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Cinquecento [音楽鑑賞]

私がネット上で”追っかけ”ているウィーン少年合唱団出身のカウンターテナーTerry Weyはソリストとしても活躍していますが、Cinquecento(イタリア語で15500という意味なのですが16世紀ルネサンス曲のヴォーカルアンサンブルグループです。)のメンバーとしても活躍しています。
Cinquecentoは男性ばかりですが高音はカウンターテナーのTerry Weyたちが担当しているので普通の男性ヴォーカルアンサンブルとは雰囲気が違います。
いくつか宣伝用動画を貼り付けてみます。(上にリンクしたオフィシャルサイトからも何曲か聴けます。)
美しいアンサンブルですが、静かなだけでなく音の渦の中に飲み込まれそうな威力を感じます。


(Terry Weyは一番左端の人です。)


(下にAmazonのリンクを貼り付けましたが、そのCDの中の曲でしょうか。)








Missa Mente Tota / Motets

Missa Mente Tota / Motets

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Hyperion UK
  • 発売日: 2010/06/08
  • メディア: CD





Missa Ultimi Miei Sospiri

Missa Ultimi Miei Sospiri

  • アーティスト: Philippe Verdelot,Philippus de Monte,Cinquecento
  • 出版社/メーカー: Hyperion UK
  • 発売日: 2008/05/13
  • メディア: CD



何年歌っていてもピッチの甘さが改善されない私です。
歌っている時には大丈夫だと思っているのですが録音を聴くと穴に入りたくなるような出来だったりします。
考えてみると合唱の時には「もうちょっと上」「もうちょっと下」とか言われて直していましたが、声楽レッスンでは特に言われなかったのですよね。
演奏会でほかの人に指摘されたことはあったのですが。
”支え”が必要なのだと思いますが(・・・と、あるサイトで見かけました。)、合唱曲はともかく、アリアや歌曲で言葉に”命”を吹き込もうとしたり、子音を立てようとしたりいろいろ頑張ってしまうとやっぱりピッチが狂ってしまうように思います。(頑張ってもたいしたことないのですが。)
ちょっとしたことで狂ってしまうという感じです。
ほかの方はそういうことはないのでしょうかね。




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コメント 21

REIKO

Wey君、こういうものも歌っているのですね。
彼は一番上のパートなんでしょうか?
プロだから当然かもしれませんが、安定感抜群の澄み切ったハーモニーだと思いました。
(簡単そうだけど難しいんですよね、この種の音楽って)
3番目の動画、雪や氷がものすごいですが、これって曲とどういう関係があるんだろう・・・?(笑)
あ、それでCinquecentoは15じゃなくて、「500」です。


by REIKO (2010-06-10 18:00) 

すとん

>ほかの方はそういうことはないのでしょうかね。

 ありますよ(笑)。もっとも、私とCeciliaさんでは、キャリアも違うし、ピッチの甘さの度合いが違うので、比較対象にはならないと思いますが…。

 私がよく言われるのが「音程の幅が狭い。もっと広めに取る!」って事。一つ一つの音程の幅が狭いので、歌っているしちに、ちょっとずつズレてしまうのですが、あまりズレると、無意識にリセットをかけているようで、結局「ピッチが甘い」って言われます。

 結局、音感がないのが欠点なんだと思いますが、今さらこの年で音感が身に付くわけもないので、あきらめてます(が、改善のための努力もしてます)。


by すとん (2010-06-10 19:25) 

センニン

Amazon の CD の一曲目のようですね。
アレグリの「ミゼレーレ」を聴いてみたいですね。
by センニン (2010-06-10 21:42) 

シズコ

Ceciliaさん、こんばんは。
Cinquecentoの演奏、さわりだけ聴かせて頂きました。一番最初のと、アフリカの映像のと二つだけ・・・。
この団体は知らなかったなあ・・・初めて知りました。
カウンターテナーだけに凄い高いハーモニーですね。音楽的に詳しくはよくわからないんですが、よくこんな高い声でハモれるなあと感心しました。

