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Präludium pro organo pleno in Es-Dur(BWV.552「聖アン」) [音楽鑑賞]

今ちょっとだけ”バッハモード”になっています。
記事にするものはどうしても限られますが、実はいろいろ聴いています。
昨日発見したYouTube動画ですが、ご本人のHPにもあるものなので堂々と貼り付けても良いものですね。

J.S.BachのBWV.552のPräludium pro organo pleno in Es-Dur、通称「聖アン」ですね。

忙しい方、さわりだけでも聴いてください。素敵です。



オルガンを弾いているのは2006年のプラハの春国際音楽コンクール・オルガン部門で3位(1位なし)のEls Biesemansというベルギーのオルガニストですね。

この曲の記事は何度か書いたと思いますが、私はヘルムート・ヴァルヒャとかトン・コープマンで親しんでいます。
初めて聴いたのは先輩の結婚式で非常に印象に残った曲です。
バッハのオルガン曲の中で特に好きな曲で、非常に元気が出る曲ですね。
落ち込んでいる時も元気な時もこの曲からは力をもらえます。
バスの動きだけでも非常に前向きな感じになれそうですよね。
ストコフスキーがオーケストラ用に、ブゾーニがピアノソロ用に編曲していますね。(楽譜がほしい~!)

ところでこの動画、演奏の様子が間近で見られるというのがいいですね!(この方、他にリストのオルガン曲などをアップしていますね。)
きれいな映像ですし。

演奏は素晴らしいですが、上半身の動きが気になります。
ピアノでもそうですが、こういう動きは必要なのでしょうか?
ついつい出てしまうものでしょうか?
やはり女性に多いような気がするのですが・・・。
動画でなければ気にならないことなのですが。

そういえばちょっと前に歌う時の顔の動きの話題をしましたが、あるオペラの2重唱の動画を見てやはり気になりました。
日本人ソプラノが入っているのですが、相手役の外国人メゾソプラノは歌う時にニコニコしていなかったし、眉毛を上げたり目を見開いたりもしていないのに日本人ソプラノはそれをしていました。
・・・でその場面はニコニコするようなところではないのです。
私が結構好きなソプラノの人だったのですが、こういう問題点は初めて意識しました。
アリアだけ取り出して聴いたら(見たら)あまり顔の動きのことが気にならない人でしたし、非常に感じの良い方で、”歌う筋肉”なんだなあと思っていたと思うのですが、こうして並んでいると気になりますね~。
何しろ相手はニコニコしていないし顔の筋肉も動かしていないように見えるのですから。(実際には使っているのでしょうけれど。)

オルガンとかピアノの話に戻りますが、上半身の動きが激しい人の演奏はCDで聴いたら気になりませんが見ていると演奏の中身よりそちらが気になってしまいますね。
こんな風に思うのは私だけでしょうか。
この方の場合、足鍵盤を見たりとか顔の動きが激しくなっても仕方がないような気もしないではないのですが・・・。








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HINAKA

HINAKAです。

Cecilia様

歌や音楽は聴いてナンボだから、表情や動きはどうでもいいんじゃないの?
という意見は、あると思います。さらに、日本人は外国人に比べて小柄だから、どうしても鍵盤楽器では全身が大きく動いてしまう……何て言われると、説得力がありますが、果たしてそうかいな?とも思います。
そもそもそれじゃ、オペラはどうなるの?とか、ポップスはどうする!?という話になって、最後は収拾がつかなくなりますネ。

で、アニメ話題ですが「名探偵コナン」毛利小五郎役の神谷明さん突然の降板事件で、話題ですがそんな話が出る前の昨年の作品。
劇場版「名探偵コナン・戦慄の楽譜(フルスコア)」は、なかなか音楽(主に絶対音感について)や巨大パイプオルガン(パイプオルガンは、巨大に決まっているなんて事は、言いッこ無しです!)の演奏など、かなり音楽がらみで面白かった(音楽関係者から酷評?されたようですが……)ので、ここで御紹介しておきます。

なお、コナン劇場版は現在、エンディングに作品の舞台になった場所のモデル、この場合は音楽堂が登場しますので、その辺もお楽しみに。
残念ながら、その作品の記事はありませんが、「名探偵コナン」劇場版で、個人的に最も好きで、さらに歌の魅力も話題にした記事がありますので、それをトラック・バックさせていただきます。

もしかしたら、もう御存じの記事かも知れませんが……。


by HINAKA (2009-10-13 10:21) 

Cecilia

HINAKAさん、nice&コメント&TBありがとうございます!
そちらにはまたゆっくり伺わせていただきますね。(見ていた記事でした。)
劇場版、おもしろそうですね。

>歌や音楽は聴いてナンボだから、表情や動きはどうでもいいんじゃないの?

