのを予想しつつも娘たちと一緒に観てしまった私です。

でも娼婦たちの惨めさを知っているからこそ、何とかしてそこから這い上がりたい・・・という彼女たちの思いがよく伝わってきます。

”街中で歌う”というのも娼婦の暮らしよりはマシ・・・という程度だったのですね。

 

 

 

 

 


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コメント 43

Papalin

名前しか知りませんでした。(^_^;)
ありがとうございます。
by Papalin (2007-09-30 08:22) 

Cecilia

木鶏さん、お久しぶりです!
niceありがとうございます!
by Cecilia (2007-09-30 08:48) 

Cecilia

Papalinさん、nice&コメントありがとうございます!
この映画は観る価値がありますよ~!!
by Cecilia (2007-09-30 08:49) 

袋田の住職

カレンダー、みごとに埋まりましたね。
by 袋田の住職 (2007-09-30 10:23) 

nonkumi

シャンソンは奥が深くて哲学的なイメージがあります。高校時代にフランスにかぶれましたが、何故かシャンソンには行きませんでした。ミシェル・ポルナレフのLPは全部持ってますけど。^^ゞ
日本人の「クミコ」が歌うシャンソンは、聴くと必ず涙が流れます。何故だろう?誰にも当てはまる人生そのものが語られているのかなぁ・・・。
エディット・ピアフという名前を聞くと、瞬時にあのビブラートのかかった声で歌う「愛の賛歌」が浮かびますね~。
そういえば、中学生の頃、ラ・マルセイエーズが大好きだったな~。日本の国歌も、あんなだったらいいのに・・・とか思ってました。
by nonkumi (2007-09-30 11:12) 

Cecilia

Krauseさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2007-09-30 12:02) 

Cecilia

袋田の住職さん、nice&コメントありがとうございます!
ちょっと・・・というかかなり頑張ってしまいました!
7・8月にお休みした日も結構多く、一年365日分の記事を達成できないと残念なので、更に一日2記事3記事書く日を作らないといけません。
でも義務感だけでは書けませんしね~。
by Cecilia (2007-09-30 12:12) 

Cecilia

nomusanさん、nice&コメントありがとうございます!
そうですね!哲学的ですね!
ミシェル・ポルナレフも最近まで知りませんでした。
「クミコ」も知りません。(これからいろいろ聴いてみます!)
私は「愛の讃歌」は越路吹雪で耳にすることが多かったのかもしれません。
ピアフほどアクがないですね。
「ラ・マルセイエーズ」は何と言っても宝塚の「ベルばら」です!
これでこの曲を知りました!
日本の国歌・・・「さくらさくら」が合っているかも・・・と思う私です。
何か素敵な曲がないものでしょうかね~!
by Cecilia (2007-09-30 12:25) 

トスカ

ピアフの一生ってほとんど知らなかったけど、Wikipediaで読んでみると、波乱の人生だったのですね。
ピアフではないけど、シャンソンでは「四月のパリ」とか好きです。
by トスカ (2007-09-30 12:30) 

Cecilia

トスカさん、nice&コメントありがとうございます!
フランス語がおわかりになるトスカさんでしたらきっともっといろいろ発見があることでしょう。
「四月のパリ」・・・どんな曲でしょう?
本当にシャンソンに関する知識が乏しい私・・・。
うちに夫のCDが何枚かあるので聴いてみましょう・・・。
by Cecilia (2007-09-30 12:35) 

U3

日本にもそういう時代はあったのですよ。
今の日本人は豊かになり過ぎて
多くのものを逆に失ってしまった様に思います。
by U3 (2007-09-30 12:54) 

aranjues

エディット・ピアフ  名前しか知らずです(^_^;)。
映画館へは行けそうにないので、いずれDVDかWOWOWで
チェックですね。
by aranjues (2007-09-30 13:32) 

Cecilia

U3さん、nice&コメントありがとうございます!
豊かな日本でも惨めな思いをして暮らしている人々のことを思います。
by Cecilia (2007-09-30 15:50) 

