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Long Long Ago [ヴァイオリン]



こういう動画を見ると鈴木メソードが世界中に広まっていることを実感します。


鈴木メソードのヴァイオリンレッスンでは、「キラキラ星」をやることはとても有名ですね。
(子供のレッスンでは親も弾けるようにするという話ですが・・・?)
鈴木メソードでなくてもテキストはその教本を使うことが多いですね。

鈴木ヴァイオリン指導曲集(1) CD付

鈴木ヴァイオリン指導曲集(1) CD付

  • 作者: (社)才能教育研究会
  • 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
  • 発売日: 2001/09/29
  • メディア: 楽譜



1曲目が「キラキラ星」になっていますが、7曲目に「ロングロングアゴー」があります。
言わずと知れた有名な歌ですね。
昔からメロディーが好きだったわけではないのですが、たまに気になる曲です。

私は♪垣(かき)に赤い花咲く~♪の歌詞で覚えていましたが、もともとの歌詞を知りませんでした。
・・・ということで調べてみました。

作詞はJack De Mello、作曲はThomas Haynes Baylyですね。
 

Tell me the tales that to me were so dear,
Long, long ago, Long, long ago;
Sing me the songs I delighted to hear,
Long, long ago, long ago.
Now you are come, all my grief is removed,
Let me forget that so long you have roved,
Let me believe that you love as you loved,
Long, long ago, Long ago.

Don't you remember the paths where we met?
Long, long ago, Long, long ago?
Ah! then, you told me you never would forget,
Long, long ago, Long ago.
Then, to all others my smile you preferred,
Love, when you spoke, gave a charm to each word,
Still my heart treasures the praises I heard,
Long, long ago, Long ago.

Though by your kindness my fond hopes were raised,
Long, long ago, Long, long ago;
You by more eloquent lips have been praised,
Long, long ago, Long ago.
But by long absence your truth has been tried,
Still to your accents I listen with pride,
Blest as I was when I sat by your side,
Long, long ago, Long ago.

私が覚えていた歌詞は古関吉雄作詞の「思い出」でした。
垣(かき)を柿と勘違いしていたのは私だけではないようですが、”赤い花”というのが印象的でした。
でも原詞には”赤い花”は出てきません。

調べていてもう一つ♪よくたずねてくれたね よくまあ ねえきみ~♪という伊藤武雄の歌詞もあったことを思い出しました。
小関吉雄と伊藤武雄の詞は小学生向けだと感じます。
小関吉雄のほうははるかな昔を一人で思い出している歌詞ですが、伊藤武雄のほうは昔一緒に喧嘩をした同性の友達と再会している歌詞です。(歌い手も友達も男性であることが特に♪あの角のお菓子屋の 娘さんはどうしたろ♪という歌詞でわかります。)
しかし原詩では恋人との再会になっているのですね。
近藤朔風の訳がもっとも原詩に近いのですね。

久しき昔(近藤朔風)

語れ愛(め)でし真心
久しき昔の
歌え床(ゆか)し調べを
過ぎし昔の
汝(なれ)帰り ああ うれし
永き別れ ああ 夢か
賞(め)ずる思い変わらず
久しき今も

愛(あい)し小道忘れじ
久しき昔の
汝(な)忘れそと告げたる
久しき昔の
わが笑(えま)い 人に賞(ほ)め
汝(な)が語る 愛に酔う
その言葉なお胸に
久しき今も

いよよ燃ゆる心(情)や
久しき昔の
語る面(おも)は床(ゆか)しや
過ぎし(久しき)昔の
長く汝(なれ)と別れて
いよよ知りぬ真心
共にあらな楽しや
久しき今も

「鉄道唱歌」など明治の唱歌で有名な大和田建樹も「旅の墓」という詞で唱歌にしているようです。

原詩の歌詞はなかなか良いと思います。
近藤朔風の訳詞はちょっと堅いですがこれも良いです。
小関吉雄の詞はまあ良いとして、伊藤武雄の詞は好みではないですね~。(詳しい歌詞は検索してくださいね。)
・・・で伊藤武雄ってどんな人なのかと思って調べたら声楽家だったのですね~。(同じ人のはずですが・・・こちらをどうぞ。)

