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複数の先生に師事する [声楽]

雷雨の音で目が覚めました。
早く寝ていたので睡眠時間は充分なのですが、お弁当作りがあるのでもう眠れません。
(もっと寝たいのですが。)

音楽レッスンはできる限り受けたほうが良いと思います。
独学にはいろいろと事情もありますし、独学でもかなりのことができますが、やはり指導者がいるほうが何かとよいと思います。

昔ピアノレッスンは親が行かしてくれたので始めましたので意思も何もありませんでした。
しかし中2でやめた時というのは自分の意思でした。
親が「経済的に大変だからやめてくれ。」と言ったこともないし、「もうこの程度弾ければ良い。」と言ったわけではありません。
レッスンが嫌になったというのが大きな原因でしたが、その原因のもとというのが、家での練習の不十分さでした。
今までもよく書いたことですが、今思うとそれほど弾く時間がなかったわけでもないと思います。
だらだら弾きはよくしていました。
そしてそこから得たことも多かったのです。
これがレッスン曲しか弾かないような状況だったら・・・と思います。
しかしレッスンのためにはレッスン曲だけ弾いて、先生に言われたことをしっかり練習すべきだったのでしょう。
とにかく効率の良い練習はできたはずなのですが、先生も練習ができてないと厳しくするだけでしたのでやる気がなくなっていく一方でした。
「吹奏楽が忙しいので・・・」というのを口実にやめました。
確かに部長になったりして忙しかったけれど、ばりばりの吹奏楽部ではなかったし、受験勉強もそれほど必死にやっていたわけではなかったです。
ここでせめて高2くらいまで続けていればその後のピアノライフが変わっていたかもしれません。
でもあの先生についていてもバッハは弾けるようにはなっていなかったと思うし、あのレヴェル(ソナチネアルバム)が良い潮時だったかもしれません。
親にも私にも先生を変えるという発想はなかったですね~。

ピアノをやめた後は高校のオケ、大学の合唱・・・と部活中心の音楽生活でしたが、声楽レッスンは自分の意思で始めました。
しばらくは一人の先生でしたが、ある時から二人の先生のレッスンを受けました。
これは専門学校に入る前のことで、この二人の先生にはまったくと言ってよいほど接点はありませんでした。
たぶん間接的にはお名前をご存知の関係だと思いますが。
最初についたソプラノの先生はこの前も書いたように楽器店に薦められた先生で、次についた先生はお声を聴いてレッスンをお願いした先生です。
最初の先生(ソプラノ先生)のレッスンをやめたわけでなく週1の楽器店レッスンを続けながら、次の先生(テノール先生)のレッスン(こちらはお互いの都合で決める不定期レッスンでしたが月に2~3回はあったと思います。)に行っていました。
もちろんソプラノ先生にはテノール先生のレッスンに行っていることは秘密でした。(秘密にしなければいけないと思っていたので。)
逆にテノール先生には最初からソプラノ先生のレッスンの話はしていました。
二人の先生の指導法は共通しているところもありましたが、違うことも多かったです。
でも根本は同じだと理解してレッスンを受けていました。
ソプラノ先生ではできなかったこともテノール先生のもとでできるようになったり収穫は多かったです。
ついでに言うとその頃、私はソプラノ先生のレッスン時間を倍にして(つまり二枠)ピアノとかソルフェージュもしていただいていました。
それだけでなく楽器店には内緒で自宅レッスンも受けていました。
専門学校に入ってからもこの二人の先生のレッスンには引き続き行っていました。
今思うとよくそこまでできたものだと思いますが・・・。
専門学校でも複数の先生のレッスンを受けたので合計数名の先生のレッスンを受けています。(その先生方にはソプラノ先生のこともテノール先生のことも言っています。)

音大生などで複数の先生につくのは普通なのだと思いますが、私のようにほかの先生には内緒で別な先生にもつくというのはよくあることなのでしょうか?
普通はメインでついている先生のご紹介などでもっと偉い先生(その先生の先生など)につくものなのでしょう。
専門学校でついた先生方もソプラノ先生やテノール先生とは直接的に関わらない先生方でした。
でもやはり間接的にご存知の間柄でしたが。
よく思ってない間柄とかではなかったようなので良かったです。


そういえばソプラノ先生からもテノール先生からもご自分がつかれたいろいろな先生の話を聞かされました。
楽器でもそうかもしれませんが声楽ではより良い発声を求めていろいろな先生につくのは普通かもしれないと思います。(内緒で別な先生につくのが良いかどうかはわかりませんが。)
まあコンサートのプログラムなどでプロフィールに「○○に師事」みたいに書く場合はいずれ明るみになることですが・・・。(誰に師事したか、こういうのは許可を得て書くものなのでしょうか。「弟子として認めない!」と先生が思っているのに勝手に書く人もいるのかな、と思ったりするのですが・・・。)