Cecilia

aranjuesさん、nice&コメントありがとうございます!
昨日はかなり遅い時間に観たので帰りが大変でした。(少しでも安く見るため。)
でも名古屋で食事をしたり、高速代を使ったり・・・で結局高くつきました。(苦笑)
是非観てください!
by Cecilia (2007-09-30 15:57) 

manamana

なかなか映画館へ行くことが出来ないのですが、
興味深いので、機会があったら是非見てみたいと思います。
でも、現状、シャンソンは、どうも苦手です。
by manamana (2007-09-30 20:35) 

papchan

シャンソンといえばエディット・ピアフです。最近TVコマーシャルでも使われている「愛の賛歌」、はまさに彼女のためにあるようですね!でも声はあまり好きではありません。一時シャンソン歌手に憧れていました。(笑)イブ・モンタン、シャルル・トレネ、コラ・ボケール、シャルル・アズナブール、アダモ、ジロー、等々。昔新宿にラ・セーヌ、銀座に銀巴里などがあり若き日の美輪明宏(丸山明宏)がデビューしたてで、メケという愛称で呼ばれていました。古い話です。この映画は是非見に行きます。
by papchan (2007-09-30 23:12) 

Cecilia

manamanaさん、nice&コメントありがとうございます!
素晴らしい作品でした。
ピアフの歌はガンガンと胸に迫ってくるものがあります。
声だけ考えたら、昔は嫌いな歌い方でしたが、”キャバレーソング”で慣れたので、自然に聴けます。
映画をご覧になったら結構聴けるようになるのでは・・・と思います。
by Cecilia (2007-10-01 08:16) 

Cecilia

papchanさん、nice&コメントありがとうございます!
私にとってはシャンソンといえばどちらかというとイブ・モンタンのイメージが強かったのかもしれません。
こちらはピアフの強烈な歌い方と違い、落ち着いていますよね?
若い頃は「枯葉」にも全く興味がなかったし・・・。
シャルル・アズナブールって去年名前を知ったのですが(やはり声楽の方のブログで。)、「ガンダム」(ご存知でしょうか?)に出てくる人物と名前が似ているのです。(「ガンダム」は好きではなかったのであまり見ていませんが。)
美輪明宏さんにも興味はなかったのですが、大好きな米良美一さんが「ヨイトマケの唄」を歌うようになって、興味が湧きました。(正確には何年か前からです。テレビで美輪さん自身の「ヨイトマケの唄」を聴き、彼に対する認識を改めました。)
あの時代はシャンソンの黄金時代だったのでしょうね。
以前「王は太鼓を打たせた」の記事を書きましたが、検索したらイブ・モンタンもエディット・ピアフも歌っていました。
古いシャンソンですが、フランスでは多くの人に親しまれている曲なのでしょうね。
http://blog.so-net.ne.jp/santa-cecilia/2006-08-19
http://blog.so-net.ne.jp/santa-cecilia/2007-04-28-1
by Cecilia (2007-10-01 08:38) 

アートフル ドジャー

エディット・ピアフ 。今秋の話題の映画の中の1つですね~。時間が有ったら観に行きたいのですっが、おすぎが絶賛する映画で良かった映画すくなかったのっで、ちょっと気になる所ではあります。
by アートフル ドジャー (2007-10-01 20:16) 

Cecilia

アートフル ドジャーさん、nice&コメントありがとうございます!
おすぎ、絶賛していましたね~。
でもこれ、本当に良い映画ですよ!
アカデミー賞候補みたいですね。
エディット・ピアフ役の女優さんだけでも観る価値あります!
by Cecilia (2007-10-02 10:42) 

nyankome

私も、いわゆるシャンソンはあまり好きではありませんでした。
(サティやプーランクのなんかは、洒落てていいなと思っていましたが。)
でも、この映画は是非観たいですね。
by nyankome (2007-10-02 15:08) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
是非観てほしいです!
この女優さん、まるでピアフそのものみたい・・・と評判です。
かなり研究して役作りをしたようですよ。
子役の歌もうまかったし!
フランス歌曲にはいわゆる”シャンソン”と”メロディー(芸術歌曲)”がありますが、私はもちろん後者が好き。
でもシャンソンやキャバレーソングが好きになりつつあります。
by Cecilia (2007-10-02 15:40) 