まあどちらにしてもメロディーは好みではありません。

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コメント 12

Enrique

>♪かきに赤い花咲く~♪
のかきは柿ではなくて,垣根のかきだよと小学校の時教わった記憶があります。どうしても柿の木のイメージになってしまうのでしょうね。でも垣根に花が咲く(花木の生け垣なんでしょうか?)というのも変だし,柿の花は白いはずだしどっちに転んでもおかしな歌詞だなとは思っていました。
>♪語れ愛(め)でし真心~♪
こちらは後に習ったかもしれません。
メロディは確かにちょっと冗慢ですね。2部合唱の低音部の方をよく覚えていますが,こちらのメロディのほうが多少ウィットがありますか。
by Enrique (2010-06-18 18:33) 

すとん

 すごいなあ、難しそうだなあ、私にこんな曲が弾けるかなあ(汗)。

 それはともかく、サンキューです。おそらく、もうしばらくすると、この曲をさらうことになる私です、いい勉強になりました。

 …フレーズの開始は必ず、ダウンなんですね…。


by すとん (2010-06-18 19:00) 

センニン

私も「垣に赤い花咲く~」で憶えています。
この方の演奏、音によって結構響きが違うなと感じました。
by センニン (2010-06-18 21:23) 

Cecilia

Enriqueさん、nice&コメントありがとうございます!
白い花と言えば、昨日コンサートに出かけた時に泰山木を見かけました。
この曲、合唱で聴いたことはないのですが、そのほうがおもしろいかもしれません。
ナット・キング・コールなども歌っているようです。





by Cecilia (2010-06-19 09:10) 

Cecilia

すとんさん、コメントありがとうございます!
そう、そろそろこの曲かなあと思いまして・・・。(笑)
・・・というか前から記事にしてみたかったのですよね。
初歩段階を過ぎると縁がなくなる曲ってあるでしょう?
昔はともかく最近大人でこの曲を愛唱している人っているのでしょうか。
もともと子供の歌でもないのに、不思議だなあということで。




by Cecilia (2010-06-19 09:13) 

Cecilia

センニンさん、コメントありがとうございます!
この方、たぶん指導者(スズキメソードの)かなと思っています。
音によって響きが変わる・・・ボウイングによって変わっていると言う気がします。
・・・ということでボウイングについてもちょっと考えさせられています。




by Cecilia (2010-06-19 09:15) 

Cecilia

ぶんろうさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-06-19 09:21) 

matcha

僕は、この曲は、「ドードレミーミファソーラソミー」と「Long Long Ago」しか思い出せません。
旋律自体が、単調すぎて面白みがないからかなぁ。
単調で思い出すのは、「茶色の小瓶」です。
この曲で思い出すのは「グレン・ミラー物語」・・グレンの妻は、この曲が好き・・グレンはあまり好きじゃなく・・が妻の誕生日に演奏会があり、祝えないため「演奏会」で披露されたのが、この「茶色の小瓶」、がこの演奏会に居るはずのグレンは飛行機事故で帰らぬひととなったという。すみません。長くなりましたが。
この映画を見てから、単調な曲もしっかり聞こうと思いました。
単調な「茶色の小瓶」がこうも素敵な曲になるのかと思うほど・・。角度を変えれば、遠ざけてた曲も好きになるのかな。
by matcha (2010-06-19 10:25) 

nyankome

この曲を歌ったのは中学生のときだったと思います。
歌詞は思い出せないのですが、ご紹介の2つとも異なります。
この頃、音楽の教科書や副教材の歌集に載っていた旋律をギターで弾いて遊んでいたのでこの曲もよく覚えています。
ヴァイオリンの練習、頑張っていらっしゃるのですね。
by nyankome (2010-06-19 10:28) 

Cecilia

matchaさん、nice&コメントありがとうございます!
動画サイトを見たらナット・キング・コールの歌でアップされていましたよ。
「茶色の小瓶」はピアノ初歩の時に弾きました。
子供向けの面白くない楽譜で。
それでも結構好きだったのですが、実はジャズのスタンダードだったということを大人になってから知って驚きました。
素敵な曲ですね。
ちなみに子供の時の楽譜にはこんな歌詞が・・・。
♪茶色の小瓶、机に飾ろう。
私の誕生日、ママの贈り物・・・♪
だったと思います。(ヤマハの「オルガン・ピアノの本・1」)




by Cecilia (2010-06-19 10:55) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
ヴァイオリンの練習、頑張っていません。(苦笑)
それにこの曲は特に弾きたくないですし。
でも名曲集ではかなり難しい曲ばかりなのでやはり鈴木ヴァイオリンの教本があると良いなあと思っています。
たまにやるだけにしてもある程度ステップを踏んだほうが良いですし。


by Cecilia (2010-06-19 10:57) 

Cecilia

U3さん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-06-21 01:22) 

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