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Adeste Fideles(CBC) [音楽鑑賞]

クリスマスのCD、今日からはCBCです。

これはカナダのテレビ局のレーベルなのでしょうかね?

ATMAほど個性的ではないのですが、こちらもなかなか気に入っています。

Adeste Fideles

Adeste Fideles

  • アーティスト: Gino Quilico, Louis Quilico, Adolphe Adam, Anonymous, Johann Sebastian Bach, Irving Berlin, Hector Berlioz, Cesar Franck, Charles Gounod, Franz Xaver Gruber
  • 出版社/メーカー: CBC
  • メディア: CD

SMCD5119: ADESTE FIDELES: Christmas Music from around the world

こちらで全曲試聴できます。

このCDではカナダの誇るGino Quilico、Louis Quilico父子(Ginoが息子。2人ともバリトン。)がソロを務めています。

Gino Quilico(ジノ・キリコ)って実はあまり聴いたことがなかったのですが、名前はずっと気になっていました。(Dr.キリコっていませんでしたっけ?手塚治虫の漫画で。)

確かうちにある「ボエーム」に出ていたはずです。

上にリンクした公式サイトを見たら、まだ結構若そうに見えますね。

それに結構カッコイイ!

父子の演奏がビデオで見れますので、興味ある方はどうぞ。

それからハープは以前「夏の名残の薔薇」の記事で載せた歌のほうのCDで伴奏をしているJudy Lomanでした!(このCDも大変気に入ったものでしたが。)

 

このCDも気になりながらまともに聴いたのは最近です。(この特集のために聴きました。)

どうも最近いかにもオペラ歌手~という演奏は避けていたし、バリトン・・・ということでマッチョな感じを想像して聴いていなかったのですが、聴いてみたらハープ伴奏、少年合唱が美しく、楽しく聴けました。

2人のバリトンソロも素敵です。

 

CDタイトルになっている"Adeste Fideles"とはキャロルの"O come o ye faithful"(讃美歌111番「神の御子は今宵しも」)です。

試聴ではわからないかもしれませんが、1曲目はLa Cloche de Noelから例の"Un flambeau,Jeannette,Isabelle"になります。

2曲目はアダンの"Cantique de Noel(O Holy Night)"
さんざんフランスのキャロルを聴いていますが、久しぶりに聴きましたね~。

4曲目にはあのPat-a-panが!

5曲目はおなじみグノー(&バッハ)のAve Maria。(定番ですね。)

6曲目はこれまた定番のフランクのPanis Angelicus

7曲目は"Adeste Fideles"のヴァリエーションですね。(Carlos Salzedo作曲でハープのソロ。)

8曲目の"Gesu bambino"(Pietro Yon作曲)は"Adeste Fideles"の後半のメロディーが使われていますが、これどこかで聴いたことがありますね~!(フレーニのCDだったかな?)

10曲目はバッハのカンタータBWV208から「羊は安らかに草を食み」。(個人的にバリトンはちょっと?ですが・・・。)

11曲目はMichael Praetoriusの"Es ist ein'Ros'entsprungen"(昨日の記事にも書いた讃美歌96番「エサイの根より」)

12曲目はMax Regerの「マリアの子守歌」([素朴な歌Op.76]の中の曲らしいです。)で、これはフレーニのCDにも入っていて好きな曲です。

シューベルトの「アヴェ・マリア」(13曲目。フレーニのCDのようにイタリア語の「天使祝詞」で通常の歌詞ではありませね!)、「きよしこの夜」(14曲目)・・・と超有名曲が続いて・・・

15曲目も超有名ですが上でも出てきたCarlos Salzedoによるハープのソロの"O Tannenbaum"(おお、もみの木)です。

16曲目・・・これは知っている人は知っている有名な曲ですが、"Carol of the Bells"(Mykola Dmytrovych Leontovitch作曲)です。(私は「きよらに、鐘の音」という題名で歌いました。)
ジョージ・ウィンストンの"December"というクリスマスのアルバムにも入っていますが、鐘の音をイメージしたアカペラ合唱です。

17曲目はCoventry Carolですね。(昨日の記事でも話題にした暗い雰囲気のキャロルです。)

18曲目"Jesous Ahatonnia"(小鳥も飛び去る冬のさなか)は"Huron Carol"とも呼ばれているようですが、このところフランスのキャロルのCDによく出てきますね。

19曲目の"I wonder as I wonder"・・・これはジェシー・ノーマンみたいな黒人歌手がよく歌いますよね。

20曲目(最後)は宗教的でないクリスマスソングメドレーで締めていますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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コメント 4

nyankome

なるほど、ATMAのような強烈なテーマ性がないのですね。
シューベルトのアヴェ・マリア、ハープの伴奏ですね。ピアノ伴奏もよいのですが、撥弦楽器もよく合います。
by nyankome (2007-11-13 20:01) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
強烈なテーマ性はないのですが、ATMAでもお馴染みの演奏家の組み合わせ・・・などが結構あるし、このレーベルも面白いです。
いろいろ聴いて思いますが、カナダは音楽が盛んですね。
特に優秀な古楽バンドが多いと思います。
ハープだけの演奏だと、”ハープのための音楽”よりもアレンジ物が多く、普段そんなに聴かないのですが、こうしてたまに聴いてみると癒されますね。
以前の「庭の千草」(上にリンクした)の時の同じ奏者による伴奏・・・これもとても良かったという記憶があります。(こちらも同じCBCでした。)
by Cecilia (2007-11-14 02:18) 

Cecilia

xml_xslさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2007-11-14 02:19) 

Cecilia

Krauseさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2007-11-14 08:11) 

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