あと、私、自分が低声(混声ではアルト、女声ではメゾの下)なので、自然に低声に耳が行っちゃうみたいです。(^0^;)アフリカンぽい画像の「アヴェ・マリア?」かな~?その出だしのバス?かな?バリトンかな?の声とか、自然に低い声ばっかりに耳が行ってしまいました。自分のパートと似たとこを聴いちゃうみたいですね。
HP拝見しましたが、ドイツ語が一緒に書いてあったので、もともとはドイツで活躍されている方々なのでしょうか?ウィーン少年合唱団出身ってあったからやっぱりそうなのかなぁ?

ピッチの甘さ・・・土器!じゃない・・・ドキっ!
なんか、合唱団時代を思い出しました。
5年前、ステージに上がった時、母から「あんたの音ちょっと低かったよ」と言われ、youtubeで聴いてみたら「ほんまや~ん!?母恐るべしダテに聴いてないなあ~」と思いました。特に、アカペラはすっごく怖いですね。いや?却って楽器が入るほうが怖いかなあ~?
なんだか久しぶりにアカデミックな会話に混ぜていただいて、ちょっと私もハイヒールはいてステージに上りたくなったなあ。よっこらせっと(違うだろっ!)・・・すみません、まだテンション高いです。
最近、ハモリたいなあ~と思ってます。
by シズコ (2010-06-10 21:58) 

Cecilia

REIKOさん、コメントありがとうございます!
ミスを指摘していただき感謝申し上げます。
うろ覚えの知識で書いてはいけませんね。(反省)
Wey君、こういう活動もしているのです。(笑)
・・・というか彼の声質にはこういう世界がぴったりですね。
やはり宗教曲向けだと思います。
このアンサンブル、安定感抜群ですし澄み切っていますし・・・でも単調に聴こえないところがすごいと思っています。

3番目の動画の雪や氷・・・よくわかりません・・・。

by Cecilia (2010-06-10 23:12) 

Cecilia

すとんさん、コメントありがとうございます!
自分のピッチの甘さを反省していたところだったので余計にこのアンサンブルの安定したピッチに愕然としています。
昔と比較して途中から押すようなところはなくなったのですが、音の立ち上がりのところから高めに取ってしまっているようで、ちょっとでも気分が高揚すると更に高くなってしまうのが悩みの種です。
この傾向を頭に入れて歌っているのですが、それでもやはり甘くなってしまいます。
私も音感がないせいでしょうか・・・。(まったくないわけではないですが。)




by Cecilia (2010-06-10 23:18) 

Cecilia

広島ピアノさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-06-10 23:18) 

Cecilia

センニンさん、nice&コメントありがとうございます!
こういう曲は聴くだけでも癒されますが、やはり歌うほうが満足度が高いと思います。
こんなにきれいにハモれたらどんなに良いか!
by Cecilia (2010-06-10 23:22) 

Cecilia

ながぐつさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-06-10 23:22) 

Cecilia

シズコさん、コメントありがとうございます!
私は低音も気になりますがやはり高音が気になります。
そういうものなのでしょうね。
このアンサンブルはオーストリアで活躍しているようです。(ウィーン中心だと思います。)
たぶん日本で話題にしているのは私くらいではないのでしょうか。(あくまでもブログの話)
Terry Weyも少年合唱団時代を知っている人は多いと思うのですが。

アカペラはやはりごまかしがきかないので難しいですね。
私はそんなに経験がないのですが怖いです。
あと音楽経験がない素人の意見って怖いと思います。
私も昔母にピアノ演奏に対して言われたことが忘れられません。

