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Pekka Kuusisto [音楽鑑賞]

前の記事でヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲イ短調(RV356)の話題をしました。
意識してまともに鑑賞したことがなかったように思うので、早速NAXOS MUSIC LIBRARYで探してみました。
でも案外ないのですよね~。
「四季」同様日本では鈴木メソードで有名な曲なのに(鈴木メソードの人にだけ有名?)、案外録音が少ないのかなと思ったり・・・。(一応有名な曲なのですよね?)
探し方が悪いだけなのかもしれませんが作品番号で探すだけでは難しかったです。
もしかしたらほかのCDの中に入っているかもしれませんが、NMLで作曲者名→協奏曲の順に検索し、作品番号が出てくるCDは良いのですが、アルバムの名前しか出てこないと開いてみないとどの曲が入っているのかわかりません。
やっと見つけたのがこのCDでした。


Four Seasons, Violin Conc in a

Four Seasons, Violin Conc in a

  • アーティスト: Antonio Vivaldi
  • 出版社/メーカー: Ondine
  • メディア: CD



NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク

ジャケットの若々しい横顔が気になって調べてみました。
Pekka Kuusisto(ペッカ・クーシスト)というフィンランドの若手ヴァイオリニストです。(1976年生まれ)
クラシックだけでなくジャズやロックもやる演奏家で動画サイトでもいろいろ見ることができました。
詳しいことはこちらをご覧ください。
まあ割とハンサムなほうだと思いますが、やっぱり北欧の人・・・という顔ですね。
(以前ローランド・ペンティネンという北欧のピアニストをジャケットでカッコいいと期待して調べてみたらそうでもなかったということがありました。でも演奏はとても素敵です。)

このCDには有名な「四季」もあります。
録音はもう10年くらい前のもののようで、20代前半の若々しい演奏ですね。
グァダニーニ(1752年の)を貸与されているようですが、この演奏もそれでしょうか。
なかなか変わった演奏もする人なのかなあと調べていて思いましたが、このアルバムはあくまでも清潔に演奏していて好感が持てますね。


下の動画(二つあるうちの下のほう)のオープンリハーサルでのクーシストがおもしろいです。
エレキヴァイオリンも使っています。
ヴァイオリンもいろいろな弾き方ができるんだなあという感じです。


(※この部分に動画を貼り付けていましたが動画削除に伴い削除しました。2013.2.14)




追記

Pekka Kuusistoはフィンランドの”ヴァイオリンの貴公子”と呼ばれているようです。(日本で呼ばれているのか、フィンランドでも呼ばれているのかわかりません。)
検索したら”イケメン”ヴァイオリニストという表現もあったし、やっぱりイケメンなのかもしれません。
二つ年上の兄(Jaakko Kuusisto)もヴァイオリニストで二人が作曲・編曲して演奏しているCDもあります。
「四季」に関して言えば以前NHK BS-hiでPekka Kuusistoの番組を放送していたようです。
部分的に見ました。
調べれば調べるほど、音楽が好きで好きでたまらない多才な若手であることがわかり更に知りたくなってきました。
上のCDでも特に「変わったことをしてやろう」という意図は感じられないけれど、どういう方向でやろうとしているのかわかりやすい演奏だし、そのために考えられたボウイングがまるで見えるようだと思いました。
(当たり前のことかもしれませんが・・・)
何といっても冴え渡る音色が素敵ですし、メリハリのある表現、すっきりとした構成が聴いていて気持ちよいです。
清潔に演奏しているので、「”イ・ムジチの『四季』”しか聴けない!」という方もきっと聴きやすいと思いますが、どことなくノリがロックしている感じがします。




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コメント 19

Cecilia

広島ピアノさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-06-22 18:37) 

木曽のあばら屋

こんにちは。
この曲はヴィヴァルディ「調和の霊感」作品3の第6番ですので、
リオム番号(RV)で探すよりも、「作品3-6」で検索したほうが
たくさんの音源が見つかるかもしれませんね。

