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白い恋人たち [音楽鑑賞]

バレンタイン特集(?)で(初)恋にちなむ思い出の曲をいくつか取り上げましたが、自分の初恋時代の気分に合う曲を取り上げようと思うと案外難しいですね。
オペラはドロドロ系の濃い曲ばかりですし、歌曲は男性の気持ちを歌ったものが多いし・・・。

さて、恋にちなむ曲を探す過程で中高の頃よくピアノで弾いていた”ポピュラーミュージック”の中の曲を思い出しました。

今手元にもその類の楽譜がありますが、昔家にあった楽譜で思い出すままに書いてみると

「白い恋人たち」「ロミオとジュリエット」「キャバレー」「パピヨン」「ムーン・リヴァー」「魅惑の夜」「野生のエルザ」「夜霧のしのび逢い」「シャレード」「シェルブールの雨傘」「雨の訪問者」「ある愛の詩」・・・

映画音楽の楽譜でした。
映画を見たものもいくつかありますが知らない映画がほとんどでしたし、楽譜で知った曲ばかりでした。
もちろんレコードなどもなくて、楽譜を見てピアノで弾いて、映画を想像していました。


ここで「白い恋人たち」が気になって検索したのですが、これって恋愛映画の曲なのだとずっと思っていましたがオリンピックの記録映画の曲だったのですね!(こちらをご覧ください。)
なんだかすごくがっくりのような?(がっくりすることもないのですが・・・)

私の想像では・・・

愛し合っているけれども周囲から許されない関係の二人が夜に密かにつかの間のひと時を過ごしている。
一面の雪景色の中、二人はスケートをしている。(なぜかスケートだとは思っていました。)
二人の服は白い。(「白い恋人たち」なので。笑)

こんなイメージでした。
おそらく楽譜にある「ロミオとジュリエット」や「夜霧のしのび逢い」なども含めてこのイメージになったのでしょう。(笑)

中学のときに音楽の副教材の歌集に歌が載っていましたがその歌詞の影響もあったかもしれません。
上でリンクしたウィキペディアにあるようにザ・ピーナッツが永田文夫の日本語訳で歌っていたものです。(もちろん当時はそんなことは知りませんでした。)

♪過ぎてゆくのね、愛の命も・・・はかなく消えた・・・あなたのいないうつろな夜は生きることが辛い・・・♪
(・・・は忘れたので中略です。)

ザ・ピーナッツ、どんな感じで歌っていたのでしょう。
あの「モスラ」のザ・ピーナッツですよね?(「モスラ」の中の曲が時々気になります。)
「恋のバカンス」も結構好きです。



白い恋人たち オリジナル・サウンドトラック

白い恋人たち オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: フランシス・レイ,フランシス・レイ,ニコール・クロワジーユ,ピエール・バルー
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 1993/11/26
  • メディア: CD



でも「白い恋人」というお菓子は「のだめ」の影響でついつい「白い愛人」と言ってしまいます。(苦笑)
ついでに・・・「よろしく」と言う時に「ヨロシコ」と言ったり・・・。


冬季オリンピックの開会式を少しだけ見ました。
オリンピックの開会式の音楽と言えば必ず思い出すのがロサンゼルスオリンピックの音楽です。
あのファンファーレ、かっこよかった・・・!



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コメント 17

luky

今日は私も若いときの初恋ありますが、色々の思い出、歌声酒場で歌った人今如何しているかなと、音楽を聞くと思い出します。
by luky (2010-02-15 13:20) 

