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Mr.Corelli in London(Maurice Steger) [音楽鑑賞]

山岡重治さんのリコーダーのCDでコレッリを聴いていて思い出したCDを聴いてみました。
Maurice StegerのMr.Corelli in Londonです。


Mr Corelli in London-Recorder Concertos La Follia

Mr Corelli in London-Recorder Concertos La Follia

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Harmonia Mundi Fr.
  • 発売日: 2010/04/13
  • メディア: CD



こちらで全曲試聴できます。

Maurice Stegerの演奏の特徴・・・とにかく装飾が多い!一言で言うなら「ピロピロピロ~~~」です。(笑。こんな言葉でしか表現できないのが情けないです。)
同じ曲でいろいろ比較しているわけではないのですが、おそらく一般的な演奏と比較してかなりたくさん装飾をつけているはずです。
何も知らずに聴いていたらコレッリではなくてアイリッシュみたいに聞こえるかもしれません。

Maurice Stegerのコレッリの演奏(CDには収録されていない曲です。)がこちらの動画で視聴できます。


白いリコーダーを使っていますが何でできているのだろうかと思い少し調べました。(学校の教材用で樹脂製の白いリコーダーを見慣れているため、何気なく見てしまうところでした。いくら何でも樹脂製ということはないだろうと思って調べてみました。)
象牙のリコーダーというものもあるようですが今はワシントン条約によって国際商業取引が原則禁止されているので、人口象牙というものが使われているようです。
この演奏で使っているのは象牙なのか人口象牙なのかわかりません。

あと動画を見るとStegerも頬を膨らまして演奏しています。(”も”というのは私が今まで見たプロリコーダー奏者は皆そうしているし、セミプロなみのアマチュア奏者はたいていそうです。)
私たち素人で何の知識もないと頬を膨らませてリコーダーを演奏することはないのですが(している人もいるかも?)、こうすると演奏する上で都合が良いのでしょうか?息が長く使えるとか?
また動画のちょうど真ん中で膝を足部管の穴に近づけていますが、超高音を出す時のテクニックですね。私も最近ある方から教えていただき、自分でもやってみたいと思っていたテクニックです。

動画を見るといかに全身を使って演奏しているかがよくわかります。・・・と言うか全身を使わなければこのような超絶技巧は無理ですよね。


動画のアンサンブルの第1ヴァイオリンは日本人ですね。だからどうということはないのでしょうけれど、やはりうれしいですね。海外の古楽アンサンブルで活躍する日本人が結構多いように感じるのですがどうなのでしょうか。
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コメント 11

伊閣蝶

象牙のリコーダーというものがあるのですね。
初めて知りました。
それにしてもすごい装飾音です。正しく超絶技巧、という感じです。
装飾音は、よほどきちんと演奏しないと下品に聞こえてしまいますから、私は要注意と考えています。
実際、的確な装飾音で演奏するのは大変難しいので(リコーダーに限りませんが)。
ところで頬を含ませての演奏。
管楽器奏者の中でも、ソロを中心に活動している方は結構お見受けしますね。
ジャズトランペットの日野皓正さんも、ここぞというときに頬を膨らませて吹いていました。
篳篥の演奏では、私も知らず知らずのうちに頬を膨らませているようです。
by 伊閣蝶 (2012-05-11 12:29) 

Cecilia

伊閣蝶さん、nice&コメントありがとうございます!
動画の演奏の楽器、木ではないと思いますので象牙か人口象牙だと思うのですが、私も初めて知りました。伊閣蝶さんもご存じなかったようで少し安心しました。(笑)
大変な超絶技巧ですが、案外すっきりして聴こえますので上品な部類だと思います。
装飾音ですが、音の伸びないチェンバロのような楽器の装飾音、リコーダーのような音の伸びる楽器や声楽における装飾音では意味が違うのかもしれませんが、効果的な使い方というものがあるのでしょう。
いずれにしても超絶技巧がすごいですね。
金管楽器は経験がないのでわかりませんが、木管楽器と比較して考えると自然と頬を膨らませることになりそうな気がします。そうでもないのでしょうか。
リコーダーはリード楽器や金管楽器のように口のまわりの筋肉を使わなくても音を出すことができるのでまた違うような気がします。私は少なくともだら~っとした状態で吹いています。篳篥はリードがあるのでやはり口のまわりの筋肉を使いますよね?
by Cecilia (2012-05-11 12:56) 

すとん

 頬を膨らませて吹く件について。たぶん、循環呼吸というテクニックを使っているんだと思います。

 循環呼吸を使えば、息を長く…ところか、ノンブレスでどこまでもいけます。一曲まるまるノンブレスで吹くこともできます(できるってだけで、やるかどうかは別問題)。

 弦楽器の曲を吹奏楽器にアレンジした時に使う事が多いテクニックだと聞きました。ほら、弦楽器で奏でるフレーズって、ブレスの事、考えてないから。

>また動画のちょうど真ん中で膝を足部管の穴に近づけていますが、超高音を出す時のテクニックですね。

 面白いテクニックですね。フルートでも、片足で吹くフラミンゴ奏法と言うのがありますが、ああいうものに近いのかも。


by すとん (2012-05-11 15:51) 

Enrique

象牙はワシントン条約で取引禁止になっていますが,発効前のものならば(それが証明出来れば)大丈夫なはずです。ギターのハカランダ材もそうですし,象牙自体もナットやブリッジに使われています。黒檀などの木材よりも遥かに加工が楽です。
リコーダーの穴をひざで塞ぐのは「閉管」にするためですが,そうすると音が低くなるような気がしますが,実際は上がるのですね。倍音が出やすいのかもしれません。ちょっとやって見ないと分かりません。
by Enrique (2012-05-12 00:58) 

Cecilia

朝比奈 千歳さん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2012-05-12 19:38) 

Cecilia

すとんさん、コメントありがとうございます!
循環呼吸といえば、去年フィリップ・ジャルスキーのコンサートで、どこで息継ぎしているのかまったくわからなかったという思い出があります。できることなら歌でそれをやってみたいです。
頬を膨らませるのは循環呼吸なのでしょうか?リコーダー奏者の知り合い何人かに聞いてみたいと思います。
フルートでフラミンゴ奏法というのをするとどのような効果があるのでしょうか。
by Cecilia (2012-05-12 19:42) 

Cecilia

Enriqueさん、nice&コメントありがとうございます!
象牙と言えばお琴の爪もですよね。最近は何を使っているのでしょうか。(セラミック、と聞いたことがあるのですが・・・)

>リコーダーの穴をひざで塞ぐ

私も実際にやってみたいと思います。指だけで塞いで出す音でも超高音ではそんなに多くの穴を塞いでいるわけではありません。足部管を膝で塞いでいる時指がどうなっているのかまだ確認していませんが、自分で試してみたいです。
by Cecilia (2012-05-12 19:47) 

Cecilia

artfuldodger3さん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2012-05-15 08:14) 

Cecilia

タッチおじさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2012-05-23 18:30) 

Cecilia

Lobyさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2012-05-23 18:31) 

Cecilia

krauseさん、niceありがとうございます!
by Cecilia (2012-05-23 18:32) 

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