私は昨年からチェロを習っていて、
スズキ・メソードのテキストを使っています。
あたりまえですがチェロのほうにはこの曲は出てこないようです。
(ヘンデルのブーレーは出てきます)
by 木曽のあばら屋 (2010-06-22 21:21) 

Cecilia

木曽のあばら屋さん、コメントありがとうございます!
「調和の霊感」の曲だったということで今NMLで聴き比べています。
情報をありがとうございます。
「調和の霊感」はどれかを聴いていますが全部聴いていませんでしたので、まったく結びついていませんでした。
チェロをやっていらっしゃるのですね。
今どんな曲をやっていらっしゃるのでしょうか。
がんばってください。
by Cecilia (2010-06-22 22:08) 

Cecilia

nyankomeさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-06-22 22:09) 

nyankome

古楽器の演奏に慣れている耳にはゆっくりとしたテンポで丁寧に弾いているなぁという感じを受けましたが、冬の代2楽章や、RV356の代1楽章などを聴くとそうでもないのですね。
すっきりとした演奏という感じはよく分かります。
by nyankome (2010-06-22 22:32) 

nyankome

そうそう、変わったところではチェロで弾いたこんなアルバムもありました。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2627381#audition
by nyankome (2010-06-22 22:39) 

ながぐつ

下の映像で演奏しているのは、バルトークの弦楽のためのディヴェルティメントですね。好きな曲です(というか、バルトークは全部好きですが)。

ヴィヴァルディのほうは聴いていませんが、クーシスト氏にバルトークは合っている音楽かも・・・
by ながぐつ (2010-06-22 23:04) 

Cecilia

nyankomeさん、コメントありがとうございます!
ご紹介のCD、試聴しました。
変わっていますね~。
面白い試みですがやはりヴァイオリンの曲だと思います。
古楽器の刺激的な演奏をたくさん聴いていると普通の演奏が物足りなく思えてきますよね。
このCDは試聴のところだけだと面白さが伝わらないかもしれません。


by Cecilia (2010-06-23 06:03) 

Cecilia

ながぐつさん、nice&コメントありがとうございます!
バルトークだったのですね~。
とても好きというほどではないのですが、面白い曲が多いと思います。
ヴィヴァルディも似合うと思います。
とにかくいろいろな側面のある人なのですよ~。

by Cecilia (2010-06-23 06:06) 

Cecilia

ぶんろうさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-06-23 17:37) 

Cecilia

xml_xslさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-06-23 17:40) 

Enrique

グァダニーニはかつて物議を醸しました。
最近福田進一さんは,殆ど捨てられていたグァダニーニ2世のギターを修復して時々使うそうです。すみません,本筋からそれました。
by Enrique (2010-06-23 18:30) 

センニン

一番下の動画、ヴァイオリンをはじきながら口笛を吹いているのはワイルの「三文オペラ」ですね。
by センニン (2010-06-23 21:15) 

Cecilia

Enriqueさん、nice&コメントありがとうございます!
グァダニーニ、海野義雄さんの事件でしたっけ。
あの頃結構新聞で読んだ記憶があります。
グァダニーニのギターもあるのですか!
殆ど捨てられていたギター、どんな音色でしょうか。


by Cecilia (2010-06-24 00:02) 

Cecilia

センニンさん、nice&コメントありがとうございます!
ワイルの曲は「ユーカリ」「スラバヤ・ジョニー」などが好きです。
「三文オペラ」は米良さんが出るので観たかったのですが・・・。

by Cecilia (2010-06-24 00:04) 

Cecilia

matchaさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-06-24 00:08) 

Cecilia

ユーフォさん、niceありがとうございます!

by Cecilia (2010-06-24 22:34) 

アヨアン・イゴカー

Scottish EnsembleとのYou-tube大変興味深い音楽ですね。
聞かなければならないものがまだまだ沢山ります。
by アヨアン・イゴカー (2010-06-27 00:14) 

Cecilia

アヨアン・イゴカーさん、nice&コメントありがとうございます!
本当に聴かなければならないと感じるものが多くて困ってしまいます。
世界には素晴らしい演奏家がたくさんですね。
by Cecilia (2010-06-27 08:36) 

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