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伴奏譜 [ピアノ]

娘達の合唱祭が近づいています。

伴奏をすることはだいぶ前からわかっていたのにきちんと取り組んだのは最近のこと。

2人とも伴奏には慣れているのでそうそう心配はしていませんでしたが、ここ一年近くレッスンに行っていなかったし、前の本番は4月・・・という状況でしたので、気になっていました。

次女はちょっと要領が悪いところがあるし、長女は今の状況から本当に伴奏するのだろうか・・・というところで心配でした。

まあどちらにしても、他にレッスンの曲があるわけではなく、それぞれの曲に集中すればよいのでそうそう大変なことはありません。

しかし、ここ何日間かは真剣に練習させなければ・・・という感じでした。(やる気になるのをひたすら待っていました。やる気は出ていましたが詰めが甘いので、いろいろ言わなければならなくなりました。)

本当に私がピアノが弾けて歌えることを感謝しなさいよ~という感じですね!

普通親がここまで付き合えると思う??

私などはそばでどういう風に弾いたら歌いやすいか・・・とか指導しながらソプラノを歌ったり、男声パートを歌ったり・・・!

さすがに娘達も慣れたもので、昔ほど大変なことはないですが、初めて音楽会で伴奏をしたころは本当に大変でした。

長女がどんなにツワモノか・・・というとこんなエピソードがあります。(もしかして前も書いたかもしれませんが・・・)

引っ越す前の小学校のコーラス部は年に一度大きなホールを借りてコンサートを開いたのですが、初めて参加した4年生の時に2曲伴奏をすることになって、その1曲は初めての曲でした。

しかもその曲の伴奏をしなければならないことを私が知ったのはコンサートの3日前!(家で練習をまったくしていなかったので知らなかったのです!)

曲は『ビリーブ』でした。

もちろん時間をある程度かければ難しくはなかったのですが、何しろ3日しかありませんでした。

焦った私は先生に電話して「無理です。」と申し上げました。

すると先生、「でも頑張ってみてください。」とのこと。

他にとても上手な上級生が何人かいましたし、いざとなれば先生も弾けるし・・・と思ったのですが、仕方がないので”鬼”になって特訓しましたよ!

そうそう・・・その時、何が大変だったか・・・というとその前日にピアノの公開レッスンを控えていて、ハイドンソナタを3楽章まで暗譜で弾かなければならない・・・という状況だったのですね。

その一週間前にはダカンの「かっこう」をほぼ1週間で仕上げて学校の音楽参観日に弾いていました。(それぞれ得意なものを披露する参観日でした。)

この「かっこう」のこともあったし、譜読み自体はそれほど大変ではなかったのですが、伴奏となると止まるわけにはいきませんし、歌う子に迷惑がかかったら・・・と思うと気が気ではありませんでした。(『ビリーブ』は少人数のグループ演奏でした。)

私が”鬼”になって特訓したせいもあって、本番はほぼノーミスでしたが、二度とこんな思いをしたくない・・・と思った私でした。

・・・しかし次の年のコンサートは引越し直前のあわただしい時期に伴奏10曲・・・という恐ろしいものでした!(しかも他の曲も本番を控えていたし・・・。)

これも曲によっては伴奏することが数日前に決まったり・・・でとても大変でした。

有名な曲でも歌謡番組を見てないとわからなかったり・・・で、曲想をつかませるためにカラオケに行ったりしました。

 

そんな経験をしているので今の中学校の合唱祭の伴奏など楽なものです。

指揮者に合わせなければならない合唱だとちょっとアレですが・・・はっきり言ってどのクラスも指揮者がピアノや歌に合わせているのですね。

コンクールで伴奏経験のある長女は合唱をリードしなければならない伴奏(拍子やテンポが何度も変わる)をしたので、あの難しさに比べたら、今回の曲は本当に簡単なものです。

