Giselle [音楽鑑賞]
早く寝たので恐ろしく早く目が覚めてしまいました。(笑)
基本的に私はいくらでも眠ることができます。
眠れない悩みを持つ人には本当に申し訳ないのですが、どんな状況でも、どんな条件でも眠れます。
これはこれで悩みですけれどね・・・。
・・・ということで今日の記事です。
妖精物のバレエ・・・とくれば「ジゼル」をはずすことは出来ませんよね。
NAXOS MUSIC LIBRARYで聴いてみました。
NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク
ジャケットの画像はドガですよね。
更にネット上でも見ていたら、次女が「クレール・マチュー?」って言ってきました。
クレール・マチューとは、バレエ漫画「アラベスク」に登場するフランス人のダンサーの名前。
白血病で早く亡くなってしまうのですが、踊りたがっていたジゼルの衣装で埋葬されます。
不謹慎かもしれませんが、私もジゼルの衣装で埋葬されたかったりして・・・。
よく長女と話題になるのですが、ジゼルの衣装(長女はちょっと違う)で、あの六角形の棺桶に百合と共に埋葬されたい・・・のです。
ジゼルは私の体型だとちょっとアレなので、他の素敵なドレスとかでもいいですが・・・。
この話題は次女の前ではできません。
すぐに泣くからです。
長女と私は半分冗談(でも結構本気)でしている話題ですが。
ちょっと前にも祖母の葬儀があり、仏式だったので、当然頭に付ける三角のアレが出てきましたが、その時もそうだったように普通は形だけで実際に見に付けませんよね!
義父の葬儀の時もそうすると言う話でしたが、義母が「でもやっぱり付けてください。」と言ったので、身に着けることになって、亡義父はいかにも幽霊みたいになったのでした・・・。
私の場合はキリスト教式になるはずですので三角のアレは出てこないでしょうけれど、六角形の棺桶ってキリスト教式でも見たことないです。
縁起でもないお話だったでしょうか??
バレエ漫画「Swan」では京極小夜子の十八番のバレエですよね!
そこも非常に美しい場面になっています。
これらのバレエ漫画にはまる以前の子供時代、確か偕成社の「バレエ物語」という少女向け小説集で馴染んでいました。
実際に見たのは大人になってからだったかもしれません。
特に印象に残っているのはイタリア系(?)のダンサー(Alessandra Ferri)が踊るジゼルで、狂乱の場面が特にすごかったです。(本当に”いっちゃった”感じがしました。)
このバレエ、解釈もいろいろあるみたいですね。
アルブレヒトが本当にジゼルを愛していたのか、一時の戯れだったのか・・・でいろいろ変わってくるようですね。
ジゼルは死ぬのではなく精神病になるのだ・・・という解釈もあるそうです。
とにかく、結婚前に処女で亡くなった乙女たちはウィリーになって男達を死ぬまで踊らせる・・・ということになっているのですが、それはハイネのヴィリス伝説に基づいて書かれているようですね。
ハインリヒ・ハイネと言えば、ロマン派の歌曲などには深い関わりのある詩人。
そういうこともあってこの「ジゼル」、ロマンティック・バレエの代表作ですよね。
作曲はアドルフ・アダン。
スペルを見るとAdamですが、アダンと読むのが普通ですね。
この作曲家は「さやかに星はきらめき」("O Holy Night"、"Cantique di Noel")で知られています。
皆様「ジゼル」と「さやかに星はきらめき」・・・繋がってました?
