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公開レッスン [ピアノ]

子供対象の公開レッスンというのがありますよね。

レッスンを受ける子供はレッスンで得たものをその後の練習で役立てているのでしょうか??

そもそもその場で指導されたことを、的確に受け止めることができているでしょうか?


実は長女は小3のときと小4のときに公開レッスンを受けたことがあります。

1回目は初参加のPTNAの前に場数を踏ませるために参加させたあるコンサートの後にあったもの。(ある新聞に載っていたので「これはいい!」と参加させることにしましたが、ピアノのK先生が難色を示されたのです!)
長江杯国際コンクールで受賞された先生のご指導でした。


2回目はK先生から「参加したら?」と勧められたものでいろいろなピアノコンクールの審査員をされている音大教授のコンサートの後にあったものです。
すごい子の一人である例のTちゃんも生徒でした。

両方を通して思いましたが、まず多くの人が注視する中レッスンを受けるだけでも緊張するものです。
1回目のときはあまり緊張しない年齢でしたが、2回目はかなり緊張する年齢でした。
ですから講師に注意されたことを”その場で”直す・・・ということも難しいことのような気がします。
又、私が付いていったのでその後の練習で助言する(「あのレッスンでああ言われたよね?」みたいに。)ことができましたが、放っておいたらレッスンで言われたことも忘れていそうな雰囲気でした。

二回ともK先生はいらっしゃらなかったわけですが、こういう公開レッスンみたいなものは実は子供向けではなく、教師向けなのでは・・・とも思います。
普段の教師が自分のレッスンの参考にするため、指導法を研究するため・・・にこういうものが必要なのでしょう。


1回目のほうは比較的短時間で終わりましたが(曲は2曲でPTNAの課題曲でした。でもそのピアニストの方はその曲をご存知でない雰囲気でした。まあ簡単な曲だったので初見でも指導できるレヴェルでしたが・・・。)、2回目のほうはハイドンソナタの全楽章だったのでかなり時間がかかったし、Tちゃんのレッスンもあったので、かなり時間がかかりました。
コンサートから引き続き聴いていた人たちはさぞかし疲れたことでしょう。
偶然知人が来ていて、聴いてくださったのですが、かなり申し訳なかったです。

そういえばその時のTちゃんは練習不足でかなり不調でした。
ボロボロ間違えていましたしね。
”すごい子”も常にそうではないのだなあ・・・と安心したものですが、このとき長女はかなり調子がよかった(完璧に暗譜できていたので余裕をもってレッスンを受けることができていました。)ので安心していたのですが次の日はコーラス部の伴奏を控えて大変な思いをしていたのでした。
伴奏自体は大変なものでもなかった(「ビリーブ」と言う曲)のですが、伴奏者の自覚がなく(このコンサートはそんなに練習期間がないのです。)3日前に気が付いた・・・という悲惨さでした。
3日間で必死に練習して間に合わせたのですが、この公開レッスンもあったのでハイドンソナタの練習もしなければならず、大変な三日間でした。

そういえばこの公開レッスンにも例のやり手のT先生がいらしていました!
この直後にも弾き合い会に誘われた記憶が・・・。


今はお稽古事関連は何もなくだら~っと過ごしている長女ですが、こんな時代もあったのですね~。
当時もだら~っとしていたからいろいろ慌てなければならない事態になったりで大変でしたが。
思い返すと譜読みが早かったのと暗譜力があったのでそれでも何とかなったのだと思います。
今もあまり練習してない割に結構弾けているのはその頃の”貯金”のおかげですね。




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コメント 4

nyankome

レッスンが前後したときに、ときどき公開レッスンになったりします。
慣れましたが、最初は緊張しました。(^_^;)
でも、他人のレッスンをみせて頂くのは勉強になりますし、みて頂くときも集中していれば気にならなくなりました。

Ceciliaさんが記事に書いていらっしゃるような、大がかりな公開レッスンだったらどうでしょうね。緊張してしまいそうです。
by nyankome (2008-07-21 18:03) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
うちの子たちのレッスンでもそういうことがありました。
ただあまりにも早く着いてしまうと、子供さんによっては緊張して弾けなくなるので、そうならないように気を遣いました。
他人のレッスンを見せていただくのは勉強になりますよね。
公開レッスンって、響きはとても憧れますよね。
by Cecilia (2008-07-22 05:03) 

ことなりままっち

>こういう公開レッスンみたいなものは実は子供向けではなく、教師向けなのでは・・・とも思います。

それはそうでしょうね。
私が受けている指導者検定にも、「指導実技」と言う科目があります。
まるっきり「後悔レッスン」違った、「公開レッスン」と同じです。ただし、普通の公開レッスンと違うのは、指導者がレッスンをするのを審査する先生がいるのですが・・・。
これは厳しいです。本当に。持ち時間10分程度、しかも生徒は当日初めて会う子なので、一応教材指定はあるのですが、本当に緊張するし、「この子に果たして、有意義なことを言ってあげられたのかしら」と悩んでしまいました。(実は私が受けた時間帯のあとに休憩が入ったため、たまたま近くに座っていた模擬レッスンの生徒さん&お母様と少しお話をできました。生徒さんもいろいろな先生からいろいろと言われてちょっと混乱している印象でした)

実は、ピアノ教師同士が自分以外のレッスンを見学できる機会というのは案外少ないものです。私は見たいと言う方がいらしたらお見せしますが(体験レッスンをしてないから、見学をしてもらっているということもあり)他の先生のレッスンを見たいという気持ちは正直強いです。ピアニストの先生が、子どもの教材にどういう指導をされるか、なんてことはものすごく知りたいですね。

by ことなりままっち (2008-07-22 18:21) 

Cecilia

ことなりままっちさん、コメントありがとうございます!
指導者検定・・・というものがあるのですか!
そういえば見かけたことがあるようにも思います。
めちゃくちゃ緊張しそうですね~!
初めて会う子に持ち時間十分というのもきつそう!

ピアノ教師がどんなレッスンをしているのか・・・確かにわかりにくそうです。
それに発表会も親しい関係の先生のところなら見ることもあるでしょうけれど、偵察もしにくそうですね。
以前住んでいたところの市のホール主催のコンサートでは市内のいろいろな生徒さんが出場していましたが、そのようなところでよその事情が垣間見られる程度でしょうか。
ピアノ講師として研鑽を積みたい先生のためにPTNAなどがあるのでしょうけれど、上手に活用している先生は案外少なそうですね。

by Cecilia (2008-07-22 18:50) 

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