のりぴー

おはようございます
私も、唄が聴きたくて、ピアフ観にいきました。暗い映画の画面がピアフの唄で、明るく力強くなっていましたね。一番ラストの出演者の名前が流れ終えるまで、誰一人、物音も立てず、咳払いも聞こえず、画面が真っ暗になって、会場にライトがともされて、はじめて皆さん我に返りました。久しぶりに映画に感動しました。すぐCDを買って、毎日聴きました、ピアフ、米良さんのアルトで歌って欲しいと思われませんか?
by のりぴー (2008-01-04 06:22) 

Cecilia

のりぴーさん、コメントありがとうございます!
そちらにコメントに伺いたいのですが、なかなか行けなくてすみません。
記事は拝見させていただいています。
お正月のやり取りが済めば落ち着くと思いますので、又ゆっくり伺わせていただきますね。
米良さんはきっとピアフがお好きだと思います。
越路吹雪さんがお好きなのですよね。
最近は米良さんもフランス歌曲にも取り組んでいらっしゃるようですし、ピアフも歌われることでしょう。
米良さんのサティ(「ジュ・トゥ・ブ」とか「エンパイヤ劇場の歌姫」とか)も絶品ですしね。
ちょっとお色気がある曲なんかも素敵ですし、「ユーカリ」とか「スラバヤ・ジョニー」みたいな曲もお上手ですよね!!
この映画は本当に凄いと思いました。
by Cecilia (2008-01-04 18:57) 

のりぴー

お返事は気にしないでくださいね、「こんなすごい人にRSS登録してもらえるなんて、お義母さんよかったですね」と嫁さんが言ってました。それと、娘のいじめのコメントのせいで、他の方が誤解されたみたいでごめんなさい。新米ブログ楽しいです!「ソルヴェークの歌」が大好きです。いま一番聞いています。
by のりぴー (2008-01-04 22:26) 

March Hare

私も以前はシャンソンにはあまり興味がなかったのですが、シャンソンやキャバレーソングは歌い手も聴き手もある程度年齢を重ねなければわかるようにならないような気がします。
この手の曲がコンサートの中で増えてきたというのは米良さんの成長を示すものではないでしょうか。
米良さんは、サティーやプーランクの曲もそうですが、武満の「うたうだけ」や「昨日のしみ」のような明らかにシャンソンやブルース的な曲もうまいなと思います。
by March Hare (2008-01-05 01:12) 

Cecilia

のりぴーさん、再コメントありがとうございます!
すごくないです・・・。
今年でブログも丸々3年になりますが、記事数だけはやたら多いのですが・・・。
暖かいお言葉、ありがとうございます。
他の方が誤解・・・記事を読んでくださった方それぞれの人生経験などによって多少受け止め方が変わることはよくあることで、私は気にしていません。
あの記事でコメントくださった方は皆様ほとんど常連の方なので、それぞれの背景はだいたい存じています。
by Cecilia (2008-01-05 06:05) 

Cecilia

March Hareさん、コメントありがとうございます!
キャバレーソングと言えばマレーナ・エールンマンのCDがよかったです!
米良さんも歌っている「ユーカリ」が入っています。
http://blog.so-net.ne.jp/santa-cecilia/2007-09-01
同じ人のこれも良かったです。
http://blog.so-net.ne.jp/santa-cecilia/2007-09-03

「ユーカリ」で言えばこれもよかったですね!
http://blog.so-net.ne.jp/santa-cecilia/2007-08-31

プーランク歌曲ではこれが気に入りました。
http://blog.so-net.ne.jp/santa-cecilia/2007-08-24

March Hareさんにも米良さんの良さをわかっていただけてうれしいです。
米良さんの武満と言えば去年ギターの福田進一さん、荘村清志さんと共演された時の演奏をダウンロードして手に入れました。
もう出来ないと思いますが・・・。
http://blog.so-net.ne.jp/santa-cecilia/2006-08-31-1
by Cecilia (2008-01-05 06:31) 

Cecilia

  ↑
>米良さんの武満と言えば去年

”おととし”の間違いです。
by Cecilia (2008-01-05 06:32) 