私はそれを知った時、とてもショックでした。
両方とも本当に美しい曲だと思います。
「ジゼル」ではウィリーの女王ミルタが出てくるところの美しいハープの音楽が「さやかに星はきらめき」を彷彿させます。
この二つだけが特に有名で後はたぶん知られてないと思いますが、それだけでも大変な偉業だと思っています。
今回初めて音楽主体で聴いてみましたが、二つ前の記事で書いた「ラ・シルフィード」から10年もたたないで作られたバレエ、音楽的にも内容的にもすごい進歩では・・・と思います。(「ラ・シルフィード」をけなしているわけではないですが。)
特に狂気のところではジゼルのテーマ(初登場時にも使われている)が長調でゆっくり流れているのがまた何ともいえないものを感じます。
激しいところのドラマ性もすごいと思います。
ところで子供の時読んだ「ジゼル」では女王ミルタが持っているローズマリーのことが”まんねんろう”と書いてありました。
ローズマリーもいいですが、”まんねんろう”ってすごく神秘的な感じがします。
愛と貞潔の象徴なのですね。
あとこじつけかもしれませんが、バレエの中に出てくる”狩り”(この前書きましたが)、”鬼火”・・・これもロマン派の作品のキーワードのように思えます。
上で書いたAlessandra Ferriのジゼル。
かなり評判がよかったはずです。
基本的に私はいくらでも眠ることができます。
眠れない悩みを持つ人には本当に申し訳ないのですが、どんな状況でも、どんな条件でも眠れます。
これはこれで悩みですけれどね・・・。
・・・ということで今日の記事です。
妖精物のバレエ・・・とくれば「ジゼル」をはずすことは出来ませんよね。
NAXOS MUSIC LIBRARYで聴いてみました。
- アーティスト: Adolphe Adam,Andrew Mogrelia,Slovak Radio Symphony Orchestra,Slovak Radio Symphony Orchestra Bratislava
- 出版社/メーカー: Naxos
- 発売日: 1996/01/04
- メディア: CD
NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク
ジャケットの画像はドガですよね。
更にネット上でも見ていたら、次女が「クレール・マチュー?」って言ってきました。
クレール・マチューとは、バレエ漫画「アラベスク」に登場するフランス人のダンサーの名前。
白血病で早く亡くなってしまうのですが、踊りたがっていたジゼルの衣装で埋葬されます。
不謹慎かもしれませんが、私もジゼルの衣装で埋葬されたかったりして・・・。
よく長女と話題になるのですが、ジゼルの衣装(長女はちょっと違う)で、あの六角形の棺桶に百合と共に埋葬されたい・・・のです。
ジゼルは私の体型だとちょっとアレなので、他の素敵なドレスとかでもいいですが・・・。
この話題は次女の前ではできません。
すぐに泣くからです。
長女と私は半分冗談(でも結構本気)でしている話題ですが。
ちょっと前にも祖母の葬儀があり、仏式だったので、当然頭に付ける三角のアレが出てきましたが、その時もそうだったように普通は形だけで実際に見に付けませんよね!
義父の葬儀の時もそうすると言う話でしたが、義母が「でもやっぱり付けてください。」と言ったので、身に着けることになって、亡義父はいかにも幽霊みたいになったのでした・・・。
私の場合はキリスト教式になるはずですので三角のアレは出てこないでしょうけれど、六角形の棺桶ってキリスト教式でも見たことないです。
縁起でもないお話だったでしょうか??
バレエ漫画「Swan」では京極小夜子の十八番のバレエですよね!
そこも非常に美しい場面になっています。
これらのバレエ漫画にはまる以前の子供時代、確か偕成社の「バレエ物語」という少女向け小説集で馴染んでいました。
実際に見たのは大人になってからだったかもしれません。
特に印象に残っているのはイタリア系(?)のダンサー(Alessandra Ferri)が踊るジゼルで、狂乱の場面が特にすごかったです。(本当に”いっちゃった”感じがしました。)
このバレエ、解釈もいろいろあるみたいですね。
アルブレヒトが本当にジゼルを愛していたのか、一時の戯れだったのか・・・でいろいろ変わってくるようですね。
ジゼルは死ぬのではなく精神病になるのだ・・・という解釈もあるそうです。
とにかく、結婚前に処女で亡くなった乙女たちはウィリーになって男達を死ぬまで踊らせる・・・ということになっているのですが、それはハイネのヴィリス伝説に基づいて書かれているようですね。
ハインリヒ・ハイネと言えば、ロマン派の歌曲などには深い関わりのある詩人。
そういうこともあってこの「ジゼル」、ロマンティック・バレエの代表作ですよね。
作曲はアドルフ・アダン。
スペルを見るとAdamですが、アダンと読むのが普通ですね。
この作曲家は「さやかに星はきらめき」("O Holy Night"、"Cantique di Noel")で知られています。
皆様「ジゼル」と「さやかに星はきらめき」・・・繋がってました?