それでもばっちり暗譜しているわけではないので楽譜を見なければなりません。

私は突然楽譜が落ちたりするハプニングがあった時のために暗譜するほど練習してね・・・と言っています。

次女は暗譜しました。

しかし彼女の場合、暗譜が目的みたいになっているので、怖いものが・・・。

「暗譜していても楽譜を置いてね。」と念を押しています。

合唱祭で暗譜で伴奏できるとカッコイイのですが、万が一・・・ということもあるので「楽譜を置いたほうがいいよ。」と言っています。

しかし、”譜めくり”は自分なので工夫しないといけません。

今まで経験した伴奏は全部楽譜を置いて・・・でしたが、”譜めくり”してもらえることがほとんどでした。

自分でめくれるように工夫することもありますが、休符がないと一音犠牲にしなければならなかったりします。暗譜していればその心配はないのですが・・・。

自分で”譜めくり”する場合、練習の初期からそのことを考えた”伴奏譜”を用意すべきなのですが、これまた考慮しなければならないことがいろいろあるのですね。

私がリコーダーアンサンブルをしていた時も、これは非常に重要な問題でした。

本番に備えて、はじめから自分のパートだけの楽譜で練習すればとまどいはなくなるのですが、一人で練習する時に他のパートのことを考えながら練習できない・・・ということがあり、全体の楽譜を見ながらのほうが良い練習ができるのですね。

それと同じで伴奏も歌が入ったもので練習しないとちゃんとした練習ができません。

最初から両方を併用して練習すればよいのでしょうけれど・・・。

大人で伴奏慣れした人の場合、伴奏練習にそうそう時間をかけないでしょうから、暗譜するまで練習しないのが普通で、皆さん”譜めくり”しやすい楽譜を自分で工夫していらっしゃいます。

伴奏するのが慣れていない子供の場合、楽譜を台紙に貼るのは親が多いと思うのですが・・・

台紙つきでめくる回数を極力減らした貼り方、台紙なしでコピー譜を折りたたみやすいようにセロテープで貼る方法・・・いろいろあるのですが、これ実際に演奏する立場でないと本当にわかりにくいのですね。

家ではアップライト・・・だと楽譜の位置が近くてよいのですが、いきなりグランドで弾くとその高さの違いにとまどったり・・・。

視力が悪いと本当に困るのですよね。

その場合コピーのサイズも工夫が必要です。(本番直前にいきなり大きくすると又とまどう!)

又スクラップブックに貼ることも多いですが、これも何曲も貼り付けているうちに非常に分厚くなってくるのですね。

 

・・・ところでうちの娘達・・・中学になってもまだ私が貼り付けていますよ。

これくらい自分でやって~


追記:長女はやっぱり伴奏をしないことになりました。

休みが多かったので仕方がないですが、ちょっとがっかりです。

本人はケロッとしていて、「代わりに弾いてくれていた子が本番で弾けないのはかわいそう。」と言っています。

かといって歌を歌えるほど(歌の)練習をしていないので・・・、彼女にとってはあまり楽しい合唱祭ではないですね。

本当に不登校の子の親として、この行事にはかけていたのですが・・・。

 


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コメント 10

Cecilia

Krauseさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2007-11-26 13:36) 

nyankome

いろいろとご苦労様でした。
そうそう、アンサンブルの譜面は、練習のときは全体を見たいので、総譜の方が便利ですが、本番は譜めくりしないで済むように切り貼りです。
最近では、スキャナでとってコンピュータ上で切り貼りすることが多いです。
by nyankome (2007-11-26 19:53) 

reyoshi

楽譜、確かにめくる時に落としたらどうしようとか、ドキドキした気持ちを思い出しました。私は自分で厚手の画用紙に貼っていました。うちの親はピアノとか疎かったし。
子供って、どうしてエンジンすぐにかからないというか、楽観主義というか、焦らないんですかね。。
by reyoshi (2007-11-26 23:21) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
気が抜けました。
仕方がない・・・とは言え、今となってはこれくらいしか活躍の場がないので、思い出作りのためにも頑張ってほしかったのですが・・・。
(運動会も見学でしたし・・・)
本人は伴奏をしたかったのだと思います。
ですが、変なところで人に気を遣う子なので、練習で代わりに弾いてくれた子に悪い・・・と思うのも長女らしいというか・・・。
親としてはちょっと悔しいですね。
一応弾けていたし。
しかも代わってくれと言われたわけでもないのです。
自主的に辞退してしまったのです。

