OPIUM [音楽鑑賞]
購入したCDを聴かなければならないので、サロン音楽シリーズ(?)はお休みです。(笑)
今日は"OPIUM"の話題です。
こちらで全曲試聴できます。
何回かご紹介しましたが、宣伝用動画も貼り付けておきます。
このCD売り出しのための公式サイトはこちらです。
Jaroussky自身の歌で何度も聴いたHahnの"A Chloris"のような曲もありますが、まったく初めての曲が多いです。
19世紀フランスの作曲による曲ばかりですね。
Hahnが5曲、Chaussonが4曲、ChaminadeとMassenetとFaureとSaint-Saensがそれぞれ2曲、Caplet・Debussy・Dukas・Lekeu・Franck・Dupont・D'Indyがそれぞれ1曲ずつですね。
ここまででそれぞれの作曲家にウィキペディアのリンクを貼り付けるのに一苦労・・・。
自分で再確認するために貼り付けましたが、"Sombrero"のシャミナード(Chaminade)は女性だったのですね!
マスネ(Massenet)はあの金 姸兒(キム・ヨナ)が演じた「タイスの瞑想」の作曲家ですね。
デュカス(Dukas)はあのディズニーの「ファンタジア」に出てくる「魔法使いの弟子」の作曲家・・・と関連付けると(な~んだ)という感じで親しみが湧くかもしれません。
ドビュッシーやフォーレ、サン=サーンスは特にご説明するまでもないですね。
今ウィキペディアで確認しましたが、すべて19世紀後半に活躍した(人によっては20世紀にも)作曲家たちで、中には”サロン音楽”の作曲家とされている人もいます。
ここのところ”サロン音楽”特集をしていたので特にそこのところが重要なのですが、今まで取り上げたものは”通俗的”なものが多かったですね。
このCDの作曲家の作品には”通俗的”なものがないように思います。
そういう作品もあるかもしれませんが、和声といいメロディーといい伴奏といい高級感が漂う”大人の”音楽だと感じます。
このCDで一番多いのは上で書いたようにアーン(Hahn)ですが、Jaroussky初来日のリサイタルの演目で予習した思い出の曲ばかりです。
"A Chloris"に感激し、本番で使う予定もないのに高い輸入楽譜を買ってしまった私・・・。
フルートのEmanuel Pahud(エマニュエル・パユ)が参加しているのはCaplet(カプレ)の"Viens,une flute invisible soupire"です。(他にも部分的に参加しているのかもしれませんが今の段階で確認できるのはこの曲です。何かしながら聴いていると聞き逃してしまいますので・・・。)
・・・ということでJarousskyとPahudの演奏でないのが残念ですが、どういう曲か貼り付けておきます。
こちらの2つもなかなかすばらしいですね。
カプレのこの曲、有名なのでしょうか?
私ははじめて聴きました。
JarousskyのカウンターテナーとPahudのフルート、Ducrosのピアノが美しく溶け合っている演奏で、お聞かせできないのが残念です。
せめて試聴でお楽しみいただけるとうれしいです。
ついでで何ですが他にRenaud & Gautier Capucon(ヴァイオリンとチェロ)とも共演していますが、ヴァイオリンはサン=サーンスの"Violons dans le soir"でした。
チェロが参加しているのはマスネの"Elegie"ですね。
この二人も初めて知りましたがなかなかの演奏家ですね。
ところでこのCD、フォーレが2曲というのは残念です。
アーンの"Fetes galantes"とデュポンの"Les donneurs de serenades"は全く同じ歌詞(ヴェルレーヌの詩)なのですが、どうせなら同じ詩を使ったフォーレとドビュッシーの"Mandoline"を入れてほしかった!