今日ちょっとだけハモってきました♪





by Cecilia (2010-06-10 23:29) 

glennmie

なんて美しいんでしょう・・・
言葉を失います。

先日受けてきた講座で、先生が「導音は少し低く、第4音はやや高くするのが美しい」というコープマンの言葉を紹介してくださいました。
まさしくその通りのピッチですね。
by glennmie (2010-06-11 13:37) 

Cecilia

artfuldodgerさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-06-12 08:35) 

Cecilia

タケルさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-06-12 08:37) 

Cecilia

matchaさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-06-12 08:38) 

Cecilia

glennmieさん、nice&コメントありがとうございます!
どこかで聞いたような気がします。
楽譜を見ながら平均律どおりの演奏とそのような演奏を比較してみたいです。
このヴォーカルアンサンブル、本当に素晴らしいです。
by Cecilia (2010-06-12 08:40) 

Cecilia

yablinskyさん、niceありがとうございます!


by Cecilia (2010-06-12 08:41) 

伊閣蝶

Ceciliaさん、こんばんは。
ピッチのこと、本当に悩ましい限りですね。
特に独唱の場合は、全ての責任は自分自身に返ってきますから、余計に意識して、却ってうわずったりぶら下がったりします。
私は、残念ながら絶対音感がないので、鍵盤楽器など平均律による伴奏があればそれを頼りにできますが、そうでない場合は、結局、準正調にならざるを得ないな、と思っています。
以前、そんな意味のことを書いてみました。
http://okkoclassical.blog.so-net.ne.jp/2010-02-26
アンサンブルは、結局、合わせることが重要なのでしょうから、いったん決めたピッチがあれば、それを動かさないことが大切だ、と、よく指導者からは指摘されました。
歌いだしの音が、仮にうわずったりぶら下がったりしたとしても、決してそこから「正しい音」に戻すため音を探ってはならない、ということなのでしょう。
そのためには、まず、呼吸法をきちんと体得すること。腹筋、とりわけ、腹横筋と腹直筋を鍛えて、横隔膜をきちんとコントロールすることだ、ともいわれました。
ごもっともだとは思いますが、若い頃にきちんとした声楽のトレーニングを受けてこなかった私としては、軟口蓋に響かせるとか目の後ろを開けるとか横隔膜を下げながら声を出していく、などという様々なことを無意識に出来る境地には至っていないので、実に厳しいなと感じている次第です。

by 伊閣蝶 (2010-06-12 23:52) 

Cecilia

伊閣蝶さん、nice&コメントありがとうございます!
純正調について過去にも話題にしたこともありますが、自分自身がそういう合唱団に籍を置いたことがなく、良いと思いながらも実践できないのが残念です。
どちらにしても普通に独唱する場合、どんな古楽曲であっても現代のピッチで調律されたピアノ伴奏に頼るしかないです。
それよりも上ずってしまう私はバロックピッチに合わせたらとんでもないことになりそうです。

>腹筋、とりわけ、腹横筋と腹直筋を鍛えて、横隔膜をきちんとコントロールする

これがなかなかできてないと思います。
声楽のトレーニングは受けましたが、昔のレッスンを頼りに歌っていますが、腹筋の鍛え方が足りないのでしょうか。
そちらの記事はこれから拝見させていただきます。






by Cecilia (2010-06-13 08:54) 

Cecilia

伊閣蝶さん、追記です。
そちらに書きましたが準正調というのもあるのですね。

by Cecilia (2010-06-13 11:08) 

nyankome

>音の渦の中に飲み込まれそうな威力
素敵なハーモニーですが、力強さがありますね。
声楽の方は体調によってもピッチが変わるでしょうし、大変だと思います。
by nyankome (2010-06-14 01:40) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
本当に調子が悪い時はもうピッチどころではなかったりします。
(プロの方は違うと思いますが)高音を出せるかどうかに一喜一憂したりして。
このアンサンブルは合唱の人にも声楽家の人にも聴いてもらいたいです。
by Cecilia (2010-06-14 08:15) 

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