SSブログ

「アルルの女」と"Agnus Dei"(ビゼー) [音楽鑑賞]

「ロ短調ミサ」に引き続き、NAXOS MUSIC LIBRARYでMinkowski指揮の「カルメン」&「アルルの女」を聴いてみました。
「ロ短調ミサ」を聴いた頃はそれしか聴けなかったのですが、また更に追加されて噂の(?)ハイドンも聴けるようになっています。

まずは宣伝用動画をどうぞ。



ビゼー;「アルルの女」組曲 [Import from France] (Bizet: L'Arlesienne Suites; Carmen Suite)

ビゼー;「アルルの女」組曲 [Import from France] (Bizet: L'Arlesienne Suites; Carmen Suite)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Naive
  • 発売日: 2008/04/29
  • メディア: CD



NAXOS MUSIC LIBRARYの試聴リンク

ギロー編曲の「アルルの女」組曲第2番(17~20曲目)を聴いていて、Intermezzo(18曲目)が同じビゼーの
"Agnus Dei(アニュス・デイ)"という宗教曲と同じメロディーだと知りました。
どちらが先かわかりませんが、このメロディーはカレーラスのCDで馴染んでいました。
まさか「アルルの女」に登場するとは思いませんでしたが・・・。
そういえばこの曲、アルト・サックスがメロディーを奏でますね。
クラシックではあまり使われないサックスが活躍する曲なのでした。

「カルメン」のアラゴネーズのリズムから、「小さな木の実」の前奏が連想されて、また「美しきパースの娘」が気になってきました。
時々無性に気になるのですが、「小さな木の実」はビゼーの「美しきパースの娘」の中のアリアからの編曲らしいのですよね。
原曲が聴きたくて仕方がないのですが。

「アルルの女」にはフランス語圏のクリスマスのCDによく収録されている「3人の王の行進」が使われていますね。(5曲目、組曲1番のPreludeがそれです。)
子供の頃は本当にあの”王様”が3人行進しているのかと思っていましたが、”3人の王”というのはつまりイエス・キリストが誕生した時に東方で星を見つけ拝みに行った”3人の占星術の博士”ですよね。


"Agnus Dei"はこんな曲ですね。
ソプラノの人が歌っていますが、私はテノール(カレーラス)で馴染んでいます。





nice!(9)  コメント(16)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 9

コメント 16

matcha

Minkowskiさんは、フランス人ですから、どんなビゼーかなと興味がありましたが、僕のビゼーのイメージとかなり違っていて、ビックリしました。
同じフランスの指揮者ロリン・マゼールが、演奏したもののイメージが強いんで
僕の方が、ビゼーを偏って解釈しているのかもしれません。
練習風景のせいか、この人の指揮の特徴なのか、各パートというより
全体の曲の進め方のほうが、優先しているのか。自分の耳を疑ってしまう部分もありました。
偏見になりそうなので、この人のヘンデル辺りを一度聞いてみようと思います。
ご紹介、有難うございます。
by matcha (2010-07-24 00:24) 

センニン

私もやはりイメージと違うなあという印象です。
定評のあるのはクリュイタンス盤ですが、私としてはフィルハーモニア時代のカラヤンも良いと思います。
演奏にはあまり惹かれませんが、120ページあるというブックレットには興味があるので国内盤が出たら買うかもしれません。ドーデーの文章も収録されているそうですし。

"Agnus Dei" は情報によれば音楽の友社の「名曲解説辞典」に後から詞が付けられたとあるそうです。

もっとも第二組曲自体がギヨーの編曲で、一番有名な「メヌエット」も二重唱の伴奏部分の編曲なのですが。今読んでいる本によれば「ファランドール」も大幅に編曲されているとか。

「美しきパースの娘」は全曲盤もあるようです。
こちらで紹介されていました。
http://blogs.yahoo.co.jp/maskball2002/54099436.html
私も聴いてみたくなりました。
by センニン (2010-07-24 07:22) 

センニン

追記です。
DVD が「美しいパースの娘」というタイトルで出ています(いました)。
Amazon で見つかります。「美しき」でなくて「美しい」です。
演出はピエール・ジュルダン、歌手はチャールズ・ワークマン、インヴァ・ムラなどですが、ムラは映画『フィフス・エレメント』で劇中歌を歌った人だそうです。
by センニン (2010-07-24 07:31) 

Cecilia

matchaさん、nice&コメントありがとうございます!
私はマゼールは聴いているかもしれませんが頭にこびりつくほど聴いていません。
いわゆる定番演奏と比較して大幅に違うことを期待して聴いていますが、私の感想はmatchaさんたちとは違っていて「特に違和感はない。」です。
Minkowskiと言えばピリオド楽器による演奏なのかなあという思い込みが合ったのですが、モダン楽器も使われるようですし、頑なに”ノンヴィブラート”にこだわる古楽演奏家とも違うようです。
この曲はそれほど多くの演奏を聴いているわけでもないし、「カルメン」は普通のオーケストラの演奏ばかり聴いていますが、私は古楽演奏に関しては相当いろいろな個性的な演奏を聴いていますのでそれが普通になってしまっているかもしれません。
自分の耳には自信はないですが、特に奇をてらったところもないですし、なかなか良い録音だと思います。