結局は演奏がよければ・・・ということになると思いますが、オペラの場合は演技も大切なので表情はどうでも良いとは思えません。
昔と違って今は演技も相当求められていますからね。
普通の演奏の場合、自然に出てしまうものならある程度は仕方がないことだと思いますし、私自身も嫌な動かし方を無意識のうちにしてしまって反省することが多いです。
歌の場合、日本人と外国人では骨格の違いもあるので日本人はもっと顔を動かさなければいけないのだろうかとも思いますが今のところよくわかりません。(賛否両論ですね。)
鍵盤楽器の場合も、上半身を揺らしたりすることについては賛否両論ですが、コンクールなどで”見せる”演奏をするために必要だとする考え方もあります。
明らかに音に反映されるのなら必要な動きなのだと思います。
でもそのような動きをしなくても良い音で深い音楽性で弾いている人も多いのでやはり不要な動きをしている人が多いのだと思います。
by Cecilia (2009-10-13 10:39) 

arata

Cecilia 様
演奏時の身体の動きに就いて、僕は次のように考えています。
あるフレーズを弾く場合、それが要求している表現を可能にする為に、必要な動きをせざるを得なくなる場合がある。それをする必要の無い時は、不必要な動きをするべきでない。
見せる事も、勿論その音楽・演奏を効果的・印象的に聴く側に伝える大切な要素だと思いますが、それは、必要最小限に行われるべきものと、考えます。
arata
by arata (2009-10-13 15:51) 

ことなりままっち

上半身の動きに関しては賛否両論あるようですね。
ちょうど今年のピティナピアノコンペティションの結果特集号が週末に届いていたので読んでいるのですが、コンペの審査員の先生でも、こういう動きを『不必要な、過剰な動き』と捉えている方もいらっしゃいます。

ものすごく気になるというか、目に焼き付いちゃって困った上半身の動きといえば、もう数年前になるのかな?と思いますが、「天才エレクトーン少女」の動きですね。鍵盤楽器系掲示板でも「クネクネしすぎて気持ち悪い」と酷評されていました。(お受験系某有名掲示板のおけいこスレッドでも酷評されていたような)
エレの子は、EF(いわゆるエレクトーンのコンクール)に出る子でも、クネクネダンスと密かに私が呼んでいる動きを「カッコイイ」と思ってやっている子がいるみたいです。

ちなみに私の師匠は、こういう不必要な動きはお好みではありません。(まぁ私も、生徒をコンクールに出すときにこういう動きはさせませんけどね)
by ことなりままっち (2009-10-13 17:56) 

nyankome

見ていて気にならない動きと気になる動きがあります。
上手く言えませんが、のってるんだなと感じる動きはいいのですが、音楽とは関係ないように見える動きは気になります。

ブゾーニ編の楽譜はこちらにあります。
http://imslp.info/files/imglnks/usimg/a/ad/IMSLP07744-Busoni_Bach_BWV552.pdf
by nyankome (2009-10-13 21:18) 

すとん

 確かに動いてますね。入り込んでますね。この方の場合は、これでいいのでしょうね。

 一般論で言えば、余計な動きはしないに越したことはないです。余計な動きをしたばかりに、必要な動きの妨げになってはいけませんから。

 音楽ファンとして、この方を見た場合は、この動きもキュートでなかなか良いと思います。ただ、音楽愛好家として見た場合は、この方は、この動きのせいで、さらなる音楽の高みに登るための階段を自分で外してしまっているような気がします。
by すとん (2009-10-14 00:23) 

ながぐつ

CeCillaさん、おはようございます。
ピアノでも、演奏中に激しい動きや表情をする方が結構いらっしゃいますね。
今をときめくピアニスト、ラン・ランさんの演奏はすばらしいですが、ちょっとあの体と表情の動きはちょっと大げさすぎるかな~と思ったりします。
by ながぐつ (2009-10-14 06:20) 