ながぐつ

こんばんは。
白い恋人達は、良く聴きましたね。ポール・モーリア楽団の全盛期でした。

ロサンゼルスオリンピックのファンファーレは、たしか数々のヒット映画音楽を生んだ、ジョン・ウイリアムズの作曲ですよね。彼らしい曲ですね。今でも色あせないです。

by ながぐつ (2010-02-15 19:52) 

nyankome

ギターでも弾きましたよ。
「白い恋人たち」「ロミオとジュリエット」「ムーン・リヴァー」「夜霧のしのび逢い」「シャレード」「シェルブールの雨傘」「ある愛の詩」というところです。
>あのファンファーレ、かっこよかった
ジョン・ウィリアムズですね。この曲はグラミー賞を受賞しました。
私はCDを買いましたよ。
by nyankome (2010-02-15 20:48) 

matcha

「白い恋人たち」、「ある愛の詩」などは、フランシス・レイの作曲ですよね。
僕は、フランシス・レイ楽団の方で聞きました。
「男と女」という曲も有名ですね。

by matcha (2010-02-15 21:12) 

Enrique

「白い恋人たち」は懐かしい曲です。グルノーブル・オリンピックの映画の主題曲で何ともおしゃれな曲でした。「恋人たち」は競技者たちのことだろうなと思っていました(いやな子供でしたね)。映画は「フランスの13日」という素っ気ないものでしたので、名訳でした。ギターでも弾きましたが、2拍目の装飾符がうまく弾けず苦労しました。後半の転調も効果的でした。メロディが先だったので、歌詞を聞いた時は良くつけたなと思いました(装飾符を生かすとこぶしをつけないといけませんね!)。
by Enrique (2010-02-15 21:52) 

HINAKA

HINAKAです。

Cecilia様

白い恋人達、チョコレートのお菓子やサザン・オールスターズ(桑田佳祐氏のシングル)の歌のタイトル。
などがありますが、やはりお話とリンクされている、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』に詳しいように、「白い恋人たち(原題:13 Jours en France)は、1968年に製作されたフランス映画」ですが、紛れもなく「1968年にフランスのグルノーブルで行われた第10回冬季オリンピックの記録映画」です。

ですが、現在でも「最高の冬季オリンピック記録映画にして、最高の冬季スポーツ芸術映画」とされています。
何よりも冒頭に語られるのが、「これは公式映画ではなく~」というフレーズで、飽くまでもこれは芸術映画であるという、フランス映画の巨匠クロード・ルルーシュの、自負の現れと言われています。
ですから正式のタイトルも、「フランスの13日間」という素っ気ないというか、何のタイトルか分からないようなタイトルです。「白い恋人達」という邦題は、公式にはタイトルの無いテーマ曲の、非公式なタイトルの日本語訳という説と、完全な日本オリジナルとする説があります。

メイン・テーマ曲ですら、正式なタイトルは無く、飽くまでも「映画は総合芸術」とする、ルルーシュ監督の自負を表しているとも言われています。
ちなみに、芸術的過ぎてナレーションも説明もなく、もちろん主人公も物語もない訳ですから、普通のドラマチックな映画を期待すると、大変な目に遭います。ただ、音楽性も含めて撮影は当時最先端の高速度撮影(スローモーション)を、惜し気も無く多用し、その撮影には当時一流のスポーツや、過酷な条件下での自然ドキュメンタリー撮影家を動員し、当時不可能と思われた映像を、華麗かつ上品にまとめています。

良くも悪くも、完全無欠のフランス映画です。
これに対して、1984年の夏のロサンジェルス・オリンピックは、別名「ハリウッド・オリンピック」と言われるとおり、そのファンファーレからテーマ曲まで、映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムスが文字通り陣頭指揮を執るという、オリンピック自体をエンターティメント作品化した、最初のオリンピックと言われています。
もちろん、公式記録映画も作られていますが、そんなものあったの!?状態です。確か日本でも、公開されたハズなんですが……。

それに比べると、未だに評価の高い映画「白い恋人達」とそのテーマ曲の価値は、ルルーシュ監督の目指した、記録映画を超えた芸術映画として、残り続けると思います。

済みません、また長くなりました。


by HINAKA (2010-02-15 22:38) 

Cecilia

mwainfoさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-02-16 08:19) 

Cecilia

lukyさん、コメントありがとうございます!
歌声喫茶は知っていますが歌声酒場というのもあるのですか!
まあ歌声喫茶と言っても実際は歌声酒場ですよね。
by Cecilia (2010-02-16 08:22) 

