「悲愴」3楽章&"O quante volte,o quante"&"O mio babbino caro" [声楽]
今回の記事は前の記事の約半年後。
教員生活の最初の教え子たちの卒業式の次の日くらいだったと記憶しています。(いきなり3年生の学年付きだったのですね。)
3月だったので寒い時期の後で、風邪をひいたりして練習も大変だったような・・・。
しかも入試などの後で、いろいろと大変な時期でした。
この時は、ピアノも発表しています。
ピアノは中2でやめて、それから約9年後。
しかもこの時はアパートでまだ電子ピアノを購入していない時期でした!
昨日の記事で書いたように仕事の後に吉祥寺や明大前、渋谷の楽器店のスタジオを借りて練習していた私!
声楽の練習はしなければならないし、ピアノもしなければならないし・・・で大変でした!
今思うとよくやりました。
自分で自分を褒めたいです。
それくらい情熱を傾けていたのですね。
(追記:指導は声楽の先生にお願いしていました。)
この時はまず最初にピアノを・・・。
子供たちが演奏した後最後のほうに弾きました。
ベートーヴェンの「悲愴」の3楽章。
間違えて悲惨なことになっています。(一応アップしますが本当に悲惨です。頭の中が真っ白状態でした。)
声楽のほうはBelliniの"I Capuleti e I Montecchi" (ロメオとジュリエット)の"Oh quante volte"です。
2曲目がPucciniの"Gianni Schicchi"の"O mio babbino caro"です。
今再録音している最中ですが非常に長いので分割しなければならないかも・・・。
先に写真をアップします。
今回は近くで撮影したものばかり・・・。
小さいサロンでの演奏会で、赤いグロリオーサ・リリーが素敵です。
ピアノ伴奏はもう一人の声楽の出演者で音大生(教育科)です。
こうして聴いてみると前の前の記事の人よりピアノがうまいです。
声楽よりピアノ向けの人だったのですね。
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追記
音源を追加しました。(音が小さかったりするのでまた修正版に変えます。)→※変えました!
やっぱり、「悲愴」と"O quante volte"は分割しないと駄目でした。
「悲愴」は真ん中より前で、"O quante volte"はレチタティーヴォとアリアに分けました。
ピアノはあの悪い条件でなかなかしっかり練習していたのだなあ・・・と思います。
歌は前の記事の時のホールに比べると響きの面でイマイチなのがよくわかる演奏ですね。
レチタティーヴォにはまだまだ不慣れでした。
また感想を追加すると思います。
この時の歌はほとんどフレーニの歌を参考にしていますね。
ちょっと物まねっぽいところがあります。
今ならこうは歌いません。
ちなみに前々回の「菫」はテレサ・ベルガンサの影響が・・・。
当時は手持ちの音源も少なく、ついつい手持ちのものの物まねに走っていたように思います。
その点、前記事の曲は物まねしたくてもできませんでした。
"O mio babbino caro"の出だしがずっこけています。(涙)
これは前の曲が非常に長かったので疲れていたのですね。(言い訳)
あ、そうそう!
書き忘れるところでした!
この時の衣装はレンタルでエメ(ドレスショップ)関連のレンタル店で借りてきました。
ピアノ伴奏の子は自前です。(お嬢様音大生でしたから・・・。)
合わせたわけではなかったのですが、彼女のもエメのドレスで、色がピンクとパープルで非常に調和していて気に入っています。
髪の毛は美容院に行く暇がなく、自分でやりました。
サイドの髪の毛のくるくるは編み棒(!)に巻きつけて作りました。
それを見た友達が非常に驚いていました!
(全然関係ないですが、当時の職場の同期のある女性が髪の毛に分け目をつけるとき、赤ボールペンでつけていて、地肌に赤い色が付きました。笑)
あ、さらに進歩している。こりゃ、おもしろい。"O quante volte"のレチタティーヴォのところとか、なんかすごいねえ。フレーニの全くのコピーだとしても(フレーニの歌唱はたぶん聞いたことないのでよく分からない)、これだけきちんと歌えているなら、それはそれでOKなんじゃないな?
アリアの方は、声がきれいでいいですね。これも歌と声が合っていると思います。"O mio babbino caro"もなかなかのものです。これだけ歌えたら、ブログにもアップしちゃって無問題です。
あ、ピアノは全然分からないので、ノーコメントで(笑)。
いいものを聞かせてくれて、ありがとう。
by すとん (2009-06-06 15:14)
清楚な歌声ですね。
カセットテープからのダビングだと思いますが、音も綺麗です。
「私のお父さん」、大好きな曲です。
by nyankome (2009-06-06 17:17)
いよいよ、声楽のアップなんですね♪
声が若々しくて清楚な感じでかわいいです。曲にぴったりですよね。
実はこの2曲の組み合わせで私も歌ったことがあります。ベッリーニはアリアの低い音での支えが必要で苦労しました。
これからも楽しみにしていますね♪
by スザンナ (2009-06-06 19:18)
お美しい方の予感が120%というかんじになってきましたねー。
しかしまあ、顔の上の花がぐるぐる回るのにはおどろきました。インプラントとか豊胸とかの宣伝が出てきて........ (^^;
うちの長男が再びピアノの先生のところに時々通うようになり、たしか「悲愴」の第三楽章を「やってらんねー」とぼやいているところだと思うんですが.......
by Wちゃん (2009-06-06 22:04)
すとんさん、コメントありがとうございます!