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コメント 16

Cecilia

LittleMyさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-07-02 08:13) 

Cecilia

りぼんさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-07-02 08:47) 

サンラブ

こんにちは
色々な先生を師事することは、良いことだと思いますよ。
ボンは、ピアノだけでも教室の講師以外に大学の先生も含めると3人の先生の門下生ですし、ソルフェージュやヴァイオリンも含めると5人の先生の門下生です。
色々な先生から教えて頂くことを上手く吸収出来ればいいのですが
そこまで器用じゃないので相変わらずヘタレですけどね。
音楽は、狭い世界なので先生同士ご存知なことは結構ありますよ。
実際現在レッスンして頂いてるソルフェージュの先生は、実はピアノ講師の恩師でした。
ソルフェ先生に初めてお会いした時に教えて頂きました。
全然知らなかったので狭い世界だと実感しましたもの。

プロフィールに載せている先生ってどうなんでしょう。
やはり許可頂いているのかしら。
音大の講習会や願書には、レッスン受けている先生の個人情報を記載する部分がありましたけど。

by サンラブ (2010-07-02 12:12) 

すとん

>コンサートのプログラムなどでプロフィールに「○○に師事」みたいに書く場合

 これって、教えていただいた先生方のすべてのお名前を記載するのではなく、有名どころの人(つまり演奏者の箔付けになる先生方)だけを書くものだそうです。なので、基本的には、大学時代や留学先の恩師の名前を書くそうです。つまり、きちんとした師弟関係にある師匠の名前を書くのが基本のようです。

 ただし、演奏者によっては、マスタークラスなどの一回こっきりのレッスンであっても、教わった事があれば、書いちゃう方もいるそうです。それって、どうなんでしょうね?

 ちなみに、この演奏者のプロフィールというのは、あくまで自己申告なんですね。ですから、経歴詐称の人とかが、もしかするといるかもしれませんよ(笑)。

 あ、複数の先生に師事する事は、ごく初歩の段階を除けば、良いことだと思います。つまり、初級者のうちは、お一人の先生からきちんと基礎を体系的にならった方がいいと思います。


by すとん (2010-07-02 12:32) 

Cecilia

サンラブさん、nice&コメントありがとうございます!
ボン君の先生方はある程度つながりがありそうだと思っています。
同じ系統の先生がチームを組んで音大に合格させるために頑張るというのは悪くないと思いますし、それが普通なのだと思います。
系統が違う先生だと生徒も混乱するでしょう。
特に声楽では系統が違う先生につくと不都合が多いと思います。
音大を目指すというのではなく、発声を極めたいとか、自分の現状を打開していきたいと願う時に同じ系統の先生だけではなかなか難しいことが多いかもしれません。
結局は自分自身がレッスンを受けてみてどうかというのが重要になってきますね。
私の場合は専門学校に行った後もアマチュア人生で、何のしがらみもないので自由にできてよかったです。
ついた先生方もそういう点で生徒を自由にさせてくれる先生が多かったと思います。(たぶん)
大人になってから始めることが多い声楽ですからね。
生徒を縛るような先生はやはりだめな教師だと思うのです。
(皆縛られたくないと思いますが。)

ついた先生によってだいぶレッスン回数が違うし、経歴に書くとしたらどこからなんだろうと思います。


by Cecilia (2010-07-02 17:54) 

Cecilia

matchaさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-07-02 17:55) 

Cecilia

すとんさん、コメントありがとうございます!
経歴詐称、ありそうですね。(苦笑)
講習会で教えていただいた先生でOKなら私はイタリア人の先生にも師事したことになります。
あ、でも10回以上はレッスン受けているし・・・!
結構有名な先生にも教えていただいていますが、それも書ける?(やはり数回以上はレッスンを受けています。)
最初からついていたソプラノ先生は大学講師とかではないのですが、プロとして割と大きな舞台に立っていたことがある先生ですし、経歴に書ける先生だと思います。
テノール先生につき始めたのは初めて3年目くらいだったでしょうか。
by Cecilia (2010-07-02 18:02) 

nyankome

私はギターを習っていたときに、少しだけリュートも習いに行っていました。
と言っても音大の公開講座だったのですが。
技術的にも時間的にも両立が難しいこともありましたが、きちんと音楽を教えて頂けるリュートの師匠の方に転向しました。
by nyankome (2010-07-03 00:04) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
その音大の公開講座、気になって検索したことがあります。
私も近場の音大の公開講座に行ってみたいですが、それがなかなか難しいです。
「初心者と偽って声楽講座を受けよう!」というお誘いもあるのですが。
ギターもかなりのレヴェルでいらっしゃるので転向にはかなりの勇気が要ったのでは、と想像しています。


by Cecilia (2010-07-03 07:57) 