まあCDの構成もあるので仕方がないですが、いずれフランス近代歌曲第2弾を出してくれるといいなあ・・・。
今日は"OPIUM"の話題です。
- アーティスト: Reynaldo Hahn,Cecile Chaminade,Ernest Chausson,Claude Debussy,Gabriel Faure,Gabriel Edouard Xavier Dupont,Philippe Jaroussky,Jerome Ducros,Emmanuel Pahud,Renaud & Gautier Capucon
- 出版社/メーカー: Virgin Classics
- 発売日: 2009/01/16
- メディア: CD
こちらで全曲試聴できます。
何回かご紹介しましたが、宣伝用動画も貼り付けておきます。
このCD売り出しのための公式サイトはこちらです。
Jaroussky自身の歌で何度も聴いたHahnの"A Chloris"のような曲もありますが、まったく初めての曲が多いです。
19世紀フランスの作曲による曲ばかりですね。
Hahnが5曲、Chaussonが4曲、ChaminadeとMassenetとFaureとSaint-Saensがそれぞれ2曲、Caplet・Debussy・Dukas・Lekeu・Franck・Dupont・D'Indyがそれぞれ1曲ずつですね。
ここまででそれぞれの作曲家にウィキペディアのリンクを貼り付けるのに一苦労・・・。
自分で再確認するために貼り付けましたが、"Sombrero"のシャミナード(Chaminade)は女性だったのですね!
マスネ(Massenet)はあの金 姸兒(キム・ヨナ)が演じた「タイスの瞑想」の作曲家ですね。
デュカス(Dukas)はあのディズニーの「ファンタジア」に出てくる「魔法使いの弟子」の作曲家・・・と関連付けると(な~んだ)という感じで親しみが湧くかもしれません。
ドビュッシーやフォーレ、サン=サーンスは特にご説明するまでもないですね。
今ウィキペディアで確認しましたが、すべて19世紀後半に活躍した(人によっては20世紀にも)作曲家たちで、中には”サロン音楽”の作曲家とされている人もいます。
ここのところ”サロン音楽”特集をしていたので特にそこのところが重要なのですが、今まで取り上げたものは”通俗的”なものが多かったですね。
このCDの作曲家の作品には”通俗的”なものがないように思います。
そういう作品もあるかもしれませんが、和声といいメロディーといい伴奏といい高級感が漂う”大人の”音楽だと感じます。
このCDで一番多いのは上で書いたようにアーン(Hahn)ですが、Jaroussky初来日のリサイタルの演目で予習した思い出の曲ばかりです。
"A Chloris"に感激し、本番で使う予定もないのに高い輸入楽譜を買ってしまった私・・・。
フルートのEmanuel Pahud(エマニュエル・パユ)が参加しているのはCaplet(カプレ)の"Viens,une flute invisible soupire"です。(他にも部分的に参加しているのかもしれませんが今の段階で確認できるのはこの曲です。何かしながら聴いていると聞き逃してしまいますので・・・。)
・・・ということでJarousskyとPahudの演奏でないのが残念ですが、どういう曲か貼り付けておきます。
こちらの2つもなかなかすばらしいですね。
カプレのこの曲、有名なのでしょうか?
私ははじめて聴きました。
JarousskyのカウンターテナーとPahudのフルート、Ducrosのピアノが美しく溶け合っている演奏で、お聞かせできないのが残念です。
せめて試聴でお楽しみいただけるとうれしいです。
ついでで何ですが他にRenaud & Gautier Capucon(ヴァイオリンとチェロ)とも共演していますが、ヴァイオリンはサン=サーンスの"Violons dans le soir"でした。
チェロが参加しているのはマスネの"Elegie"ですね。
この二人も初めて知りましたがなかなかの演奏家ですね。
ところでこのCD、フォーレが2曲というのは残念です。
アーンの"Fetes galantes"とデュポンの"Les donneurs de serenades"は全く同じ歌詞(ヴェルレーヌの詩)なのですが、どうせなら同じ詩を使ったフォーレとドビュッシーの"Mandoline"を入れてほしかった!
