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"Berenice"のMenuet~"Now,on land and sea descending" [音楽鑑賞]

ヘンデルで思い出した曲がありました。
大学の聖歌隊でよく歌った曲なのですが、もともとは宗教音楽ではない曲を使っていることだけは覚えていました。(楽譜にあったので)

曲名は"Now,on land and sea descending"(夜のとばり降り)です。
基督教音楽出版から出ていた女声用のコワイアブックにあった記憶があります。(現在手元にないのです。)
今見てみたけれど、あのグリーンの本は今ないようですね。
夕方の礼拝などで歌った曲です。

歌詞を手がかりに検索してみたら、これはヘンデルの"Berenice"(ベレニーチェ)というオペラの中のMinuet(メヌエット)だということがわかりました。

NAXOS MUSIC LIBRARYでも"Berenice"を全部聴くことができませんでしたが、Chandosから出ているCDに抜粋で収録されていてMenuetを聴くことができました。


Handel at the Opera

Handel at the Opera

  • アーティスト: George Frederick Handel,Simon Standage,Collegium Musicum 90
  • 出版社/メーカー: Chandos
  • 発売日: 2000/04/25
  • メディア: CD



NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク(15曲目にあたります。)

私が歌った"Now,on land and sea descending"はロングフェローの詩で、次の通りです。
別な曲で出てきましたがこちらのサイトからコピーしました。


1. Now, on land and sea descending,
brings the night its peace profound;
let our vesper hymn be blending
with the holy calm around.
Jubilate! Jubilate! Jubilate! Amen!
Let our vesper hymn be blending
with the holy calm around.

2. Soon as dies the sunset glory,
stars of heaven shine out above,
telling still the ancient story,
their Creator's changeless love.
Jubilate! Jubilate! Jubilate! Amen!
Telling still the ancient story,
their Creator's changeless love.

3. Now, our wants and burdens leaving
to God's care who cares for all,
cease we fearing, cease we grieving;
touched by God our burdens fall.
Jubilate! Jubilate! Jubilate! Amen!
Cease we fearing, cease we grieving;
touched by God our burdens fall.

4. As the darkness deepens o'er us,
lo! eternal stars arise;
hope and faith and love rise glorious,
shining in the Spirit's skies.
Jubilate! Jubilate! Jubilate! Amen!
Hope and faith and love rise glorious,
shining in the Spirit's skies.



こうして見てみると、私たちが歌ったほうはこの通りではなく一部を使用しているようです。

Now, on land and sea descending,
brings the night its peace profound;
let our vesper hymn be blending
with the holy calm around.

Now, our wants and burdens leaving
to God's care who cares for all,
cease we fearing, cease we grieving;
touched by God our burdens fall.

As the darkness deepens o'er us,
lo! eternal stars arise;
hope and faith and love rise glorious,
shining in the Spirit's skies.

Now, on land and sea descending,
brings the night its peace profound;

だったと思います。
しかも最初のほうにwith the holy calm aroundとありますが、calmではなくpeaceだったと記憶しています。

Menuetのほうは4分近くありますが、たぶん2分程度。
こちらのオルガン演奏が近い感じです。



個人的にはこちらの演奏のほうが好きです。


本来Menuetなのですから舞曲らしく演奏すべきなのでしょうけれど、厳かで荘重な感じが合うメロディーです。
でもオペラの中でどんな場面で使われていたのか気になりますね。


小学生のリコーダーアンサンブルもありました。(香港の小学生のようです。)


コーラスの楽譜だとこんな感じです。

今晩はこの曲がずっと頭の中に流れていました。
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コメント 16

glennmie

こんばんは。

美しい曲ですね!
確かに、1度聴くと頭について離れなくなるような魅力的なメロディーですね。
リコーダー演奏の方も、舞曲というよりは賛美歌のような印象を受けました。
しかも、リコーダー、とても上手!
素敵な曲を紹介してくださって、ありがとうございました。
by glennmie (2010-01-06 03:09) 