Cecilia

arataさん、nice&コメントありがとうございます!
私もarataさんと同様の考えです。
ピアノで大げさな動きをする人が多いのはやはりコンクールで勝つために身についてしまっているせいだと思います。
もっとも大げさに動いたからといって良い演奏ができるとは思えませんが。
ピアノでの大げさな動き(ひじとか手はともかく首を振ったり陶酔したように頭を上げたり)が演奏に必要なものとは思えません。
誰かがやっていたのを皆がまねているようにも思えます。
最初にやった人は誰だろうか・・・と思ったりします。
余計な動きはよくない・・・と思い込みすぎてしまうと萎縮して自由に演奏できなくなってしまうのかもしれませんが。




by Cecilia (2009-10-14 08:36) 

Cecilia

ことなりままっちさん、コメントありがとうございます!
ピティナコンペでで『不必要な、過剰な動き』をしている演奏者は多いですね!
しかも賞を取っている人に多い!
だから「パフォーマンスも大切。」と思う演奏者や指導者が増えるのでしょう。
ピティナの審査員の先生は非常に多いし、だから思われることもさまざまなのでしょうね。

>「天才エレクトーン少女」

知りませんでした。気になります。
「天才・・・少女」と言えば北朝鮮の子供たちが演奏している様子を見ると、皆ニコニコして同じような動きで演奏することが多いのですが、ソロでも不要な動きをしていることが多いように思います。(またものすごく”天才的”な子も多いのですが。)

>クネクネダンス

エレクトーンだけでなくピアノでも結構見かけますよね?

私は以前からこのような不要な動きが気になっていました。
自分も不要な動きを意識せずにしていることが多いのですが、子供の時は「ピアノが上手な人は上半身を動かすものなのだ。」と思っていたので、よくやっていました。
ピアノや音楽のことをよく知らない母に馬鹿にされましたけれど。(笑)
いつの頃からかそういうことはしなくなりましたけれど、くねくねする人が多いのはなぜなのかずっと気になっているのです。





by Cecilia (2009-10-14 09:04) 

Cecilia

Krauseさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2009-10-14 09:04) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
ブゾーニ版の楽譜をありがとうございます!
早速プリントして弾いてみます。
でも足鍵盤で演奏するところを手で弾くため、大変ですね。
疲れそう・・・。

この動画の方の演奏は音楽と関係ないことはないですね~。
でも(なぜ首を振る?ここで頭を動かしたら弾きにくいのでは?)と気になってしまいます。
by Cecilia (2009-10-14 09:11) 

Cecilia

すとんさん、コメントありがとうございます!
”入り込んでいる”というのは的確な表現だと思います!
ピアニストで”入り込んでいる”時に首を振ったりする人が多いですね。
そこまで入り込めるのがうらやましいのですが、私なら入り込んだとしても首を振る余裕はないような気がします。
まあ首を振ると言うのは”余計な動き”なのでしょう。
手やひじの動きは”必要な動き”なのだと思いますが、私がピアノ演奏の動画や生演奏を見るときに注目しているところです。
私がしていない動きをする人が多いので、どうしたらそういう風に動かせるのか気になるのです。
また、(それをまねたら良い音がでるのかなあ?効率的に弾けるのかなあ?)と思うのですがまだよくわかりません。

>この方は、この動きのせいで、さらなる音楽の高みに登るための階段を自分で外してしまっているような気がします。

なるほど・・・私もそんな気がします。


by Cecilia (2009-10-14 09:33) 

Cecilia

ユーフォさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2009-10-14 09:35) 

Cecilia

ながぐつさん、nice&コメントありがとうございます!
気になったのでランランの演奏を見てみました。(笑)
何度かちらっと見たことはあったのですが・・・。
激しく動く人なのですね~!
「気になる」を通り越し、笑えてきました。
最初に見たのがスポーツ刈りみたいな髪型でチャイナ服での演奏。
ユンディ・リのような人が陶酔したような表情になっても違和感がないのですが、ランランだと違和感がありますね~。
次に見たのは最近のに近いものでしょうか。
(髪型が変わっているので陶酔した表情でもそれほど違和感はないかも。)
オレンジを使って「黒鍵」を弾いているところです。
この人は陶酔すると夢見るように(?)上を向き次第に上半身がのけぞってくるのですが・・・やめたほうが良い動きだと思います。
でもそれが良い・・・と言う人も多いのかもしれませんね。
個人的にはあんなに動いてよく演奏ができるなあ・・・と思います。
演奏だけを聴いたらなかなか素晴らしいと思うのですが。
by Cecilia (2009-10-14 09:42) 

Cecilia

袋田の住職さん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2009-10-14 09:44) 

Cecilia

xml_xslさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2009-12-09 20:55) 

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