Cecilia

なかたさん、はじめまして。
niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-02-16 08:23) 

Cecilia

ながぐつさん、nice&コメントありがとうございます!
ポール・モーリア楽団が演奏していたのですか?
映画では違う楽団?
ポール・モーリアと言えば「オリーブの首飾り」「涙のトッカータ」を中学時代吹奏楽で演奏しました。
当時バンド・ジャーナルで文通相手を求むコーナーに投書したら、数人から手紙が来て湘南の高校生の男の子としばらく文通しました。
ペンネームはポール・モーリアでした。(笑)
でも文中では普通に名前で呼び合っていたと思うのですが・・・。
その時の自分のペンネームは忘れました。

ロサンゼルスオリンピックの時、たしか高3でした。
自分は演奏しなかったけれどオケの後輩たちが演奏したように記憶しています。(金管の子だけだったかも。)

そう言えば先日楽器店の楽譜コーナーで林光さんの「森は生きている」のスコアを見かけました。

by Cecilia (2010-02-16 08:33) 

Cecilia

yablinskyさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-02-16 08:34) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
ロサンゼルスオリンピックのファンファーレのCDを買われたのですか!
それは当時ですか?
当時私は高3でしたが音楽室が新築された年でした。
LDが導入され、非常に驚きました。
音楽選択でなかったので私が恩恵を蒙ることはなかったのですが・・・。
大学でCDを聴くことはありましたが自分で買ったのは就職してからです。




by Cecilia (2010-02-16 08:40) 

Cecilia

matchaさん、nice&コメントありがとうございます!
ながぐつさんとのやりとりでポール・モーリア楽団が出ていますがフランシス・レイ楽団というのもあるのですね。(当然そちらが最初ですね?)
「男と女」、そういえばそれも載っていました。
ただし弾いたことはありません。
当時の私には今ほど読譜能力がなかったというのもあります。






by Cecilia (2010-02-16 08:45) 

Cecilia

Enriqueさん、nice&コメントありがとうございます!
グルノーブル・オリンピックってまったく知りませんでしたが、今回の記事で覚えました。

>何ともおしゃれな曲でした。

昨日気になって「シェルブールの雨傘」の映画のラストシーンだけ見ました。
ほかにもフランス映画をちらっと見たのですがフランス語の響きと言い、音楽と言い・・・おしゃれだなあと思いました。

>「恋人たち」は競技者たちのことだろうなと思っていました

いやな子だとは思いませんが(笑)、鋭いですね!

ギターで装飾音符を弾くのは難しそうですね。

by Cecilia (2010-02-16 08:51) 

Cecilia

HINAKAさん、nice&コメントありがとうございます!
13 Jours en Franceというのは本当にそっけない原題ですね。
題だけならオリンピックだとはわからないですね。
「最高の冬季オリンピック記録映画にして、最高の冬季スポーツ芸術映画」
なのですね。
オリンピック映画と言うと真っ先にレ二・リーフェンシュタールを思い出してしまいますが、おそらくHINAKAさんもご存知かと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%8B%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB

クロード・ルルーシュという監督は初めて知りました。
それと「白い恋人達」は公式にはタイトルの無いテーマ曲だったのですね。

>「映画は総合芸術」

この映画を全部見たくなってきました。
でも芸術的過ぎるのですね。
映画に造詣の深い方がご覧になったら見所満載なのだろうなと思います。
画期的な映画だったのですね。

>1984年の夏のロサンジェルス・オリンピックは、別名「ハリウッド・オリンピック」

公式記録映画があったのですか!
普通オリンピックでは記録映画が作られるものなのでしょうか?
手軽に録画できない時代には作られていたということでしょうか?

長いコメント大歓迎です。
by Cecilia (2010-02-16 09:10) 

Cecilia

artfuldodgerさん、niceありがとうございます!

by Cecilia (2010-02-18 22:49) 

Cecilia

TORUYGさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-03-06 11:12) 

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