この前の「ロ短調ミサ」はこの人の指揮ですが、ヘンデルの録音はあったかな??
ラモーが面白いと思います。








by Cecilia (2010-07-24 09:04) 

Cecilia

センニンさん、nice&コメントありがとうございます!
私の感想はmatchaさんへのレスに書いたとおりです。
クリュイタンスの録音は以前聴きました。
フォーレのレクイエムのイメージがあったので「カルメン」には驚いたのですがとても良かったという記憶が鮮明です。
ちなみに私はかつての名盤と言われるものをあまり聴いていません。

>"Agnus Dei" は情報によれば音楽の友社の「名曲解説辞典」に後から詞が付けられたとあるそうです。

それではマスカー二の「アヴェ・マリア」みたいなものですね。
(もとは「カヴァレリア・ルスティカーナ」)

このCDのブックレット・・・nyankomeさんがCDをお持ちだと思いますのでご存知だと思いますが、NMLでは見ることができないので気になります。

>もっとも第二組曲自体がギヨーの編曲で、一番有名な「メヌエット」も二重唱の伴奏部分の編曲なのですが。今読んでいる本によれば「ファランドール」も大幅に編曲されているとか。

ギヨーって今回初めて知りました。

「美しきパースの娘」の全曲盤も聴きたいですが、とりあえずアリアだけは聴けました。
基本的には「小さな木の実」とほぼ同じメロディーですね。
歌詞が知りたいですけれど。

by Cecilia (2010-07-24 09:12) 

Cecilia

伊閣蝶さん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-07-24 10:14) 

Cecilia

cfpさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-07-24 10:14) 

シズコ

なんだか、休養日のはずの土曜日が、日曜日の3時になってしまいました。
今日は韓日合同礼拝だというのに・・・。
音楽、先ほどちらっと聴かせて頂きました。アルルの女・・・なんだか心がふっと緩んじゃった。。。緊張してるようです。
必ずBS2の「どれみふぁワンダーランド」は見てるんですけどね。
ごめんなさい、寝る区切りを頂きたくてコメントさせて頂きました。
今、画像の十字架が慰めになります。
あ、ワンダーワンダーのアルプスの受難劇。ビデオにとって見ました。
すばらしかったです。私も行ってみたいと思いました。言語はドイチェだったみたいです。「ホイテ」とか聞こえたから・・・。
おやすみなさい。
by シズコ (2010-07-25 03:13) 

Cecilia

yablinskyさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-07-25 03:37) 

Cecilia

ぼんぼちぼちぼちさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-07-25 03:38) 

Cecilia

シズコさん、コメントありがとうございます!
私は今起きたところです。(ついさっきのコメントですね。)
このまましばらく起きていると思います。
忙しすぎて皆様のところにもなかなかコメントできないでいますが、ぼちぼち伺いますね。

>なんだか心がふっと緩んじゃった。。。緊張してるようです

心が緩む・・・というのは私には悪い意味ではないのですが、この場合あまり良くない意味でしょうかね?
まあ私も今心が緩むとまずいかも??









by Cecilia (2010-07-25 03:44) 

Cecilia

袋田の住職さん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2010-07-25 07:38) 

Enrique

この方は重厚な響きとは逆の,一種独特の美意識をお持ちのようですね。従来型の演奏に浸かっていなければ,これが標準となるのかもしれません。
ミンコフスキーさん,フランス人でしょうが,お名前からして出自は東欧系でしょうね。
by Enrique (2010-07-25 21:12) 

nyankome

クリュイタンス=パリ管やもっとあとではデュトワ=モントリオールの演奏が一般的に定番となっている「アルルの女」ですが、私はこういう演奏も面白いなと思いました。
Ceciliaさんが仰るように奇を衒った演奏でもありませんし、真摯な演奏でかつ惹かれるところもあります。
ただ個性的なので、好みは分かれるかも知れませんね。
by nyankome (2010-07-25 22:20) 

Cecilia

Enriqueさん、nice&コメントありがとうございます!
私は従来型の演奏に漬かっている期間が皆様よりは少ないのかもしれません。
だからこの演奏が標準になりそうです。

私の大好きなカウンターテナーのフィリップ・ジャルスキーもフランス人ですがロシア系の血が流れているようです。
by Cecilia (2010-07-26 06:56) 

Cecilia

nyankomeさん、nice&コメントありがとうございます!
そうですよね。
全然奇を衒ってないし、真摯な演奏だと思います。
私はMinkowskiって奇を衒ったところもある人なのかもしれないと思っていました。
ちょっと噂のハイドンも聴いていますが、こちらはもともとがそういう曲だという面があり、びっくりさせるような部分が多いのですが、定番演奏をあまり聴いていないのでわかりません。
私はこの人の指揮は好きです。
楽しいと思います。
by Cecilia (2010-07-26 07:00) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

大変な一日一人輪唱~Dona nobis pace.. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。