私はそれを知った時、とてもショックでした。
両方とも本当に美しい曲だと思います。
「ジゼル」ではウィリーの女王ミルタが出てくるところの美しいハープの音楽が「さやかに星はきらめき」を彷彿させます。
この二つだけが特に有名で後はたぶん知られてないと思いますが、それだけでも大変な偉業だと思っています。
今回初めて音楽主体で聴いてみましたが、二つ前の記事で書いた「ラ・シルフィード」から10年もたたないで作られたバレエ、音楽的にも内容的にもすごい進歩では・・・と思います。(「ラ・シルフィード」をけなしているわけではないですが。)
特に狂気のところではジゼルのテーマ(初登場時にも使われている)が長調でゆっくり流れているのがまた何ともいえないものを感じます。
激しいところのドラマ性もすごいと思います。
ところで子供の時読んだ「ジゼル」では女王ミルタが持っているローズマリーのことが”まんねんろう”と書いてありました。
ローズマリーもいいですが、”まんねんろう”ってすごく神秘的な感じがします。
愛と貞潔の象徴なのですね。
あとこじつけかもしれませんが、バレエの中に出てくる”狩り”(この前書きましたが)、”鬼火”・・・これもロマン派の作品のキーワードのように思えます。
上で書いたAlessandra Ferriのジゼル。
かなり評判がよかったはずです。
Krauseさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2008-06-16 06:27)
ああ、私はなんてバレエのチャンネルがない人間なんだ!
実はジゼルは3度、生で見てます。まるっきり分かりません。
と言うか、このバレエは白鳥は出てこないの? 私はてっきり白鳥がたくさん出てきて踊るバレエだと思ってみてました。じゃあ、あの白鳥に見えたのは何だったんだろ?
主人公って死んじゃうの? 始めて知った。
一体、私は何を見ていたのか? 本人にも分かりません。ただ、お目当ての子たち(大抵は教え子)を探して、その子の踊りを見ているだけで、ストーリーも音楽も全く頭に入っていなかったんだなあ…。だって踊りをちゃんと見てないと、後で感想言ってあげられないし、だいたいバレエってメイクするから、よくよく見ないと、誰が誰だか分からないし…。
バレエ音痴と呼んでください。
by すとん (2008-06-16 18:28)
バレエには疎い私です。
名前だけは聞いたことがありますが、悲しいお話ですね。
音楽がまた美しい。
by nyankome (2008-06-16 20:37)
「試聴」させていただきながら読めるCeciliaさんのブログは2度おいしいですね。
驚きました、いまでも三角のあれつけるところがあったとは!自分の棺おけに何がいいかなんて!こんな曲聴きながら考えるのも一興ですね。大してこだわりはないですが・・
by のりぴー (2008-06-16 21:17)
すとんさん、コメントありがとうございます!
3回も生でご覧になっているのに覚えていない・・・というのもすごいですが、何となくわかる気もします。
白鳥に見えたのはウィリーだったのでは??
主人公は前半で死んでしまうのですよね。
自分の婚約者と信じていた男性が実は貴族で別な婚約者がいることを知って、狂乱して死んでしまうのですね。(もともと体が弱い。)
後半は死後の世界です。
私も自分の娘達のバレエの発表会は余裕がありませんでした。
最初の頃はレッスンにもついていっていたので、動きがよくわかってビデオ撮りも楽だったのですが、とにかくわが子を探すのに必死!
次女は体型からよくわかりましたけれど。(苦笑)
あのメイク・・・近くで見るとぎょっとしますよね。(笑)
by Cecilia (2008-06-17 08:20)
nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
私も数多く観ているというわけではないです。
テレビで放送されることも多いと思いますので、機会があったらご覧ください。
これも音楽だけで演奏されることはまずないかもしれませんが、「ラ・シルフィード」よりずっと音楽的価値があると思います。
by Cecilia (2008-06-17 08:25)
のりぴーさん、コメントありがとうございます!
