ウィーンのお土産とKV.476"Das Veilchen" [声楽]
姉夫婦がウィーンに行き、ザッハトルテなどお土産をくれました。
ウィーンフォルクスオーパーやシュターツオーパーも観てきたそうで、なんともうらやましいです。
上はお土産の一部で、MirabellのMozartkugelnとDemelの菫の砂糖漬け。
菫の砂糖漬けは大変甘いのですが、コリッとした食感でついつい手が出てしまいます。
香りが独特ですね。
あちらの菫は日本のものより大きく、香りが強いのでしょうか?
ついついタチツボスミレを思い浮かべてしまいますが・・・。
Mozartが「フィガロの結婚」の作曲を始めた年に作曲された"Das veilchen(すみれ)"という有名な歌曲があります。
ゲーテの詩による作品です。
(ドイツ語の歌詞を書きたいですが、ウムラウトが書けないので日本語のみにします。)
♪すみれ♪
一本のすみれが牧場に咲いていた、
ひっそりとうずくまり、人に知られずに。
それは本当にかわいいすみれだった!
そこへ若い羊飼いの少女がやって来た、
軽やかな足どりで、晴れやかな心で、
こっちの方へ近づいてくる・・・
牧場の中を、歌をうたいながら。
ああ、とすみれは思った。もしも自分が
この世で一番きれいな花だったら、と、
ああ、ほんのちょっとの間だけでも・・・
あの少女に摘みとられて、
胸におしあてられて、やがてしぼむ
ああ、ほんの
十五分間だけでも・・・
ああ、それなのに!少女はやってきたが、
そのすみれには眼もくれないで、
あわれなすみれをふみつけてしまった!
すみれはつぶれ、息絶えたが、それでも嬉しがっていた、
ともあれ、自分はあのひとのせいで
あのひとに踏まれて
死ぬんだから、と!
かわいそうなすみれよ!
それは本当にかわいいすみれだった。
(ゲーテ;詩/西野茂雄;訳)
☆うちにあるCD
ウィーン、いつか行ってみたいなあ~。
食べ物よりも、なんと言っても街の雰囲気と、音楽を感じに。
いつ行けるんだろう……。
by mokekek (2006-01-09 13:03)
いいなぁぁぁウィーン。。。。なんか最近みんなウィーン行ってて。。。。。
by みど (2006-01-09 13:20)
なんてマゾい詩だ。スミレから人間の小娘に一矢報いるすべはないのか! と、初めてこの曲を知ったころの私が女性とおつきあいするのには相当な年数がかかったなあ・・・・(しみじみ)
せめて種をばらまいちゃれ!
by トスカ (2006-01-09 18:23)
P.S.
早くウムラウトを書けるようになりましょう。
ちなみにウムラウトが書けない場合は `e' で代用するんだよ。
by トスカ (2006-01-09 18:30)
mokekekさん、nice&コメントありがとうございます!
私は食べ物も関心が・・・。
姉夫婦は二回目です。
一度でいいから行ってみたいですね。
by Cecilia (2006-01-10 02:22)
みどさん、nice&コメントありがとうございます!
自慢じゃないですが外国に行ったことがありません!!
姉は、イタリアでミラノスカラ座を、アメリカでメトロポリタンを、フランスではパリ・オペラ座をさんざん観ているのです!
そのためとうとう声楽のレッスンをはじめました!!
by Cecilia (2006-01-10 02:25)
トスカさん、nice&コメントありがとうございます!
本当に「マゾい詩」ですね。
すみれって女性のイメージでしたが、これは違いますね。
アドヴァイス、ありがとうございました!
早く出来るようがんばります。
by Cecilia (2006-01-10 02:32)
ウイーンにご旅行なんてほんとにうらやましいです。お姉さまご夫婦は相当の音楽好きなのですね。お土産の缶もとってもきれいですね。
by ピアノフォルテ (2006-01-10 18:55)
ピアノフォルテさん、nice&コメントありがとうございます!
姉夫婦も音楽好きです。ウィーンは二度目の旅行です。
菫の砂糖漬けは紙製の箱です。
ブダペストにも行ったのですよ!!
by Cecilia (2006-01-10 21:48)