まあCDの構成もあるので仕方がないですが、いずれフランス近代歌曲第2弾を出してくれるといいなあ・・・。
うーん,大人のしゃれた曲集ですね。一連のサロン音楽からの華麗な変身です(笑)。
知らない作曲家もいますが,何れも一流なんでしょうね。もちろん,フォーレやサンサーンス,ドビュッシーは別格ですが,ポール・デュカスは,当人の曲よりも,ロドリーゴの作曲の先生だということ,ダンディとかは何となくミニマル音楽の始祖者のような印象を持っていたくらいですが,いずれもフランス近代の作曲家ですね。アーンとかデュポンとかは初めて聞きました。
ところで,フランスとフルートは何かフィットするものを感じます。言葉のせいでしょうか,奏者もフランス語圏が多いような気がします。
by Enrique (2010-03-09 00:48)
一昨年の来日コンサートのプログラムはこのアルバムからも入っていましたね。フランス近代歌曲は独特の香りを持っていますね。
最近では波多野睦美さんのリサイタルで聴きました。
by nyankome (2010-03-09 01:05)
このCD、フォーレにアーン、ショーソン、サン・サーンスといったフランス音楽の有名どころに加え、ベルギー出身で夭折したルクーや女性職業作曲家の草分けといえるシャミナードといった、知られざる作曲家の珠玉の作品を収録しているところが埋もれた名曲ハンターのジャルスキーらしいですね。サロン用のピアノ作品を多数残したシャミナードのピアノ楽譜がIMSLP / Petrucci Music Libraryで無料ダウンロードできるので弾いてみては?デュクロさんが来日公演で独奏した曲の楽譜も入ってますよ。
http://imslp.org/wiki/Category:Chaminade,_C%C3%A9cile
(サイトに著作権についての注意書きが出ますが、日本は現時点では著作権保護期間が死後50年なので、シャミナードの作品はパブリックドメイン扱いとなり、このサイトの楽譜のダウンロードは問題ありません)。
さてジャルスキーは去る1月のアメリカ公演でフランス歌曲を歌い、大変好評だったようです。地元メディアに載ったインタビュー記事の翻訳が成田屋さんの運営するファン・サイトに掲載されています。これ、インタビュアーが地元音楽院の現役学生(声楽専攻)ということもあり、的を得た質問で興味深いです。
http://ameblo.jp/jaroussky-japon/entry-10451074169.html
by marie_therese77 (2010-03-09 03:58)
確かにとっても大人な感じです。
by LittleMy (2010-03-09 08:23)
matchaさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-03-09 16:57)
Enriqueさん、nice&コメントありがとうございます!
このCDの曲もサロン音楽なのだろうと思いますが、同じ19世紀でもこうも違うのかという感じですよね。
ロドリーゴはギターの人だと思い込んでいたのですがピアノ曲も多くて驚きました。
このCDにはシャミナードの「ソンブレロ」のようにスペイン的な曲がありますね。
マスネの「スペインの夜」という曲もありますし・・・。
アーンは昔エリー・アメリンクのリサイタルをラジオで聴いて知りました。
フルートといえばフランスの演奏家が頑張っているようですね。
by Cecilia (2010-03-09 17:21)
nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
このCDの曲を米良さんが歌ったらどんな感じだろうと思います。
カウンターテナーにぴったりくる曲が多いですね。
(初めて聴く曲が多いですが・・・。)
by Cecilia (2010-03-09 17:31)
こんにちは。
カプレはオーボエ独奏のCDでも、たまに出てきますが、この曲は初めて聴きました。こういう編成もいいものですね。
by ながぐつ (2010-03-10 07:53)
marie_therese77さん、コメントありがとうございます!
IMSLPにあがっているシャミナードの楽譜、美しいものが多いように見受けられます。
大人の趣味のピアノにふさわしいしゃれた曲が多そうな予感が・・・。
>埋もれた名曲ハンター
素敵な表現ですね。
私も埋もれた名曲を探すのは大好きです。
(名曲じゃなくても自分にとって楽しい曲とか)
成田屋さんのサイト、時々拝見させていただいていますが、リンクしていただいた記事はbonnjourさんの訳ですね。(笑)
私たち日本人にとってうれしいコメントがありましたね。
それとJarousskyが非常に勉強熱心で謙虚な方だということをあらためて感じました。
by Cecilia (2010-03-10 08:29)
LittleMyさん、nice&コメントありがとうございます!
大人な感じのフランス歌曲、LittleMyさんも是非歌ってください♪
by Cecilia (2010-03-10 08:31)
ながぐつさん、コメントありがとうございます!
カプレをすでにご存知でしたか!
私はたぶん初めて聴いたと思います。
自分にとっては初めての作曲家でも他のジャンルの方には有名な作曲家というのがありますよね。
by Cecilia (2010-03-10 08:33)
artfuldodgerさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-03-12 08:18)
U3さん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-03-15 06:55)