コンピューターを使いこなせたら切り貼りしなくて済むのですね~。
by Cecilia (2007-11-27 00:33) 

Cecilia

イリスさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2007-11-27 00:34) 

Cecilia

reyoshiさん、コメントありがとうございます!
実はもうmabさんで統一しようかと思っていました。(笑)
今日のところはreyoshiさんで・・・。

伴奏譜の貼り方が悪くて見にくい・・・というのも勉強のうち・・・なのですが、わかってしまうのはよくないですね~。
年に一度の私の本番・・・来年はどうしよう?
いつも長女に伴奏をしてもらっていましたが、一応受験生ですし。
本当にもうピアノどころではないのですね。
今回の行事で合唱の伴奏も最後かな~という感じでしたが、上に書いたように残念なことになりました。
残念がっているのは私だけで本人は表面的にはケロッとしているのですが、内心どう思っているのかわかりません。
登校しなかったり、練習時間に行けなかったりしたので、周りに気を遣っているのですね。
後々何か言われたら・・・という気持ちが強いようです。
実はこの合唱祭、明日(今日)なのですよ。
昨日まで練習していただけにがっくりです。
by Cecilia (2007-11-27 00:51) 

manamana

会社でお客様をお招きするコンサートを毎年やっています。
最初の年、楽譜をめくる専門の人をこちらで用意するのが必要で、
そのためあちこち探し回ったことを想い出しました。
全然関係ない話ですが。
by manamana (2007-11-27 07:28) 

Cecilia

manamanaさん、nice&コメントありがとうございます!
いわゆる”メセナ”みたいなものなのでしょうか?
素敵ですね~!
”譜めくり”・・・簡単そうで意外と難しいのですよね。
昔ピアノの本番に暗譜が間に合わなくて(暗譜の必要もあんかったのですが)、夫にめくってもらいましたが、全く慣れてなかったのでひどい目に合いました。(夫はピアノ経験者なのでできると思っていたのですが・・・。)
by Cecilia (2007-11-27 08:16) 

かあか

伴奏ってピアノ弾けない人は簡単にできると思っている人が多くて…

見えない部分~家庭の努力がものすごい比重ですよね?
私も生徒さんやお母さまから特別レッスンを依頼されたら、出来る限りのお手伝いと思い、快諾しています(^-^)。

Ceciliaさんの特訓、素晴らしいです(^O^)!
by かあか (2007-11-29 20:16) 

Cecilia

かあかさん、nice&コメントありがとうございます!

そうなんですよね~!
いやもちろん、さっと弾けるというのが理想ではありますが・・・以前娘達がついていたピアノの先生が「声楽の人は簡単に伴奏できると思っている。」とおっしゃっていましたね~。

見えない部分での努力がどんなに多いか・・・学校の先生にも理解していただきたいですよ。
かあかさんのレッスンは歌う側の立場に立ったレッスン・・・と思います。
ピアノ専門の先生だと技術的には良いのでしょうけれど、伴奏指導・・・となると不満が多いです。
ピアノ教師を目指す人は声楽はもちろん合唱は必須ですね。(音大でやるのでしょうけれど・・・。)

特訓の成果が出たのか次女のクラスは金賞でした。
長女は直前に伴奏しないことになり・・・残念ですが、登校できなかったり、練習に出られなかったり・・・も多かったので仕方がないです。(泣)
元気で歌えたことを良しとするしかないのでしょうけれど・・・。
でも、目立つ役にしがみつくのではなく、代わりに頑張ってくれてきた子に譲れる気持ち・・・これも又大事なことですから評価したいです。
by Cecilia (2007-11-30 09:57) 

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