更に進化してます?(笑)
>フレーニの全くのコピーだとしても
声楽の人は特にオペラアリアだとたっぷり歌うところとかそのたっぷり加減が人によっていろいろで”楽譜どおり”というのがあまりないですよね。(歌曲は別だと思いますが歌曲でもそうする人が結構いますね。)
フレーニを真似したのはそのたっぷり加減の場所とか声色とかですね。
もっとももう一枚CDがあったような気がします。(確かルチア・アリベルティ)
そちらの真似も入っているかも・・・。
自分では真似しているつもりでも多少は”自分”が入っていますのでそっくりさんにはなれないですが・・・。
この時ついていた先生には「ベッリー二が合う。」とかなり言われていました。
まあでも初心者にベルディやプッチーニを薦める先生はいないと思うので、多くの初学者はそう言われるのかなあ・・・なんて思っています。
そうそう・・・目指すべき声はモンセラ・カバリエ・・・と言われました。
声のタイプが似ているのだそうですが・・・?
それでその後カバリエがフレディ・マーキュリー&クイーンと組んだ「バルセロナ」を安かったこともあって購入してしまったのですが・・・。
by Cecilia (2009-06-07 08:20)
nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
今でも宗教曲のほうが合う声だと思われているようです。
私としては「ラ・ボエーム」のミミもいいですが、ムゼッタも好きなのでそれが合う声も出したいなあ・・・などと時々思います。
まあこの頃は先生に指導されたことを必死にこなしていました。
カセットテープからのダビング、案外良い音ですね。
by Cecilia (2009-06-07 08:24)
さとふみさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2009-06-07 08:25)
スザンナさん、nice&コメントありがとうございます!
同じ曲を歌った経験のあるソプラノの方に聴かれるのが怖くもあり、ご意見を伺いたいところでもあります。
まあ大昔の録音なので今なら全く(でもないけれど)違う歌い方ですけれど・・・。
この頃は高音も苦手でしたが中音以下が苦手でした。
記録が残っているものを順番にアップしていく予定です。
でも最近のものは怖いのでアップしません。
自分としてはレッスンに通ってない割には自己流になってないつもりなのですが・・・。
可愛い・清楚と言っていただけうれしいです♪
by Cecilia (2009-06-07 08:33)
Wちゃんさん、コメントありがとうございます!
>お美しい方の予感が120%というかんじになってきましたねー。
ありがとうございます!(笑)
でも残念でした。
”お美しい方”ではないので・・・。
この頃は若かったので今よりはマシですが。
>しかしまあ、顔の上の花がぐるぐる回るのにはおどろきました。インプラントとか豊胸とかの宣伝が出てきて........ (^^;
so-netではマジカルメーカーという機能があるのです。
でも宣伝が出てくるのが嫌ですね~。
私が見たのは”浮気調査”でした。(笑)
長男さん、ピアノを再開されたのですか!
どんな風に弾かれるのか非常に興味があります。
by Cecilia (2009-06-07 08:46)
スザンナさん、別な記事にniceをいただいていたことに気がついていませんでした。
こちらにもわざわざ追加してくださって恐縮です。
ありがとうございます!
by Cecilia (2009-06-07 14:44)
きれいなソプラノですね。
by U3 (2009-06-07 17:17)
O mio babbino caro、遂に聞けました。。私の知る数すくない感動の名曲オペラ。これはいろいろなところで流れているのですが、自然と涙が流れます。Ceciliaさんの昔のお声を聞いて、どうしても涙が抑えられません。。
by てりー (2009-06-07 18:47)
U3さん、nice&コメントありがとうございます!
もうかれこれ19年前の演奏です。
by Cecilia (2009-06-08 04:45)
てりーさん、nice&コメントありがとうございます!
私の下手糞な歌に涙が出ますか?(笑)
これはソプラノ歌手ならたいてい歌っていて録音が多いですが、案外これ・・・というのが少ないような気がします。
私にとってこの曲の基準は「眺めのいい部屋」に使われたキリ・テ・カナワの演奏です。
やっぱり最初の印象って残りますね~。
by Cecilia (2009-06-08 05:01)
SILENTさん、はじめまして。
niceありがとうございます!
by Cecilia (2009-06-08 05:03)
みどさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2009-06-08 05:04)
Fukuchanさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2009-06-08 10:22)
ベルリーニもプッチーニも素晴らしい!
なんて美しい声なんでしょうか。
悲愴の3楽章もなかなかのものです。
上の娘が挑戦して挫折しました。
教員をされてたのですね。この記事を読んで初めて知りました。
by ながぐつ (2010-01-21 21:03)
ながぐつさん、nice&コメントありがとうございます!
話すときの声はまた違うのです・・・。
いやはやお恥ずかしい・・・。
「悲愴」3楽章は勢いだけは良かったのですが、研究は足りませんでした。
悪い練習環境で頑張ったのですけれど。
環境が整っていたらもっとゆったりと練習できたと思います。
教員の仕事は本当に大変でした。
生活指導が特に。
それに一クラスの人数が非常に多く、授業のコマも多く、喉に負担のかかる生活でした。
by Cecilia (2010-01-22 08:49)