March Hare

上記いずれも聴いたことのない歌手ばかりでした。
プーランクの歌曲集は少し気になりました。
CDを探してみます。
米良さんのその演奏は確かネットだけで配信されたものですよね。
そういえば浜離宮のヘンデルのも配信されていたような。
キャバレーソングというと波多野睦実さんが2月27日に「キャバレー・ソングを歌う」というコンサートを開くので聴きに行きます(既に完売です)。
http://www.ojihall.jp/concert/lineup/2007/20080227.html
by March Hare (2008-01-05 07:13) 

Cecilia

March Hareさん、コメントありがとうございます!
そのプーランク歌曲もNAXOS MUSIC LIBRARYで聴きました。

米良さんの情報もよくご存知ですね!
浜離宮のヘンデルもダウンロードしたかったのですが、すでに配信終了していました。
波多野睦美さんのキャバレーソングですか!
それは又興味深いです。
米良さんと波多野さんと言えば、女子パウロ会から出ている「聖母マリアの子守歌」はお気に入りです。
http://blog.so-net.ne.jp/santa-cecilia/2005-11-17
by Cecilia (2008-01-05 14:27) 

March Hare

> 米良さんと波多野さんと言えば、女子パウロ会から出ている「聖母マリアの子守歌」はお気に入りです。

ええ、初期の米良さんの録音では「聖母マリアの子守歌」「ノエル」「アリアンナの嘆き」「うぐひす」あたりが最高だと思っています。
「聖母マリアの子守歌」のなかで米良さんと波多野さんがデュエットしているモンテヴェルディの"O Bone Jesu"はカークビーとタブの模範的な録音"Monteverdi Duets & Solos"というCDが知られていますが、現役盤(再版)としては以下のものがあります。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/hmv/971965.html
波多野さん所属のアンサンブルエクレジアにはこの曲の別録音が「祈りの歌」の中にありますね。
http://www.linkclub.or.jp/~dowland/CDinfomation/cd.html
この録音では波多野さんの方が「聖母マリアの子守歌」で米良さんが歌っていたパートを、大森智子さんが波多野さんが歌っていたパートを歌っています。
以上3種の同じ曲の録音の比較は面白いです。

"Monteverdi Duets & Solos"には米良さんも「聖母マリアの子守歌」の中で歌っている"Exulta filia Sion"をカークビーが歌っていて、これも比較すると興味深いです。米良さんは即興で一ヶ所装飾音をつけています。
by March Hare (2008-01-05 21:22) 

Cecilia

March Hareさん、当然他の3枚も持っています!
http://blog.so-net.ne.jp/santa-cecilia/2006-08-03
http://blog.so-net.ne.jp/santa-cecilia/2006-12-28
http://blog.so-net.ne.jp/santa-cecilia/2007-07-25
「アリアンナの嘆き」に入っているフレスコバルディの曲はBISから出ているアントネッロの演奏と比較して聴けます。
http://blog.so-net.ne.jp/santa-cecilia/2007-05-05

ご紹介の3種の比較も楽しそうですね!
実は"Exulta filia Sion"、とても好き(このCDでも一番のお気に入り!)なのですが、米良さん以外に聴いたことがないのです。
NAXOS MUSIC LIBRARYでもかなり探しましたがありませんでした。
他と比較したいと思っていたところでした。
カークビーの演奏、興味があります。
by Cecilia (2008-01-06 06:37) 

March Hare

そのCDは知りませんでした。
「アリアンナの嘆き」の解説にある「ルジェーロ」を用いたフレスコバルディのチェンバロ曲なら、レオンハルトのCDをもっています。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3-%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%AD%E5%90%8D%E6%9B%B2%E9%9B%86-%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%88-%E3%82%B0%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%95/dp/B00005EH1P

表題曲の「アリアンナの嘆き」は有名な曲の割には米良さん以外ではコンソートオブミュージックのものしか聴いていません。
旧録音:
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%81%AE%E5%98%86%E3%81%8D-%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF/dp/B00005EH1N
8曲目(終曲)の「聖母マリアの悲しみ」("Pianto della madonnna")は歌詞をイエスを失ったマリアの悲しみに置き換えた替え歌です(メロディーは同じ)。1曲目はカークビーの独唱、2曲目は5声のマドリガーレ、8曲目はカークビーの独唱。
新録音:もしかして廃盤?
Monteverdi Il Sesto Liblo de Madrigali (Virgin VC 7 91154-2)
1曲目(a5)
Monteverdi Madrigali erotici e spirituali (Musica Oscura 070995)
9曲目("Pianto della madonna")(a5)
by March Hare (2008-01-06 10:29) 