Cecilia

伊閣蝶さん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-07-04 09:05) 

Enrique

タイミングはずしたコメントです。
私は長らく独学の人間ですが,ここ最近先生についた感触から言うと,音楽の世界はやはり徒弟制度のようなところがあり,生徒からは先生絶対,先生の方もそれを求める方は少なくないのかも知れません。とすると,Ceciliaさんのように内緒で習うしかないのでしょうね。これは程度の差こそあれ,どの世界でもあることとは思いますが。
妻とか見てても,音楽の師には面白いほど従順です。「先生だから素晴らしい」といった発想をします。私は「たまたますぐれた人が先生になっただけで,先生だって人間だから得意不得意あるけど,共感できる優れた点を学べばいい」と思っていますが,これはひょっとしたら,けしからん考え方かも知れませんね。世界が狭いだけに,反目する先生につくというのは後々やはりまずいでしょうから,それがわからない時点で色んな先生につくのはちょっとリスキーかも知れませんね。
by Enrique (2010-07-05 03:06) 

Cecilia

Enriqueさん、nice&コメントありがとうございます!
「先生だから素晴らしい」という発想、わかります。
素晴らしいと思わなければ師事できないでしょうし。
だけどたぶんどんな素晴らしい先生でも限界はあるはずですし、たとえば私の尊敬するテノール先生からも私の興味のある古楽唱法は教えていただけません。
「共感できる優れた点を学べばいい」というお考えに賛成です。
また先生方のレッスンからも「あの先生についた時教えていただいたことはこうだったけれどこのほうがよい。」というように教えていただいたこともあります。
レッスンを受ける態度は従順なほうが良いですが、場合によっては批判的な見方も必要ではないのだろうかというのが私の考えです。
by Cecilia (2010-07-05 08:54) 

ことなりままっち

初歩の頃は複数の先生にはつかないほうがよいのではないかと思います。先生によって表現はさまざまですが、結局同じことを言っているということも実は多いのです。が、初歩の間はその見極めが出来ない(できるだけの力もついていない)から、「???」と混乱してしまうことが多いです。

解釈の違いを知るために、違う系統の先生につくこともいいことですが、先生によってもOKが出るかどうか…。

今のところ、私は師匠にずっとついていますが、実は大学時代のレッスンと現在の師匠のレッスン自体もかなり違う内容です。大学ではやはり、試験に追われてしまうのと、後輩から聞いた話ですが、師匠のレッスンスタイルが変わってきているので、1人の先生についてもそういうことはありうることです。

私は生徒たちに「レッスン曲以外で弾いてみたい曲は弾いてもいいよ」と言っています。自分も勝手に弾いていた曲って結構ありますので…。
by ことなりままっち (2010-07-07 14:49) 

Cecilia

ことなりままっちさん、コメントありがとうございます!
「いつくしみふかき」の記事を拝見させていただいています。
コメントしたいのですが今晩から千葉に行かなければならず失礼します。
先日私が書いた記事とも共通していますので、TBなどをさせていただきたいですが・・・。

初歩のうちというのがいつまでかわかりませんが、私がテノール先生についたのは初歩のうちとも言えるし、初歩より進んだうちとも言えるし、何とも言えません。

>結局同じことを言っているということも実は多いのです

そうなんですよね~。
声楽でも定義づけが微妙に違うとかもあるのですが、違う教え方でも実は一緒ということが多かったですね。

ただ、声楽では先生を正しいと信じて頑張った結果取り返しがつかないことになることも多く、知人でも別な先生について一からやり直し、歌うのはしばらく禁止・・・という人もいました。
それがわかるのは早ければ早いほうが良いですよね。
声楽の場合は体が楽器なので切実なものがあります。
新しいほうの先生のやり方が本当によいかどうかの見極めもしばらくやってみないとわからないと思いますが、先生に対する義理立てよりも自分の声(体)を優先させる必要はあるかなと思ったりもします。

音楽の解釈についてはまた全然話が変わってきますけれどね。
by Cecilia (2010-07-07 18:05) 

Papalin

レッスンを受けることが目的ではなく、「ほにゃらら先生に師事」とプロフィールに入れることが目的の人もいるようですね。たった一回見てもらっただけで、師事と書く人もいるとか。

その人の音を聴けば、その人の音楽が一発でわかるのですが・・・。
 
by Papalin (2010-07-21 08:39) 

Cecilia

Papalinさん、コメントありがとうございます!
箔をつけるためのレッスンもありなのかもしれませんが、それだけで満足できるのでしょうか。
確かに有名な先生についてレッスンを受けたという事実は自慢できるものかもしれませんが・・・。
by Cecilia (2010-07-22 15:59) 

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