二度おいしいですか??
三角のアレは確か”天冠”と呼ぶはずですが(お雛様の頭飾りも天冠だったはず)、一応形式的には出すと思いますよ。
うちのほうでは路銭を孫が受け取る風習があるのですが、のりぴーさんのほうはどうでしょう?
昨日姉が大きなカトリック教会の葬儀に出たそうです。
棺桶は普通だった・・・と言っていました。
(六角形は火葬の規格に合わないのかな~なんて思ったり・・・。それに映画などで見かける六角形の棺桶はしっかりとしたつくりなので火葬には対応できないでしょうね。)
姉とはよく”湯潅婦(士)”の話をして盛り上がります。
by Cecilia (2008-06-17 08:32)
バレイ、、ストーリーあるから観るのはイイですね~♪
でもソッチ真剣に観てると「音楽」疎かになるネン~(;O;)
私はどっちか一つじゃないと難しい生き物のようです~(T_T)wwww
by れん (2008-06-17 08:47)
れんさん、nice&コメントありがとうございます!
”バレイ”・・・ってちょっと笑ってしまいました。
れんさんの文章、楽しくって大好きです~。(何ともいえない味が・・・)
ところで・・・もしかしたられんさんのところの窯はここかな・・・というHPを発見。
CDの右下のあった絵もそこに出ていたし・・・。
この人がれんさん?という方の写真も・・・。
by Cecilia (2008-06-17 10:32)
むかしの、テレビドラマ『赤い靴』を思い出しました。
踊りつかれて、足を切ってしまう・・・というのとは違う話でしょうか?
by 降龍十八掌 (2008-06-17 20:20)
袋田の住職さん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2008-06-17 21:24)
降龍十八掌さん、コメントありがとうございます!
『赤い靴』のバレエ映画もありますよね。
アンデルセンとは違いますが。
踊りつかれて、足を切ってしまうのはアンデルセン童話で、あれはかなり怖いですよね。
私は保育園の時劇でやりましたが。(ちょい役で「天使だ~」と皆で言うだけの”お花”の役でした。)
by Cecilia (2008-06-17 21:30)
(´゚ω゚):;*.':;ブッ、な、な、なんで分かるネン?怖いデェあんた!
by れん (2008-06-19 10:37)
れんさん、再コメントありがとうございます!
私を”検索の鬼”と呼んでください。(笑)
by Cecilia (2008-06-19 10:45)
こんにちは。
このCD を聴きながら、山岸凉子の「アラベスク」を、もう一度読んでみたくなりました。
「ジゼル」! いつか、実際に観てみたいです!
by びっけ (2008-09-08 22:22)
びっけさん、nice&コメントありがとうございます!
この記事を書いた頃にやはり「アラベスク」関連で「ラ・シルフィード」の記事を書きました。
最後までお読みになってない・・・ということでしたが、ノンナが終盤で取り組む踊りです。
前半とはまるで雰囲気が違う展開になっています。
http://santa-cecilia.blog.so-net.ne.jp/2008-06-14
またこの記事の前の記事は「レ・シルフィード」ですが、こちらは同じくバレエ漫画「Swan」に出てきた踊りです。
”ラ”と”レ”の違いですが同じシルフィードですが全く違うバレエです。
「ジゼル」の記事に追記ですが、バレエ漫画「Swan」のほうでもこのバレエは重要ですね。
京極小夜子の十八番で、ウィリーの森の場面を非常に叙情的に幻想的に踊っていますが、その前に足を痛めて失脚する場面があって、復活した時にそれを踊ります。
失脚する前も天才と噂されていたラリサ・マクシモーヴァと「ジゼル」対決(村娘ジゼルの踊りのほう)をするのですが(パーティーの席で)、充分に足を暖めない状態での対決のせいで無理をしたため足の大怪我の原因になったのでした。
by Cecilia (2008-09-09 05:55)