Monteverdi Duets & Solos [音楽鑑賞]
- アーティスト: Claudio Monteverdi,Anthony Rooley,The Consort of Musicke,Emma Kirkby,Evelyn Tubb
- 出版社/メーカー: Regis
- 発売日: 2007/04/24
- メディア: CD
今これを聴きながら書いています。
実はブログを初めて二年目くらいまでEmma Kirkbyを知りませんでした!
自称”古楽ファン”なのに、古楽ファンなら誰でも知っているであろうソプラノ歌手の彼女を知らなかったなんて、ちょっと恥ずかしいような気も。
初めて知ったのはスザンナさんのブログで、後はnyankomeさんのブログでたびたび出てくるのでだんだん気になってきたわけです。(笑)
イタリア古典歌曲を始めたばかりの頃に知りたかったものですね。
無理のない明るく軽い響きの声で、いわゆるイタリア・ベルカントという雰囲気の声ではなく、かといっていかにもバロックバロックした声というわけでもなく、キャスリーン・バトルのような自然さのある声ですね。(Kirkbyはノン・ヴィブラートでバトルとは歌い方がかなり違いますが。)
きっともともと美声に恵まれた人なのでしょうね。
このCDには例の"Exulta Filia Sion"が入っていてとても参考になっています。
ご紹介のCDはこちらでしょうか?(リンクさせていただきました。)
http://www.amazon.com/Monteverdi-Duets-Solos-Claudio/dp/B000000TNI
当方カークビーを知ったのは,前夫のパロットと組んで入れた「ディドーとイーニアス」のLP
http://www.youtube.com/watch?v=tAnQQ4_Jpd8&feature=related
でですが,振るえも少なく,古楽器の音色とマッチングするクリスタルで通る声にいたく感銘を受けました。
今や彼女も大御所,ついにDame Emma Kirkbyとなりましたね。
by fallschirmjager (2008-03-16 18:42)
ジャケットはこれですね。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/971965
一年前にコンサートで聴いたエマの歌声は忘れられません。至福の時でした。
http://pavane.blog.so-net.ne.jp/2007-02-20
エヴリン・タブと波多野睦美さん、つのだたかしさんの3人で録音した「涙の形」、名盤です。
http://pavane.blog.so-net.ne.jp/2006-05-10
by nyankome (2008-03-16 19:26)
fallschirmjagerさん、コメントありがとうございます!
試聴できるサイトのリンクも張っていただいて感謝です。
なかなか見つからなかったので・・・。
>前夫のパロットと組んで入れた「ディドーとイーニアス」
これはおそらく去年私が聴いたものと同じだと思います。
Chandosでしたっけ?
どうしてもノン・ヴィブラートには禁欲的なイメージがありますが、Kirkbyの演奏には暖かみがありますよね。
by Cecilia (2008-03-16 20:53)
nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
そのジャケットです。(ありがとうございます。)
ご紹介の記事、二つともよく覚えています。
皆様Kirkbyのコンサートに行かれてうらやましいです。
エブリン・タブ、「涙の形」に参加していたのですね。
by Cecilia (2008-03-16 21:03)
カークビーも合唱出身なんですよね。
ノンビブラートの甘い声は、やはりダウランドなどのイギリス歌曲で本領を発揮していると思います。
このCDはもともとイギリスのIMPというマイナーレーベルから87年に出たもので、現在出ているものは再販です。ジャケットの写真も若干ポーズが違います。
今度来日した際には是非聴きに行ってみてください。
by March Hare (2008-03-17 14:13)
March Hareさん、コメントありがとうございます!
合唱出身といえば、私も合唱出身ですね。(笑)
確かにKirkbyはダウランドが合う感じですね!
NAXOS MUSIC LIBRARYでも何枚かKirkbyの演奏が聴けるのですが、そのうち特集したいかも。
今度はいつ頃来日するのでしょうね。
by Cecilia (2008-03-17 14:43)
日本では、古楽系の唱法はほんとにマイナーですね~。
実際にどんな練習をして、どんなレッスンをしているのか(カークビーさんが)、興味ありますね~♪
by スザンナ (2008-03-17 21:29)
スザンナさん、nice&コメントありがとうございます!
古楽系の唱法はマイナーですが、古楽系歌手のフランス歌曲やドイツリートもなかなかよいので、これからもっと広まってほしいです。
Kirkbyはあまりにも自然なので特別なことをしていないんじゃないか・・・とさえ思ってしまいます。
by Cecilia (2008-03-18 08:09)
神さまみたいな人ですね。
by Papalin (2008-03-22 14:52)
Papalinさん、nice&コメントありがとうございます!
やっぱり同じ曲を歌ってみるとすごさがよくわかりますね。
なぜあんなに自然に歌えるのでしょう!
by Cecilia (2008-03-23 07:27)
カークビーは元々オックスフォード大で古学を学んでいて、合唱を趣味でやっていただけだったのをルーリーにスカウトされたそうです。
だから、特別な訓練を受けたエリート歌手じゃないんです。
だからこそ、声質の特徴を生かすことができたのでしょう。
by March Hare (2008-05-19 07:00)
March Hareさん、コメントありがとうございます!
そういういきさつがあったのですか!
私たちが声を出すためにいろいろやっていること・・・これができなければプロになれない・・・というわけでもなく、出ている声がすべてなのですね。
そうそう、キャスリーン・バトルなんかもそういう感じがしますよね。
特別なことをしなくても美しく、音楽性のある歌を歌える人がうらやましいですね。
いただきましたCDに入っていた曲に関連する記事をこれから書く予定です。
by Cecilia (2008-05-19 09:31)