March Hare

プーランクといえば、合唱曲「人間の顔」をザシックスティーンが出していたのですが、もしかするとこれも廃盤かも。
Poulenc Figure humaine (Virgin VC 7 91075-2)
by March Hare (2008-01-06 10:37) 

Cecilia

March Hareさん、コメントありがとうございます!
フレスコバルディのチェンバロ曲はATMAから出ているCDが興味深くていずれ聴きたいと思っていました。
「アリアンナの嘆き」・・・米良さん以外には、ラジオで聴いていて名前を覚えていなかったり・・・とかですね。
コンソート・オブ・ミュージックの演奏で聴いてみたいものです。
カークビーの他の歌はBISやChandos・・・などから出ているので、NAXOS MUSIC LIBRARYでも結構聴けるのですが・・・。
ザ・シックスティーンのプーランク・・・Coroから出ているのでは・・と思い調べましたがありませんでしたね。
by Cecilia (2008-01-07 07:20) 

かあか

卒業試験に高校3年生で「愛の讃歌」を選択した子がおりました~。
素晴らしい歌唱でした~いや演奏だったといわねばならないでしょう!詩の世界を理解しよう!とよく本を読み映画も観たといっていました。この映画の影響は素晴らしい実を実らせましたよ・・
by かあか (2008-01-31 13:07) 

Cecilia

かあかさん、nice&コメントありがとうございます!
高校の卒業試験に「愛の讃歌」ですか!
すごいですね~!
どんなにすごい演奏だったのか、わざわざ過去記事にコメントくださったことからも良く伝わってきます。
私も聴きたくなりました。
by Cecilia (2008-02-01 09:17) 

March Hare

波多野さんのキャバレーソングのコンサートに行ってきました。
波多野さんのコンサートに行ったのは初めてです。
CDではわかりませんでしたが、生の声を聴いて、この人は合唱出身だとすぐにわかりました。
声が細いのにピアニシモでもはっきり聞こえる発声、こういう声を集めて前に飛ばす発声は合唱独特のものです。

ガーシュインからはじまって、プーランク、クルト・ヴァイル、武満、そしてアンコールのラストはムーンリバーで〆るという見事なプログラム構成でした。

by March Hare (2008-03-01 09:44) 

Cecilia

March Hareさん、コメントありがとうございます!
キャバレーソングのコンサートだったのですね!
波多野さんがどのように歌われたのか、又曲目など興味があります。
一度も生で聴いていませんが、最近「聖母マリアの子守歌」でよく聴いていて見習いたい発声だなあと感じます。
声を集めて前に飛ばす・・・というのは私がはじめてついた先生のところでもよく言われましたが、合唱独特なのでしょうか?
by Cecilia (2008-03-02 09:34) 

March Hare

曲目
ジョージ・ガーシュイン:バイ・シュトラウス サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー サマータイム
コール・ポーター:ソウ・イン・ラヴ
ジョージ・ガーシュイン:ザ・マン・アイ・ラヴ アイ・ラヴ・トゥ・ライム
ベンジャミン・ブリテン:カリプソ

ジョージ・ガーシュイン:三つの前奏曲(ピアノ独奏)

フランシス・プーランク:愛の小径
クルト・ヴァイル:ユーカリ フーリッシュ・ハート スピーク・ロウ トラブル・マン
武満徹:ワルツ
谷川賢作:はくしゃくふじん

アンコール
武満徹:翼
ヘンリー・マンシーニ:ムーン・リヴァー

> 声を集めて前に飛ばす

正確には、細い声でノンビブラートでピアニシモまでこれを行うということでしょうか。

by March Hare (2008-03-02 13:05) 

Cecilia

March Hareさん、再コメントありがとうございます!
情報、ありがとうございます。
谷川賢作さんの曲もあったのですね。

今日例のオーディションがありました。
自分では細く集めているつもりでも録音を聴くとまだまだだと感じます。
by Cecilia (2008-03-02 18:31) 

Cecilia

cfpさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-04-03 12:20) 

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