Cecilia

glennmieさん、nice&コメントありがとうございます!
私も夜更かしでしたがglennmieさんは更に夜更かしだったのですね。(笑)
動画はどれも"Now on land and Sea descending"を意識したような演奏ばかりですね。
CDの演奏はメヌエットらしく軽やかでした。
この曲はいつから宗教音楽として歌われるようになったのでしょうか。
大学を卒業してからまったく歌う機会もなくなったし聴く機会もなくなったという曲です。
大学時代実家に帰省中に長時間停電になったことがあり、蝋燭の灯りを囲んで母と弟と3人で歌って時間つぶしをしたことがあります。
こういう経験は一度きりです。
その時私はいろいろ歌ったのですが、この曲を歌ったことだけをよく覚えています。
by Cecilia (2010-01-06 08:23) 

アマデウス

新年おめでとうございます!
早速美しい曲に接することが出来ました☆
ありがとうございます!
Ceciliaさんそしてご家族の皆様にとって良い2010年となること
間違いなしですね☆益々のご清祥を祈念しております☆
by アマデウス (2010-01-06 12:10) 

arata

Cecilia 様
讃美歌は、歌詞を既製の曲に当て嵌めて作られる事が多いですね。プロテスタントの讃美歌の殆どは、そうだと思います。
僕も<Berenice>と言う作品を知りませんし、この曲も初めて知りました。確かに、曲調が当時の Menuet にしては、やや厳かです。でも、歌詞を作った人が、そこに、何かを感じたのでしょうね。
この曲が、舞曲であれ、宗教曲であれ、良い曲である事には、違いありません。
arata

by arata (2010-01-06 16:53) 

ながぐつ

こんばんは。
聴きました。良い曲ですね~。
蝋燭の灯りを囲んでお母様と弟と3人で歌ったなんて、一生の思い出ですね。そんなふうに歌われたこの曲は、幸せ者ですね(*^_^*)

by ながぐつ (2010-01-06 22:16) 

nyankome

私も下の方のオルガンの演奏の法が好みです。
歌心があって、優しい感じがします。
よい曲ですね。
by nyankome (2010-01-06 23:25) 

Cecilia

sungenさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-01-07 00:36) 

Cecilia

アマデウスさん、nice&コメントありがとうございます!
今年は更に忙しくなりそうなのですが、ブログは続けるつもりです。





by Cecilia (2010-01-07 00:39) 

Cecilia

スリーエイトジュニアさん、はじめまして。
niceありがとうございます!






by Cecilia (2010-01-07 00:40) 

Cecilia

arataさん、nice&コメントありがとうございます!
CDのほうはかなり軽やかですよ。
メヌエットと言う感じがします。
この曲は最初からこの歌のために作られたような敬虔な雰囲気がありますね。

by Cecilia (2010-01-07 00:52) 

Cecilia

matchaさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-01-07 00:52) 

Cecilia

ながぐつさん、nice&コメントありがとうございます!
母はクリスチャンではありませんが、昔から唱歌や叙情歌が好きで、讃美歌などもその流れでよく歌っていました。
父は演歌が好きでしたが・・・。
停電にでもならなければあのようなひと時はなかったのでしょうね。

by Cecilia (2010-01-07 00:55) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
上の動画の人はちょっとせかせかした感じがしますよね。
今回、この曲のことで新たなことがわかって幸せな気分になれました。
by Cecilia (2010-01-07 00:58) 

Cecilia

ユーフォさん、niceありがとうございます!


by Cecilia (2010-01-07 01:23) 

REIKO

新年から出遅れとります・・・(今さらですが)あけましておめでとうございます。

このオペラは私も聴いたことないですね・・・。
でも、以前FMのクラシック番組で、「ベレニーチェからのナントカ」ってリクエストしてた人を覚えています。
この曲だったかはわかりませんが、その時かかった音源は、(たぶんモダンの)オーケストラの、ロマンチックな演奏でした。
いわゆる「ヘンデルのラルゴ」として演奏されていた、オケ版のオンブラ・マイ・フみたいな感じです。
本来は軽やかなメヌエットなんでしょうけど、オルガンの厳かな響きで聴くのもいいですね。
by REIKO (2010-01-08 19:50) 

Cecilia

REIKOさん、コメントありがとうございます!
新ブログ、拝見させていただきました。
改装中ですよね?
この曲はおそらく聖歌隊活動をしてないとわからないかもという曲です。
あのコワイアブックを使っている人ならご存知でしょうけれど。
本来は軽やかなメヌエットですが、厳かな雰囲気もまた良いですね。
それにしてもメヌエットだったのか~と驚きでした。
by Cecilia (2010-01-08 23:28) 

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